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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
漆生線
Japanese National Railway logo.svg 漆生線
概要
現況 廃止
起終点 起点:下鴨生駅
終点:下山田駅
駅数 5駅
運営
開業 1913年8月20日
廃止 1986年4月1日[1]
所有者 National Railway Symbol of Japan.png 鉄道院→鉄道省→
運輸通信省→運輸省→
Japanese National Railway logo.svg 日本国有鉄道
路線諸元
路線総延長 7.9 km (4.9 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 全線非電化
[折り畳む]路線図
Linemap of JNR Urushio Line.svg
テンプレートを表示
[隠す]停車場・施設・接続路線(廃止当時)
凡例
BHFq eABZq+r
0.0 下鴨生駅
exSTR
後藤寺線
exBHF
1.2 鴨生駅
exBHF
3.6
0.0*
漆生駅
exKDSTl exABZrf
1.0* 稲築駅
exBHF
5.1 才田駅
exSTRq exABZlg
上山田線
exDST
6.2 嘉穂信号場
exBHF
7.9 下山田駅
exSTR
上山田線
漆生線(うるしおせん)は、福岡県嘉穂郡稲築町(現・嘉麻市)の下鴨生駅から福岡県山田市(同じく現・嘉麻市)の下山田駅までを結んでいた、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線(地方交通線)である。全線が福岡近郊区間に含まれていた。
1980年の国鉄再建法施行により第2次特定地方交通線に指定され、1986年4月1日に廃止された[1]。当初は、第1次廃止対象であったが、漆生駅 - 才田駅間のやや才田駅寄りの沿線に建設される住宅団地(大坪団地)によって乗降客の増加が見込まれるとして第2次廃止対象とされた経緯がある。
なお、第2次特定地方交通線(全31線区)で、最初に廃止された路線でもあった。
目次 [非表示]
1 路線データ
2 歴史
2.1 年表
3 駅一覧
4 輸送実績
5 廃止後の状況
6 代替交通
7 脚注
8 関連項目
路線データ[編集]
区間(営業キロ)
下鴨生 - 下山田 7.9km(嘉穂信号場 - 下山田 (1.7km) は、上山田線と重複)
漆生 - 稲築 1.0km
軌間:1067mm
駅数:5駅(全線廃止時点。起終点駅含む。他に信号場1)
複線区間:全線単線
電化区間:全線非電化
閉塞方式:
歴史[編集]
漆生線さよなら列車のヘッドマーク(イベント時に撮影されたもので実際のさよなら列車に充当された車両は異なる)
漆生線は、明治時代に建設された漆生以北と、太平洋戦争後に建設された漆生以南に分かれる。
漆生以北の区間は、三井鉱山山野炭鉱や同漆生炭鉱から産出される石炭の搬出のために建設されたもので、現在の後藤寺線の区間の一部を含む山野分岐点 - 芳雄(現在の新飯塚) - 山野間の貨物線が、1902年に九州鉄道の手により、九州鉄道買収国有化後の1913年には、筑豊本線の貨物支線として上三緒 - 漆生間が開業している。
1920年に旅客営業を開始するのと同時に、芳雄 - 漆生間、上三緒 - 山野間が漆生線となった。1943年には、赤坂(現在の下鴨生) - 起行間の産業セメント鉄道が戦時買収され、漆生線の芳雄 - 赤坂間、上三緒 - 筑前山野間を分離して産業セメント鉄道買収区間及び田川線の後藤寺 - 起行間(貨物支線)と併合し後藤寺線とした。この時に漆生線は後藤寺線の支線格となっている。
漆生以南の区間は、筑豊地区の炭鉱から産出される石炭を苅田港へ効率的に運ぶために計画された短絡線である油須原線の一部として建設された区間で、1966年、上山田線の上山田 - 豊前川崎間と同時に開業している。しかし、同区間では結局貨物営業は実施されず、油須原線の計画自体も頓挫。旅客列車は上山田線と一体の運行で、開業当時5往復設定された[2]。しかし、1967年10月ダイヤ改正時点では上下とも夜の1本が削減されて4往復[3]、1972年3月ダイヤ改正時には下りは午後の1本、上りが夜の1本が1967年10月時点より削減されて上下とも朝2本、夕方1本の運行となり[4]、以後全廃までその状態で推移した。そのような列車ダイヤであったため、才田駅から通学する小学生は登校時にしか漆生線を利用できず、下校時は西鉄バス(現・西鉄バス筑豊)の大坪団地バス停から2キロ程歩かなくてはならなかった。
さらに炭鉱の閉山に伴い漆生線、上山田線共々1984年に第2次特定地方交通線に指定され、廃止されることとなった(上山田線の廃止は、九州旅客鉄道(JR九州)に移管された後の1988年9月1日)。
年表[編集]
1902年(明治35年)6月15日 九州鉄道が山野分岐点 - 芳雄 - 山野間を開業(マイル設定なし)、上三緒・山野の各貨物駅を開業
1907年(明治40年)7月1日 鉄道国有法により九州鉄道を買収、官設鉄道となる
1908年(明治41年)3月28日 山野分岐点 - 芳雄 - 山野間にマイル設定 (3.1M)
1909年(明治42年)10月12日 国有鉄道線路名称制定により、山野分岐点 - 山野間 (3.1M) が筑豊本線の貨物線となる
1913年(大正2年)8月20日 筑豊本線(貨物線)上三緒 - 漆生間 (2.3M) を延伸開業、鴨生・漆生の各貨物駅を開業
1916年(大正5年)2月1日 (貨)赤坂駅を開業
1920年(大正9年)5月10日 芳雄 - 漆生間 (5.4M) および上三緒 - 山野間 (1.3M) の旅客営業を開始、山野分岐点を芳雄駅構内に併合し芳雄 - 漆生間・上三緒 - 山野間を漆生線と改称、上三緒・赤坂・鴨生・漆生・山野の各貨物駅を一般駅に改める
1921年(大正10年)9月11日 山野駅を筑前山野駅に改称
1923年(大正12年)5月21日 漆生 - 稲築間 (0.6M) の貨物支線を開業、(貨)稲築駅を開業[5]
1935年(昭和10年)2月1日 芳雄駅を新飯塚駅に改称
1940年(昭和15年)12月1日 稲築駅で荷物営業を開始、一般駅となる[5]
1940年(昭和18年)6月10日 稲築駅の荷物営業を廃止、再び貨物駅となる[5]
1943年(昭和18年)7月1日 産業セメント鉄道起行 - 赤坂間を買収、漆生線新飯塚 - 赤坂間、上三緒 - 筑前山野間、田川線後藤寺 - 起行間をあわせて後藤寺線とし、漆生線を赤坂 - 漆生間 (3.6km) および漆生 - 稲築 (1.0km) とする
1956年(昭和31年)12月20日 赤坂駅を下鴨生駅に改称
1958年(昭和33年)7月 油須原線第1工区であった漆生 - 下山田間の工事完了
1966年(昭和41年)3月10日 漆生 - 下山田間 (4.3km) を延伸開業(新線は漆生 - 嘉穂信号場間2.6km。旅客営業のみ。厳密には漆生 - 稲築間は貨物線を転用)、才田駅および嘉穂信号場を新設
1968年(昭和43年)11月1日 漆生 - 稲築間 (1.0km) の路線を廃止、(貨)稲築駅を廃止[5]
1974年(昭和49年)9月1日 下鴨生 - 漆生間 (3.6km) の貨物営業を廃止
1984年(昭和59年)6月22日 第2次特定地方交通線として廃止承認
1986年(昭和61年)4月1日 全線 (7.9km)(実質は下鴨生 - 嘉穂信号場間6.2km)を廃止し、バス路線へ転換[1]
駅一覧[編集]
現在は、全線福岡県嘉麻市内に所在。接続路線の事業者名、所在地は漆生線廃止時点のもの。
駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線・備考 所在地
下鴨生駅 - 0.0 日本国有鉄道:後藤寺線 嘉穂郡稲築町
鴨生駅 1.2 1.2
漆生駅 2.4 3.6
才田駅 1.5 5.1
嘉穂信号場 - 6.2 上山田線との運転上の分岐点[* 1] 嘉穂郡嘉穂町
下山田駅 2.8 7.9 日本国有鉄道:上山田線 山田市
^ 漆生線廃止後は単純に上山田線の閉塞境界としてのみ機能
支線(1968年廃止)
カッコ内は起点駅からのキロ程
漆生駅 - 稲築駅(1.0)
書類上は別の支線扱いだが、本線は稲築駅の構内を通る形で才田・上山田方面へ延伸している。
輸送実績[編集]
年度 乗車人員(人) 発送貨物 石炭(トン)
1952 594,729 688,663
1955 529,153 848,331
1960 499千 1,032,339
1963 486千 838,154
福岡県統計年鑑各年度版
廃止後の状況[編集]
下鴨生駅から鴨生駅、漆生駅、稲築駅を経て、才田駅の手前までは道路になっている。 鴨生駅跡、漆生駅跡はそれぞれ公園として整備されている。鴨生駅跡公園には踏切や信号機などが保存され、また漆生駅跡公園には公園の壁面に当時の写真が数枚掲示されており、往時を偲ばせている。稲築駅跡は団地やスロープになっている。
才田駅跡は待合席とホームが残っている。そこから上山田線との分岐点となる嘉穂信号場までは深い藪の中となるが、橋梁やレールはほとんど残っている。
嘉穂信号場から下山田駅までは「上山田線」の項を参照。
代替交通[編集]
廃止の翌日より西鉄バス(現・西鉄バス筑豊)が
22番 飯塚バスセンター - 新飯塚駅 - 上三緒 - 鴨生口 - 稲築学校 - 漆生 - 大坪団地
を新設して代替輸送を行っていた。その際、転換交付金により西鉄バス大隈営業所に新車を1台(三菱ふそう製の車番4050)投入した。その後当路線は、2003年度末限りで廃止となった。なお、1992年6月から線路跡の整備により、既設の12番(飯塚バスセンター - 山野 - 稲築学校 - 漆生 - 大坪団地)が旧才田駅跡に隣接する新設の稲築才田バス停まで路線を延長している。
脚注[編集]
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^ a b c 『鉄道ジャーナル』第20巻第6号、鉄道ジャーナル社、1986年6月、 71頁。
^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1966年3月号 p.237。運行は上下ともに朝2、午後1、夕方1、夜1で、下りは全列車が新飯塚駅から後藤寺線経由下鴨生駅より当路線を通って上山田線豊前川崎駅まで直通。上りは3本が前記ルートの逆で、残る2本は豊前川崎駅発漆生駅行であった。
^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1967年10月号 p.154
^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年3月号 p.180
^ a b c d 『旧国鉄・JR鉄道線廃止停車場一覧』1996年8月、 87頁。
関連項目[編集]
後藤寺線
油須原線
上山田線
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表 話 編 歴
日本国有鉄道 特定地方交通線
カテゴリ: 九州地方の鉄道路線 (廃止)九州鉄道(初代)日本国有鉄道の廃線筑豊本線特定地方交通線福岡県の交通史
大蔵線
National Railway Symbol of Japan.png 大蔵線
大蔵線 茶屋町橋梁跡(小倉 - 大蔵間)「げた歯構造」という凹凸をつけた煉瓦積みである。
大蔵線 茶屋町橋梁跡(小倉 - 大蔵間)
「げた歯構造」という凹凸をつけた煉瓦積みである。
基本情報
国 日本の旗 日本
所在地 福岡県
起点 小倉駅
終点 黒崎駅
駅数 3駅(起点駅を含む)
開業 1891年4月1日
廃止 1911年10月1日
所有者 National Railway Symbol of Japan.png 鉄道院
運営者 National Railway Symbol of Japan.png 鉄道院
路線諸元
路線距離 11.5 km
軌間 1,067 mm
線路数 単線
電化方式 非電化
[折り畳む]路線図
Linemap of JGR Okura Line.svg
テンプレートを表示
[隠す]停車場・施設・接続路線(廃止当時)
凡例
STR
鹿児島本線
BHF
0.0 小倉駅
KRWgr
鹿児島本線
xABZgl+xl STRq
豊州本線・小倉裏線
exBST
2.9 板櫃信号所
exWBRÜCKE
茶屋町橋梁 槻田川
exBHF
6.1 大蔵駅
exBRÜCKE1
尾倉橋梁
xKRWg+r
鹿児島本線
BHF
11.5 黒崎駅
大蔵線(おおくらせん)は、かつて福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)の小倉駅と遠賀郡黒崎町(現・北九州市八幡西区)の黒崎駅の間を結んでいた鉄道院の鉄道路線(廃線)である。
目次 [非表示]
1 歴史
1.1 年表
2 駅一覧
3 接続路線
4 遺構
5 脚注
6 関連項目
歴史[編集]
九州鉄道本線(現・鹿児島本線)の一部として開業した。当時、鉄道敷設に当たって海岸部に鉄道路線を敷設することは、陸軍が艦砲射撃による線路破壊を危惧して反対していた背景があったため、当時の幹線道路であった長崎街道にほぼ並行するかたちで内陸部を通る経路を申請し、敷設した。
その後、海岸経由の路線(戸畑線)も開通した。鉄道国有法施行に基づく国有化後の1908年、戸畑線を複線化した上で本線(当時の名称は人吉線)に編入し、大蔵経由の区間は大蔵線として、本線とは別の路線になった。
大蔵線となった後は蒸気動車を導入し合理化を図ったが、大蔵線に並行して九州電気軌道(のちの西鉄北九州線)が開業したため廃線となった。
年表[編集]
1891年(明治24年)4月1日 : 九州鉄道門司(現・門司港) - 黒崎間の一部として開業。
1898年(明治31年)9月5日 : 大蔵駅が開業。
1907年(明治40年)7月1日 : 九州鉄道の国有化に伴い、国鉄八代線(→のち人吉線)となる。
1908年(明治41年)7月1日 : 小倉 - 戸畑 - 黒崎間が人吉線に編入されたことにより、小倉 - 大蔵 - 黒崎間を大蔵線と改称。
1909年(明治42年)10月12日 : 国有鉄道線路名称制定により、大蔵線とする[1]。
1911年(明治44年)10月1日 : 廃止[2]。
駅一覧[編集]
小倉駅 - 板櫃信号所 - 大蔵駅 - 黒崎駅
接続路線[編集]
小倉駅:鹿児島本線、豊州本線
板櫃信号所:小倉裏線
黒崎駅:鹿児島本線
遺構[編集]
橋梁2か所(茶屋町橋梁、尾倉橋梁)が保存されており、説明板も設けられている。また大蔵駅跡は公園となり、同じく説明板が設けられている。
脚注[編集]
^ 「鉄道院告示第五十四号」『官報』1909年10月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
^ 「鉄道院告示第六十九号」『官報』1911年9月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
関連項目[編集]
日本の廃止鉄道路線一覧
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カテゴリ: 九州地方の鉄道路線 (廃止)九州鉄道(初代)日本国有鉄道の廃線
鹿児島本線
JR logo (kyushu).svg 鹿児島本線
福岡地区の主力車両 813系
福岡地区の主力車両 813系
基本情報
国 日本の旗 日本
所在地 福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県
起点 門司港駅
終点 鹿児島駅
駅数 102駅
開業 1889年12月11日
全通 1909年11月21日(人吉経由)
1927年10月17日(川内経由)
所有者 JR logo (kyushu).svg 九州旅客鉄道(JR九州)
(門司港-八代間・川内-鹿児島間 第1種鉄道事業者
JR logo (freight).svg 日本貨物鉄道(JR貨物)
(香椎-福岡貨物ターミナル間 第1種鉄道事業者)
運営者 JR logo (kyushu).svg 九州旅客鉄道(門司港-八代間・川内-鹿児島間 第1種鉄道事業者)
JR logo (freight).svg 日本貨物鉄道(香椎-福岡貨物ターミナル間 第1種鉄道事業者、門司港-八代間・川内-鹿児島間 第2種鉄道事業者)
使用車両 運行形態の節を参照
路線諸元
路線距離 232.3 km(門司港-八代間)
49.3 km(川内-鹿児島間)
3.7 km(香椎-福岡貨物ターミナル間)
軌間 1,067 mm
線路数 複々線以上(門司-折尾間)
3線(吉塚-博多間)
複線(門司港-門司間、折尾-吉塚間、博多-八代間、木場茶屋-串木野間、東市来-鹿児島間)
単線(上記以外)
電化方式 交流20,000 V・60Hz,
架空電車線方式
閉塞方式 複線自動閉塞式(複線区間)
単線自動閉塞式(単線区間)
保安装置 ATS-DK(全線)
ATS-SK
最高速度 130 km/h(小倉駅 - 鳥栖駅間)
[折り畳む]路線図
※駅をクリックすると駅の記事へ移動します。
Kagoshima main line ja.png
画像の詳細
テンプレートを表示
鹿児島本線(かごしまほんせん)は、福岡県北九州市門司区の門司港駅から小倉駅・博多駅・熊本駅を経由して熊本県八代市の八代駅までと、鹿児島県薩摩川内市の川内駅から鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅までを結ぶ九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(幹線)である。このほか、日本貨物鉄道(JR貨物)の路線として香椎駅 - 福岡貨物ターミナル駅間の貨物支線がある。
目次 [非表示]
1 概要
1.1 路線データ
1.1.1 旅客運賃・乗車券関連
2 沿線概況
2.1 門司港駅 - 小倉駅間
2.2 小倉駅 - 赤間駅間
2.3 赤間駅 - 博多駅間
2.4 博多駅 - 二日市駅間
2.5 二日市駅 - 鳥栖駅間
2.6 鳥栖駅 - 久留米駅間
2.7 久留米駅 - 大牟田駅間
2.8 大牟田駅 - 熊本駅間
2.9 熊本駅 - 八代駅間
2.10 川内駅 - 鹿児島中央駅間
3 利用状況
3.1 輸送密度
4 運行形態
4.1 優等列車
4.1.1 過去の優等列車
4.2 門司港駅 - 荒尾駅間
4.2.1 快速
4.2.2 準快速
4.2.3 普通
4.2.4 主な使用車両
4.2.5 ダイヤパターンの一例
4.2.6 運転本数
4.2.7 西鉄との関係
4.3 荒尾駅 - 八代駅間
4.3.1 快速列車
4.3.1.1 廃止された快速列車
4.3.2 主な使用車両
4.4 川内駅 - 鹿児島中央駅間
4.4.1 主な使用車両
4.5 鹿児島中央駅 - 鹿児島駅間
4.6 貨物輸送
5 歴史
5.1 年表
5.1.1 全通以前
5.1.1.1 門司港駅 - 八代駅間
5.1.1.2 八代駅 - 川内駅 - 鹿児島駅間
5.1.2 全通後
5.1.3 民営化後
6 駅一覧
6.1 九州旅客鉄道
6.1.1 門司港駅 - 荒尾駅間
6.1.2 荒尾駅 - 八代駅間
6.1.3 川内駅 - 鹿児島駅間
6.2 日本貨物鉄道
6.3 廃止区間
6.4 経営移管された区間
6.5 過去の接続路線
7 脚注
8 参考文献
9 関連項目
概要[編集]
九州の西岸を縦貫する重要幹線で、北九州市、福岡市、熊本市などの都市を相互に結ぶと共に、鹿児島都市圏の都市圏輸送を担う。北九州・福岡都市圏では快速・普通列車の本数が数多く設定されており、小倉駅 - 鳥栖駅間は日豊本線、長崎本線方面への特急列車も多く運転されている。ほかにJR貨物による貨物列車の運行も行われている。
元来は門司港駅 - 鹿児島駅間が一連の路線であり、福岡・熊本・鹿児島各県相互の都市間輸送の一翼を担っていたが、2004年(平成16年)3月13日に九州新幹線 (鹿児島ルート) の新八代駅 - 鹿児島中央駅間が開業した際に、並行在来線区間のうち八代駅 - 川内駅間が第三セクター会社の肥薩おれんじ鉄道に経営が移管され、鹿児島本線は上述の2区間に分断される形となった。一方で、川内駅 - 鹿児島中央間ならびに2011年に全線開業した時の並行在来線区間である博多駅 - 新八代駅 - 八代駅間については九州新幹線開業後も経営分離されず、JR九州が引き続き経営している。新幹線全線開業後、当路線で運行されていた特急「リレーつばめ」と「有明」は早朝・深夜の「有明」を除いて廃止され、都市間輸送を新幹線に移行させたため、地域輸送が主体となった。それまでの博多駅 - 鳥栖駅間は多数の特急列車が設定され非常に過密なダイヤであったが、それも若干緩和されることになった。
鹿児島駅構内に残る400キロポスト(2013年5月5日撮影)
上述の経緯もあり、キロポストは肥薩おれんじ鉄道線内および川内駅 - 鹿児島駅間においても九州新幹線部分開業以前のまま門司港駅起点からの通算表示となっており、八代駅構内に肥薩おれんじ鉄道線用の0キロポストは無い。なお、鹿児島駅構内には門司港駅起点400.0kmのキロポストがあるが、門司港駅 - 鹿児島駅間の総距離が現実にちょうど400.0kmだったのは、1927年(昭和2年)から1963年(昭和38年)までで、1963年の博多駅移転による経路変更で0.5km短縮、1999年(平成11年)の枝光駅 - 八幡駅間の経路変更でさらに1.0km短縮され、合わせて約1.5km短縮されているため、2004年3月まで鹿児島本線の一部だった肥薩おれんじ鉄道線116.9kmを含めた門司港駅 - 鹿児島駅間の実際の距離は398.5kmである。
門司港駅 - 鳥栖駅間は旅客営業規則の定める「福岡近郊区間」に含まれている。また、全線がIC乗車カード「SUGOCA」の利用可能エリアとなっている(2009年3月1日に門司港駅 - 荒尾駅間で導入、2012年12月1日に荒尾駅 - 八代駅間、川内駅 - 鹿児島中央駅間に利用可能エリアを拡大[1])。なお、門司港駅 - 八代駅間(福岡・佐賀・大分・熊本エリア)と、川内駅 - 鹿児島中央駅間(鹿児島エリア)は利用エリアが異なるため、この両エリアをまたいだSUGOCA利用はできない。なお、門司港駅 - 羽犬塚駅間の旅客駅全駅および大牟田駅では、かつて、福岡都市圏の磁気乗車カード「ワイワイカード」が使用可能となっていた。
西日本旅客鉄道(JR西日本)の運営する山陽新幹線の小倉駅 - 博多駅間(実キロ55.9km)は、国鉄時代に制定された「線路名称」上で鹿児島本線の無名枝線(1982年までは線増)という扱いとなっていた経緯から、両者の営業キロが鹿児島本線の67.2kmにそろえられている。ただし、1996年(平成8年)1月10日以降はJR九州がJR西日本と異なる運賃体系を導入したため両者の運賃が異なっており、乗車券購入時には新幹線・在来線(鹿児島本線)のどちらを利用するかを前もって指定する必要がある(これは山陽新幹線が山陽本線・鹿児島本線と並行する新下関駅 - 小倉駅間も同様)。
路線データ[編集]
管轄・路線距離(営業キロ):
九州旅客鉄道(第一種鉄道事業者)・日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
門司港駅 - 八代駅間 232.3km
川内駅 - 鹿児島駅間 49.3km
日本貨物鉄道(第一種鉄道事業者)
香椎駅 - 福岡貨物ターミナル駅間 3.7km : 通称「博多臨港線」
軌間:1067mm
駅数:102
旅客駅:96(各区間の起終点駅含む、東小倉駅をのぞく)
上記の駅のうち鹿児島本線所属駅に限定すると、西小倉駅(日豊本線所属[2])が除外され、95駅となる。JR九州公式サイトの会社案内の「交通・営業データ」[1]では、2011年6月1日時点のデータで89駅と記載されているが、これは久留米駅・筑後船小屋駅・熊本駅・新八代駅・川内駅・鹿児島中央駅の6駅を九州新幹線の駅として計上して除外(博多駅はJR西日本管轄駅のため対象外)し、名目上旅客併設駅である東小倉駅を計算に含んでいるためとみられる。
貨物駅:6(各区間の起終点駅・東小倉駅を含む、旅客併設駅をのぞく)
閉塞方式:複線自動閉塞式(複線区間)、単線自動閉塞式(単線区間)
保安装置:
ATS-DK(全線)
ATS-SK(DK併用)
複線区間:
複々線以上:
門司駅 - 折尾駅間(小倉駅 - 黒崎駅間が貨客分離、黒崎駅 - 折尾駅間は福北ゆたか線用の単線が別にある)
なお、博多駅 - 竹下駅間は博多運転区への小運転線が並行し、複々線を形成する。竹下駅の博多駅寄りに渡り線があり、異常時は転線することも可能。
3線:
吉塚駅 - 博多駅間(うち1線は福北ゆたか線用の単線)
複線:
門司港駅 - 門司駅間
折尾駅 - 吉塚駅間
博多駅 - 八代駅間
木場茶屋駅 - 串木野駅間
東市来駅 - 鹿児島駅間
電化区間:全線(交流20,000V・60Hz)
最高速度:
小倉駅 - 鳥栖駅間 130km/h
上記以外 100km/h
運転指令所:博多総合指令センター
各支社の管轄区間は以下のようになっている。
JR九州本社鉄道事業本部:門司港駅 - 大牟田駅間
JR九州熊本支社:荒尾駅 - 八代駅間
JR九州鹿児島支社:川内駅 - 鹿児島駅間
本社と熊本支社の境界は福岡県と熊本県の県境付近に設置されている。
列車位置情報システム「どれどれ」配信区間:全線(門司港-八代間、川内-鹿児島間)
旅客運賃・乗車券関連[編集]
旅客運賃体系
後述の大都市近郊区間をのぞいて幹線運賃
大都市近郊区間(旅客営業規則による)
福岡近郊区間 : 門司港駅 - 鳥栖駅間
IC乗車カード対応区間
SUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリア : 門司港駅 - 八代駅間
SUGOCA鹿児島エリア : 川内駅 - 鹿児島駅間
沿線概況[編集]
[表示]停車場・施設・接続路線
この項目は下りを主体としている。鹿児島中央駅 - 鹿児島駅間も鹿児島本線であるが、同区間は運転系統上、日豊本線の一部として扱われていることを踏まえ、ここでは記載しない。
門司港駅 - 小倉駅間[編集]
門司港駅は駅舎としては九州で唯一、国の重要文化財に指定されている。門司港レトロ地区にあり、その中心駅に相応しい駅舎である。ここは鹿児島本線の起点であり、九州の鉄道の起点とされる。
門司港駅を発車すると、しばらく国道3号と国道199号に挟まれた区間を走る。この区間はしばらく、左側には山が迫り、右側には古い工場・倉庫群の間から関門海峡と対岸の下関市の街並みを見ることができる。
小森江駅を過ぎると、まもなく関門トンネル出口より山陽本線が地上に現れて並走し、門司駅に到着する。正式には山陽本線は門司駅が終点であるため、この駅が九州の鉄道の玄関口と称することもできる。ただし、運転系統上は山陽本線の終点は小倉駅である。
門司駅を発車すると、しばらくして門司区より小倉北区へ入り、山陽新幹線の高架をくぐり、チャチャタウン小倉付近を通過すると、北九州市最大の繁華街の中心、小倉駅に到着する。日豊本線や日田彦山線も小倉駅まで直通し、北九州モノレール小倉線も利用できる。
小倉駅 - 赤間駅間[編集]
小倉駅を発車すると、日豊本線・日田彦山線と並走し、まもなく西小倉駅に到着する。付近にはリバーウォーク北九州がある。さらに、小倉祇園太鼓やわっしょい百万夏まつりが開催されるときには非常に賑わう。過去には日豊本線のみしかホームがなく、鹿児島本線は通過していたが、1987年(昭和62年)10月1日に鹿児島本線にもホームが設置され、現在は特急以外のすべての列車が停車する。
西小倉駅を発車してまもなく、日豊本線・日田彦山線が左に曲がって行き、鹿児島本線から離れる。その後すぐに、並走していた山陽新幹線が鹿児島本線を右から左へ乗り越え、鹿児島本線から別れる。その直後に北九州高速2号線・3号線が交差する東港JCTの直下を通過する。戸畑区に入ると、国道199号と北九州高速2号線が右から接近、国道199号が跨線橋により左側に移り、国道と北九州高速に挟まれると、まもなく九州工大前駅に到着する。駅の北側は工業地帯が広がっている。
九州工大前駅を出ると、北九州高速2号線は若戸大橋料金所で右にそれ、しばらく走ると戸畑駅に到着する。駅南側は、戸畑区の中心商店街を形成している。この駅付近より真っ赤な若戸大橋がかなり目立って見える。
戸畑駅を出ると、これまで複々線として並走してきた貨物線から左にそれ、見た目では旅客線のみの複線となる。福岡県道50号八幡戸畑線を鉄道橋により乗り越えると、まもなく牧山トンネルに入る。この区間で八幡東区へ入る。トンネルを出て再び鉄道橋により福岡県道50号八幡戸畑線を乗り越えて左手に並走すると高架区間になり、枝光駅に到着する。駅は古くからの市街地にあり、住宅や商店が密集する地域である。
枝光駅を発車すると、しばらく離れた場所を走っていた貨物線が再び右手から接近、旅客線と並走し始め、再び複々線を呈する。同時に左手からは、新日鐵住金(旧新日本製鐵)八幡製鐵所鉱滓鉄道(くろがね線)が接近し、旅客線の左手を並走し、この区間は北九州高速5号線も貨物線のさらに右手を並走する。まもなく、左手にはスペースワールドが見える。この正面ゲート付近を通過すると、くろがね線は鹿児島本線をくぐり、右手に分かれる。スペースワールドをわずかに通過すると、スペースワールド駅に到着する。駅名の通り、スペースワールドの最寄り駅である。同駅が開業するまでは、枝光駅が最寄り駅とされてきていた。駅周辺は、新日本製鐵八幡製鐵所の遊休地を利用した再開発地域であるため、幅の広い道路がある、区画の整った地域であり、電線が埋設されたりするなど近代的な街並みを形成している。駅ホームではスペースワールドの営業時間内に限り、スペースワールドの音楽が流されている。
スペースワールド駅を発車すると、右手を走っていた北九州高速5号線が大きく左に曲線を描き、鹿児島本線を乗り越える。再び地上に下り左手より国道3号が並走し始めると、八幡駅に到着する。2008年(平成20年)に新駅ビルがグランドオープンするなど、駅舎は新しくなった。駅の北側は新日本製鐵八幡製鐵所の遊休地を利用した再開発が行われている。
八幡駅を発車すると、八幡西区に入り、福岡県道273号築地汐入線がアンダーパスになっている箇所を過ぎると、黒崎駅に到着する。同駅には筑豊電鉄線が乗り入れている。ただし、筑豊電鉄の駅名は「黒崎駅前駅」である。また、福北ゆたか線は同駅より鹿児島本線とは別系統として運転する(福北ゆたか線は同駅より小倉方面は鹿児島本線に直通している)。
黒崎駅を発車すると、福北ゆたか線・筑豊電鉄線と並走する。まもなく、左手の筑豊電鉄西黒崎駅を通過する。その後、福岡県道279号本城熊手線の黒崎跨線橋を潜ると、右手に県道279号が並走し左手の筑豊電鉄熊西駅を通過する。桜ヶ丘町付近で筑豊電鉄線は左に曲線を描き、鹿児島本線・福北ゆたか線から離れる。この付近で並走していた国道3号が左手に、県道279号が右手に分かれ、やはり右手に皇后崎浄化センターを望むと、まもなく陣原駅に到着する。なお熊西駅(筑豊電鉄)- 折尾駅間の左側には1999年(平成11年)に廃止となった西鉄北九州線の専用軌道の廃線跡が随所で見ることができる。
陣原駅を発車すると、福岡県道11号有毛引野線をくぐり、やや左に曲線を描く。再び国道3号がわずかに並走し、すぐに鹿児島本線は右に、国道3号は左に曲線を描いて離れる。その後、これまで並走していた福北ゆたか線が左に分かれると、まもなく左へ曲がり始め折尾駅に到着する。折尾駅の鹿児島本線ホームは左にカーブしている。折尾駅の福北ゆたか線のホームの6番線・7番線は折尾駅の手前で鹿児島本線より別れた先に、専用の駅舎がある。なお、鹿児島本線が利用できる駅舎にて筑豊本線と十字に交差する。なお、同駅でこれまで続いた鹿児島本線の貨客分離による複々線区間は終了し、複線となる。折尾駅周辺は大学などの教育機関が多く、学生の利用者も多い。折尾駅は日本最古の立体交差駅で、東口はルネッサンス様式である。また、通路はレンガ積みとなっているが、折尾駅周辺連続立体交差事業により取り壊される可能性も出てきている。
折尾駅を発車すると、ホーム手前から続く曲線がわずかに続き、国道199号と並走する。まもなく国道3号をくぐると、北九州市を抜け、水巻町に入る。その後、両国道から離れる。県道バイパス南北縦貫道路を超えると、水巻駅へ。
その後、国道3号と並走し、まもなく九州で唯一鮭が遡上する遠賀川を渡り、遠賀町へ入る。遠賀川を渡り切ると、左手には遠賀総合運動公園が見える。また、国道3号が右手に別れ、福岡県道299号岡垣遠賀線と並走を始める。遠賀総合運動公園が左後方に離れると、遠賀川駅である。
その後、おんが自動車学校を左手に通過し、福岡県道299号岡垣遠賀線が右に離れる。その後、右に曲線を描き、岡垣町に入ると、一旦県道299号に接近し、左に曲がって再び離れる。福岡県道87号岡垣宮田線を越えて右に曲がると、海老津駅へ。
海老津駅を出ると、左へ曲がる。福岡県道287号岡垣宗像線を通過、その後一旦県道287号が接近し離れ、築堤跡や海老津赤煉瓦アーチなどの城山トンネル開通時に廃線となった旧線の遺構と並走し、城山トンネルに入り、内部で国道3号を2度くぐる。なお、1度国道3号をくぐった直後に、宗像市に入る。城山トンネルを抜け、しばらく南進し右に曲線を描いて国道3号をくぐり、福岡県道69号宗像玄海線南の切通しを走行すると、まもなく道路橋に設置された橋上駅舎を持つ教育大前駅である。
教育大前駅を出ると、田園の中を県道69号と並走を続け、宗像市の中心である赤間駅に到着する。城山峠から赤間駅までの国道3号・県道69号もまた、鹿児島本線旧線の路盤を道路に用地転用したものであり、当時建設された煉瓦橋梁が道路橋梁として現在も使われている姿を見ることができる。赤間駅の南側の釣川の対岸にはゆめタウン宗像がある。
赤間駅 - 博多駅間[編集]
赤間駅を発車すると、左へカーブしながら福岡県道69号宗像玄海線から離れる。釣川を渡り福岡県道92号宗像篠栗線の跨線橋をくぐり、しばらく進んだところが東郷駅。付近には日の里団地や宗像ユリックスがある。
東郷駅を出ると、築堤上を右手の福岡県道97号福間宗像玄海線を見下ろしながら県道97号と並走する。左手の福岡県道530号畦町村山田線とも並走し、まもなく国道3号に一旦接近する。国道3号に接近後は県道530号も離れるが、県道97号は引き続き並走する。右へ大きく曲線を描き、沖ノ端踏み切りから福津市へと入る。左へ小さくカーブし東福間駅へ。同駅付近は福岡・北九州のベッドタウンとしての傾向が強く、同駅は住宅団地の発達に伴い開設されたものである。
東福間駅を出ると、福岡県道531号内殿手光線を越え、左へ曲線を描き、福岡県道97号福間宗像玄海線から離れると福岡県道30号飯塚福間線を越え、福間駅へ。同駅は2010年2月27日に駅舎が移転・新築開業して面目を一新し、それまでの古い木造駅舎は解体撤去された。宮地嶽神社の最寄り駅でもあることから、大晦日から元日にかけては初詣客で賑わい、多くの臨時列車が発着する。
福間駅を出ると、やや左に曲線を描いた後は直線が続き、古賀市へ入ると千鳥駅へ。その後、左手に古賀自動車学校を望み福岡県道35号筑紫野古賀線を潜る。その後は直線区間が続き、古賀市の中心古賀駅へ。駅前は中心商店街となっており、東口の駅前広場には特徴的なオブジェがある。
古賀駅を発車しても、直線が続く。その途中でししぶ駅へ到着する。駅開業から日が浅いため、駅周辺には比較的人気の少ない閑静な住宅街が広がり、開発途中の場所も所々で見られる。博多側には工場や発電所が軒を連ねる。駅前の西口はミニバスなどののりばや駐輪場が整備されているが、東口の方はまだ整備の途中段階にある。
ししぶ駅を発車し、その後緩やかに右へ曲線を描き、新宮町へ入ると国道495号に接近する。新宮町の中心部に入ると新宮中央駅に到着する。その後は再び直線が続き福岡市東区に入った直後に福工大前駅へ到着する。この辺りから市街集積化の進行が顕著になり、駅周辺は高層マンションが増えてきている。
福工大前駅を発車すると、ゆるやかに左へ曲がり、右手の和白通り(国道495号)と並走する。和白通りと完全に並走し始めると、まもなく右後方から左前方へと走る香椎線の跨線橋をくぐる。香椎線はいったん左へ離れるが、ほぼ並走状態となる。和白通りとは引き続き並走し、香椎線がやや鹿児島本線に接近してくると、九産大前駅である。すぐ横を香椎線が通っているがホームはない。
九産大前駅を出ると、左手に同駅の駅名の由来となった九州産業大学を見つつ、まもなく一旦離れていた香椎線の単線が接近し、完全に並走し、複々線状態となる。そのまま国道3号を潜り、福岡県道504号町川原福岡線を潜ると、まもなく香椎駅へ到着する。福岡市内のJR九州の駅では博多駅に次ぐ規模であり、福岡の副都心として発展している。また、150メートルほど西には西鉄香椎駅がある。
香椎駅を出ると、まもなく並走していた香椎線が左に別れる。その後、西鉄貝塚線が右手から接近し、香椎宮前駅(西鉄貝塚線のみの駅)付近より完全に並走する。その後、列車は千早駅へ。同駅で西鉄貝塚線へ乗り換えができる。なお、西鉄の駅は「西鉄千早駅」であるが、駅舎はJR九州・西鉄ともに一体化している。2003年(平成15年)に開業し、福岡の東の副都心を香椎と同様に形成する。2006年(平成18年)には駅ビル「フレスタ千早」がオープンした。駅周辺は、高層マンションの建設ラッシュである。
千早駅を発車すると、西鉄貝塚線と並走を続け、やや右に曲線を切ったところが西鉄の名島駅である。かつて存在した名島城にちなんだ和風造りの駅舎を有する同駅は、やはり鹿児島本線にホームがないため右手に通過する。その後、国道3号が接近。西鉄貝塚線が国道3号と並走し、鹿児島本線が左に離れながら、多々良川を渡る。多々良川を渡り終えると、国道を含む3線が左に曲がり、鹿児島本線と西鉄貝塚線は福岡県道550号浜新建堅粕線を挟み、再び並走する。福岡高速4号線を潜ると、西鉄貝塚線は終点の貝塚駅へ。この駅より先は福岡市地下鉄箱崎線の地上区間となる。この線は福岡市営地下鉄空港線の天神に直通しているが、貝塚線と箱崎線の直通運転は行われていない。ただし、駅舎は同一となっている。
鹿児島本線は福岡県道550号浜新建堅粕線を挟んで右手に九州大学、左手に住宅団地を望みながら南進する。福岡県道21号福岡直方線を越えると箱崎駅で、左手から福北ゆたか線が接近し、複々線となり博多区へ入ると、吉塚駅である。吉塚駅は福岡県庁の最寄り駅である。駅ナカには「フレスタよしづか」がある。
吉塚駅を発車すると、なおも福北ゆたか線と並走し、まもなく左手から山陽新幹線も並走をはじめ、2複線1単線の5線が並走する。福岡県道607号福岡篠栗線を越え、その後福岡県道550号浜新建堅粕線が右手に別れると、地上を走る国道3号と高架の福岡高速2号線の間をすり抜けると、まもなく、九州最大のターミナル駅である博多駅へ到着する。並走してきた福北ゆたか線は同駅止まりであり、鹿児島本線下りには直通していない。
福岡市営地下鉄空港線や山陽新幹線、九州新幹線、博多南線が利用できる。筑肥線の列車は姪浜駅より空港線へ直通し、博多駅を経由、福岡空港駅まで乗り入れる。また、博多駅より西唐津駅まで直通している。博多南線は山陽新幹線の博多総合車両所への回送線を旅客化したものである。全列車愛称なしの「特急」扱いで、特急料金が必要。新幹線の車両を用いているが、在来線扱いである。西日本旅客鉄道(JR西日本)に所属する。
博多駅は天神地区と並ぶ福岡市の都心であり、駅ビルには多数の大規模商業施設が入る。博多ステーションビル(駅ビル)はJR博多シティビルへ改築され、九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を9日後に控えた2011年3月3日に開業している。駅前には博多バスターミナルがあり、福岡市内および九州各地への交通の拠点となっている。
博多駅 - 二日市駅間[編集]
博多駅を出発後しばらくは九州新幹線・博多南線と並走する。竹下駅構内には博多運転区があり、香椎線で運用される気動車が留置されていることがある。竹下駅を出ると九州新幹線・博多南線は南西方向に分かれ、同線の高架下を通過後は福岡県道505号と交差し、笹原駅に到着する。同駅出発後はすぐに福岡高速5号線の高架下及び国道202号外環状道路のアンダーパスを通過し、西鉄天神大牟田線の跨線橋下を通過すると福岡市南区に入り、右手に春日市立春日北中学校、精華女子短期大学や、陸上自衛隊福岡駐屯地が見えてくると南福岡駅に到着する。同駅に特急は停車しないが、構内に南福岡車両区・南福岡運転区がある大規模な駅であり、博多駅と九州各地とを結ぶ特急に使われる車両などが多数所属している。南福岡駅を出発するとすぐに春日市に入り、春日駅に到着。右手すぐにクローバープラザ、春日市役所や福岡県営春日公園などがあり、航空自衛隊春日基地も市役所西隣に位置する。出発後、右手にUR都市機構春日公園団地を確認すると福岡県道580号の跨線橋下を通過してすぐに大野城市に入り大野城駅に到着する。同駅の右手(西側)には、福岡県立春日高等学校、九州大学筑紫キャンパスがあるため、学生の乗降客も多い。大野城駅を出発して出て左手にイオン下大利店が見えると線路は左にカーブし、その終わり少し先に水城駅がある。同駅左手(北側)には南福岡自動車学校があるが、その敷地東側から本線を挟んで右手南西側に伸びているのが特別史跡「水城」である。これが大野城市と太宰府市の市境になっており、その後九州自動車道の高架下を通過すると太宰府信号場がある。同信号場は本線に加えて、列車の待避及び追い抜きを可能とするためさらに2線計4線が設けられている。同信号場通過後は九州自動車道との間隔が乖離し、太宰府市大佐野で福岡県道505号を乗り越した後は、太宰府、筑紫野両市の境界が入り組んだ地域を通過し都府楼南駅へ到着する。都府楼南駅を出発すると福岡県道112号(旧国道3号)とその間隔を縮めて並走する。同県道の市役所入口交差点のすぐ西側で福岡県道7号をまたぐ跨道橋を渡ると程なく二日市駅に到着する。
二日市駅 - 鳥栖駅間[編集]
二日市駅を出発すると、直線の左手には筑紫税務署、右手には日本たばこ産業九州工場や筑紫野警察署などがあり、福岡県道31号をまたぐと天拝山駅に到着する。同駅は西側のイオンモール筑紫野を利用する乗降客も多い。この付近では旧国道3号を間に挟み、西鉄天神大牟田線とおおむね300mほどの間隔を保って並走するが、筑紫野市永岡以南はその間隔が離れていく。また、同付近で右にわずかにカーブし、以降はしばらくの区間において国道3号(筑紫野バイパス)、福岡県道・佐賀県道17号と並走する。福岡県道582号の跨道橋を通過すると、左手から筑豊本線(原田線)が合流した後、並走しながら原田駅に到着する。出発後は再び国道3号と並走し、佐賀県三養基郡基山町に入り、九州自動車道の高架下を通過するとけやき台駅東側出入り口となる歩道橋がある。同駅周辺には、駅舎と西口があるけやき台団地のほか、ゴルフプラザ基山や基山ドライビングスクールなどがある。次の基山駅では甘木鉄道甘木線に接続している。同線は基山駅以後の本線と少しの区間並走した後左手(東側)へ分岐していく。原住宅団地を右手に見た後、県道329号のアンダーパスを通過すると、基山町と鳥栖市との境界に位置する弥生が丘駅に到着。弥生が丘駅を出て、国道34号、九州自動車道・長崎自動車道鳥栖ICの高架下を通過する。県道205号と交差し、日清製粉鳥栖工場を左手に見た後、日本貨物鉄道(JR貨物)の鳥栖貨物ターミナル駅が隣接する田代駅へ到着する。同駅は久光製薬の本社および関連施設の最寄り駅であるため、これらへの通勤客の乗降がみられる。田代駅を出ると県道246号をくぐり、鳥栖駅に到着する。同駅は鹿児島本線と長崎本線が分岐する交通の要衝であるためすべての旅客列車が停車し、普通列車も多くが同駅にて折り返す。
なお、この区間にある二日市駅・原田駅・田代駅・鳥栖駅に、博多駅を含めた5駅は、九州鉄道(初代)開業時より現存する「九州最古の駅」でもある。
鳥栖駅 - 久留米駅間[編集]
この区間は福岡県と佐賀県の境目に位置し、時間にして約7分前後であるが、鳥栖・久留米という、二つの主要都市の境目ということもあり、非常に変化に富んでいる。
鳥栖駅を出るとしばらくは鳥栖市街地を走るが、次第に住宅地へと変わっていき、ケーズデンキ鳥栖店の横をすぎると広大なブリヂストン鳥栖工場の敷地が見えてくる。さらに工場の横をすぎると田畑の向こうから九州新幹線の高架が合流する。その先の曲線を曲がった後、再び住宅地が見え、間もなく市街地に入ったかと思うと、肥前旭駅に到着する。
肥前旭駅を過ぎると、久留米・鳥栖へのベッドタウンとして整備された新しい住宅地が広がっており、まだ家が建設されていない空き地が多々見られる。しかしすぐに住宅地も途切れて一気に田園地帯となり、遥か彼方の脊振山地がはっきりと見えてくる。その田園地帯もすぐに終わり、今度は福岡第三の都市・久留米の市街地の遠景が見えて来たと思うと、すぐに筑後川を渡り、久留米市へ入る。筑後川の河川敷には広場やウォーキングコースが整備されており、休日ともなればたくさんの人が集まる光景を見ることができる。
筑後川を渡ると左手にブリヂストンの久留米工場があり、工場の横を通り過ぎると一瞬だけ、賑やかな久留米市街地を見ることができる。そしてすぐ久留米駅に到着する。久留米駅は地元で「JR久留米」と呼ばれ、周辺は裁判所や市役所などのような公共機関が集まる場所で、商業施設の集まる西鉄久留米駅周辺とは違った性格を持っている。
久留米駅 - 大牟田駅間[編集]
久留米駅を出ると左手に久大本線の線路が並行する。九州新幹線の高架橋を斜めにくぐり、九州新幹線と久大本線を左に見る風景がしばらく続くが、やがて久大本線が離れていくと、間もなく西鉄天神大牟田線をくぐる。左手に九州新幹線の高架橋、右手に住宅や工場を見る光景が続く中、やがて荒木駅に到着する。荒木駅を出てしばらく行くと住宅が少なくなり、農地が目立つようになる。筑後川の支流である広川を渡り、筑後市に入ると間もなく西牟田駅に到着する。西牟田駅を出るとしばらくは農地が広がり、茶畑もみられるが、やがて工場などが目立つようになり、国道442号の八女筑後バイパスの陸橋をくぐったあたりからは住宅も多くなり、間もなく羽犬塚駅に到着する。
羽犬塚駅を出るとすぐ筑後ループ橋(福岡県道706号筑後城島線)をくぐり、現在は市道となっている矢部線跡が左手に分かれていく。しばらくは住宅や工場などが続く。やがて農地が目立つようになると、新幹線開業時に南に500mほど移設された筑後船小屋駅に到着する。また、駅周辺には筑後広域公園が整備中であり、一部施設では既に利用が開始されている。筑後船小屋駅を出てしばらく行くと矢部川を渡る。鹿児島本線はここで南西方向に向きを変え、直線的に南下する九州新幹線の高架橋と分かれてゆく。国道209号をくぐって佐賀線跡が近付いてくると、間もなく瀬高駅に到着する。
瀬高駅を出てすぐ国道443号の踏切を通過し、さらに同国道のバイパスである三橋瀬高バイパスをくぐると、筑後平野の田園地帯が広がる光景となる。国道209号を右手に見ながら南下すると、南瀬高駅に到着する。南瀬高駅を出て、矢部川の支流である飯江川を渡ってしばらく行くと、左手に濃施山公園の丘陵が近付いてくる。右手に並行する国道209号がいったん近付いて離れると、間もなく渡瀬駅に到着する。渡瀬駅を出て、ニコニコのり九州工場を見た後、切通しを経て田園が広がるあたりから大牟田市に入る。田園が途切れて住宅地が近付くと、吉野駅に到着する。吉野駅の左手には福岡県立ありあけ新世高等学校、右手には明光学園中学校・高等学校があり、学生の登下校利用が多い。吉野駅を出ると間もなく国道208号をくぐり、同国道が左手に並行する区間に入る。熊本県道・福岡県道10号南関大牟田北線をくぐったあたりから、右手に西鉄天神大牟田線が近付いてくる。白銀川・銀水川を連続して渡った後、銀水駅に到着する。銀水駅も周辺に高等学校が多く、吉野駅と同様学生利用が多い。銀水駅を出て車窓左手に福岡県立三池高等学校が見えるあたりから、西鉄線との完全並行区間に入り、踏切もJR・西鉄の共同踏切となる。西鉄銀水駅を右手に見て、堂面川を渡り、大牟田中央自動車学校を左手に見ると、自動車学校を挟むように仮屋川操車場が広がるのが見える。住宅地から商業地・マンションが立ち並ぶ市街地へと入り、左手に三井化学専用線を分岐し、右手に西鉄新栄町駅を見て、三池鉄道本線(廃線)をくぐり、大牟田川を渡り、国道389号(国道501号重複)の踏切を通過すると、大牟田駅に到着する。
大牟田駅 - 熊本駅間[編集]
大牟田駅を出ると、左手に大牟田オフレールステーションの敷地が広がる。しばらくはマンションが林立する風景が続くが、間もなく一戸建てを中心とした住宅街となる。諏訪川を渡り、左手に国道208号及びロードサイド店舗、右手に住宅街という風景がしばらく続く。住宅街が途切れることなく熊本県荒尾市に入り、旧三井三池専用鉄道(廃線)をくぐると、間もなく荒尾駅に到着する。大牟田市と荒尾市は同一都市圏(大牟田都市圏)に属し市街地も連坦しているなど密接な繋がりを持つため、県境を跨いだ利用客も多い。
荒尾駅を出ると、国道208号が接近する付近から左手に市道が分岐していくのが見えるが、これは荒尾市営電気鉄道の跡である。しばらくは住宅街が続くが、次第に農地などが目立つ風景に変わってくる。国道389号をくぐって、その直後から左側に同国道が並行し、右手に有明海の堤防が走る区間に入ると、間もなく南荒尾駅に到着する。南荒尾駅を出てもしばらくは同様の風景が続き、そのまま玉名郡長洲町に入る(国道に設置された案内標識を車窓左手から確認できる)。国道389号の並行区間が踏切とともに終わると同時に、それまでほぼ南方向に向かっていた列車は南東方向に大きく左に曲がる。陸橋をくぐってやや右に曲がると長洲駅に到着する。長洲駅からは玉名平野の田園地帯の中を突き進む。行末川を渡ると玉名市に入り、間もなく大野下駅に到着する。大野下駅を出てもしばらくは田園地帯が続くが、右手に専修大学玉名高等学校が見えるあたりから玉名市街地に入り、ループ橋をくぐると玉名駅に到着する。玉名駅からは熊本方面に向かう利用客が多い。
玉名駅を出てしばらくは市街地が続くが、支流(繁根木川)を経て菊池川に架かる鉄橋を渡ると一転して山がちな地形となる。城山トンネル以来のトンネルとなる桃田第一・桃田第二の2本のトンネル(いずれも全長は150m前後)や切通しを通り、肥後伊倉駅に到着する。肥後伊倉駅を出ると、曲線の連続区間を通りながら徐々に田園の広がる風景となり、玉名郡玉東町に入った直後に九州新幹線の高架橋をくぐり、左手に国道208号が近付くと間もなく木葉駅に到着する。木葉駅を出ると再び曲線が連続し山がちな区間となり、菊池川の支流である木葉川に沿いながらしばらく熊本市との境界線を縫うように走るが、熊本市に完全に入ると間もなく田原坂駅に到着する。田原坂駅を出るとやがて上下線が大きく分かれ、下り線は田原坂トンネル(全長は900mほど)に入る(上り線にはトンネルがなく、南側に大きく迂回する)。トンネルを出て左に曲がると、間もなく植木駅に到着する。植木駅は植木町の中心からは離れているが、熊本市内であり、利用客は少なくない。
植木駅を出るとゆうかファミリーロードに沿って走る区間に入る。ゆうかファミリーロードは植木駅以北で山鹿温泉鉄道の路線跡が利用されている。右に大きく曲がって、曲線を繰り返しながら熊本県道31号熊本田原坂線をくぐり、熊本保健科学大学を右手に見たところで西里駅に到着する。県道31号と並行しながら井芹川を渡り、崇城大学薬学部・芸術学部校舎を左手に見て再び井芹川を渡ると、崇城大学前駅に到着する。左手には県道31号を挟んで崇城大学池田キャンパスへと向かう斜行エレベータが設置されていて、車内からも見ることができる。崇城大学前駅を出るあたりから熊本市の市街地に入り、高架線に入る。しばらくは県道31号と並行、また右手から九州新幹線の高架橋が徐々に近づいてきて、高架化された上熊本駅に到着する。上熊本駅は熊本市電や熊本電鉄の乗換駅で、特に大牟田・玉名方面から熊本市中心部に向かう客の降車が多い。
上熊本駅を出ると、上熊本の旧駅舎を移築した熊本市電上熊本駅前電停や、熊本市電の車両基地を左手に見る。熊本城の西側を通過し、左手に坪井川、右手に北岡自然公園の森をみると、間もなく熊本駅に到着する。
熊本駅 - 八代駅間[編集]
熊本駅を出てからも九州新幹線の高架と並走する。熊本駅付近では上り線のみ高架化されている。しばらく豊肥本線の単線と並走し、豊肥本線は左へ離れていく。分かれてすぐのところに熊本鉄道事業部熊本車両センターがある。熊本車両センターを過ぎると直線は続き、途中に西熊本駅がある。右手にNEC九州日本電気が見えると川尻駅に着く。川尻駅を過ぎると緑川を渡り、国道3号と並走するようになる。熊本市南区富合町に差し掛かると左手に九州新幹線の熊本総合車両所があり、隣接している富合駅に着く。宇土市に入ると宇土駅。同駅からは三角線が分岐している。宇土駅を出ると国道57号をくぐり、三角線が右へ分かれていく。県道297号と交差するあたりで九州新幹線の高架とも分かれる。その後県道14号と並走するようになり、宇城市に入る。県道から分かれて少し進むと松橋駅。松橋駅を出ると国道266号をくぐり不知火美術館が見え、川を渡る。その後も直線が続き、しばらく進むと小川駅。小川駅を出ると進路をやや南西に変え、直線で進んでいく。途中八代郡氷川町を通るが駅は設けられていない。そして八代市に入ってすぐ有佐駅に着く。直線区間はその後も続き、千丁駅に着く。千丁駅を出て少し進んだところで、部分開業当時の九州新幹線への旧アプローチ線(現在は保線用)が分岐する。鹿児島本線はそのまま直線で進み、九州新幹線の高架をくぐって新八代駅地上ホームに着く。一方旧アプローチ線は分かれた後に高架に上がり、左にカーブして新八代駅新幹線高架ホームに着き、対面乗り換えという形になっていた。この旧アプローチ線は特急「リレーつばめ」のみが毎時2本程度通っていた。新八代駅を出ると鹿児島本線はさらに南西へ向かう。途中に八代自動車学校や日本製紙八代工場などがある。日本製紙八代工場の脇を進むと、八代駅に着く。門司港駅から続いてきた鹿児島本線はこの駅でいったん途切れ、以南は人吉駅方面が肥薩線、川内駅方面が肥薩おれんじ鉄道線となる。またここまでは全線複線以上であったが、以南は大部分が単線となる。
川内駅 - 鹿児島中央駅間[編集]
川内駅を出るとすぐに九州新幹線と分かれ西へ曲がるとれいめい高等学校が見えその横が隈之城駅となる。しばらく直線が続き田重岳を左手に進むと国道3号と並走し始めた場所に木場茶屋駅となる。木場茶屋駅からは複線となり途中上下線線路が分かれる場所があり、トンネルが続く。南九州自動車道を潜り五反田川を渡りプリマハム鹿児島工場が見えたところで串木野駅となる。串木野駅からは再び単線となりゆるやかな曲線を通るとしばらく直線になり右手には神村学園が見え、2010年(平成22年)3月13日に開業した神村学園前駅に着く。この付近から再び国道3号と並走する。八房川を渡り左手に南九州自動車道が見えてくると市来駅となる。市来駅からは山道に入りゆるやかな直線を通ると右手に湯田地区の集落が見えてきたところで湯之元駅となる。湯之元を出ると曲線と下り坂が続き長里地区に入るとふたたび国道3号と並走し、江口川を渡ったところで東市来駅となる。東市来からは複線となりトンネルと田園地帯の連続である。ゆるやかな曲線を通ると伊集院駅となる。再び南九州自動車道の下を潜り、途中上下線線路が分かれる区間があるが上り線は直線区間となる。再び線路が合流したところで薩摩松元駅となる。直線区間が続いた後、薩摩松元第1トンネルを通り大きく曲がったところが上伊集院駅となる。上伊集院駅からはトンネルの連続となり上下線別々の線路を通り、山あいの区間に入る。上下線線路が合流したところで広木駅となる。下り線はトンネルとトンネルで挟まれた場所にある。右手には星ヶ峯ニュータウンが見える。トンネルを通り直線を通り、左に大きく曲がると指宿枕崎線の線路と合流し鹿児島中央駅に到着する。
利用状況[編集]
輸送密度[編集]
区間別の平均通過人員(輸送密度)、旅客運輸収入は以下のとおり[3]。九州新幹線が開業し、特急列車が廃止された区間は大幅に減少している。
区間 営業キロ 平均通過人員
(人/日) 旅客運輸収入
(百万円/年)
1987年度 2016年度 2016年度
門司港 - 鹿児島(全線) 281.6 25,138 34,432 44,265
門司港 - 小倉 11.0 29,689 23,605
小倉 - 博多 67.2 68,929 82,866
博多 - 久留米 35.7 46,908 68,589
久留米 - 大牟田 33.6 16,115 9,414
大牟田 - 熊本 49.1 16,900 7,000
熊本 - 八代 35.7 17,266 10,670
川内 - 鹿児島中央 46.1 11,252 7,385
鹿児島中央 - 鹿児島 3.2 9,962 11,811
運行形態[編集]
優等列車[編集]
883系(ソニック)
883系(ソニック)
885系 (かもめ・ソニック)
885系 (かもめ・ソニック)
787系 (有明・きらめき・かもめ・みどり・にちりんシーガイア)
787系 (有明・きらめき・かもめ・みどり・にちりんシーガイア)
783系 (かもめ・きらめき・にちりんシーガイア)
783系 (かもめ・きらめき・にちりんシーガイア)
783系 (みどり)
783系 (みどり)
キハ72系 (ゆふいんの森)
キハ72系 (ゆふいんの森)
門司港駅・小倉駅 - 博多駅間には特急「きらめき」が運行される。同区間の輸送を強化する目的及びホームライナー・さわやかライナーの格上げ列車として主に朝・夜の時間帯に設定されていたが、2011年3月12日改正からはそれまでの特急「有明」を系統分割する形で日中にも1時間あたり1本運行されている。車両は787系が使用されている。
小倉駅 - 博多駅間では前述の「きらめき」のほか、日豊本線を経由する佐伯駅・大分駅 - 博多駅間の「ソニック」、宮崎空港駅 - 博多駅間の「にちりんシーガイア」が運行されている。「ソニック」は1時間あたり2本程度運行されており、この区間では「きらめき」と合わせて1時間あたり3本の特急列車が運行されている。車両は883系・885系が使用されている。「にちりんシーガイア」は朝の宮崎空港行き1本(7号)と博多行き2本(20号、24号)の1.5往復が運行されている。
吉塚駅・博多駅 - 長洲駅間では「有明」が運行される。運行本数は、博多駅 - 長洲駅間に夕方下り2本、深夜0時台下り1本、朝上り1本、長洲駅 - 吉塚駅間に朝上り1本である。この区間は2011年3月12日に全線開業した九州新幹線鹿児島ルートと並行しているが、通勤輸送および新幹線運行時間外の輸送のために九州新幹線開業後も朝と夜に運行されている。博多駅 - 熊本駅間にも九州新幹線開業前に運行されていた夜行特急「ドリームつばめ」を前身とする「有明」が1往復設定されていたが、2014年3月15日のダイヤ改正で下り博多発0時台の列車は長洲行きに短縮され、上り熊本発4時台の列車は廃止された。
このほか、筑豊本線・篠栗線・長崎本線・佐世保線・大村線・久大本線・三角線に直通する特急列車が運転されている。2017年3月4日改正時点の鹿児島本線で運転される昼行特急列車は次のとおり(鹿児島中央駅 - 鹿児島駅間のみを走り日豊本線へ直通する列車をのぞく)。〈〉内は鹿児島本線内の区間。
鹿児島本線内のみ運転
有明:〈吉塚駅・博多駅 - 長洲駅〉間
平日の上り列車1本のみ、吉塚駅 - 鳥栖駅間を 「かもめ」と併結して運転を行う。
きらめき:〈門司港駅・小倉駅 - 博多駅〉間
日豊本線直通
ソニック:佐伯駅・大分駅 - 〈小倉駅 - 博多駅〉間
にちりんシーガイア:宮崎空港駅 - 〈小倉駅 - 博多駅〉間
筑豊本線・篠栗線(福北ゆたか線)直通
かいおう:直方駅 - 〈吉塚駅 - 博多駅〉間
長崎本線直通
かもめ:〈博多駅 - 鳥栖駅〉 - 長崎駅間
長崎本線・佐世保線直通
みどり:〈博多駅 - 鳥栖駅〉 - 佐世保駅間
ハウステンボス:〈博多駅 - 鳥栖駅〉 - 大村線 ハウステンボス駅間
「みどり」と「ハウステンボス」は一部の列車が博多駅 - 早岐駅間で併結して運転。
久大本線直通
ゆふ・ゆふいんの森:〈博多駅 - 久留米駅〉 - 由布院駅・大分駅・日豊本線 別府駅間 (平成29年7月九州北部豪雨による線路被害で運休中)
ゆふいんの森:〈博多駅 - 小倉駅〉 - 大分駅 ・久大本線 由布院駅間 (2017年7月15日 - 9月30日予定)[4][5][6]。
三角線直通
A列車で行こう:〈熊本駅 - 宇土駅〉 - 三角駅間
肥薩線直通
かわせみ やませみ:〈熊本駅 - 八代駅〉 - 人吉駅間
いさぶろう・しんぺい:〈熊本駅 - 八代駅〉 - 吉松駅間
なお、八代駅 - 川内駅間の肥薩おれんじ鉄道線に直通する優等列車はない。
過去の優等列車[編集]
関門トンネルの開通以降、首都圏・名古屋・京阪神・中国地方といった本州各地と九州を結ぶ特急・急行列車も運転されていたが、2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で寝台特急「富士」「はやぶさ」が廃止されたのを最後に全廃された。九州各地を結ぶ夜行列車も運行されていたが、博多駅 - 西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間ではこの区間で運転されていた特急「ドリームつばめ」が2004年(平成16年)3月の九州新幹線部分開業時に廃止され、博多駅 - 小倉駅間でも2011年(平成23年)3月の九州新幹線全線開業時に「ドリームにちりん」が廃止され消滅した。
2011年3月12日のダイヤ改正で川内駅 - 鹿児島中央駅間ではホームライナー式快速の特急格上げにより特急「川内エクスプレス」が運行開始された[7]が、2016年3月26日のダイヤ改正で廃止されている[8]。この2016年3月26日の改正では特急「九州横断特急」の熊本駅 - 人吉駅間、特急「くまがわ」の全列車が廃止され[8]、熊本方面から豊肥本線・肥薩線に直通する特急がなくなっている。
鹿児島本線で運転された過去の主な優等列車は以下の通り[9]。運転区間は最長のもので、〈〉内は鹿児島本線内の区間。詳細は、鹿児島本線の列車については前身の列車を含めて「有明 (列車)#鹿児島本線優等列車沿革」、東京方面との夜行列車は「東海道本線優等列車沿革」、京阪神方面との夜行・昼行列車は「山陽本線優等列車沿革」を参照のこと。
東京駅発着
はやぶさ: 東京駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間(廃止時点では東京駅 - 熊本駅間)
富士:東京駅 - 〈門司駅 - 小倉駅〉 - 西鹿児島駅間(日豊本線経由。廃止時点では東京駅 - 大分駅間)
あさかぜ:東京駅 - 〈門司駅 - 博多駅〉間
みずほ:東京駅 - 〈門司駅 - 熊本駅〉・長崎駅間
さくら:東京駅 - 〈門司駅 - 鳥栖駅〉 - 長崎駅・佐世保駅間(廃止時点では東京駅 - 長崎駅間)
名古屋駅発着
金星:名古屋駅 - 〈門司駅 - 博多駅〉間
京都駅・新大阪駅発着
彗星:新大阪駅 - 〈門司駅 - 小倉駅〉 - 都城駅間(廃止時点では京都駅 - 南宮崎駅間)
なは:新大阪駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間(廃止時点では京都駅 - 熊本駅間)
明星:新大阪駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間
あかつき:新大阪駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間(1975年まで)
あかつき:新大阪駅 - 〈門司駅 - 鳥栖駅〉 - 長崎駅・佐世保駅間(1975年から。廃止時点では京都駅 - 長崎駅間)
きりしま(寝台特急):京都駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間(廃止時点では新大阪駅 - 西鹿児島駅間)
月光:新大阪駅 - 〈門司駅 - 博多駅〉間(1972年まで)
岡山駅発着
月光:岡山駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間(1972年から)
九州内のみ運転
オランダ村特急:〈門司港駅 - 鳥栖駅〉- 佐世保駅間
ドリームつばめ:〈博多駅 - 西鹿児島駅〉間
リレーつばめ:〈門司港駅・小倉駅・博多駅 - 熊本駅・新八代駅〉間
くまがわ:〈熊本駅 - 八代駅〉間
川内エクスプレス:〈川内駅 - 鹿児島中央駅〉間
門司港駅 - 荒尾駅間[編集]
門司港駅 - 荒尾駅間は北九州市・福岡市・久留米市・大牟田市・荒尾市の都市間輸送を担っていることもあり、快速・準快速などの運行もなされ、赤間駅・二日市駅・荒木駅などでは快速系統と普通列車の緩急接続が行われている。
門司駅 - 小倉駅間には関門トンネルを通り山陽本線下関駅 - 門司駅間との間を直通する普通列車が1時間あたり3本程度運行されている。このうち一部の列車は鹿児島本線の博多方面や日豊本線との間を直通する。門司駅 - 下関駅間は直流電化であるため、下関駅発着の列車に関しては必ず交直両用の415系で運転される。国鉄時代は下関方面への直通列車の方が多かったが、JR発足後は交流専用の811系・813系の大量投入が進み、門司港駅発着列車が増加傾向にある。
黒崎駅 - 折尾駅間では1893年(明治26年)に設置された短絡線を経由しての筑豊方面との直通運転も可能で、吉塚駅 - 博多駅間の三線化により1991年(平成3年)から全列車が博多駅に乗り入れできるようになったため、門司港駅 - 折尾駅間には福北ゆたか線として筑豊本線に直通し、さらに篠栗線を経て博多駅まで直通する列車もある。
門司港駅 - 鳥栖駅間での両数は日中は普通・快速ともに1編成単独の3両編成(813系)や4両編成(415系・811系)での運転もあるが、快速は2編成を連結した6・7・8両編成での運転が多い。最混雑時間帯には3編成を連結した9両編成・12両編成で運転される列車もある。2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で811系・813系の日豊本線においての運用が増加した関係で昼間での415系の運用が増加している。415系の運用は普通列車が中心で、快速列車の大半は813系・811系による運転である(415系で運転される快速列車は朝夕時間帯の一部列車のみ)。
長崎本線・久大本線への特急列車も走る博多駅 - 鳥栖駅間は特急列車が1時間あたり最大4本運転されており、その合間を縫って快速・普通列車が運転される。この区間は2011年3月12日までは1時間あたりの特急列車の本数が普通列車の本数の倍で、待避専用の太宰府信号場まで設置されたが、九州新幹線全線開業により熊本方面の特急列車の大半が新幹線へ移行したため、特急列車の減少とともにこの通過待ちも減少した。なお、九州新幹線全線開業と同時に、長崎方面の特急列車である「かもめ」に787系が投入され、1時間あたり1本増便された。
快速[編集]
停車駅の変遷
●:停車、▲:一部停車、|:通過、―:当時未開業
駅名 1980年10月1日
ダイヤ改正 1997年3月22日
ダイヤ改正 2003年7月7日
- 2011年3月11日
小倉駅 ● ● ●
西小倉駅 | | ●
戸畑駅 ● ● ●
枝光駅 | ▲ |
スペースワールド駅 ― ― ▲
八幡駅 ● ● ●
黒崎駅 ● ● ●
折尾駅 ● ● ●
海老津駅 | | ▲
赤間駅 ● ● ●
東郷駅 | ● ●
福間駅 | ● ●
古賀駅 | ▲ ●
福工大前駅
筑前新宮駅(旧名称) | | ●
香椎駅 ● ● ●
千早駅 ― ― ●
吉塚駅 | ● ●
博多駅 ● ● ●
南福岡駅 ● ● ●
大野城駅 | | ●
二日市駅 ● ● ●
原田駅 | | ●
基山駅 ● ● ●
鳥栖駅 ● ● ●
久留米駅 ● ● ●
荒木駅 ▲ ● ●
羽犬塚駅 ● ● ●
筑後船小屋駅
船小屋駅(旧名称) | | |
瀬高駅 ● ● ●
大牟田駅 ● ● ●
荒尾駅 ● ● ●
快速は1時間あたりおおむね2本が運転されており、快速の間に福間駅 - 小倉駅・門司港駅間で各駅停車となる準快速が1本運行され、合わせて3本が運行される(以降の説明は準快速を含んだものである)。
北九州側は門司港駅発着の列車が多いが、小倉駅発着の列車もある。博多駅以南では日中は1時間あたり大牟田駅または荒尾駅発着が2本、荒木駅または羽犬塚駅発着が1本運行される。朝夕には久留米駅 - 終点間各駅停車の大牟田駅・荒尾駅発着の列車も運行される。
停車駅は右表の通り。2011年3月12日のダイヤ改正以降は筑後船小屋駅にも停車している。また、朝ラッシュ時のみ一部の快速(平日上下3本・土休日上り1本)が竹下駅・笹原駅にも停車する。このほかに8月の春日あんどん祭り(花火大会)開催時には春日駅にも、9月中旬の放生会の期間には箱崎駅に、秋季の芦屋基地航空祭開催時には遠賀川駅に、九州産業大学の学校行事の際に九産大前駅に停車する。
快速は1961年(昭和36年)6月1日の電化時から運転されている。1972年(昭和47年)から1980年(昭和55年)までは特別快速も設定されていた。快速は当初、小倉駅 - 博多駅間のうち小倉駅 - 折尾駅間が各駅停車、折尾駅 - 博多駅間がノンストップであった。1972年(昭和47年)3月15日ダイヤ改正で新設された特別快速は当初小倉駅 - 博多駅間のうち戸畑駅・黒崎駅の2駅のみ停車し、小倉駅 - 博多駅間を最短55分と機関車牽引の客車寝台特急や気動車の急行列車より速い所要時分で結んでいた。ただ、車両については一部の急行間合い運用を除き快速・普通と同じ421・423・415系であった。また、特別快速が運行されている当時の快速は現在の停車パターンに近いものであり、西小倉駅・福工大前駅(当時は筑前新宮駅)・吉塚駅を通過し、枝光駅・海老津駅に停車するほかは当時の未開業駅をのぞく現在の快速と同じ停車駅で、戸畑駅 - 折尾駅間と海老津駅 - 古賀駅間は1978年(昭和53年)10月2日の東福間駅開業時までそれぞれ5駅連続で停車、当時開業していた17駅中11駅に停車していた。特別快速は1975年(昭和50年)3月10日ダイヤ改正で停車駅に八幡駅と折尾駅が加わり4駅停車となり、小倉駅 - 博多駅間の所要時間は最短57分となった。1980年(昭和55年)10月1日ダイヤ改正で特別快速を廃止し、快速は特別快速の停車駅に赤間駅と香椎駅を加え途中6駅停車とした快速に生まれ変わったが、民営化後は福岡都市圏を中心に利用者の多い駅の乗車機会の増加や、中距離客の特急誘導を図るため停車駅が次々と加えられ、現在の停車駅数は種別整理前の快速を上回る13 - 15駅となっている。また特急の高速化・増発の影響で快速が特急を待避するようになったため所要時間が延びている。特急の待避を行うようになってからは、九州内の特急運行路線で事故・トラブルなどにより遅延が発生した場合、巻き添えで遅延することが多くなった、また多客区間でもあるため朝夕を中心に連日のように遅延が発生するダイヤがあるなど、問題点もある。
小倉 - 博多間では金券ショップでバラ売りされている小倉 - 博多間の特急回数券(自由席用)などを利用すると、運賃のみの場合とほとんど変わらない値段(実質50 - 150円程度の加算)で同区間の特急が利用できるようになっていることから、現在では特別快速と統合された直後の当時の快速の役割を特急が、地域間輸送を快速および普通がそれぞれ担う形へとシフトしている。ただし、回数券などは現金客にのみの便宜であり、わずかに割引のある特急回数券などは存在するが、長距離通勤定期券客に対する配慮はあまりなされていないのが現状である。
準快速[編集]
2004年(平成16年)3月13日のダイヤ改正でそれまでの快速の一部を種別変更する形で運行開始された。朝・深夜をのぞき、1時間あたり1本が運行される。小倉駅 - 福間駅間は各駅に停車する。それ以外の区間は快速とほぼ同様の運行形態である。
設定当初は赤間駅 - 折尾駅間各駅停車で日中のみの運行であったが、2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正で夕方・夜間にも運行されるようになった。
2011年3月12日のダイヤ改正からは日中の運行が廃止され、代替として小倉駅 - 福間駅間各駅停車の快速が運行される[7]。併せて日中は福北ゆたか線に直接乗り入れる列車も無くなり、折尾駅での乗り換えとなった。
2014年3月15日のダイヤ改正からは、朝夕ラッシュ時中心の運行となった旧・準快速を小倉駅 - 福間駅間各駅停車に変更し、小倉駅 - 福間駅間各駅停車の快速を準快速に改称して統合した。
他の鉄道事業者においては「区間快速」に相当する列車であるが、2014年時点で「準快速」という種別の列車を運行する鉄道事業者は日本全国でもJR九州のみとなっている。なお準快速は、私鉄でも過去には東武鉄道伊勢崎線・日光線にて運行されていたことがある。
普通[編集]
北九州市内区間では1時間あたり博多駅以南と直通する列車が2本、筑豊本線・篠栗線(福北ゆたか線)経由直方駅・博多駅発着の列車が1本運行されている。折尾駅 - 福間駅間では2本が運行されており、この区間で各駅に停車する準快速とあわせて実質3本の各駅停車が運行されている。なお、折尾駅と周辺の大改造工事による影響で、日中福北ゆたか線直接乗り入れの列車が姿を消し、赤間駅経由の博多駅以南と直通する列車に置き換えられた[7]。
博多駅を挟む区間ではおおむね1時間あたり3 - 4本が確保されており、福間駅 - 鳥栖駅間では小倉方面直通が2本、この区間を往復する列車が1本運行される。博多駅 - 吉塚駅間には朝に上り吉塚行きが1本のみ783系みどり・ハウステンボス編成で運行されている(長洲発で博多駅まで特急「有明」として運行。自由席グリーン車連結で券は車内販売)。山陽本線下関駅や長崎本線・佐世保線との直通列車も設定されている。
鳥栖駅 - 荒尾駅間では熊本駅または八代駅までの列車が1時間あたり1本運行されている。2011年3月11日までは1時間あたり2本が運行されていたが、快速の増便に伴い1本削減された。小倉駅 - 折尾駅間(福北ゆたか線直通に限る)、鳥栖駅 - 荒尾駅間ではワンマン運転(都市型ワンマン)を行っている。また、鳥栖駅始発の久大本線直通列車が朝に1本、設定されている(キハ220系)。
主な使用車両[編集]
普通列車に用いられる車両。
左から415系、415系1500番台、811系、813系。
電車
811系
813系
815系(鳥栖駅 - 荒尾駅間のみ)
817系
415系(交直両用で下関駅発着については時間帯を問わず運用)
気動車
キハ220系(鳥栖駅 -久留米駅間のみ。久大本線直通列車。)
ダイヤパターンの一例[編集]
以下に示すダイヤパターンは2014年3月15日改正時点の博多 - 小倉間の昼時間帯の平均的なパターンで、早朝・深夜は大きく異なる。
上り(博多 - 小倉)
種別 始発 博多駅
発車時刻 博多 吉塚 箱崎 千早 香椎 九産大前 福工大前 新宮中央 ししぶ 古賀 千鳥 福間 東福間 東郷 赤間 教育大前 海老津 遠賀川 水巻 折尾 陣原 黒崎 八幡 スペ丨スワ丨ルド 枝光 戸畑 九州工大前 西小倉 小倉 終着
準快速
荒木 04分 ● ● → ● ● → ● → → ● → ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 小倉・門司港
普通 鳥栖 08分 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 小倉・門司港
特急
ソニック 博多 19分 ● → → → ● → → → → → → → → → → → → → → ● → ● → → → ● → → ● 大分
快速 荒尾 24分 ● ● → ● ● → ● → → ● → ● → ● ● → → → → ● → ● ● ● → ● → ● ● 小倉・門司港
普通 久留米 28分 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 門司港
快速 荒尾 45分 ● ● → ● ● → ● → → ● → ● → ● ● → → → → ● → ● ● ● → ● → ● ● 小倉・門司港
普通 二日市 48分 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 福間
特急
ソニック 博多 57分 ● → → → → → → → → → → → → → → → → → → ● → ● → → → → → → ● 大分
●:停車、→:通過
運転本数[編集]
2015年3月14日改正ダイヤの日中の各区間における1時間あたりの平均的運転本数は以下の通り。
日中の運行パターン
種別\駅名 小倉 … 福間 … 博多 … 鳥栖 … 久留米 … 荒木 … 銀水 … 荒尾 … 熊本方面
運行本数 特急ソニック 2本
特急かもめ 1 - 2本
特急みどり・ハウステンボス 1本
特急ゆふ・ゆふいんの森 0 - 1本
快速 2本
準快速 1本
普通 1本
1本
1本
1本
1本
※下関 - 小倉間は毎時3 - 4本、門司港 - 小倉間は毎時3 - 5本運転
西鉄との関係[編集]
福岡市と大牟田市の間では鹿児島本線に並行して西日本鉄道(西鉄)の天神大牟田線が敷かれている。西鉄を利用した場合、福岡市の中心部である天神へ直接行くことができ、かつ西鉄の特急は特別料金を要さず、普通乗車券もしくは定期乗車券のみで乗車することができる。これに対し、長崎本線・久大本線への直通列車をのぞいた博多以南のJR線は、概して天神大牟田線より本数が少なく、福岡 - 久留米間や福岡 - 大牟田間などでは、運賃も天神大牟田線に比べて割高である。さらに所要時間も、JR快速は西鉄特急と比較して数分程度長いなど、利便性の面でやや不利に立たされている。
しかし、福岡市近郊の地域においては、JRの方が割安である上、所要時間も早くなる場合もある。例えば福岡(博多、天神) - 二日市間で比較した場合、乗車時間は博多 - 二日市間は快速・準快速を利用して14分であるのに対し、福岡(天神) - 西鉄二日市間は特急で15分と、JRの方が多少早く到着する。さらに運賃の面では、博多 - 二日市間は280円であるのに対し、福岡(天神) - 西鉄二日市間は340円と、JRの方が割安である(それぞれの駅間の営業キロは、博多 - 二日市間が14.2km、福岡(天神) - 西鉄二日市間は15.2kmと、西鉄の方が1km距離が長い)。
なお、両路線で別々の場所に中心となる駅が設けられている都市の場合、西鉄の駅の方が概ね栄えた場所に位置し、乗降客数もJRを上回ることが多い。
本路線と西鉄天神大牟田線は大牟田駅をのぞき、同居駅は存在しない。両路線の相互の乗り換えの利便性はあまり良くないが、駅が近接している例も多く、徒歩連絡が見受けられる例もある。以下、徒歩連絡によって乗り換えができる駅を記す。左側がJR駅、右側が西鉄駅である。
徒歩連絡で乗り換えが可能な駅
笹原駅 - 井尻駅(約600m)
南福岡駅 - 雑餉隈駅(約800m)
春日駅 - 春日原駅(約500m)
大野城駅 - 白木原駅(約750m)
水城駅 - 下大利駅(約600m)
二日市駅 - 紫駅(約500m)
天拝山駅 - 朝倉街道駅(約600m)
吉野駅 - 倉永駅(約700m)
銀水駅 - 西鉄銀水駅(約400m)
主に鹿児島本線と天神大牟田線が近い範囲で並走する福岡市南部(南区、博多区)や筑紫地域、及び大牟田市内において、徒歩連絡が可能な駅が存在する。
博多駅 - 薬院駅間、JR二日市駅 - 西鉄二日市駅・紫駅間、JR久留米駅 - 西鉄久留米駅間はそれぞれ1.5km前後の距離があるが、路線バスが頻発しており、路線バス利用で10分前後で移動できる。
また、笹原駅 - 南福岡駅間や久留米駅 - 荒木駅間では両線が交差しており、両線の接続駅を設けてはどうかという提案が出されたこともあるが[10]、費用・用地や近隣駅との距離関係などの問題で具体化には至っていない。
一方、2007年(平成19年)までは福岡市と福津市との間でも鹿児島本線と西鉄宮地岳線(現在の貝塚線)が並行していたが、後者は線路規格が低規格であり、鹿児島本線の近代化(新駅設置や列車増発など)に伴って乗客移行が進んだことなどを要因として、利用者数が減少したことから西鉄新宮駅 - 津屋崎駅間が同年3月をもって廃線になったため、以後は福岡市から新宮町までの区間で両者が並行して存在している。こちらの場合、千早駅と西鉄千早駅が同一駅舎内に存在していることもあり、ここで相互の連絡を図ることが可能であるが、香椎駅と西鉄香椎駅の間を徒歩連絡する客も未だ見られる。
福岡市 - 宗像市・北九州市間では西鉄バス路線との競合が見られる。こちらのバスはJR隣接の停留所からの利用は少なく、JRの駅から遠い住宅地から都心部への需要の集合を主とし、鹿児島本線を補完するニッチ産業的輸送形態と言え[11]、中心的存在を担いうる鉄道(天神大牟田線系統)とは対照をなす形となっている。
北九州市においては軌道線(路面電車)の西鉄北九州線が門司区と八幡西区との間(門司港駅 - 折尾駅間)で鹿児島本線と並行していたが、2000年(平成12年)までに順次廃止され、現存しない。
荒尾駅 - 八代駅間[編集]
特急列車については「優等列車」の節も参照
熊本地区で普通列車に使用される主な車両(左が815系、右が817系。崇城大学前駅)
熊本県内の地域輸送を担う区間で、主に815系や817系による2両編成でワンマン運転を実施しているが、朝と夕方および博多方面直通列車では415系4両編成で運転され、車掌が乗務する列車もある。日中の普通列車は銀水駅または鳥栖駅まで乗り入れ、一部は荒尾駅で博多方面の快速列車と接続するダイヤになっている。運行本数は1時間あたり2 - 3本となっている。このほか熊本駅 - 宇土駅間には三角線直通の気動車による普通列車も1時間あたり1本程度走っており、新八代駅 - 八代駅間には肥薩線・肥薩おれんじ鉄道の普通列車も一部乗り入れていて、この区間では毎時4本程度となる。
2014年3月15日に特急「有明」の長洲駅 - 熊本間の運転がなくなり、さらに2016年3月26日改正で熊本駅 - 八代駅間を運行していた豊肥本線・肥薩線直通の特急「九州横断特急」「くまがわ」が廃止(「九州横断特急」は鹿児島本線内打ち切り)されたことにより、長洲駅 - 八代駅間では定期運行の特急列車が消滅した[12]。土休日や夏休み・冬休みなどの時期に特急「A列車で行こう」が熊本駅から宇土駅を経由し、三角線の三角駅まで運転される。なお、2017年3月4日より、熊本駅 - 八代駅間に、肥薩線直通特急として観光特急「かわせみ やませみ」が新規に日中3往復設定され(1・2号を除き全車指定席)、「いさぶろう・しんぺい」のうち熊本駅 - 八代駅 - 人吉駅(肥薩線)間が特急に格上げされた[13]。
九州新幹線全線開業後は、それまでの最終列車発時刻の繰り下げにより熊本発午前0時台の八代行き普通列車が新設された。
ワンマン運転の普通列車(2両編成)の乗車方法について、2006年(平成18年)3月17日まで有人駅での営業時間外の停車時および無人駅に関しては、前の車両のドアのみ開き(中扉は開かず・後ろ乗り前降り)、乗車時には整理券を取り、下車時には運賃・乗車券とともに運転士に渡す必要があったが、翌3月18日のダイヤ改正後より、すべての駅で列車のホーム側のすべてのドアから乗り降りできるようになった。
快速列車[編集]
2017年3月4日現在、熊本駅 - 八代駅間では肥薩線から乗り入れるキハ40形・キハ47形による快速列車が朝に上り1本運行のみされている。鹿児島本線内は熊本駅・新八代駅・八代駅に停車する。肥薩線乗り入れ快速列車のほとんどが特急「かわせみ やませみ」に置き換えられ、「いさぶろう・しんぺい」の熊本駅 - 人吉駅間が特急化されたため、下り快速は消滅した。また、8620形蒸気機関車による「SL人吉」が臨時快速として設定されている。
肥薩おれんじ鉄道線より快速「スーパーおれんじ」が土日祝日などに出水駅 - 熊本駅間で2往復、肥薩おれんじ鉄道に所属する1両編成の気動車で直通運転されており、熊本駅 - 八代駅間はノンストップで運行する。
廃止された快速列車[編集]
2000年3月11日から2011年3月11日まで、この区間を走る日中の普通列車はその一部が田原坂駅を通過していたが(2003年3月14日までは西里駅も通過)、2011年3月12日のダイヤ改正で、田原坂駅を通過する普通列車を格上げする形で快速「くまもとライナー」が運行を開始した。
1980年(昭和55年)10月1日から1989年(平成元年)3月10日までの間、博多駅発着で肥薩線直通の急行「くまがわ」が博多駅 - 熊本駅間を快速列車として運転していたことがあり、荒尾駅 - 熊本駅間では途中長洲駅・玉名駅・木葉駅・植木駅・上熊本駅に停車していた(木葉駅は当初通過で途中から停車駅に追加。また博多駅 - 荒尾駅間は当時の快速電車と異なり、南福岡駅と基山駅を通過していた)。
「くまもとライナー」は、荒尾駅以南においては長洲駅・玉名駅・木葉駅と、植木駅以南の各駅に停車し(荒尾駅 - 植木駅間の停車駅は前述の快速「くまがわ」停車駅と同じ。西里駅には2014年3月15日から停車[14])、大牟田駅または荒尾駅で、博多方面の快速と接続していた[7]。特急「有明」の廃止に伴う地域速達列車としての役割を担うことが想定されていたが、田原坂駅を除く快速通過駅は実質1時間あたり1本に減便となっていた。
2015年3月14日のダイヤ改正で「くまもとライナー」は廃止され、代わりに田原坂駅通過の普通列車が再設定されている[15][16]。
主な使用車両[編集]
815系
817系
415系(朝夕ラッシュ時のみ)
キハ31形・キハ200系(三角線直通列車のみ)
キハ47形・キハ40形・キハ140形(肥薩線直通快速列車・「いさぶろう・しんぺい」・「かわせみ やませみ」)
キハ220形(肥薩線直通快速列車のみ)
肥薩おれんじ鉄道HSOR-100・150形(肥薩おれんじ鉄道直通列車)
8620形蒸気機関車・50系客車(臨時快速「SL人吉」)
川内駅 - 鹿児島中央駅間[編集]
鹿児島都市圏の地域輸送を担う区間で、普通列車は約8割が817系によるワンマン運転で、朝夕は415系による列車も数本運転される。
昼間は1時間あたり鹿児島中央駅 - 川内駅間の直通が1本、鹿児島中央駅 - 伊集院駅間は区間運転を含めて2本程度運行されている。朝夕の通勤通学時間帯は串木野駅折り返し列車も運転され、1時間あたり鹿児島中央駅 - 串木野駅・川内駅間で2 - 3本程度、鹿児島中央駅 - 伊集院駅間では3 - 4本程度運行されている。多くの列車は鹿児島中央駅発着となっているが、鹿児島駅発着列車や日豊本線国分駅・都城駅・宮崎駅発着の設定もある。朝6時台に市来発川内行きの設定もある。
九州新幹線開業後、串木野駅 - 川内駅間は普通列車に限り日中の本数は半減(全体の本数も若干減っている)したものの、その分夜間・深夜の運転本数が増えた(川内発最終列車開業前21時台半ば→開業後23時台後半)。最終列車の川内終着時刻は特急「ドリームつばめ」を除き、九州新幹線開業以前まで日付を跨ぐことはなかった(川内駅終着時刻:開業前23時54分→開業当時0時30分、現在0時41分)。鹿児島中央駅からの串木野駅折り返し列車は九州新幹線開業後に新設された。
ワンマン運転の普通列車(2両編成)の乗車方法であるが、2006年(平成18年)3月17日まで有人駅での営業時間外の停車時および無人駅に関しては、前の車両のドアのみ開き(中扉は開かず・後ろ乗り前降り)、乗車時には整理券を取り、下車時には乗車券等を整理券とともに運転士に渡す必要があったが、翌3月18日のダイヤ改正後より、すべての駅で列車のホーム側のすべてのドアから乗り降りできる都市型ワンマンになった。
2008年3月15日のダイヤ改正から肥薩おれんじ鉄道線より快速「オーシャンライナーさつま」が土日祝日や多客期に2往復(出水駅 - 鹿児島中央駅間)、肥薩おれんじ鉄道に所属する1両編成の気動車で直通運転されている。肥薩おれんじ鉄道線から一部の普通列車が川内駅 - 隈之城駅間に乗り入れている。
特急「ドリームつばめ」廃止時に代替として鹿児島中央発最終の川内行き快速列車(当初は途中伊集院駅までの各駅と湯之元駅、串木野駅に停車。鹿児島中央23:50発、川内終着0:30。後に市来駅が停車駅に加わり、川内終着0:33に変更。)が設定されたが、2007年3月18日の改正で各駅に停車する普通列車に変更された。また2011年3月12日改正では従来運行されていた「さわやかライナー」・「ホームライナー」が特急に格上げされ「川内エクスプレス」となり[7]特急列車が復活したが、2016年3月26日改正で廃止されたことで、現在では前述の快速「オーシャンライナーさつま」を除きすべての旅客列車が各駅停車の普通列車となっている。
主な使用車両[編集]
817系
415系(朝夕ラッシュ時のみ)
肥薩おれんじ鉄道HSOR-100・150形(肥薩おれんじ鉄道直通列車)
鹿児島中央駅 - 鹿児島駅間[編集]
この区間は路線名称上は鹿児島本線であるが、運転系統上の基点が鹿児島中央駅に置かれており、実質的に日豊本線の一部として運転が行われている。詳細は「日豊本線#都城駅 - 鹿児島駅・鹿児島中央駅間」を参照のこと。
貨物輸送[編集]
肥薩おれんじ鉄道線や千早操車場 - 福岡貨物ターミナル駅間の貨物支線を含む全線で、多くの貨物列車が運行されている。大半の列車がコンテナ車で編成された高速貨物列車であるが、北九州貨物ターミナル駅 - 黒崎駅間に化学薬品輸送用タンク車等を連結可能な専用貨物列車も運行されている[17]。牽引機関車は、EH500形電気機関車(幡生操車場 - 福岡貨物ターミナル駅間のみ)やED76形電気機関車、EF81形電気機関車である。
線内の貨物列車の発着駅は、北九州貨物ターミナル駅・黒崎駅・福岡貨物ターミナル駅・鳥栖貨物ターミナル駅・大牟田駅・熊本駅・八代駅・川内駅・鹿児島貨物ターミナル駅。
歴史[編集]
門司港駅 - 八代駅間は九州鉄道により開業した。九州初の鉄道として博多駅 - 千歳川仮駅(筑後川北岸)間が1889年(明治22年)に開業し順次東と南へ延伸され1896年(明治29年)に八代駅に達した。
八代駅 - 鹿児島駅間は、当初国防上の理由もあり最短経路である人吉経由(現在の肥薩線経由)の路線が人吉本線および鹿児島本線を名乗ったが1927年(昭和2年)に川内経由の路線が全通するとこちらが鹿児島本線となった。
九州新幹線が2004年(平成16年)に部分開業し、八代駅 - 川内駅間が肥薩おれんじ鉄道に移管された。
年表[編集]
全通以前[編集]
門司港駅 - 八代駅間[編集]
1889年(明治22年)12月11日:九州鉄道が博多駅 - 千歳川仮駅(筑後川北岸)間を開業。
1890年(明治23年)
3月1日:千歳川仮駅 - 久留米駅間が開業。千歳川仮廃止。
9月28日:赤間駅 - 博多駅間が開業。
11月15日:遠賀川駅 - 赤間駅間が開業。
1891年(明治24年)
2月28日:黒崎駅 - 遠賀川駅間が開業。
4月1日:門司駅※ - 黒崎駅間、久留米駅 - 高瀬駅(現在の玉名駅)間が開業。
7月1日:高瀬駅 - 熊本駅間が開業。八代線となる。
1894年(明治27年)8月11日:熊本駅 - 川尻駅間が開業。
1895年(明治28年)1月28日:川尻駅 - 松橋駅間が開業。
1896年(明治29年)11月21日:松橋駅 - 八代駅(のちの球磨川駅)間が開業。
1897年(明治30年)4月20日:門司駅※ - 小倉駅間が複線化。
1898年(明治31年)9月5日:小倉駅 - 黒崎駅間に大蔵駅が開業。
1900年(明治33年)12月10日:大里駅(現在の門司駅) - 小倉間に赤坂信号所が開設。
1901年(明治34年)1月1日:池田駅を上熊本駅に改称。
1902年(明治35年)12月27日:戸畑線 小倉駅 - 戸畑駅 - 黒崎駅間が開業。
1904年(明治37年)
2月9日:大里駅 - 小倉駅間に高浜信号所が開設。赤坂信号所が廃止。
6月19日:吉塚駅が開業。
7月14日:高浜信号所を富野信号所に改称。
1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道が国有化。
1908年(明治41年)
6月1日:八代駅 - 人吉駅間が開業。八代線を人吉線と改称。八代駅が移転。これまでの八代駅は球磨川駅と改称し貨物駅になる。
7月1日:小倉駅 - 戸畑駅 - 黒崎駅間が複線化され人吉線に編入。小倉駅 - 大蔵駅 - 黒崎駅間は大蔵線となる。
1909年(明治42年)
10月12日:国有鉄道線路名称制定。門司駅※ - 人吉駅間を人吉本線とする。
11月:遠賀川駅 - 赤間駅間を城山トンネル経由に切り換え、峠越えの旧線および城山信号所を廃止。この区間の複線化が予定されていたためトンネルは当時の複線規格で作られた。その後城山峠以南の旧線用地は国道3号(当時は2号)建設用地に転用される。
11月21日:人吉駅 - 吉松駅間が開業。門司駅※ - 人吉駅 - 鹿児島駅間が鹿児島本線となる。
1910年(明治43年)
2月6日:海老津駅が開業。
4月20日:荒木駅開業。
11月3日:遠賀川駅 - 赤間駅間が複線化。
1911年(明治44年)
4月4日:黒崎駅 - 折尾駅間が複線化。
5月15日:大里駅 - 小倉駅間に赤坂仮乗降場が開業。
5月17日:吉塚駅 - 博多駅間が複線化。篠栗線用の単線を転用。
1912年(大正元年)
9月1日:大里駅 - 小倉駅間の赤坂仮乗降場が廃止。
11月1日:萬田駅(現在の荒尾駅)が開業。
11月4日:小倉駅 - 戸畑駅間(現在の西小倉駅 - 浜小倉駅間の地点)に板櫃川仮信号所が開設。
11月21日:小倉駅 - 戸畑駅間の板櫃川仮信号所が廃止。
1913年(大正2年)
4月1日:東郷駅が開業。
9月21日:竹下駅・水城駅が開業。蒸気動車運転開始(吉塚-二日市間)[18]。
12月3日:小倉駅 - 戸畑駅間(現在の小倉駅 - 西小倉駅間の地点)に紫川仮信号場が開設。
12月8日:折尾駅 - 遠賀川駅間が複線化。
1914年(大正3年)4月25日:紫川仮信号場が廃止。
1917年(大正6年)
8月10日:箱崎駅 - 吉塚駅間が複線化。
9月17日:富野信号所を富野連絡所に改称。
1919年(大正8年)
2月1日:小倉駅 - 戸畑駅間に上戸畑信号所が開設。
10月15日:博多駅 - 二日市駅間が複線化。
1920年(大正9年)
6月10日:二日市駅 - 原田駅間が複線化。
10月1日:筑前新宮駅(現在の福工大前駅)が開業。
11月15日:福間駅 - 古賀駅間が複線化。
1921年(大正10年)
1月26日:古賀駅 - 筑前新宮駅間が複線化。
4月1日:原田駅 - 木山口信号所間、田代駅 - 鳥栖駅間が複線化。
7月1日:東郷駅 - 福間駅間が複線化。
7月5日:木山口信号所 - 田代駅間が複線化。
8月1日:筑前新宮駅 - 香椎駅間が複線化。
8月5日:木山口信号所を駅に変更し基山駅が開業。
10月1日:香椎駅 - 箱崎駅間が複線化。
12月1日:赤間駅 - 東郷駅間が複線化、門司駅※ - 鳥栖駅間の複線化完成。
1922年(大正11年)
4月1日:信号所・連絡所を信号場に改称。
5月1日:黒崎 - 折尾間に陣原信号場(のちの陣ノ原駅)が開設。
1923年(大正12年)8月15日:八幡駅 - 黒崎駅間に前田仮信号場が開設。
1925年(大正13年)3月6日:黒崎駅 - 折尾駅間の陣ノ原信号場が廃止。
1926年(大正15年)以前に八幡駅 - 黒崎駅間の前田仮信号場が廃止。
4月15日:銀水駅が開業。
6月1日:千丁駅が開業。
1927年(昭和2年)
9月11日:西八幡駅(貨物)が開業。
※この節の門司駅は現在の門司港駅(1942年4月1日改称)
八代駅 - 川内駅 - 鹿児島駅間[編集]
1913年(大正2年)
10月11日:川内線として東市来駅 - 鹿児島駅間が開業。
12月15日:川内線 串木野駅 - 東市来駅間が開業。
1914年(大正3年)6月1日:川内線 川内町駅(現在の川内駅) - 串木野駅間が開業。
1922年(大正11年)
7月1日:川内線 西方駅 - 川内町駅間が開業。
10月15日:川内線 阿久根駅 - 西方駅間が開業。
1923年(大正12年)
3月25日:川内線 野田郷駅 - 阿久根駅間が開業。
7月15日:肥薩線として八代駅 - 日奈久駅間が開業。
10月15日:川内線 米ノ津駅 - 野田郷駅間が開業。
1924年(大正13年)10月20日:宮之城線の開業により、川内線を川内本線に改称。
1925年(大正14年)4月15日:肥薩線 日奈久駅 - 佐敷駅間が開業。
1926年(大正15年)
7月21日:川内本線 水俣駅 - 米ノ津駅間が開業。
9月12日:肥薩線 佐敷駅 - 湯浦駅間が開業。
1927年(昭和2年)
10月17日:湯浦駅 - 水俣駅間が開業[19]。八代駅 - 川内駅 - 鹿児島駅間を鹿児島本線に編入。従来の鹿児島本線八代駅 - 人吉駅 - 鹿児島駅間は肥薩線となる[20][21]。武駅を西鹿児島駅に改称[22]。
全通後[編集]
1928年(昭和3年)
7月11日:武本駅を西出水駅に改称。
7月20日:船小屋駅が開業。
11月28日:大野下駅が開業。
12月23日:鳥栖駅 - 久留米駅間に旭信号場が開設。
1930年(昭和5年)
4月1日:貨物支線 門司駅(現在の門司港駅) - 外浜駅間、大里駅(現在の門司駅) - 小森江操車場間が開業。葛葉駅が開業。
11月3日:西市来駅を市来駅に改称。
1933年(昭和8年)
2月5日:貨物支線 葛葉駅 - 門司港駅(のちの門司埠頭駅)間が開業。
7月17日:肥後高田駅が開業。
1934年(昭和9年)
6月7日:旭信号場を駅に変更し肥前旭駅が開業。
11月3日:鳥栖駅 - 肥前旭駅間が複線化。
1935年(昭和10年)
3月23日:井手ノ上駅(現在の南瀬高駅)が開業。
4月3日:肥後伊倉駅が開業。
1936年(昭和11年)12月15日:薩摩大川駅が開業。
1937年(昭和12年)5月17日:西牟田駅が開業。
1940年(昭和15年)10月1日:川内町駅を川内駅に改称。
1942年(昭和17年)
4月1日:門司駅を門司港駅に、大里駅を門司駅に、矢部川駅を瀬高町駅に改称。これまでの門司港駅(貨物駅)を門司埠頭駅に改称。貨物支線 門司駅 - 小森江操車場間が廃止(門司駅に統合)。
5月24日:肥前旭駅 - 久留米駅間が複線化。
7月1日:香椎駅 - 博多港駅間が開業。
11月15日:井手ノ上駅を南瀬高駅に改称。
1943年(昭和18年)5月1日:富野信号場を東小倉駅に統合し廃止。
6月15日:萬田駅を荒尾駅に改称。
7月20日:黒崎駅 - 折尾駅間(現在の陣原駅 - 折尾駅間)に陣ノ原仮信号場が開設。
10月1日:木葉駅 - 植木駅間に田原坂信号場、植木駅 - 上熊本駅間に西里信号場が開設。
10月6日:黒崎駅 - 折尾駅間が複々線化。
1944年(昭和19年)
9月1日:黒崎駅 - 折尾駅間の陣ノ原仮信号場が廃止。
12月10日:黒崎駅 - 折尾駅間(現在の黒崎駅 - 陣原駅間)に陣ノ原仮信号場が開設。
1945年(昭和20年)
6月10日:貨物支線 球磨川駅 - 八代駅間が廃止(八代駅の側線に変更)。
6月16日:黒崎駅 - 折尾駅間の陣ノ原仮信号場が廃止。
1946年(昭和21年)6月10日:雑餉隈駅(現在の南福岡駅) - 水城駅間に春日信号場が開設。
1949年(昭和24年)12月15日:饅頭石駅を上伊集院駅に改称。
1950年(昭和25年)5月1日:南荒尾駅が開業。
1951年(昭和26年)7月23日:西方駅 - 草道駅間に唐浜仮乗降場が開業。
1952年(昭和27年)
2月1日:黒崎駅 - 折尾駅間に折尾操車場が開設。
5月1日:薩摩高城駅が開業。
10月10日:上田浦駅が開業。
1953年(昭和28年)
4月1日:貨物支線 黒崎駅 - 黒崎港駅間が開業。
5月1日:貨物支線 鹿児島駅 - 鹿児島港駅間が開業。
1954年(昭和29年)
2月11日:薩摩松元駅が開業。
6月15日:博多港駅 - 福岡港駅間が開業。
12月10日:西里信号場を駅に変更し西里駅が開業。
1955年(昭和30年)
3月8日:薩摩高城駅 - 草道駅間の唐浜仮乗降場が廃止。
7月22日:東小倉駅 - 小倉駅間が複々線化。
1956年(昭和31年)
3月30日:門司駅 - 東小倉駅間が複々線化。
4月10日:瀬高町駅を瀬高駅に、高瀬駅を玉名駅に改称。
1957年(昭和32年)10月1日:上伊集院駅 - 西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間に広木信号場が開設。
1958年(昭和33年)3月1日:小倉駅が現在地に移転。
1959年(昭和34年)6月1日:海浦駅が開業。
1961年(昭和36年)
5月1日:折尾操車場を駅に変更し東折尾駅(貨物)が開業。
6月1日:門司港駅 - 久留米駅間が電化。
9月24日:久留米駅 - 荒木駅間が複線化。
9月28日:渡瀬駅 - 銀水駅間が複線化。
10月1日:水巻駅、春日信号場を駅に変更し白木原駅(現在の大野城駅)が開業。
10月27日:八幡駅 - 黒崎駅間が複々線化。
1962年(昭和37年)
2月15日:久留米駅 - 荒木駅間が電化。
9月27日:銀水駅 - 大牟田駅間が複線化。
1963年(昭和38年)
2月20日:熊本駅 - 川尻駅間が複線化。
4月25日:浜戸川信号場 - 宇土駅間が複線化。
12月1日:吉塚駅 - 博多駅 - 竹下駅間が経路変更。博多駅移転高架化。
1964年(昭和39年)
2月1日:福岡港駅 - 福岡市場駅間が開業。
9月1日:荒木駅 - 羽犬塚駅間が複線化。
1965年(昭和40年)
7月14日:羽犬塚駅 - 船小屋駅間が複線化。
8月26日:瀬高駅 - 南瀬高駅間が複線化。
8月29日:大野下駅 - 玉名駅間が複線化。
9月1日:船小屋駅 - 瀬高駅間が複線化。
9月3日:大牟田駅 - 荒尾駅間が複線化。
9月10日:荒木駅 - 熊本駅間が電化。
10月1日:東小倉駅 - 小倉駅間が三複線化。
10月1日:田原坂信号場を駅に変更し田原坂駅が開業。
1966年(昭和41年)
3月24日:南瀬高駅 - 渡瀬駅間が複線化。
8月20日:小倉駅 - 上戸畑信号場間が複々線化。
9月16日:堅山信号場 - 串木野駅間が複線化。
9月27日:湯浦駅 - 倉谷信号場間が複線化。
10月1日:戸畑駅 - 枝光駅間に牧山トンネルが開通。上戸畑信号場 - 八幡駅間が複々線化され、門司駅 - 折尾駅間の複々線化が完成。
11月1日:雑餉隈駅を南福岡駅に改称。
12月22日:木葉駅 - 田原坂駅間が複線化。
1967年(昭和42年)
3月23日:荒尾駅 - 南荒尾駅間が複線化。
6月27日:田原坂駅 - 植木駅間が複線化。
9月19日:南荒尾駅 - 長洲駅間が複線化。
9月26日:肥後伊倉駅 - 木葉駅間が複線化。
9月30日:宇土駅 - 松橋駅間が複線化。
1968年(昭和43年)
3月18日:玉名駅 - 肥後伊倉駅間が複線化。
3月22日:長洲駅 - 大野下駅間が複線化。
4月16日:木場茶屋駅 - 堅山信号場間が複線化。堅山信号場が廃止。
5月23日:倉谷信号場 - 津奈木駅間が複線化。倉谷信号場が廃止。
8月20日:松橋駅 - 小川駅間が複線化。
8月28日:上熊本駅 - 熊本駅間が複線化。
9月14日:西里駅 - 上熊本駅間が複線化。
9月19日:津奈木駅 - 水俣駅間に初野信号場が開設。
9月27日:上伊集院駅 - 広木信号場間が複線化。
9月28日:植木駅 - 西里駅間が複線化により久留米駅 - 熊本駅 - 川尻駅間の複線化工事完工。
9月30日:熊本駅 - 川尻駅間が電化。
1969年(昭和44年)4月10日:八代駅 - 米ノ津駅間に列車集中制御装置 (CTC) 導入。
9月27日:広木信号場 - 西鹿児島間が複線化。広木信号場が廃止。
10月1日:浜小倉駅(貨物)が開業。
10月7日:東市来駅 - 茂頭信号場間が複線化。
1970年(昭和45年)
3月25日:川尻駅 - 浜戸川信号場間が複線化。浜戸川信号場が廃止。
4月1日:米ノ津駅 - 東市来駅間が CTC 化。
5月28日:小川駅 - 有佐駅間が複線化。
7月1日:新中原駅(現在の九州工大前駅)が開業。
7月7日:有佐駅 - 千丁駅間が複線化。
7月10日:茂頭信号場 - 伊集院駅間が複線化。茂頭信号場が廃止。
7月22日:千丁駅 - 八代駅間が複線化。
9月1日:川尻駅 - 鹿児島駅間が電化。全線電化完成。
1971年(昭和46年)2月20日:熊本駅 - 八代駅間、東市来駅 - 鹿児島駅間が CTC 化。
1972年(昭和47年)5月23日:西鹿児島駅 - 鹿児島駅間が複線化。
1975年(昭和50年)
2月26日:折口駅 - 阿久根駅間に赤瀬川信号場が開設。
3月10日:香椎駅 - 福岡貨物ターミナル駅間が電化。
1977年(昭和52年)8月4日:伊集院駅 - 薩摩松元駅間が複線化。
1978年(昭和53年)10月2日:東福間駅が開業。
1980年(昭和55年)2月6日:薩摩松元駅 - 上伊集院駅間が複線化。
1982年(昭和57年)
2月28日:貨物支線 黒崎駅 - 黒崎港駅間が廃止。
11月14日:貨物支線 葛葉駅 - 門司埠頭駅間、福岡港駅 - 福岡市場駅間が廃止。
1984年(昭和59年)
2月1日:貨物支線 鹿児島駅 - 鹿児島港駅間が廃止。東折尾駅(貨物)を廃止し東折尾信号場に変更。
2月10日:浜小倉駅 - 戸畑駅間の上戸畑信号場が廃止。
1985年(昭和60年)3月14日:博多港駅 - 福岡港駅間が廃止。
1986年(昭和61年)
10月20日:門司港駅 - 赤間駅間が CTC 化[23]。
10月22日:赤間駅 - 荒木駅間が CTC 化[23]。
10月23日:荒木駅 - 熊本駅間が CTC 化[23]。
11月1日:葛葉駅・西八幡駅が廃止。それぞれ門司港駅、黒崎駅に統合。
1987年(昭和62年)
3月9日:笹原駅が開業。
3月31日:香椎駅 - 博多港駅間の旅客営業が廃止。
民営化後[編集]
1987年(昭和62年)
4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が承継[24]。
10月1日:西小倉駅に鹿児島本線ホームを新設。
1988年(昭和63年)3月13日:黒崎駅 - 筑豊本線駅間の連絡線上にも折尾駅ホームを設置。小森江駅・教育大前駅・熊本工大前駅(現在の崇城大学前駅)が開業。
1989年(平成元年)3月11日:白木原駅を大野城駅に改称。九産大前駅・春日駅・都府楼南駅・天拝山駅が開業。
1990年(平成2年)
3月10日:けやき台駅が開業。博多駅 - 八代駅間の営業最高速度を130km/hに引上げ[24]。
11月1日:新中原駅を九州工大前駅に改称。
1991年(平成3年)
3月16日:吉塚駅 - 博多駅間が三線化。篠栗線の全列車が博多駅直通となる。吉野駅が開業。
9月30日:千鳥駅が開業。
1998年(平成10年)4月1日:福岡貨物ターミナル駅 - 博多港駅間(4.1km)が廃止。
1999年(平成11年)
7月2日:枝光駅 - 八幡駅間をスペースワールド駅経由の新線に切替え。スペースワールド駅が開業。同区間の営業キロは1.0km短縮され、並行する山陽新幹線・小倉駅 - 博多駅間の営業キロも同様に変更。
10月1日:銀水駅 - 八代駅間でワンマン運転開始。
2000年(平成12年)
9月11日:小倉駅 - 西小倉駅間に紫川信号場が開設。
11月21日:陣原駅が開業。
2001年(平成13年)3月3日:弥生が丘駅が開業。
2002年(平成14年)2月22日:海老津駅 - 教育大前駅間で列車衝突事故が発生(無閉塞運転#無閉塞運転による事故を参照)。
3月23日:JR貨物門司駅が北九州貨物ターミナル駅に改称。
2003年(平成15年)
3月15日:水城駅 - 都府楼南駅間に太宰府信号場が開設[25]。
7月7日:旧香椎操車場跡地に高架の千早駅が開業。
10月1日:川内駅 - 鹿児島駅間でワンマン運転開始。
2004年(平成16年)3月13日:九州新幹線鹿児島ルートの部分開業に伴い、八代駅 - 川内駅間が肥薩おれんじ鉄道に移管。新八代駅が開業。西鹿児島駅を鹿児島中央駅に、熊本工大前駅を崇城大学前駅に、JR貨物鹿児島駅を鹿児島貨物ターミナル駅に改称。箱崎駅の高架完成。
2005年(平成17年)
3月1日:鳥栖駅 - 銀水駅間でワンマン運転開始。
10月1日:門司港駅 - 外浜駅間の貨物支線が休止。2003年3月より列車は運行されていなかった。
2006年(平成18年)3月18日:鳥栖貨物ターミナル駅が開業。ワンマン運転区間における車内精算(乗車時に整理券を取って、降車時に運賃等とともに運転士に渡す)をすべて取りやめる(都市型ワンマン運転に変更)。
2008年(平成20年)
3月15日:筑前新宮駅を福工大前駅に改称[26]。
9月5日:門司港駅 - 外浜駅間の貨物支線が廃止。
2009年(平成21年)
3月1日:門司港駅 - 荒尾駅間でICカード「SUGOCA」を導入。
3月14日:ししぶ駅・広木駅が開業。
2010年(平成22年)3月13日:新宮中央駅・神村学園前駅が開業[27]。
2011年(平成23年)3月12日:九州新幹線鹿児島ルートの全線開業にともない、船小屋駅を移転のうえ、筑後船小屋駅に改称。富合駅が開業[7]。
2012年(平成24年)12月1日:「SUGOCA」の利用可能エリアに荒尾駅 - 八代駅間と川内駅 - 鹿児島駅間が追加され、全線でSUGOCAが利用可能となる。
2014年(平成26年)4月1日:西鉄天神大牟田線主要駅と大牟田駅 - 熊本駅間との連絡運輸制度が廃止。
2015年(平成27年)3月14日:上熊本 - 熊本間の約6kmのうち、上り線約6kmと下り線の熊本駅部約2kmをのぞく約4kmが高架化[28][29]。
2016年(平成28年)3月26日:西熊本駅が開業[30][12]。
2016年(平成28年)6月30日:省令に基づく、ATS-DK地上子の設置工事が終了する。
2016年(平成28年)12月22日:スマートフォンアプリ「JR九州アプリ」内の列車位置情報システム「どれどれ」運用開始により、リアルタイムで列車位置情報が配信開始[31]。
駅一覧[編集]
(貨)北九州貨物ターミナル駅および(貨)熊本駅の営業キロはJR貨物が独自に使用するものであり、正式な営業キロはそれぞれ門司駅、熊本駅と同一。
駅名 …(貨):貨物専用駅、◆・◇・■:貨物取扱駅(貨物専用駅をのぞく。◇は定期貨物列車の発着なし、■はオフレールステーション)、(臨):臨時駅
九州旅客鉄道[編集]
門司港駅 - 荒尾駅間[編集]
特定都区市内制度適用範囲の駅 … 九:北九州市内、福:福岡市内
停車駅
普通…未開業駅をのぞくすべての旅客駅に停車。
準快速・快速…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は列車・時間帯により停車、|印の駅は全列車通過。
博多駅・南福岡駅以北あるいは博多駅・二日市駅・久留米駅以南で各駅停車となる列車がある。
福北ゆたか線内で快速運転を行い、当路線の門司港まで乗り入れる列車は、当路線内では全旅客駅に停車。
特急…#優等列車に挙げられている各列車記事参照。
小倉駅 - 黒崎駅間は旅客線と貨物線との線路別複々線、それ以外の区間は複線。
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 準快速 快速 接続路線 所在地
九 門司港駅 - 0.0 ● ● 平成筑豊鉄道:門司港レトロ観光線(九州鉄道記念館駅) 福岡県 北九州市 門司区
九 小森江駅 4.0 4.0 ● ●
九 門司駅 1.5 5.5 ● ● 九州旅客鉄道:山陽本線(小倉方面と直通あり)
(貨)北九州貨物ターミナル駅 1.4 6.9 | |
(貨)東小倉駅 2.5 9.4 | | 小倉北区
九 小倉駅 1.6 11.0 ● ● 九州旅客鉄道:日豊本線・日田彦山線[* 1]
西日本旅客鉄道:■ 山陽新幹線
北九州高速鉄道:小倉線(モノレール)
紫川信号場 - - | |
九 西小倉駅 0.8 11.8 ● ● 九州旅客鉄道:日豊本線・日田彦山線[* 1]
(貨)浜小倉駅 1.6 13.4 | |
九 九州工大前駅 1.9 15.3 ● | 戸畑区
九 戸畑駅 1.9 17.2 ● ●
九 枝光駅 2.8 20.0 ● | 八幡東区
九 スペースワールド駅 1.1 21.1 ● ▲
九 八幡駅 1.1 22.2 ● ●
九 黒崎駅◆ 2.7 24.9 ● ● 筑豊電気鉄道:CK 筑豊電気鉄道線(黒崎駅前駅:CK01) 八幡西区
東折尾信号場 - 26.8 | |
九 陣原駅 2.2 27.1 ● |
九 折尾駅 3.0 30.1 ● ● 九州旅客鉄道:筑豊本線(福北ゆたか線[* 2]・若松線)
水巻駅 2.1 32.2 ● | 遠賀郡 水巻町
遠賀川駅 2.1 34.3 ● | 遠賀町
海老津駅 5.1 39.4 ● ▲ 岡垣町
教育大前駅 5.2 44.6 ● | 宗像市
赤間駅 1.9 46.5 ● ●
東郷駅 4.2 50.7 ● ●
東福間駅 3.2 53.9 ● | 福津市
福間駅 2.7 56.6 ● ●
千鳥駅 1.9 58.5 | | 古賀市
古賀駅 2.1 60.6 ● ●
ししぶ駅 1.4 62.0 | |
新宮中央駅 1.4 63.4 | | 糟屋郡新宮町
福 福工大前駅 1.7 65.1 ● ● 福岡市 東区
福 九産大前駅 3.0 68.1 | |
福 香椎駅 1.7 69.8 ● ● 九州旅客鉄道:香椎線(海の中道線)
福 千早駅 1.2 71.0 ● ● 西日本鉄道:NK 貝塚線(西鉄千早駅:NK03)
千早操車場 - 71.3 | | 日本貨物鉄道:鹿児島本線貨物支線(博多臨港線)
福 箱崎駅 4.0 75.0 | |
福 吉塚駅 1.4 76.4 ● ● 九州旅客鉄道:篠栗線(福北ゆたか線[* 3])[* 4] 博多区
福 博多駅 1.8 78.2 ● ● 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線
西日本旅客鉄道:■ 山陽新幹線・博多南線
福岡市地下鉄:Subway FukuokaKuko.svg 空港線(K11)
福 竹下駅 2.7 80.9 ▲ ▲
福 笹原駅 2.4 83.3 ▲ ▲ 南区
福 南福岡駅 1.6 84.9 ● ● 博多区
春日駅 1.2 86.1 | | 春日市
大野城駅 1.3 87.4 ● ● 大野城市
水城駅 1.4 88.8 | |
太宰府信号場 - 90.0 | | 太宰府市
都府楼南駅 2.2 91.0 | |
二日市駅 1.4 92.4 ● ● 筑紫野市
天拝山駅 1.9 94.3 | |
原田駅 3.6 97.9 ● ● 九州旅客鉄道:筑豊本線(原田線)
けやき台駅 2.0 99.9 | | 佐賀県 三養基郡
基山町
基山駅 1.5 101.4 ● ● 甘木鉄道:甘木線
弥生が丘駅 2.1 103.5 | | 鳥栖市
田代駅 2.1 105.6 | |
(貨)鳥栖貨物ターミナル駅 | |
鳥栖駅 1.2 106.8 ● ● 九州旅客鉄道:長崎本線
肥前旭駅 3.6 110.4 | |
久留米駅 3.5 113.9 ● ● 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線・久大本線(ゆふ高原線) 福岡県 久留米市
荒木駅 4.9 118.8 ● ●
西牟田駅 3.8 122.6 | | 筑後市
羽犬塚駅 3.5 126.1 ● ●
筑後船小屋駅 3.6 129.7 ● ● 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線
瀬高駅 2.5 132.2 ● ● みやま市
南瀬高駅 3.0 135.2 | |
渡瀬駅 3.9 139.1 | |
吉野駅 2.8 141.9 | | 大牟田市
銀水駅 2.4 144.3 | |
大牟田駅◆■ 3.2 147.5 ● ● 西日本鉄道:T 天神大牟田線(T50)
荒尾駅 4.1 151.6 ● ● 九州旅客鉄道:鹿児島本線(熊本方面) 熊本県荒尾市
^ a b 日田彦山線の正式な起点は日豊本線城野駅だが、運転系統上は全列車が小倉駅まで乗り入れる。
^ 福北ゆたか線(運転系統上の愛称)の起点駅は黒崎駅である。
^ 福北ゆたか線(運転系統上の愛称)の終点駅は博多駅である。
^ 篠栗線の列車は運転系統上、すべて博多駅へ乗り入れている。
荒尾駅 - 八代駅間[編集]
停車駅
普通…基本的にすべての旅客駅に停車するが、一部の列車は▽印の駅を通過する。
快速…●印の駅に停車、▲の駅は肥薩線直通列車のみ停車、|印の駅は通過。
特急(有明・かわせみ やませみ・いさぶろう・しんぺい)・肥薩線直通快速・スーパーおれんじ…各列車記事参照。
全区間複線。
この区間は全駅熊本県内に所在。
駅名 駅間営業キロ 門司港
からの
営業
キロ 快速 接続路線 所在地
荒尾駅 - 151.6 九州旅客鉄道:鹿児島本線(博多方面) 荒尾市
南荒尾駅 3.2 154.8
長洲駅 4.6 159.4 玉名郡長洲町
大野下駅 4.7 164.1 玉名市
玉名駅 4.5 168.6
肥後伊倉駅 4.2 172.8
木葉駅 3.9 176.7 玉名郡玉東町
田原坂駅▽ 3.5 180.2 熊本市 北区
植木駅 4.4 184.6
西里駅 4.2 188.8
崇城大学前駅 2.9 191.7 西区
上熊本駅 1.6 193.3 熊本電気鉄道:菊池線
熊本市電:上熊本線(上熊本駅前電停)
熊本駅 3.3 196.6 ● 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線・豊肥本線(阿蘇高原線)
熊本市電:幹線・田崎線(熊本駅前電停)
(貨)熊本駅 1.3 197.9 |
西熊本駅 1.9 199.8 | 南区
川尻駅 2.1 201.9 |
富合駅 3.4 205.3 |
宇土駅 2.2 207.5 | 九州旅客鉄道:三角線(あまくさみすみ線[** 1])[** 2] 宇土市
松橋駅 4.8 212.3 | 宇城市
小川駅 6.2 218.5 |
有佐駅 5.0 223.5 | 八代市
千丁駅 4.1 227.6 |
新八代駅 1.9 229.5 ▲ 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線
八代駅◆ 2.8 232.3 ● 九州旅客鉄道:肥薩線(えびの高原線)
肥薩おれんじ鉄道:肥薩おれんじ鉄道線[** 3]
^ あまくさみすみ線(運転系統上の愛称)の終点駅は熊本駅である。
^ 三角線の列車は運転系統上、すべて熊本駅へ乗り入れる。
^ 肥薩おれんじ鉄道線の列車は一部新八代駅へ乗り入れる
川内駅 - 鹿児島駅間[編集]
※:門司港駅からの累計営業キロは、八代駅 - 川内駅間の経営分離前に使われていたもの(神村学園前駅・広木駅は当時未開業)。
停車駅
普通…すべての旅客駅に停車。
快速(オーシャンライナーさつま)…●印の駅は停車、|印の駅は通過、川内から肥薩おれんじ鉄道線に直通運転。
線路 … ∥:複線区間、◇・|:単線区間(◇は列車交換可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線。
川内駅は肥薩おれんじ鉄道線へ直通できる線路が1線のみであり直通列車は交換不可。
この区間は全駅鹿児島県内に所在。
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 門司港
からの
営業
キロ
※ 快速 接続路線 線路 所在地
川内駅◆ - 0.0 349.2 ● 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線
肥薩おれんじ鉄道:肥薩おれんじ鉄道線[*** 1] ◇ 薩摩川内市
隈之城駅 2.6 2.6 351.8 | ◇
木場茶屋駅 3.1 5.7 354.9 | ∧
串木野駅 6.3 12.0 361.2 ● ∨ いちき串木野市
神村学園前駅 2.2 14.2 - | |
市来駅 2.4 16.6 365.8 | ◇
湯之元駅 3.8 20.4 369.6 | ◇ 日置市
東市来駅 2.5 22.9 372.1 | ∧
伊集院駅 5.9 28.8 378.0 ● ∥
薩摩松元駅 5.3 34.1 383.3 | ∥ 鹿児島市
上伊集院駅 2.4 36.5 385.7 | ∥
広木駅 5.0 41.5 - | ∥
鹿児島中央駅 4.6 46.1 395.3 ● 九州旅客鉄道:■ 九州新幹線・指宿枕崎線
鹿児島市電:第二期線・唐湊線(鹿児島中央駅前電停) ∥
鹿児島駅 3.2 49.3 398.5 九州旅客鉄道:日豊本線[*** 2]
鹿児島市電:第一期線(鹿児島駅前電停) ∨
(貨)鹿児島貨物ターミナル駅
^ 肥薩おれんじ鉄道線の列車は一部隈之城駅へ乗り入れる
^ 日豊本線の列車は運転系統上、全列車鹿児島中央駅へ乗り入れる
日本貨物鉄道[編集]
詳細は「博多臨港線」を参照
博多臨港線(通称)
香椎駅 - 千早操車場 -(貨)福岡貨物ターミナル駅
廃止区間[編集]
詳細は「外浜駅」および「博多臨港線」を参照
貨物支線(外浜方面)
門司港駅 -(貨)外浜駅
2005年10月休止、2008年9月5日廃止
貨物支線
黒埼駅 - 黒崎港駅
1982年2月28日廃止
博多臨港線(通称)
(貨)福岡貨物ターミナル駅 -(貨)博多港駅 -(臨)福岡ボート前駅 -(貨)福岡港駅 -(貨)福岡市場駅
1998年までに廃止
経営移管された区間[編集]
詳細は「肥薩おれんじ鉄道線」を参照
2004年3月13日に肥薩おれんじ鉄道に移管された区間。設置駅・駅名は移管前日時点のもの
( ) 内の数値はJR時代(1999年以降)に使用されていた門司港駅からの営業キロ(主要駅のみ記載)
八代駅 (232.3km) - 肥後高田駅 - 日奈久駅(現在の日奈久温泉駅) - 肥後二見駅 - 上田浦駅 - 肥後田浦駅 - 海浦駅 - 佐敷駅 - 湯浦駅 - 津奈木駅 - 初野信号場(現在の新水俣駅) - 水俣駅 (281.9km) - 袋駅 - 米ノ津駅 - 出水駅 (297.9km) - 西出水駅 - 高尾野駅 - 野田郷駅 - 折口駅 - 赤瀬川信号場 - 阿久根駅 (318.5km) - 牛ノ浜駅 - 薩摩大川駅 - 西方駅 - 薩摩高城駅 - 草道駅 - 上川内駅 - 川内駅 (349.2km)
経営移管前の当該区間における運行形態は、全区間を通して特急つばめが毎時1本、普通列車が当該区間中ほどの水俣駅または出水駅で分断し、八代・川内各方面とも1 - 3時間に1本の運転だった。八代側には八代 - 日奈久(当時)・佐敷・水俣、水俣 - 出水・西鹿児島(当時)、川内側には上川内始発の西鹿児島行きの区間便も存在した。
過去の接続路線[編集]
門司港駅:
関門航路 - 1964年11月1日廃止
西鉄北九州線 - 1985年10月19日廃止
小森江操車場:関森航路 - 1942年7月9日廃止
門司駅:
小倉裏線(小倉南線)- 1916年6月21日廃止
西鉄北九州線 - 1985年10月19日廃止
東小倉駅:日田線 - 1962年10月1日廃止
小倉駅:
大蔵線 - 1911年10月1日廃止
西鉄北九州線 - 1992年10月24日廃止
枝光駅:西鉄北九州線 - 1985年10月19日廃止
八幡駅:西鉄北九州線 - 1992年10月24日廃止
黒崎駅:大蔵線 - 1911年10月1日廃止
折尾駅:西鉄北九州線 - 2000年11月26日廃止
遠賀川駅:
芦屋線 - 1961年6月1日廃止
室木線 - 1985年4月1日廃止
福間駅:津屋崎軌道 - 1939年4月1日廃止
吉塚駅:
西鉄福岡市内線 - 1973年1月5日廃止
勝田線 - 1985年4月1日廃止
博多駅:
西鉄福岡市内線 - 1979年2月11日廃止
筑肥線 - 1983年3月22日廃止
二日市駅:
太宰府軌道 - 1929年10月1日廃止
朝倉軌道 - 1939年8月21日休止、1940年4月19日廃止
久留米駅:
筑後軌道 - 1929年3月25日
西鉄上久留米線 - 1948年7月5日休止、1951年12月25日廃止
羽犬塚駅:
矢部線 - 1985年4月1日廃止
南筑軌道 - 1940年6月24日廃止
三潴軌道 - 1930年6月17日廃止
瀬高駅:(1942年3月31日まで矢部川駅と称していた)
柳河軌道 - 1932年2月21日廃止
九州肥筑鉄道 - 1938年12月16日廃止
佐賀線 - 1987年3月28日廃止
大牟田駅:西鉄大牟田市内線 - 1952年1月6日休止、1954年3月15日廃止
荒尾駅:荒尾市営電気鉄道 - 1964年10月1日廃止
植木駅:山鹿温泉鉄道 - 1957年休止、1965年2月4日廃止
上熊本駅:
大日本軌道熊本支社 - 1920年7月2日廃止
熊本電鉄熊本市内軌道線→熊本市電坪井線 - 1970年5月1日廃止
熊本電鉄上熊本倉庫線 - 1966年7月6日廃止
川尻駅:熊本市電川尻線 - 1965年2月21日廃止
水俣駅:山野線 - 1988年2月1日廃止
川内駅:宮之城線 - 1987年1月10日廃止
伊集院駅:鹿児島交通枕崎線 - 1984年3月18日廃止
脚注[編集]
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^ “SUGOCAのご利用可能エリアを平成24年12月1日(土)に拡大します” (プレスリリース), 九州旅客鉄道, (2012年9月19日) 2012年12月1日閲覧。
^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
^ 路線別ご利用状況 (PDF) - 九州旅客鉄道、2017年8月7日閲覧
^ 博多〜由布院間を小倉経由で!!特急「ゆふいんの森」を運転します! (PDF) - 九州旅客鉄道株式会社(2017年7月11日)
^ 夏休みのご旅行に!8月も 特急「ゆふいんの森」「ゆふ」を運転します! (PDF) - 九州旅客鉄道株式会社(2017年7月25日)
^ 9月も 特急「ゆふいんの森」「ゆふ」を運転します! (PDF) - 九州旅客鉄道(2017年8月22日)
^ a b c d e f 平成23年春ダイヤ改正 - 九州旅客鉄道ニュースリリース 2010年12月17日
^ a b 『JTB時刻表』2016年4月号、JTBパブリッシング、p.8
^ 今尾恵介・原武史(監修)『日本鉄道旅行歴史地図帳』4号 東京(新潮社、2010年)、同9号 大阪(新潮社、2011年)、同11号 中国四国(新潮社、2011年)、同12号 九州沖縄(新潮社、2011年)
^ (2)総合的な交通体系の確立 - 久留米市
^ 鈴木文彦『西鉄バス最強経営の秘密』
^ a b “平成 28 年春ダイヤ改正 (PDF)”. 九州旅客鉄道 (2015-12-18日). 2015-12-19日閲覧。
^ “平成29年春ダイヤ改正について (PDF)”. 九州旅客鉄道 (2016年12月16日). 2017年3月20日閲覧。
^ 平成26年春ダイヤ改正 (PDF) - 九州旅客鉄道ニュースリリース 2013年12月20日
^ 平成27年春ダイヤ改正 - 九州旅客鉄道ニュースリリース 2014年12月19日
^ JR九州ダイヤ改正 - 「くまもとライナー」廃止! 福北ゆたか線快速も変更に - マイナビニュース 2014年12月21日
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^ 「昭和2年鉄道省告示第208号、川内本線武停車場改稱」『官報』1927年9月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)(Wikisource-logo.svg 原文)
^ a b c 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 121頁。
^ a b “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日)
^ 「鉄道記録帳2003年3月」、『RAIL FAN』第50巻第6号、鉄道友の会、2003年6月1日、 21頁。
^ これにより、鹿児島本線から「筑前」の旧国名を冠する駅名が消滅した。後にも先にも、鹿児島本線内で筑前の名前を冠するのは当駅のみだった。
^ 平成22年3月に新駅「新宮中央駅」と「神村学園前駅」が開業します。 - 九州旅客鉄道ニュースリリース 2009年12月18日
^ “在来線連立事業、上下線で高架供用開始”. くまもと経済 (2015年3月30日). 2016年1月17日閲覧。
^ “H27年3月供用概要図 (PDF)”. 熊本県. 2016年1月17日閲覧。
^ 「西熊本駅」が開業 JR鹿児島線 - 読売新聞、2016年3月27日
^ 〜 運行情報のご案内を充実 〜 「JR九州アプリ」で列車位置情報を表示します! (PDF) - 九州旅客鉄道、2016年12月20日
参考文献[編集]
今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』12 九州沖縄、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790030-2。
川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』3 北九州・筑豊エリア、講談社、2013年。ISBN 978-4-06-295162-3。
川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』4 福岡エリア、講談社、2013年。ISBN 978-4-06-295163-0。
川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』6 熊本・大分エリア、講談社、2013年。ISBN 978-4-06-295165-4。
川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』7 宮崎・鹿児島・沖縄エリア、講談社、2013年。ISBN 978-4-06-295166-1。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、鹿児島本線に関連するメディアがあります。
日本の鉄道路線一覧
西鉄天神大牟田線
[表示] 九州旅客鉄道 JR九州福岡近郊路線
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表 話 編 歴
JR logo (kyushu).svg 九州旅客鉄道鉄道事業本部
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表 話 編 歴
JR logo (kyushu).svg 九州旅客鉄道熊本支社
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表 話 編 歴
JR logo (kyushu).svg 九州旅客鉄道鹿児島支社
カテゴリ: 鹿児島本線九州地方の鉄道路線九州鉄道(初代)日本国有鉄道の鉄道路線九州旅客鉄道の鉄道路線福岡県の交通佐賀県の交通熊本県の交通鹿児島県の交通部分廃止路線
桶川市
おけがわし
桶川市
Benibana Furusatokan omoya.jpg
べに花ふるさと館
Flag of Okegawa Saitama.JPG
桶川市旗
国 日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
団体コード 11231-3
法人番号 8000020112313
面積 25.35km2
総人口 74,222人
(推計人口、2017年5月1日)
人口密度 2,930人/km2
隣接自治体 上尾市、北本市、鴻巣市、蓮田市、久喜市、
北足立郡伊奈町、比企郡川島町
市の木 ケヤキ
市の花 ツツジ
他のシンボル 市民の花:紅花、芝桜、
アジサイ、ヒマワリ、サザンカ
市民の木:ナラ、イチョウ、
泰山木、モクセイ、カキ
市民の歌:べにのはな
桶川市役所
市長 [編集]小野克典
所在地 〒363-8501
埼玉県桶川市大字上日出谷936番地1
北緯36度0分20.6秒東経139度32分33.7秒
外部リンク 桶川市公式ホームページ
桶川市位置図
■ ― 政令指定都市 / ■ ― 市 / ■ ― 町 / ■ ― 村
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桶川市(おけがわし)は、埼玉県の中東部にある人口約7万4千人の市である。
目次 [非表示]
1 概要
2 地理
2.1 隣接自治体との関係
3 歴史
3.1 古代以前
3.2 中世
3.3 近世
3.4 近代以降
3.5 地名の由来
3.6 市域の成立まで
3.7 年表
4 人口
5 行政
5.1 行政施設
5.2 公社
5.3 広域行政
6 他の自治体との提携
7 経済
7.1 小売業
7.2 産業
7.3 金融機関
7.4 農業
8 地域
8.1 町域
8.2 郵政
8.3 市街地
8.4 住宅団地
8.5 教育
8.5.1 幼稚園
8.5.2 保育所
8.5.3 小学校
8.5.4 中学校
8.5.5 高等学校
8.5.6 専修学校
8.6 施設
8.6.1 公園
8.6.2 文化施設
8.6.3 学習施設
8.6.4 スポーツ施設
8.6.5 清掃
8.6.6 上水道
8.6.7 警察
8.7 電話
9 交通
9.1 鉄道
9.2 道路
9.3 バス
9.4 タクシー
9.5 ヘリコプター
10 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
10.1 観光
10.2 祭事
10.3 産物(特産、名産等)
10.4 べに花ふるさと館
11 その他
12 出身有名人
13 脚注
14 関連項目
15 外部リンク
概要[編集]
古くは江戸時代の五街道の一つ中山道の宿場町・桶川宿として発展し、江戸時代に周辺部で栽培されていた紅花は「桶川臙脂」としてその名を知られ、最上地方に次いで2番目の収穫高を誇っていた。現在でも中山道には蔵作りの建物など宿場町の面影を残している。農業用地を残す一方で、近年は住宅地化も進行している。
地理[編集]
荒川
埼玉県の中央部に位置し、市域の多くは大宮台地の上にある。市の中心を南北に国道17号、旧中山道、高崎線が通り、東西に埼玉県道12号川越栗橋線が通る。加納地区には直下に中央構造線に関連する綾瀬川断層が存在する。
市の西側、比企郡川島町との市町境付近(市町境は河川改修前の旧荒川で、今でも三日月湖など、当時の川の名残が見られる)に荒川、旧川田谷村と旧桶川町との境に江川が流れ、市の東側、久喜市との市境に元荒川が流れる。また、旧桶川町に芝川の水源、上尾町から分離、編入された旧大石村井戸木地区に鴨川の水源、旧加納村に綾瀬川の水源がある。
市内を流れる川
荒川
江川
石川川
鴨川
芝川
元荒川
赤堀川
高野戸川(加納中学校と埼玉県立桶川高等学校の間にあり、加納と坂田の境界上を流れる。)
綾瀬川
隣接自治体との関係[編集]
上尾市
南部で接している。高崎線や国道17号、旧中山道(埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線)などで結ばれている。上尾市に所在する上尾警察署の管轄内であるほか、電話番号の単位料金区域でも同じ浦和MAに属し市内扱いである。上尾市北部(井戸木・泉台など)の住民は桶川駅を利用、桶川市南部(朝日・神明)の住民は北上尾駅を利用することがある。上尾市北部は歴史的には桶川との関係が深く、上尾市北部にある大字上、大字南はそれぞれ桶川に対しての名称(桶川上、桶川南)であるほか、同じく上尾市の菅谷・須ヶ谷なども古くは桶川郷に属した。また、江戸時代桶川宿の主産物として知られた紅花は、現在の上尾市上にあたる上村に種子がもたらされたことに始まると伝えられており、上尾市北部でも栽培が盛んであった。旧大石村の井戸木地区は、昭和の大合併直後に上尾町と桶川町に二分され、しばらく大字井戸木が双方で並立していた。その後、桶川市側の井戸木は住居表示の実施により消滅した。現在の鴨川の大半および朝日・若宮の一部がこれに相当する。
北本市
北部で接している。高崎線や国道17号、旧中山道(埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線)などで結ばれている。北本市南部(二ツ家など)の住民は桶川駅を利用することがある。埼玉県央広域事務組合や埼玉県央都市づくり協議会などでの提携がある。
鴻巣市
北東部でわずかに接している。鴻巣市と桶川市を直接結ぶ公共交通機関は存在せず、北本市を経由する必要がある。高崎線の快速アーバン・通勤快速(夜間の一部)は桶川駅の次は鴻巣駅に停車する。また、上越新幹線は鴻巣市との市境を通過する。埼玉県央広域事務組合や埼玉県央都市づくり協議会などでの提携がある。
蓮田市
東部でわずかに接している。埼玉県道77号行田蓮田線で結ばれているが、蓮田市と桶川市を直接結ぶ公共交通機関は存在しない。電話番号の単位料金区域では同じ浦和MAに属し、市内扱いである。
久喜市
東部で接している。久喜市が南埼玉郡菖蒲町と合併したことで隣接するようになった。埼玉県道12号川越栗橋線など結ばれている。朝日バスの桶川駅 - 菖蒲車庫のバス路線がある。また、上越新幹線は桶川市から久喜市に入った後、再び桶川市に入るルートを通る。
北足立郡伊奈町
南東部で接している。上尾市と同様に上尾警察署の管轄内であるほか、電話番号の単位料金区域でも同じ浦和MAに属し、市内扱いである。桶川市南東部(倉田など)では埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)内宿駅が最寄となる。また、上越新幹線は伊奈町から桶川市へと向かうルートを通っている。
比企郡川島町
西部で接している。埼玉県道12号川越栗橋線や圏央道で結ばれている。東武バスウエストの桶川駅~川越駅のバス路線(川越04系統)があり、川島町を経由する。
歴史[編集]
「桶川市」という地方公共団体が成立する以前のことでも現在の市域内のことを記述する。
古代以前[編集]
現在の川田谷地区には荒川沿いに数多くの古墳や遺跡が発見されていて川田谷古墳群といわれる。その中には原山古墳群や熊野神社古墳などがある。熊野神社古墳は大和政権の力が東に及んでいたことを示す手がかりとして重要視されている。
篠津にある多気比売神社は、平安時代の延喜式にその存在が書かれており、市内最古の神社といわれている。
中世[編集]
「おけがわ」という地名はこのころから文献に現れ、郷があったことが確認されている。しかし「桶川」ではなく「桶皮」という表記もある。地名の由来は後の節を参照。
近世[編集]
古くから農産物の集散地であったために、人が集まり中山道の宿場町として栄えた。現在の桶川市の中心部は上尾市の北部を含めて桶川郷と呼ばれていた。このあたりでは紅花が栽培されていて、宿場の発展に重要な役割を果たしていた。
宿場の歴史の詳細については桶川宿の項目を参照。
近代以降[編集]
明治になると時代の変化とともに中山道は衰退し、宿場としての役目も終え始める。紅花も輸入品や化学染料に取って代わられて衰退した。しかし宿場としての役目を終えても宿場址が町の発展の中心となっていく(桶川宿に限ったことではない)こととなる。1883年に中山道に沿うように高崎線が敷設され、1885年には桶川駅が設置された。
1889年に町村制が施行され、桶川宿と隣接する3村により桶川町が成立する。同時に現在の市域に加納村、川田谷村、大石村が成立する。
昭和の大合併時には埼玉県により近隣の10町村(桶川町・加納村・川田谷村・大石村・上平村・上尾町・平方町・原市町・大谷村・伊奈村)による合併案が示されたが実現せず、1955年1月1日に加納村、3月10日に川田谷村とそれぞれ合併し、新たに桶川町が成立する。同年4月1日、旧大石村の大字井戸木字後の地域が同年1月1日の合併により成立した上尾町から分離し、桶川町に編入された。翌日その一部を再び桶川町から分離、上尾町に編入し現在に至る。
詳細は加納村、川田谷村、大石村の年表を参照。
地名の由来[編集]
桶川の地名は、1352年(観応3年)の足利尊氏の家臣への下文に「桶皮郷菅谷村」と記されたのが文献上最古のものである。なお、この菅谷村は現在の上尾市菅谷を指すと見られる。桶川の地名は古来からのものである為、はっきりとした由来は不明であるが、以下の2つの仮説が云われている。
「沖側」に由来 - 「オキ」は広々とした田畑の意で、その方向である「沖側」が訛ったというものである。
「起き川」に由来 - 芝川・鴨川等の水源が有ることから川が起こる所すなわち「起き川」になったというものである。
桶皮表記が見られるのは足利文献のみであり、桶川、桶皮のどちらも当て字によるものと推測される。
市域の成立まで[編集]
1868年以前 1868年 1875年 1879年 1889年4月1日 1955年1月1日 1955年3月10日 1955年4月1日 1955年4月2日 1970年11月3日
桶川宿 桶川町 桶川町 桶川町 桶川町 桶川町 桶川市
町谷村 大谷領町谷村
上日出谷村
下日出谷村
上加納村 加納村 加納村
下加納村
坂田村
篠津村
舎人新田
領家村 小針領家村
五丁台村
倉田村
上川田谷村 川田谷村 川田谷村 川田谷村 川田谷村
下川田谷村
樋詰村
井戸木村 大石村 上尾町 (大字井戸木字後)
(字後の一部) 上尾市
上尾町(1958年、上尾市)
年表[編集]
1869年(明治2年)1月28日 (旧暦) - 武蔵知県事・宮原忠治の管轄区域をもって大宮県が発足(県庁は日本橋馬喰町)。
1869年(明治2年)9月29日 (旧暦) - 県庁が浦和に移転し、大宮県から浦和県に改称。
1871年(明治4年)11月14日 (旧暦) - 浦和県・忍県・岩槻県の3県が合併して埼玉県が誕生。
1879年(明治12年) - 足立郡の区域をもって行政区画としての北足立郡が発足。郡役所は浦和宿に設置。
1889年4月1日 - 桶川宿・大谷領町谷村・上日出谷村・下日出谷村が合併し、北足立郡桶川町となる。
1955年1月1日 - 桶川町と加納村が合併し、桶川町となる。
1955年3月10日 - 桶川町と川田谷村が合併し、桶川町となる。
1956年4月1日 - 大字井戸木字後が上尾町(現在の上尾市)から分離、桶川町に編入される。
1956年4月2日 - 大字井戸木字後の一部が分離、上尾町に編入される。
1970年11月3日 - 市制施行により、桶川市となる。
1995年1月 - べに花の郷づくり事業が始まる。
1999年10月26日 - 桶川駅周辺で桶川ストーカー殺人事件が発生し上尾警察署の対応に批判が集まる。
2004年 - 彩の国まごころ国体のバスケットボール成年女子の競技が行われた。
2010年11月3日 - 市制施行40周年を記念し、公式マスコットキャラクター『オケちゃん』の使用を開始した。
人口[編集]
総人口は2011年1月1日の75,987人をピークに減少傾向に転じた[1]。
Demography11231.svg
桶川市と全国の年齢別人口分布(2005年) 桶川市の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 桶川市
■緑色 ― 日本全国
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
桶川市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 38,717人
1975年 48,034人
1980年 55,747人
1985年 61,499人
1990年 69,029人
1995年 73,084人
2000年 73,967人
2005年 73,677人
2010年 74,715人
2015年 73,932人
総務省統計局 国勢調査より
2008年10月1日
面積(km2) 人口(人) 人口密度(人/km2)
桶川地区 6.66 50388 7566
加納地区 8.28 17439 2106
川田谷地区 10.32 7118 690
桶川地区の居住者人口が約5万人に対して、加納地区・川田谷地区の人口はそれぞれ1万7千人、7千人と少なく、桶川地区に人口が集中している。
行政[編集]
桶川市役所旧庁舎
市役所は上記の本庁舎(仮設庁舎)の他に部署によっては分庁舎に所在する。
市長:小野克典(2013年4月23日就任 1期目)
また、市役所はほぼ北緯36度に位置する。
行政施設[編集]
警察署は上尾警察署の管轄内、消防署は埼玉県央広域消防本部桶川消防署の管轄。
子育て支援センター
市役所東部連絡所(勤労青少年ホーム内)
市役所駅西口連絡所(パトリア桶川店内)
老人福祉センター
農業センター
男女共同参画コーナー(アソシエ)
公社[編集]
元荒川水循環センター
埼玉県下水道公社
荒川左岸北部支社、元荒川水循環センター
広域行政[編集]
埼玉県央広域事務組合:鴻巣市、北本市の二市と共に消防・救急、火薬類取締法・液化石油ガス法・高圧ガス保安法に基づく事務(埼玉県央広域消防本部)と火葬場・葬祭場(県央みずほ斎場)の運営を行っている。
桶川北本水道企業団:北本市と共に上水道事業及び下水道使用料の徴収事務を行っている。
上尾桶川伊奈衛生組合:上尾市、伊奈町と共にし尿処理を行っている。
埼玉中部資源循環組合(平成27年4月設立):東松山市、滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、ときがわ町、東秩父村とともに、吉見町内に新しくごみ処理施設の建設を行う。また、建設後の管理運営も行う予定。
他の自治体との提携[編集]
現在、他の市町村との姉妹都市提携はしていない。
埼玉県央都市づくり協議会
北本市
鴻巣市
埼玉県央広域事務組合
上尾桶川伊奈衛生組合
上尾市
伊奈町
災害時相互応援協定
群馬県安中市
東京都武蔵村山市
経済[編集]
小売業[編集]
ベニバナウォーク桶川
パトリア桶川店/おけがわマイン
マメトラショッピングセンター(トイザらスなどが出店している。)
桶川市商工会
ベニバナウォーク桶川/アピタ桶川店 - ユニー系ショッピングモール
産業[編集]
東部工業団地
マルキユー本社(赤堀2丁目)
しまむら桶川商品センター(赤堀2丁目)
パナソニック テクニカルサービス(赤堀2丁目)
日立物流埼玉物流センター(赤堀2丁目)
シーエックスカーゴ本社(赤堀1丁目)
さいたまコープ桶川生鮮センター(赤堀1丁目)
国際チャート(赤堀1丁目)
三国フーズ(加納)
シード総合研究所(加納)
日東食品(加納)
日立金属MMCスーパーアロイ本社・本社工場(旧三菱マテリアル桶川製作所)(上日出谷)
トーハン桶川SCMセンター(上日出谷)
三共理化学本社(泉2丁目)
金融機関[編集]
埼玉りそな銀行桶川支店
みずほ銀行桶川支店
三井住友銀行桶川支店
東和銀行
桶川支店
桶川西支店
武蔵野銀行桶川支店
大光銀行桶川支店
足利銀行桶川支店
埼玉縣信用金庫
桶川支店
桶川西口支店
青木信用金庫桶川支店
川口信用金庫桶川支店
農業[編集]
さいたま農業協同組合
地域[編集]
町域[編集]
[表示]
表 話 編 歴
Flag of Okegawa Saitama.JPG 桶川市の町・字
桶川市の町域は昭和の大合併前の町村ごとに地区が分けられている。昭和の大合併直後に編入された上尾町(旧大石村)大字井戸木は隣接する桶川地区に組み込まれている。
桶川地区
桶川市の中央部にあたり、昭和の大合併前の桶川町と昭和の大合併後に編入された上尾町(旧大石村)大字井戸木に相当する。地区西部の上日出谷・下日出谷以外の地域は地番整理により新たに付けられた町名で、従前の桶川・町谷・井戸木は全域が地番整理の対象となり新町名に採用されなかったため、住所地名として存続していない。町谷は隣接する上尾市大字上の小字、井戸木は上尾市の町名にその名をとどめている。
北(1・2丁目)
末広(1 - 3丁目)
東(1・2丁目)
神明(1・2丁目)
南(1・2丁目)
寿(1・2丁目)
西(1・2丁目)
泉(1・2丁目)
若宮(1・2丁目)
朝日(1 - 3丁目)
鴨川(1・2丁目)
下日出谷
上日出谷
下日出谷西(1 - 3丁目)
加納地区
桶川市東部にあたり、旧加納村に相当する。地区内の赤堀は桶川東部工業団地を造成された際に、当該地域に対して新たに作られた町名であり、大企業、中小企業の工場、その他事業所が密集している。一丁目と二丁目があるが工業団地のためだけの区画になっていて民家は存在せず、産業用地以外には公園やコンビニエンスストアなどがあるのみ。赤堀と坂田東以外の地域は住居表示未実施区域であり、旧来からの地名が存続している。
加納
赤堀(1・2丁目)
篠津
五丁台(五町臺とも表記する)
舎人新田
倉田
小針領家
坂田
坂田東(1 - 3丁目)
川田谷地区
桶川市西部にあたり、旧川田谷村に相当する。川田谷村は町村制施行から桶川町との合併まで他の自治体との合併を行っていないため、村内に大字が存在しなかった。桶川町との合併の際に全域を大字川田谷とし、現在に至る。全域が住居表示未実施区域である。
川田谷
郵政[編集]
郵便番号は市内全域が「363-00xx」。
桶川郵便局(若宮1丁目) - 桶川市全域の集配を担当、ゆうちょ銀行桶川店を併設
桶川坂田郵便局(坂田)
桶川西一郵便局(西1丁目)
桶川神明郵便局(神明1丁目)
桶川日出谷郵便局(上日出谷)
川田谷郵便局(川田谷)
市街地[編集]
市街地は高崎線、中山道、国道17号に沿う形で形成されている。桶川駅の西口には三井精機工業の工場があったが、駅西口再開発により川島町に移転した。跡地はロータリーなどが整備され、パトリア桶川店の出店、パークタウン若宮、駅西口公園の建設が先立って行われた。その後ビュータワーおけがわ、桶川市民ホール、さいたま文学館が建設された。
住宅団地[編集]
桶川けやき団地
桶川坂田ウエスト住宅 (坂田字南)
桶川けやき住宅 (上日出谷)
桶川川田谷住宅 (川田谷)
桶川倉田住宅 (倉田)
教育[編集]
幼稚園[編集]
愛宕幼稚園
ときわ幼稚園
認定こども園ひがし幼稚園
桶川幼稚園
しろがね幼稚園
うさぎ幼稚園
かわたや幼稚園
保育所[編集]
公立
桶川市鴨川保育所
桶川市北保育所
桶川市坂田保育所
桶川市日出谷保育所
私立
桶川たんぽぽ保育園
カオルキッズランド保育園
桶幼どれみ保育園
認定こども園ひがし保育園
小学校[編集]
桶川西小学校
桶川市立加納小学校
桶川市立川田谷小学校
桶川市立桶川東小学校
桶川市立桶川西小学校
桶川市立日出谷小学校
桶川市立朝日小学校
桶川市立桶川小学校
中学校[編集]
桶川市立桶川中学校
桶川市立桶川東中学校
桶川市立桶川西中学校
桶川市立加納中学校
高等学校[編集]
埼玉県立桶川高等学校
埼玉県立桶川西高等学校
専修学校[編集]
平成福祉教育専門学校
日本動物総合専門学校
施設[編集]
公園[編集]
駅西口公園
城山公園
駅西口公園
桶川市子ども公園わんぱく村
この他にあと19か所ある。
文化施設[編集]
市民ホールとさいたま文学館が併設された建物。響の森が愛称。
桶川市民ホール
さいたま文学館と併設
歴史民俗資料館
べに花ふるさと館
児童館
公民館
桶川公民館・立花会館
桶川東公民館
加納公民館
川田谷公民館
高齢者いこいの家(中山道ふれあい館)
桶川集会所(ユニティ)
加納集会所(パルレ)
学習施設[編集]
図書館
市立図書館
川田谷分室
駅西口図書館(パトリア桶川店内)
移動図書館
歴史民俗資料館
べに花ふるさと館
勤労青少年ホーム(さくらフレンド)
スポーツ施設[編集]
城山公園(テニスコート、多目的広場、市民プール)
桶川サン・アリーナ(総合体育館)
舎人テニスコート
総合運動場(野球場、ソフトボール場)
下日出谷スポーツ広場(野球・サッカーなど)
清掃[編集]
桶川市環境センター
上水道[編集]
桶川北本水道企業団
警察[編集]
上尾警察署(上尾市)
電話[編集]
市外局番は市内全域「048」。市内局番が「6XX」「7XX」「8XX」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(浦和MA)。収容局は桶川局、上尾局、埼玉加納局。「7xx」から始まる市内局番は桶川市と同じNTT東日本上尾営業所(旧電報電話局)管内に属する上尾市、伊奈町のほか、蓮田市、さいたま市岩槻区、春日部市で使用されている。
交通[編集]
鉄道[編集]
東日本旅客鉄道(JR東日本)
高崎線
桶川駅
また、高崎線北上尾駅が市の南部に、埼玉新都市交通伊奈線内宿駅が市の南東部に近接している。その他、上越新幹線が大宮駅 - 熊谷駅間で当市を通過している。
道路[編集]
高速道路
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
桶川北本IC
桶川加納IC
このほか、東北道 久喜ICや、関越道 東松山ICなどの利用もあげられる。
一般国道
国道17号
国道17号上尾道路
県道
主要地方道
埼玉県道12号川越栗橋線
埼玉県道33号東松山桶川線
埼玉県道57号さいたま鴻巣線
埼玉県道77号行田蓮田線
一般県道
埼玉県道134号桶川停車場線
埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線(旧中山道)
埼玉県道311号蓮田鴻巣線
市道
2439路線ある。
具体的な見通しはないが第二産業道路が五丁台まで延長される計画がある。
バス[編集]
べにばなGO
東武バスウエスト(川越営業事務所)
桶川駅 - 川越駅
【高速バス】桶川駅 - 羽田空港 ※京浜急行バスと共同運行
川越観光バス(森林公園営業所)
桶川駅 - けやき団地 - 北里病院
朝日バス(菖蒲営業所)
桶川駅 - 菖蒲車庫
桶川駅 - 西窪台 - 加納公民館
桶川駅 - 加納循環(午後1時台迄坂田弁天公園先回り、午後2時台以降みの木先回り)
国際興業バス
深夜中距離バス「ミッドナイトアロー」大宮~鴻巣線
市内循環バス「べにばなGO」(川越観光バス・協同観光バス)
タクシー[編集]
タクシーの営業区域は県南中央交通圏で、川口市・さいたま市・鴻巣市・上尾市・戸田市などと同じエリアとなっている。
ヘリコプター[編集]
雄飛航空(本社がある。隣の川島町に自社ヘリポート所有。成田空港までヘリ・エクスプレスを運航)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
中山道宿場館
べに花まつりのべに花畑
中山道宿場館 - 観光案内をしている。
観光[編集]
中山道桶川宿(詳細は当該項目を参照)
桶川稲荷神社
武村旅館(宿場の旅籠で現在もビジネス旅館として営業している)
1994年(平成6年)以来、桶川宿に発展をもたらした紅花をよみがえらせ、街づくりのシンボルとする「べに花の郷づくり事業」を展開している。
べに花まつり(6月下旬ごろ)
べに花ふるさと館(旧廿楽家住宅)
べに花摘み取り園(見頃6月下旬から7月上旬)
明星院
泉福寺 - 木造阿弥陀如来坐像は国の重要文化財
氷川天満神社(かつて、上加納村と下加納村の合併のときに二つの村の加納天満宮と、氷川神社を合祀したことからこの名前になった)
遺跡
川田谷古墳群
熊野神社古墳 - 古墳は埼玉県指定史跡、出土品は国の重要文化財(埼玉県立歴史と民俗の博物館に寄託)
原山古墳群
高井遺跡住居跡(現在の桶川市立桶川西小学校に位置する)
高井東遺跡
後谷遺跡(後谷公園)
熊谷陸軍飛行学校桶川分教場
ホンダエアポート(通称・桶川飛行場) - 元は熊谷陸軍飛行学校桶川分教場の飛行場だったが、現在は軽飛行機専用の飛行場で、本田航空が市内上空や江ノ島などの遊覧飛行を行っている。飛行場を所有する本田航空の事務所は隣接する川島町に所在する。映画『クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦』に桶川飛行場が登場した。
飛行船
さいたま文学館
祭事[編集]
桶川祇園祭(7月15から16日)
桶川市民まつり(11月3日文化の日)‐この日は桶川町が市制施行した日(桶川市になった日)であり、祇園祭と同じく中山道で行われるがこちらは中山道だけでなく周辺の施設でもイベントがあり、屋台のほかに市民が模擬店の出店をしたり、気球の試乗会や市民・市内の企業による催しが行われる。また同日には東日本実業団駅伝も行われる。
産物(特産、名産等)[編集]
紅花を使った品々 - 上記のまちおこしによる(市内各地)
タマジョウ醤油 - 坂巻醤油店が製造する醤油のブランド。漫画に登場したり、テレビ番組で紹介されている。(川田谷)
べに花ふるさと館[編集]
母屋
加納の古い農家であった廿楽家の住宅であったが、皆家を離れ跡継ぎがいなくなり、残った建物(市役所に寄付した)を当時の景観を残しつつ市が改装した。
観光スポットとして地元産の原料を使った手打ちうどんが味わえる他、市民が主催する体験講座などが行われたり、フリーマーケットや蚤の市などの催しが開かれたりする。「フリーマーケット」と「蚤の市」は表現の違いだが、ここでは市民が必要なくなったものを売るものを「フリーマーケット」、骨董品や古民具の掘り出し市を「ふるさと蚤の市」としている。また、べに花まつりのメイン会場にもなる。
その他[編集]
桶川音頭(市制施行のときに制定された)
べに花音頭
桶川スポーツランド
クレヨンしんちゃんの登場人物のふかづめ竜子の本名は「桶川竜子」である。またクレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズには、市長を倒すヒーローのための道具を研究しては毎日馬に引き摺られる「オケガワ」という老人が登場している。
出身有名人[編集]
本木雅弘(俳優・元シブがき隊)
GOING UNDER GROUND(河野丈洋除く)
ライブ中に「埼玉県桶川市からやってきましたGOING UNDER GROUNDです!」と自己紹介している。
三遊亭遊馬(三遊亭小遊三一門・二ツ目)
田島葉子(アナウンサー)
優菜(元プロレスラー)
あべかすみ
朝枝信彦
寺門嘉之
辻村みちよ 日本初の女性農学博士。
ななめ45°(下池輝明除く)
清司麗菜 (NGT48)
脚注[編集]
^ [1]
関連項目[編集]
北足立郡
桶川宿
桶川祇園祭
廿楽氏
綾瀬川断層
太郎右衛門橋
埼玉県第6区
外部リンク[編集]
ウィキメディア・コモンズには、桶川市に関連するメディアおよびカテゴリがあります。
行政
桶川市
観光
桶川市観光協会
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