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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
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北海道新幹線
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JR logo (hokkaido).svg 北海道新幹線
■
北海道新幹線で使用されるH5系(左)とE5系(右)
北海道新幹線で使用されるH5系(左)とE5系(右)
基本情報
国 日本の旗 日本
所在地 青森県、北海道
種類 高速鉄道(新幹線)
起点 新青森駅
終点 新函館北斗駅(2016年3月26日時点)
駅数 営業中 4駅(新青森 - 新函館北斗間)
未開業 5駅(新函館北斗 - 札幌間)
開業 2016年3月26日(新青森 - 新函館北斗間)[1][JR北 1][道新 1][道新 2]
開業予定 2031年(新函館北斗 - 札幌間)
所有者 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運営者 JR logo (hokkaido).svg 北海道旅客鉄道(JR北海道)
車両基地 函館新幹線総合車両所
使用車両 E5系、H5系
路線諸元
路線距離 360.3 km
軌間 1,435 mm(標準軌)
線路数 複線
電化方式 交流25,000 V・50Hz
架空電車線方式
最大勾配 20.8 ‰[国交省 1]
最小曲線半径 2,500 m
閉塞方式 車内信号式
保安装置 DS-ATC
最高速度 260 km/h
[折り畳む]路線図
Map of Hokkaido Shinkansen.png
テンプレートを表示
北海道新幹線(ほっかいどうしんかんせん)は、青森県青森市から北海道旭川市までを結ぶ計画の高速鉄道路線(新幹線)で、青森市から北海道札幌市までの区間は整備新幹線5路線の一つである。
新青森駅 - 新函館北斗駅間が2016年(平成28年)3月26日に開業し[1][JR北 1][道新 1][道新 2]、北海道旅客鉄道(JR北海道)により運行されている。
東日本旅客鉄道(JR東日本)が管轄する東北新幹線と接続して相互直通運転を行っている。
目次 [非表示]
1 概要
1.1 整備中および計画区間
1.2 路線データ
2 駅一覧
2.1 開業区間
2.2 未開業区間
2.3 各駅の構造
3 運行形態
4 車両
4.1 営業車両
4.2 事業用車両
5 運賃と特急料金
6 乗務員と車内販売
7 北海道新幹線特有の設備
7.1 三線軌条区間
7.2 冬期対策設備
7.3 地震対策設備
8 沿革
8.1 着工前 国鉄時代
8.2 着工前 JR北海道発足後
8.3 着工後
8.4 新函館北斗開業後
8.5 今後の予定
8.6 過去に検討されたルート
9 新函館北斗 - 札幌間の建設
10 開業後の見通し
10.1 経済効果
10.1.1 函館地区と南東北・北関東との経済効果・交流
11 並行在来線の扱い
11.1 江差線
11.2 海峡線
11.3 津軽線
11.4 函館本線
11.5 広域輸送
11.5.1 昼行列車
11.5.2 夜行列車
11.6 乗車券の特例制度
12 札幌 - 旭川間
12.1 現状
12.2 これまでの動き
13 その他道内で過去に検討された路線
14 路線形態詳細
15 脚注
15.1 注釈
15.2 出典
15.3 報道発表資料
15.3.1 JR北海道
15.3.2 JR東日本
15.3.3 JR東日本 仙台支社
15.3.4 JR西日本
15.3.5 道南いさりび鉄道
15.3.6 国土交通省
15.3.7 鉄道・運輸機構
15.4 議事録
15.5 新聞記事
15.5.1 毎日新聞
15.5.2 マイナビニュース
15.5.3 朝日新聞
15.5.4 産経新聞
15.5.5 日本経済新聞
15.5.6 東洋経済
15.5.7 日刊建設工業新聞
15.5.8 北海道新聞
15.5.9 函館新聞
15.5.10 東奥日報
15.5.11 北海道建設新聞
16 参考文献
17 関連項目
18 外部リンク
概要[編集]
2005年(平成17年)5月22日に新青森駅 - 新函館北斗駅間 (148.4km) が着工され[2][1][東奥 1]、同区間が2016年(平成28年)3月26日に開業した[1][JR北 1][道新 1][道新 2]。新函館北斗駅 - 札幌駅間は2031年頃開業予定の見込み(2016年時点)。なお、計画区間は青森市から旭川市までであるが(後述)、札幌市 - 旭川市の区間は未だ基本計画となっている。北海道内の報道では道新幹線という略称が用いられることもある[道新 3][新聞 1]。
新青森 - 新函館北斗間開業時点では、新青森 - 新函館北斗間を最短1時間1分、東京 - 新函館北斗間を最短4時間2分で結んでいる[JR北 2]。
青函トンネル(全長:53.85km、海底部:23.30km)を含む新中小国信号場 - 木古内駅間の82.1km区間は三線軌条による在来線(海峡線)との共用区間である[JR北 3][注釈 1](後述)。
開業している区間は整備新幹線であり営業列車の最高速度は260km/hとなっている。ただし、在来線との共用区間では140km/hに制限される(後述)。
東北新幹線の他区間は、2013年までに宇都宮駅 - 盛岡駅間で320km/hとなっているが、東京駅 - 新函館北斗駅間につき、それ以上の高速化は2016年時点では未定である。なお整備新幹線の保有者である鉄道建設・運輸施設整備支援機構に支払う「貸付料」の額に高速化が影響を与えかねないため、2016年時点では開業済みの整備新幹線で260km/hを超える速度で運行されている路線はない[東奥 2]。
なお、北海道新聞の報道によればトンネルが区間の約7割を占めるが、トンネル内に携帯電話電波を送受信できる設備を設置しないため、乗車時間の半分以上で圏外となるようである[道新 4]。今後、トンネル内で通信を可能にするにはトンネルの出入り口に基地局を設け、内部に光ファイバーケーブルを通すなどの対策工事が必要になる。
整備中および計画区間[編集]
全国新幹線鉄道整備法第4条に基づく建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画により、1972年(昭和47年)に北海道新幹線として青森市 - 札幌市間が指定され、1973年(昭和48年)に同法第7条に基づき整備計画(整備新幹線)に昇格、同時に札幌市 - 旭川市間が基本計画区間に追加されている。
新函館北斗駅から札幌駅までは、当初2019年(平成31年)度までの完成を目指していたが、7割以上がトンネルで巨額の費用がかかることなどから、国土交通省の試算により想定される工期が24年間に延びたため、2012年(平成24年)8月の着工を経て、2035年(平成47年)度末の開業を予定していた。工期が当初の計画より大幅に延びており、地元では工期短縮を国に求めてきた[朝日 1]。2014年には国土交通省が工期を5年短縮する検討に入り、2015年(平成27年)1月にこれが決定し2031年(平成43年)春開業予定となった[報道 1][道新 5][産経 1]。
2016年5月18日、JR北海道の島田修は、札幌市が2016年(平成28年)4月に冬季五輪招致開催計画を発表[報道 2]したことを受け、札幌五輪開催の可能性などを念頭に「できるなら開業の短縮(前倒し)も可能となるよう取り組む」と述べ、札幌駅の新幹線ホーム位置を認可案ではなく東側案にする方が実現可能性が高いとの認識を示した[道新 6]。札幌市議会は、総合交通調査特別委員会の決議案提出による、札幌駅における新幹線のホーム位置を現認可案のとおり現駅に併設するよう求めることなどを内容とする北海道新幹線札幌駅のホームを現駅に併設するよう求める決議(平成27年第4回定例会決議案第1号)を審査し、2015年12月10日に可決。JR北海道に提出した[議事録 1]。2017年3月14日、JR北海道は、耐震工事費用が現駅案より余計にかかる札幌駅ホーム東側案(JR負担耐震費370億円)を撤回し、鉄道・運輸機構が推す現駅案(総額450億円)を月内に受け入れる方針を固めた。これにより2015年からJR北海道が迷走させてきたホーム問題は決着し、中断した駅周辺再開発が進むことになった[道新 7]。
着工時の報道や、北海道の資料によれば、札幌まで開業した場合、新青森 - 札幌間が2時間7分、東京 - 札幌間が5時間1分で結ばれるとしている[3][朝日 1]。また、北海道経済連合会では、札幌まで開業した場合、大宮 - 札幌間の最高速度を360km/h、途中停車駅を大宮、仙台、盛岡、新青森、新函館北斗の5か所と仮定して、新青森 - 札幌間が1時間19分、東京 - 札幌間が3時間57分で結ばれると想定している[4]。
路線データ[編集]
北海道側での北海道新幹線、右上に新函館北斗駅が見える
(2014年7月、北斗市・亀田郡七飯町付近)
営業主体:北海道旅客鉄道(JR北海道)
建設主体:鉄道建設・運輸施設整備支援機構
新青森起点0.673 km - 44.733 km[注釈 2]:青森新幹線建設局[5]
新青森起点44.733 km - 148.996 km:北海道新幹線建設局[注釈 3]
路線距離:新青森駅 - 新函館北斗駅間 148.8 km
軌間
新青森駅 - 新中小国信号場間・木古内駅 - 新函館北斗駅間:1,435 mm(標準軌)
新中小国信号場 - 木古内駅間:1,067 mm・1,435 mm(海峡線と三線軌条で共用)[注釈 4]
電化区間:交流25,000 V・50 Hz
架線吊架方式:
コンパウンドカテナリー式(耐荷速度320 km/h) : 海峡線との共用区間。
PHCシンプルカテナリー式(耐荷速度350 km/h) : 海峡線との共用区間以外の新規建設区間[7]。
最高速度:260km/h(在来線共用区間は当面の間は140km/h)[JR北 4][国交省 1]
列車運行管理システム:北海道新幹線総合システム (CYGNUS)[JR北 5]
構造種別延長割合
(新青森 - 新函館北斗間)[8][JR北 6][国交省 1]
路盤:8 %
橋梁:4 %
高架橋 23 %
トンネル:65 %
(新函館北斗 - 札幌間)[道建 1]
路盤:7 % (15.3 km)
橋梁:3 % (5.6 km)
高架橋:14 % (30.6 km)
トンネル:76 % (160.2 km)
木古内 - 新函館北斗間の43 %、新青森 - 札幌間の全区間では70 %余りがトンネルとなる。
車両基地:函館新幹線総合車両所
札幌延伸時には札幌駅に留置線を設ける。
貨物列車待避設備:奥津軽いまべつ駅、湯の里知内信号場
青函トンネル内保守作業および避難用拠点:竜飛定点、吉岡定点)[注釈 5]
駅一覧[編集]
開業区間[編集]
接続路線はその駅で接続している路線(正式路線名)のみ記載する。
新青森駅はJR東日本の管轄駅。
新中小国信号場 - 木古内駅間は在来線(海峡線)との共用区間(三線軌条)。
青函トンネル内(竜飛定点 - 吉岡定点間)
この他、青森県の東津軽郡蓬田村・北津軽郡中泊町、北海道渡島管内の亀田郡七飯町を通過するが、駅・信号場の設置はない[9][10]。
駅名 新青森からの 東京からの 停車駅 接続路線(乗換駅・備考) 所在地
営業
キロ 実
キロ 営業
キロ 実
キロ
新青森駅 0.0 0.0 713.7 674.9 全 東日本旅客鉄道:■ 東北新幹線・■奥羽本線 青森県 青森市
新中小国信号場 - 28.9 - 703.8 - (JR北海道北海道新幹線・海峡線と
JR東日本津軽線の実際の分岐点) 東津軽郡 外ヶ浜町
奥津軽いまべつ駅 38.5 38.5 752.2 713.4 東日本旅客鉄道:■津軽線(津軽二股駅:隣接) 今別町
(竜飛定点) - 58.0 - 732.9 - (緊急時の避難施設として使用) 外ヶ浜町
(この間で津軽海峡を縦断する)
(吉岡定点) - 81.0 - 755.9 - (緊急時の避難施設として使用) 北海道[* 1] 松前郡 福島町
湯の里知内信号場 - 101.5 - 776.4 - (列車待避施設および緊急時の列車留置施設として使用) 上磯郡 知内町
木古内駅 113.3 113.3 827.0 788.2 北海道旅客鉄道:■海峡線[* 2]
道南いさりび鉄道:■道南いさりび鉄道線 木古内町
新函館北斗駅 148.8 148.8 862.5 823.7 全 北海道旅客鉄道:■函館本線 北斗市
停車駅…全:すべての列車が停車する駅(2016年3月改正時点)
未開業区間[編集]
2031年春開業予定[報道 1]。
接続路線はその駅で接続している路線(正式路線名)のみ記載する。
※:北海道新幹線の開業後、経営分離が予定されている並行在来線。事業者名・路線名は経営分離前時点のものである。
この他、檜山管内の檜山郡厚沢部町、胆振管内の虻田郡豊浦町・後志管内の寿都郡黒松内町・磯谷郡蘭越町・虻田郡ニセコ町・余市郡仁木町・同郡赤井川村・同郡余市町を通過するが、駅・信号場の設置予定はない[9][10]。
駅名 新青森からの 東京からの 接続路線(乗換駅・備考) 所在地
営業
キロ 実
キロ 営業
キロ 実
キロ
新函館北斗駅 148.8 148.8 862.5 823.7 北海道旅客鉄道:※■函館本線 北海道[* 1] 北斗市
新八雲駅(仮称) 202.9 877.8 (函館本線八雲駅とは別位置) 二海郡 八雲町
長万部駅 235.9 910.8 北海道旅客鉄道:■室蘭本線・※■函館本線 山越郡 長万部町
倶知安駅 290.3 965.2 北海道旅客鉄道:※■函館本線 虻田郡 倶知安町
新小樽駅(仮称) 328.3 1003.2 (函館本線小樽駅、南小樽駅などとは別位置) 小樽市
札幌駅 特定都区市内制度における札幌市内の駅 360.3 1035.2 北海道旅客鉄道:■■函館本線
札幌市営地下鉄:Subway SapporoNamboku.svg 南北線・Subway SapporoToho.svg 東豊線(さっぽろ駅) 札幌市 北区[* 3]
長距離乗車券の特定都区市内
札:札幌市内の駅
^ a b 松前郡福島町・上磯郡知内町・同郡木古内町・北斗市・二海郡八雲町・山越郡長万部町は渡島管内、虻田郡倶知安町・小樽市は後志管内、札幌市は石狩管内に所在。
^ 2016年3月26日以降在来線の定期旅客列車の運行なし。
^ 駅ビルは札幌市中央区に所在。
各駅の構造[編集]
各駅のホームには可動式安全柵が設置されている。また、ホーム有効長は10両分(263m)となっている[11]。
各駅の構内配線とホームの形式
配線分類 2面4線 2面2線+下り通過線 2面2線+上り通過線 2面2線
構内図 Station Track layout-1.png Station Track layout-13.png Station Track layout-14.png Station Track layout-4.png
該当駅 新青森駅 奥津軽いまべつ駅 木古内駅 新函館北斗駅
標準軌・狭軌を共用する三線軌条区間(新中小国信号場 - 木古内駅間)のうち、奥津軽いまべつ駅と湯の里知内信号場においては部分的に狭軌だけが副本線側に分岐・待避する形態となっている。なお、前記の構内図には狭軌部分は含まない。
新函館北斗駅は、将来の札幌方面行きホームとなる12番線の反対側に1線増設出来るスペースが用意されており、札幌延伸時には2面3線となる予定である[12]。
[icon] この節の加筆が望まれています。
運行形態[編集]
2016年(平成28年)3月26日に開業した新青森 - 新函館北斗間の距離が約148kmと短いことから、JR北海道は札幌延伸時まで独自の列車名は採用せず、東北新幹線の列車名を踏襲する方針を発表していた[道新 8]。
2014年(平成26年)11月20日、JR北海道・JR東日本が北海道新幹線の列車名を正式に発表し、東京・仙台 - 新函館北斗間の列車が「はやぶさ」、盛岡・新青森 - 新函館北斗間の列車が「はやて」に決定した[JR北 7]。理由として「既に東京から北へ向かう列車として定着しており、親しみやすさを考慮した」としている。また、札幌延伸時には、他の列車との混同を防ぐため新たな名称を公募する可能性があるとも発表された。
2015年(平成27年)9月16日、JR北海道・JR東日本は新青森 - 新函館北斗間の開業時における運行計画を発表した[JR北 8]。
はやぶさ
東京駅 - 新函館北斗駅間直通列車:10往復
仙台駅 - 新函館北斗駅間直通列車:1往復
はやて
盛岡駅 - 新函館北斗駅間直通列車:1往復
新青森駅 - 新函館北斗駅間運転列車:1往復
2015年(平成27年)12月18日に発表されたダイヤによると、途中駅である奥津軽いまべつ駅には7往復14本、木古内駅には8往復16本停車する[JR北 1]。
停車駅の詳細は、「はやぶさ_(新幹線)#停車駅およびはやて_(列車)#停車駅・運転本数」を参照
車両[編集]
営業車両[編集]
E5系 - U編成、10両編成(JR東日本保有)。
H5系 - H編成、10両編成(JR北海道保有)。
E5系
H5系
また、E5・H5系は道南や東北新幹線での運行を前提とした車両であるため、2031年春予定の札幌開業時の車両更新の時期に導入する、より厳しい後志管内の気候に対応できる寒冷地対応の新幹線車両の開発を検討しているという報道もあるが、報道時点でJR北海道の広報は否定をしている[道新 9]。
事業用車両[編集]
E926形 (East i) - S編成、6両編成(JR東日本所有)。
E926形「East i」
運賃と特急料金[編集]
運賃は営業キロに基づいて算出する。全線にわたって並行するJR北海道の路線が存在しないため[注釈 6]、実キロ(新幹線での実際の距離)が用いられている。津軽海峡線(津軽線・海峡線・江差線)時代は五稜郭駅 - 函館駅間を除く全区間が地方交通線であったが、北海道新幹線では幹線相当の運賃が適用されるようになった。
2015年10月13日に認可申請した特急料金は、「三角表」と称するものにより各駅間個別に定められている。一方、この各駅間の特急料金は当該区間の営業キロに基づいて算出されたものである[JR北 9][JR東 1]。
なお、北海道新幹線と東北新幹線を通しで乗車する(新青森駅を挟む)場合の特急料金・グリーン料金の算出については、営業キロは通算せず新青森駅までのそれぞれの個別料金を合算する。ただし、指定席特急料金については座席指定料金を1席分とするため、合算した指定席特急料金から520円(通常期)を差し引いている。また、低減措置として奥津軽いまべつ駅と東北新幹線各駅相互間および七戸十和田駅(東北新幹線)と北海道新幹線各駅相互間を利用する場合には、指定席特急料金は合算した自由席特急料金に520円(通常期)を加えた料金となる。
(参考)北海道新幹線特急料金表
(2016年3月26日現在。普通車通常期・大人料金)[JR北 9][JR東 1]
営業キロ・区間
普通車
自由席
[注釈 7] 指定席
100キロ以下 隣接駅間[注釈 8] 新青森駅・新函館北斗駅発着 1,310 2,510
奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅 1,490
上記以外[注釈 9] 1,990
101 - 200キロ 奥津軽いまべつ駅・木古内駅発着 2,800 3,320
上記以外 3,930 4,450
指定席特急料金は、閑散期は一律200円引き・繁忙期は一律200円増し。立席・特定利用時(自由席特急料金[注釈 7])は通年で同額。
グリーン車を利用する場合には、自由席特急料金と同額(ただし特定特急券区間も1,990円)の特急料金に利用区間に応じたグリーン料金を加算した金額となる。「グリーン料金」を参照。
グランクラスを利用する場合には、自由席特急料金と同額(ただし特定特急券区間も1,990円)の特急料金に利用区間に応じたグランクラス料金を加算した金額となる。「グランクラス料金」を参照。
乗務員と車内販売[編集]
乗務員(運転士、車掌)は、東京 - 新青森間がJR東日本、新青森 - 新函館北斗間がJR北海道の管轄で函館新幹線運輸所が担当しており[13]、管理境界駅の新青森で交代となる。
また、車内販売およびグランクラスアテンダントは全区間通しで日本レストランエンタプライズ (NRE) の担当となる。列車は「はやぶさ」全列車および「はやて」盛岡 - 新函館北斗間の下り1本(はやて95号)、グランクラスアテンダントによる接客サービスは東京 - 新函館北斗間の列車のみとなる。
北海道新幹線特有の設備[編集]
上:在来線との共用走行のため三線軌条となっている海峡線の新中小国信号場 - 木古内駅間の路線。EH800が牽引するコンテナ貨物とすれ違うため、この区間では最高速度が140km/hに制限される
下:海峡線の木古内駅方面を見る。在来線は共用走行区間の三線軌条から手前のスノーシェルターで分岐した後に駅に向かうが、新幹線はそのまま直進して駅に向かう
三線軌条区間[編集]
北海道新幹線は青函トンネル(全長:53.85km、海底部:23.30km)を含む新中小国信号場 - 木古内駅間の82.1km区間が三線軌条となっており、在来線(海峡線)との共用走行を行う[JR北 3]。そのため、三線軌条特有の装置である限界支障報知装置やレール破断検知装置、車軸検知式き電区分制御装置を開発し共用区間全線に設置されている。この区間には新幹線専用分岐器7箇所に加え、三線分岐器12箇所、在来線専用分岐器10箇所が設けられている。ただし、この区間は開業時点では最高速度が140km/hに制限されていることから、北海道や青森県などで構成する協議会は高速化を要望している[道新 10]。
国土交通省は、北海道新幹線の青函トンネル内での最高速度を、当初計画の140km/hから、200km/h以上に高速化する方法を話し合う有識者会議を開き、すれ違う貨物列車のコンテナが風圧で破損する恐れがあるため、ダイヤ調整などですれ違いを回避し、高速走行する方法を検討している。新幹線の最高速度の260km/hで走行できれば、5時間1分を想定する東京 - 札幌間の所要時間は4時間43分となり、18分短縮される。共用区間の最高速度が260km/hに向上すれば、投資効果が1.1から1.2になるとの試算をしている。
2012年(平成24年)12月には、2018年春ごろより日本貨物鉄道(JR貨物)とのダイヤ調整を行ったうえで午前中に2時間程度の「新幹線専用枠」を設け、新幹線のうち1日1往復を青函トンネル内で地上と同様に260km/h運転する方針を固めたと報じられた[道新 11]。その後、2年前倒して2016年3月の開業時より、1日1往復を260km/h運転する調整が始まった[道新 12]が、2015年(平成27年)12月3日に2016年(平成28年)3月26日の開業時は東京駅 - 新函館北斗駅間3時間台での運転を断念し、最短4時間2分運転とすることが発表された[JR北 2][日経 1]。その一方で、「貨物新幹線」構想も浮上してきている[東洋経済 1]。
青函トンネル内の運転速度問題については「並行在来線の扱い」節も参照。
冬期対策設備[編集]
厳冬期の厳しい環境下を走行するため、線路上への降積雪対策として、降積雪量に応じて、軌道の下部にある路盤を0.3m-0.8mの間で高くすることで線路脇の貯雪量を確保して、除雪した際の雪を高架橋内の線路脇に貯めることができる「貯雪式高架橋」[注釈 10]や、除雪した雪を下に落とすことができる「開床式高架橋」を採用している。東北新幹線・上越新幹線で採用されている「散水消雪方式」は、低温時にスプリンクラーの水が凍結することを防止するため、新青森駅付近の一部のみに採用している[JR北 6]。
氷塊や雪の介在によるポイント不転換を防止する対策として、電気融雪器を設置することを基本としており、加えてJR北海道の在来線で実績のあるピット式ポイント[注釈 11]とエアジェット式ポイント除雪装置を設置する。海峡線との共用走行区間の三線式ポイントの箇所については、電気融雪器とエアジェット式ポイント除雪装置に加え、スノーシェルターを整備した。ピット式ポイント、エアジェット式ポイント除雪装置、スノーシェルターは、いずれも新幹線の本線用としては初採用となる[JR北 6]。
軌道上の除雪を行う除雪用機械(モーターカー)については、9両の導入を予定しており、これまでの新幹線用と基本的には変わらないが、共用走行区間の三線軌道を除雪する際には、三線軌道に合わせた形状の鉄板(フランジャー)を下ろして除雪を行う[JR北 6]。
地震対策設備[編集]
他の新幹線路線と同様に、「早期地震検知システム」を導入する[JR北 10]。また、使用車両であるH5系の全編成に「逸脱防止ガイド」を設置し、「レール転倒防止装置」を全線に渡って(概ね5mに一カ所)敷設しており、脱線時における車両の移動量を小さくすることで、被害を最小限にとどめる対策を講じている[JR北 10]。
沿革[編集]
着工前 国鉄時代[編集]
「青函トンネル」も参照
1946年(昭和21年)4月:青函トンネル地質調査開始[14]。
1954年(昭和29年)9月26日:青函航路(青函連絡船)洞爺丸事故が発生し、青函トンネル建設計画が本格的に浮上[15]。
1963年(昭和38年)2月11日:北海道松前郡福島町吉岡で青函トンネル建設工事着工式を挙行[15]。
1964年(昭和39年)
3月23日:日本鉄道建設公団発足。
5月8日:青函トンネルの掘削工事が開始[1][15]。
10月1日:東海道新幹線の東京 - 新大阪間が開業。
1967年(昭和42年)7月:日本国有鉄道(国鉄)が全国新幹線網構想を発表。
1969年(昭和44年)
5月30日:新全国総合開発計画決定。旭川 - 稚内間、札幌 - 釧路間なども含まれていたが、後に削除された。
12月:北海道新幹線建設促進期成会設立[16]。
1970年(昭和45年)5月18日:全国新幹線鉄道整備法公布[1][東奥 1]。法案には旭川 - 網走間なども含まれていたが、検討課程で路線名は削除された。
1971年(昭和46年)
9月28日:青函トンネル本工事着手[15]。
11月14日:北海道側・青森側でそれぞれ青函トンネル本工事の起工式を実施[15]。
1972年(昭和47年)
6月29日:北海道新幹線 青森市 - 札幌市間を含む整備新幹線4線の基本計画決定および調査指示[17]。
7月3日:昭和47年告示第243号により、北海道新幹線 青森市 - 札幌市間の基本計画公示。
1973年(昭和48年)
10月17日:第60回鉄道建設審議会において、運輸大臣から諮問された東北、北海道、北陸、九州および長崎新幹線の建設に関する整備計画を定めることの諮問について、適当と認める答申を行う。
11月13日:北海道新幹線の青森市 - 札幌市間を含む整備新幹線5線の整備計画決定および建設指示[1][17]。北海道新幹線の札幌 - 旭川間、北海道南回り新幹線の長万部町 - 札幌市間(室蘭経由)を含む12線の基本計画決定。
11月15日:昭和48年告示第465号により、北海道新幹線の基本計画区間を青森市 - 旭川市間に変更。昭和48年告示第466号により、北海道南回り新幹線 長万部町 - 札幌市間、室蘭経由を含む12線の基本計画決定。
1978年(昭和53年)10月3日:新幹線整備関係閣僚会議において、北海道新幹線 青森市 - 札幌市間を含む整備新幹線5線の具体的実施計画決定。
1979年(昭和54年)1月23日:新幹線整備関係閣僚会議において、北海道新幹線 青森市 - 札幌市間を含む整備新幹線5線に関する環境影響評価指針が了承される。
1981年(昭和56年)6月12日:全国新幹線鉄道整備法改正。建設費の地元負担が可能とされる[東奥 1]。
1982年(昭和57年)
6月23日:東北新幹線の大宮 - 盛岡間が開業[東奥 1]。
9月24日:臨時行政調査会第三次答申にて、財政赤字の拡大、国鉄の経営悪化を理由に整備新幹線の建設計画凍結を閣議決定[東奥 1]。
1983年(昭和58年)1月27日:青函トンネル先進導坑貫通[15]。
1985年(昭和60年)
3月10日:青函トンネルの本坑が全て貫通[15]。
3月14日:東北新幹線の上野 - 大宮間が延伸開業。
12月16日:新青森駅の建設工事が着工[東奥 1]。
1987年(昭和62年)
1月30日:整備新幹線建設計画凍結の一部解除を閣議決定[東奥 1]。
着工前 JR北海道発足後[編集]
1987年(昭和62年)
4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR各社および新幹線鉄道保有機構発足[東奥 1]。北海道新幹線は北海道旅客鉄道(JR北海道)の管轄とされる。
11月:青函トンネル完成[14]。
1988年(昭和63年)
3月13日:海峡線開業に伴い、青函トンネル供用開始[1][15]。青函連絡船廃止。
8月11日:運輸省が整備新幹線の暫定整備計画案を発表[東奥 1][新聞 2]。政府・与党申し合わせにより、整備新幹線着工優先順位決定。
1989年(平成元年)1月17日:政府・与党申し合わせにより、整備新幹線の旧財源スキーム策定[新聞 2]。
1990年(平成2年)12月24日:政府・与党申し合わせで、並行在来線をJRから経営分離することを明記[新聞 2][東奥 1]。
1991年(平成3年)
6月20日:東北新幹線の東京 - 上野間が延伸開業。
10月1日:新幹線鉄道保有機構が解散し、鉄道整備基金設立。
1992年(平成4年)6月19日:運輸政策審議会が、「五大都市(東京、大阪、名古屋、札幌、および福岡)から地方主要都市までを概ね3時間程度で結ぶ」とする答申を発表。
1994年(平成6年)
2月8日:非自民連立政権の政府・与党が新規着工凍結の申し合わせ[18]。
9月:自社さ連立政権の政府・与党に整備新幹線検討委員会を設立[18]。
12月19日:自社さ連立政権の政府・与党が再度新規着工凍結の申し合わせ[18]。
1996年(平成8年)12月25日:未着工の整備新幹線のうち、木古内 - 上磯間など7区間をスーパー特急方式で着工するという自民党案発表。政府・与党合意により、整備新幹線の新財源スキーム、新規着工区間など決定[国交省 2]。北海道新幹線は新青森(石江) - 札幌間の駅・ルート公表および環境影響評価、新青森(石江) - 新函館(仮称)間の工事実施計画認可申請、町境トンネル難工事推進事業、新函館駅(仮称)部調査の実施を決定[1]。
1997年(平成9年)
5月30日:全国新幹線鉄道整備法改正法公布(財源スキームの見直し)[新聞 2]。
10月1日:鉄道整備基金が船舶整備公団と統合し、運輸施設整備事業団設立。
1998年(平成10年)
1月21日:政府・与党整備新幹線検討委員会検討結果公表。従来の整備計画として、北海道新幹線の青森 - 札幌間の維持を確認。新青森(石江) - 札幌間の駅・ルートを公表し、引き続き環境影響評価に着手するとともに、新函館駅(仮称)の駅部調査を開始することを決定[国交省 2]。
2月3日:北海道新幹線の新青森 - 札幌間の駅およびルート公表。北回りルートが正式に決定[1][17]。
5月21日:新函館駅(仮称)の駅部調査開始[1]。
10月8日:北海道新幹線 新青森 - 札幌間の環境影響評価着手[1]。
2000年(平成12年)
7月1日:環境影響評価準備書の公告、縦覧[1]。八雲町に設置する駅を函館本線の八雲駅から新規設置駅となる新八雲駅(仮称)に変更。
12月18日:整備新幹線検討委員会による政府・与党申し合わせ[1]。北海道新幹線の新青森 - 札幌間は環境影響評価終了後、工事実施計画の認可申請を行うこと、新青森 - 新函館間の青函トンネルについて、貨物鉄道走行に関する調査を実施することを決定。今回着工しない区間は東北新幹線 盛岡 - 八戸間および九州新幹線鹿児島ルート 新八代 - 西鹿児島間の完成後に見直すこととされた[国交省 2]。
2002年(平成14年)
1月8日:北海道新幹線 新青森 - 札幌間の環境影響評価終了。同区間の工事実施計画(その1)認可申請[1][17]。
12月1日:東北新幹線の盛岡 - 八戸間が延伸開業[東奥 1][JR東 2]。
2003年(平成15年)
10月1日:運輸施設整備事業団と日本鉄道建設公団が統合し、鉄道建設・運輸施設整備支援機構設立。
12月17日:同日付の与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム取りまとめを踏まえ、整備新幹線の取扱いについて、政府・与党合意[国交省 3]。
2004年(平成16年)
4月1日:青函トンネルにおける新幹線・貨物列車共用走行事業化調査などの実施計画を国土交通省が認可[国交省 4]。
6月:与党プロジェクトチーム、新青森 - 新函館(仮称)間など3区間を2005年(平成17年)度に着工する方針を決定。
8月31日:整備新幹線の取扱いに係る政府・与党中間申し合わせ[国交省 5]。
12月16日:政府・与党検討委員会の検討結果(政府・与党申し合わせ)により、新たな財源スキーム(既設新幹線譲渡収入の前倒し活用など)および着工区間が決定。北海道新幹線の新青森 - 新函館(仮称)間は2005年(平成17年)度初に着工し、2015年(平成27年)度末の完成を目指す方向で合意[1][国交省 2]。
12月22日:2005年(平成17年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に30億円で予算政府案が決定[国交省 6]。
2005年(平成17年)
3月25日:全国新幹線鉄道整備法施行令の一部を改正する政令案を閣議決定[国交省 7]。
着工後[編集]
2005年(平成17年)
4月20日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画(その1)追加認可申請[1][17]。
4月27日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画(その1:土木、共用区間内の軌道、電気)追加認可および着手[1][17][2][国交省 8]。
5月22日:新青森 - 新函館(仮称)間、フル規格で着工[1][東奥 1]。函館本線渡島大野駅で建設工事起工式を実施[2]。
9月7日:新青森 - 新函館(仮称)間の中心線杭打ち式挙行[2]。木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル着工。
11月1日:木古内鉄道建設所が開所(同日に開所式)[2]。
11月27日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル(西工区・東工区)合同安全祈願を挙行[2]。
12月22日:2006年(平成18年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に60億円で予算政府案が決定[国交省 9]。
2006年(平成18年)
1月19日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル(西工区)掘削開始[2][16]。
3月18日:この日のダイヤ改正を以て、海峡線吉岡海底駅への定期列車の停車(客扱い)を終了[JR北 11]。
3月28日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネル(東工区)掘削開始[2]。
4月3日:函館総合車両基地の用地測量現地作業開始[2]。
6月19日:函館港に新幹線軌道用レール初陸揚げ[2]。
8月28日:(北海道新幹線工事のため)この日を以て、海峡線吉岡海底駅への見学者専用列車の運行を終了。吉岡海底駅は長期営業休止[JR北 12]。
10月:新函館(仮称) - 新八雲(仮称)間の桧山トンネルにおけるボーリング調査開始。
12月22日:2007年(平成19年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に100億円で予算政府案が決定[国交省 10]。
2007年(平成19年)
1月25日:新青森 - 新函館(仮称)間のレール敷設開始[2]。
7月1日:北斗鉄道建設所が開所(7月9日開所式)[2]。
7月9日:外ヶ浜鉄道建設所の開所式が行われる[1]。
8月24日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画変更認可[1]。
9月26日:木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル(東工区)工事の安全祈願挙行[2]。
10月12日:福島県の漁港にて、新幹線軌道用レールを陸揚げ[2]。
11月8日:木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル(東工区)掘削開始[2][16]。
11月18日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の館沢トンネルの安全祈願挙行[1]。
12月22日:2008年(平成20年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に178億円で予算政府案が決定[国交省 11]。
2008年(平成20年)
1月:長万部駅、倶知安駅の駅部調査開始[16]。
2月:新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネル着工。
6月12日:函館総合車両基地路盤の試験盛土開始[2][16]。
11月11日:木古内 - 新函館(仮称)間の幸連トンネル掘削開始[2][16]。
12月17日:整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ開催。北海道新幹線の長万部 - 札幌間を北陸新幹線および九州新幹線の一部区間と共に、2009年(平成21年)12月までに着工を認可することで合意[道新 13]。
12月22日:2009年(平成21年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に337億円で予算政府案が決定[国交省 12]。
2009年(平成21年)
1月:新八雲駅(仮称)、新小樽駅(仮称)の駅部調査開始[16]。
1月21日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画第2回変更認可[1]。
5月29日:2009年(平成21年)度補正予算が成立し、北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に150億円が配分される[国交省 13]。
7月3日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネルが貫通。
8月24日:木古内 - 新函館(仮称)間の渡島当別トンネルの貫通式挙行[2][16]。新青森 - 新函館(仮称)間では青函トンネルをのぞいて初のトンネル貫通。
9月:青森県側での明かり部分の工事が始まり、津軽蓬田トンネルのSENS工法(シールドマシン)での掘削も始まる。
9月28日:後潟高架橋他工事安全祈願[1]。
10月26日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネルおよび木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル(西工区)工事の安全祈願、SENS発進式を挙行[2][1]。
10月:国土交通大臣が前年12月の政府・与党合意の新規着工検討区間については、白紙とし、新しい政府・与党で整備のあり方を決めていくと発表。
11月30日:木古内 - 新函館(仮称)間の泉沢トンネル工事の安全祈願挙行[2]。
12月:整備新幹線問題検討会議等を設置。民間資金の活用、並行在来線維持のためのJRの協力・支援が必要とし、費用対効果、沿線自治体の取組等による着工の順位付けを検討するなどの「整備新幹線の整備に関する基本方針」および「当面の整備新幹線の整備方針」が決定。
12月16日:木古内 - 新函館(仮称)間の幸連トンネルの貫通式挙行[2][16]。
12月25日:2010年(平成22年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に450億円で予算政府案が決定[国交省 14]。
2010年(平成22年)
1月20日:木古内川橋梁工事の安全祈願挙行[2]。
2月1日:木古内 - 新函館(仮称)間の札苅トンネル工事安全祈願挙行[2]。
2月15日:大野川橋梁工事の安全祈願挙行[2]。
5月19日:新青森 - 新函館(仮称)間、工事実施計画(その2:新設区間の軌道、電気、駅舎等)認可[1][国交省 15]。
6月30日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の瀬戸子高架橋・奥内高架橋・左堰高架橋工事の安全祈願挙行[1]。
7月6日:飯田高架橋・稲里高架橋工事の合同安全祈願挙行[2]。
8月:整備新幹線問題検討会議開催。整備新幹線の未着工区間等の取扱いについて決定。
8月26日:木古内路盤他工事の安全祈願挙行[2]。
9月1日:万太郎路盤他工事の安全祈願挙行[2]。
10月22日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の六枚橋高架橋他工事の安全祈願挙行[1]。
12月:整備新幹線問題検討会議を開催。整備新幹線問題に関する今後の対応について決定。8月の検討会議で決定した各線区の課題について、さらに詳細な検討を進める旨を決定。
12月4日:東北新幹線の八戸 - 新青森間が延伸開業。同新幹線が全線開通[JR東 3]。
12月8日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の長科高架橋他工事の安全祈願挙行[1]。
12月15日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の第2外黒山トンネル工事の安全祈願挙行[1]。
12月27日:2011年(平成23年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に880億円で予算政府案が決定[国交省 16]。
2011年(平成23年)
2月7日:木古内 - 新函館(仮称)間の札苅トンネルの貫通式挙行[2]。
2月28日:木古内駅高架橋他工事の安全祈願挙行[2]。函館港に北海道方の新線区間に敷設する新幹線用軌道レールを陸揚げ[2]。
3月17日:新函館駅(仮称)路盤他工事の安全祈願[2]。
3月23日:大野新道橋梁他・鶴野高架橋工事の安全祈願挙行[2]。
3月29日:桜岱高架橋・戸切地橋梁他工事の安全祈願挙行[2]。
4月1日:北斗市内に北斗鉄道建築建設所が開所(同月26日に開所式)[2]。[JRTT 1]。
5月12日:東津軽郡蓬田村で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の阿弥陀橋高架橋他工事の安全祈願挙行[1][JRTT 2]。
5月16日:青森市で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の岡町高架橋・羽白高架橋・飛鳥高架橋工事の安全祈願挙行[1][JRTT 3]。
5月24日:東津軽郡外ヶ浜町で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の大平高架橋工事の安全祈願挙行[1][JRTT 4]。
6月1日:東北新幹線建設局が青森市内に移転し、青森新幹線建設局に改称[JRTT 5]。
6月14日:上磯郡木古内町で、木古内 - 新函館(仮称)間の泉沢トンネル他工事の貫通式挙行[2][JRTT 6]。
6月21日:新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネル掘削工事が中間立坑に到達。
7月1日:北斗市に北斗鉄道軌道建設所・北斗鉄道機械建設所が開所(同日に開所式)[2][JRTT 7]。
7月8日:後潟高架橋JV事務所にて、報道機関向けに北海道新幹線工事見学会を実施[JRTT 8]。
8月1日:北斗市に北斗鉄道電気建設所が開所[2]。
9月1日:北斗市三好地内にて、木古内 - 新函館(仮称)間の万太郎トンネルの貫通式挙行[2][JRTT 9]。
11月18日:東津軽郡今別町にて、奥津軽駅(仮称)路盤他工事の安全祈願[1][JRTT 10]。
12月26日:整備新幹線問題検討会議が開催され[国交省 17]、政府・与党確認事項公表。政府・与党合意により、未着工区間について「着工5条件」の残余の条件が満たしたこと等を確認後、認可・着工することを決定[国交省 18]。2012年(平成24年)度の北海道新幹線整備(新青森 - 新函館(仮称)間)に1,125億円で予算政府案が決定[国交省 19]。
2012年(平成24年)
1月26日:国土交通省が「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」設置。翌27日に第1回を開催[国交省 20]。
2月1日:第2回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」を開催[国交省 20]。
2月:(新幹線乗り入れに備え)函館本線渡島大野駅の駅舎建て替え工事開始。
2月23日・27日・28日:第3回・第4回・第5回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」を開催[国交省 20]。
3月8日・14日・15日・21日:第6回・第7回・第8回・第9回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会 整備新幹線小委員会」を開催[国交省 20]。
3月26日:北斗市茂辺地地内で、木古内 - 新函館(仮称)間の新茂辺地トンネル貫通式挙行[2][JRTT 11]。
4月3日・4日:整備新幹線問題調整会議・整備新幹線問題検討会議を開催[国交省 21][国交省 22][国交省 23]。
6月12日:北海道新幹線 新函館(仮称) - 札幌間をフル規格で追加認可申請[17]。
6月29日:国土交通省が鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、北海道新幹線 新函館(仮称) - 札幌間をフル規格で認可および着手[17][国交省 24]。
7月9日:国土交通省が「陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」設置[国交省 25]。
7月12日:第1回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。
8月7日:江差線木古内 - 江差間を、新幹線新函館駅(仮称)開業と引き替えに廃止しバス転換する検討に入った旨を公式発表。江差・上ノ国・木古内3町の沿線住民との間で連絡協議会を立ち上げ。なお木古内 - 五稜郭間は対本州連絡と函館都市圏輸送の需要が高いことから第三セクター方式で存続。
8月25日:長万部町で新函館(仮称) - 札幌間の起工式を実施[19]。
9月3日:小池明夫(当時JR北海道社長)が江差線の木古内 - 江差間の廃止を木古内・上ノ国・江差3町長へ正式提案[JR北 13]。
9月4日:高谷寿峰北斗市長が「函館側の北海道新幹線駅名は、駅所在地名を盛り込んだ"北斗函館駅"にするようJR北海道へ要望する」旨を市議会で公式発表。
9月19日:東津軽郡外ヶ浜町で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の第1・第2外黒山トンネルの貫通式挙行[1][JRTT 12]。
9月20日:第2回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。
10月11日:第3回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。
10月18日:青森県議会が「在来線との共用区間となる青函トンネル内でも(在来線特急並みの140km/hではなく)200km/h以上での高速走行が可能となるよう国に施策を要望する」旨を申し合わせ。
10月23日:東津軽郡外ヶ浜町で、新青森 - 奥津軽(仮称)間の津軽蓬田トンネル貫通式挙行[1][JRTT 13][JRTT 14]。これにより、新青森 - 新函館(仮称)間の陸上トンネルのうち、本州側の6本がすべて貫通。
10月29日:青森県と青森県議会が「(在来線と共用する)青函トンネル区間でも新幹線電車が200km/h以上で高速走行可能となる施策の実現」を国土交通省へ公式要望。
10月30日:JR北海道が、新幹線全線開業後に第三セクター化して存続される予定の函館本線函館 - 長万部 - 倶知安 - 小樽間(新幹線全線開業後)の利用客予想を沿線自治体に公表。沿線の過疎化が著しいことから「新幹線全線開業後の並行在来線利用客は現在より大幅に減少し、特に長万部 - 倶知安 - 小樽間は大幅な赤字不可避となる可能性大」と発表した。
11月6日:青森軌道敷設工事(新青森駅付近 - 後潟高架橋付近間、延長約17.8km)開始。青森市内で安全祈願並びにレール発進式を挙行[1][JRTT 15]。
12月11日:第4回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。同月13日に青函共用走行問題に関する当面の方針が中間的に取りまとめられる[国交省 26]。
2013年(平成25年)
1月17日:整備新幹線期成同盟会幹事を務める高橋はるみ北海道知事が「新函館(仮称) - 札幌間の工期短縮(早期完成)」を期成同盟会メンバーと共に国土交通省へ要望。
1月18日:前年12月13日に申請されていた、新青森 - 新函館(仮称)間の工事実施計画第3回変更を認可。工事予算を「4,590.7億円(平成15年4月価格)」より 「5,508億円(平成23年4月価格)」に変更[1][国交省 27]。
1月29日:2013年(平成25年)度の北海道新幹線整備に1,060億円(新青森 - 新函館(仮称)間:1,000億円、新函館(仮称) - 札幌間:60億円)で予算政府案が決定[国交省 28]。
3月25日:第5回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。函館市議会が「北海道新幹線の函館側暫定終着駅は"新函館"と命名するようJR北海道へ要望する」旨の決議を本会議にて全会一致で可決。
3月26日:朝里川・定山渓両温泉組合が「新小樽駅(仮称)の建設場所を、小樽市天神地区から、札樽道朝里ICに近く新幹線利用客が朝里川・定山渓両温泉へアクセスしやすくなる朝里地区へ変更してもらうよう、小樽市およびJR北海道へ要望する」旨を発表。
3月27日:能登谷公函館市議会議長ら函館市議団一行がJR北海道本社を訪問し、「北海道新幹線の函館側暫定終着駅は"新函館"と命名する」旨の要望書を提出。
3月28日:江差線 木古内 - 江差間を2014年(平成26年)5月限りで廃線とし、バス転換する旨を沿線の江差・上ノ国・木古内3町と合意。
4月1日:JR北海道新幹線推進本部が発足。従来の新幹線計画部および新幹線開業準備室を所管[JR北 14]。
4月20日:七飯町にて函館本線 五稜郭 - 渡島大野間電化工事の起工式を挙行[JR北 15]。
4月26日:今別町が駅名「奥津軽いまべつ駅」をJR北海道本社へ要望[1]。JR北海道が国土交通省北海道運輸局に対して、江差線の木古内 - 江差間の廃止届を提出[JR北 16]。
5月17日:北斗市三好で、木古内軌道敷設・北斗軌道敷設工事(大谷地付近 - 新函館(仮称)駅終点付近間、延長約37km)の安全祈願およびレール発進式挙行[JRTT 16]。
5月29日:上磯郡木古内町で、木古内駅建設工事の安全祈願および立柱式挙行[JRTT 17]。
6月4日:東津軽郡今別町で、奥津軽駅(仮称)新築工事の安全祈願挙行[1][JRTT 18]。
6月15日:北斗市内で、新函館駅(仮称)建設工事の安全祈願および立柱式挙行[JRTT 19]。
10月18日:海峡線津軽今別駅の上り(青森)方面の乗降場が本線外側の仮設ホームへ移転[20][東奥 3]。
10月25日:海峡線津軽今別駅の下り(函館)方面の乗降場が本線外側の仮設ホームへ移転[20][東奥 3]。
11月11日:この日を以て、海峡線竜飛海底駅構内にある青函トンネル工事写真パネルなどの展示物を完全撤去し、海底駅見学者専用列車の運行を完全終了[JR北 17]。
12月25日:2014年(平成26年)度の北海道新幹線整備に644億円(新青森 - 新函館(仮称)間:524億円、新函館(仮称) - 札幌間:120億円)で予算政府案が決定[国交省 29]。
2014年(平成26年)
建設中の路盤
(2014年9月、北斗市)
建設中の新函館北斗駅
(2014年9月)
3月15日:北海道新幹線建設工事のため、海峡線竜飛海底駅、吉岡海底駅、知内駅の3駅を廃止[JR北 18]。竜飛海底駅、吉岡海底駅はそれぞれ青函トンネル竜飛定点、吉岡定点に、知内駅は知内信号場[函館 1]に変更。
4月1日:北海道新幹線建設局の倶知安鉄道建設所および八雲鉄道建設所が開所[JRTT 20]。
4月16日:北海道新幹線用の車両として、H5系の概要・デザインを正式発表[1][JR北 4]。
4月30日:北海道とJR北海道が江差線の五稜郭 - 木古内間を運営する第三セクター鉄道会社の安全運行体制の構築および並行在来線に対する協力内容に関し、基本合意を締結[JR北 19]。
5月12日:江差線の木古内 - 江差間廃止。バス路線に転換[JR北 16]。
6月11日:JR北海道が定例記者会見で、新青森 - 新函館(仮称)間の駅名および信号場名を発表。奥津軽駅(仮称)は「奥津軽いまべつ駅」、新函館駅(仮称)は「新函館北斗駅」、新中小国信号場はそのまま「新中小国信号場」、湯の里信号場(仮称)は「湯の里知内信号場」にそれぞれ決定[1][JR北 20][道新 14]。
6月16日:北海道側新設区間の架線通電試験開始。
7月8日:北斗市で、新函館北斗 - 新八雲(仮称)間の村山トンネル工事の安全祈願祭を挙行。新函館北斗 - 札幌間で初となる工事開始(着工は8月)[JRTT 21][日建工 1]。
7月16日:「新函館北斗 - 札幌間の工期を当初計画より5年短縮し、2030年度までに札幌まで全線開業させる」よう(北海道選出の国会議員などで組織する)与党プロジェクトチームが政府へ要望。
8月1日:JR北海道から経営分離される江差線の五稜郭 - 木古内間を引き継ぐ第三セクター会社として、「北海道道南地域並行在来線準備株式会社」が設立[いさりび 1][いさりび 2]。
8月12日:青森県側新設区間の架線通電試験開始。
8月29日:整備新幹線の取扱いに係る政府・与党申し合わせ[国交省 30]。
9月24日:第1回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 31]。
10月1日:JR北海道本社に「北海道新幹線開業準備対策本部」、函館総合車両基地内に「新幹線準備運輸車両所」を設置[JR北 21]。共用区間の知内信号場 - 木古内駅間において、架線電圧を新幹線仕様の25,000Vに昇圧した状態でEH800形が試験走行し、DS-ATCの性能確認試験を行う[JR北 22]。
10月5日:北海道新幹線開業に向けた総合的な検査および試験の実施に伴い、2015年(平成27年)1月にかけて、青函トンネルを通過する寝台特急・急行列車の運休や時刻変更を実施[JR北 23]。
10月8日 - 13日:H5系の第1編成が川崎重工業車両カンパニーから搬出され、函館総合車両基地へ納入された[道新 15][道新 16][道新 17]。22日までに第2編成も搬入される[道新 18]。
10月21日:第2回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 32]。
10月22日:「(2035年度までの全線開業に際し)用地買収の難航が予想される札幌市街地部分については(当初より検討されていた“函館本線と並走する地上高架線”ではなく)地下線で建設し、札幌駅の新幹線のりばは(東北新幹線上野駅同様の)地下ホームとする案を検討する」旨を国交省及び政府与党プロジェクトチームが決定。
10月24日:国土交通省が、北海道新幹線における札幌市内のルートについて、用地買収の難航が予想されることから、地下ルートの検討に入ったことが報道される[道新 19]。
11月1日:木古内駅構内で、新青森 - 新函館北斗間のレール締結式開催[1][JRTT 22][道新 20][道新 21]。また、函館総合車両基地にてH5系が初めて報道公開される[道新 18]。
11月9日:虻田郡ニセコ町で、長万部 - 倶知安間の昆布トンネル(桂台)他工事の安全祈願挙行[JRTT 23]。
11月16日:青函トンネル内にて、特急形車両(789系基本番台、6両編成)を用いた「トンネル内における車両火災を想定した乗客避難誘導訓練」を実施。以降、H5系を用いた乗客避難誘導訓練も実施された[函館 1]。
11月18日:高橋はるみ北海道知事が「新函館北斗-札幌間の工期短縮と早期開業」を(他地区整備新幹線関係市区町村関係者と共に)国土交通省へ要望[産経 2]。
11月19日:第3回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 33]。
11月20日:JR北海道・JR東日本が北海道新幹線の列車名を発表。東京・仙台 - 新函館北斗間の列車が「はやぶさ」、盛岡・新青森 - 新函館北斗間の列車が「はやて」に決定[1][JR北 7]。
12月1日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間で、H5系を使用した走行試験(最高速度30km/h)を開始[1][JRTT 24][JR北 24]。翌年3月1日にかけて60日間程度、1日1 - 3往復する。当日は函館総合車両基地 - 新函館北斗間を往復し、初入線した新函館北斗駅で地元自治体による歓迎セレモニーが開催された[道新 22][日経 2]。
12月2日:H5系が走行試験にて木古内駅に初入線。同駅で歓迎セレモニーを開催[道新 23][毎日 1]。
12月7日:同日未明、H5系が走行試験にて青函トンネルを通過し、本州(青森)側および奥津軽いまべつ駅に初入線。同日午後、奥津軽いまべつ駅で歓迎セレモニーを開催[道新 24][産経 3]。
12月13日:二海郡八雲町で、新八雲(仮称) - 長万部間の立岩トンネル(立岩)他工事の安全祈願挙行[JRTT 25]。奥津軽いまべつ - 新函館北斗間の走行試験における最高速度を130km/hに引き上げる[毎日 2]。
12月22日:政府・与党が「新函館北斗 - 札幌間の開業時期を、当初想定されていた2036年(平成48年)春頃より5年前倒しし、2031年(平成43年)春頃とする」方針を固める[産経 4][新聞 3]。
12月26日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間の走行試験における最高速度を260km/hに引き上げ。木古内 - 新函館北斗間で最高速度260km/hによる試験走行を本格化[JRTT 26][道新 25][道新 26]。
2015年(平成27年)
1月1日:北海道道南地域並行在来線準備株式会社を「道南いさりび鉄道株式会社」に改称[いさりび 1][いさりび 2][朝日 2]。
1月8日:第4回「整備新幹線に係る政府・与党ワーキンググループ」開催[国交省 34]。「新函館北斗 - 札幌間の開業時期を当初計画の2036年(平成48年)春より5年前倒しし、2031年(平成43年)春とする」旨が正式決定[日経 3]。
1月14日:「政府・与党整備新幹線検討委員会」開催[国交省 35]。整備新幹線の取り扱いについて、政府・与党申し合わせ[国交省 36]。「新函館北斗 - 札幌間の開業時期を当初計画の2036年(平成48年)春より5年前倒しし、2031年(平成43年)春とする」ことで合意[朝日 3][道新 27]。2015年(平成27年)度の北海道新幹線整備に700億円(新青森 - 新函館(仮称)間:500億円、新函館(仮称) - 札幌間:200億円)で予算政府案が決定[国交省 37]。
1月30日 - 3月1日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間において、積雪時の走行安定性、着落雪の影響、低温での各機器の動作状況、青函トンネル内での機器への影響等を確認する、冬期性能検証に重点をおいた走行試験を実施[JR北 6][JR北 25][道新 28]。
3月2日:JR北海道が国土交通省北海道運輸局に対して、江差線の五稜郭 - 木古内間の廃止届を提出[JR北 26][報道 3]。
4月21日:奥津軽いまべつ - 新函館北斗間で2015年(平成27年)度の列車走行試験を開始。H5系およびE926形(新幹線電気・軌道総合検測車、East i)を使用[JRTT 27][道新 29][朝日 4]。
5月24日:列車走行試験の区間を新青森 - 新函館北斗間に延長。同日、H5系が新青森駅へ初入線[道新 30][朝日 5]。
6月11日:E926形「East i」が試験走行にて、函館総合車両基地に初入線[毎日 3]。
6月29日:同年3月27日に道南いさりび鉄道が申請した第一種鉄道事業許可を[いさりび 1]、国土交通省が認可[国交省 38][いさりび 2]。
6月30日:奥津軽いまべつ駅の駅舎が完成[1][道新 31]。
7月24日:木古内駅の駅舎が完成[注釈 12][道新 31]。
7月30日:2015年(平成27年)度の走行試験を終了[JRTT 27]。
7月31日:「奥津軽いまべつ駅開業準備駅」[1]・「木古内開業準備駅」・「新函館北斗開業準備駅」・「新幹線運行管理センター」を設置[JR北 27]。函館総合車両基地(新幹線準備運輸車両所)を「函館新幹線総合車両所」に改称[JR北 27]。
8月1日:新青森 - 新函館北斗間の主要な地上設備の管理が独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構からJR北海道に引き継がれる[JR北 27]。
8月10日:津軽今別駅が全列車通過扱いとなり[JR北 28][マイナビ 1]、同月中に仮設ホームも撤去[朝日 4]。
8月22日:新青森 - 新函館北斗間で乗務員訓練等開始[1][JR北 29]。
9月3日:新函館北斗駅の駅舎が完成[注釈 12][道新 31]。
9月16日:新青森 - 新函館北斗間の開業日を2016年(平成28年)3月26日と発表。同時に運行本数も発表され、1日13往復、そのうち10往復は乗り換えなしで新函館北斗と東京を直結[JR北 8]。
11月13日:二海郡八雲町で、新函館北斗 - 新八雲(仮称)間の野田追トンネル(北)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 28]。
11月16日:余市郡赤井川村で、倶知安 - 新小樽(仮称)間の後志トンネル(落合)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 29]。
11月21日:虻田郡ニセコ町で、長万部 - 倶知安間の昆布トンネル(宮田)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 30]。
12月3日:開業時の最速達列車の運転時分について、東京 - 新函館北斗間が4時間2分、新青森 - 新函館北斗間が1時間1分と正式に決定[JR北 2]。
12月18日:新青森 - 新函館北斗間のダイヤ発表[JR北 1]。
12月24日:同年11月4日に申請され、11月16日 - 12月7日に行われた新青森 - 新函館北斗間の鉄道施設工事の完成検査が合格[国交省 39]。同年10月13日にJR北海道が申請した新青森 - 新函館北斗間の運賃・特別急行料金の上限設定を[JR北 9][JR東 1]、国土交通省が認可[国交省 40]。2016年(平成28年)度の北海道新幹線整備に420億円(新青森 - 新函館(仮称)間:80億円、新函館(仮称) - 札幌間:340億円)で予算政府案が決定[国交省 41]。
12月31日:北海道新幹線の開業準備に伴い、2016年(平成28年)1月2日にかけて津軽海峡線の特急・急行列車を全区間運休[JR北 30]。
2016年(平成28年)
1月18日:第6回「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会 青函共用走行区間技術検討WG」を開催[国交省 25]。
1月28日:木古内駅 - 新函館北斗駅間で報道機関向け試乗会を実施[産経 6]。
2月13日・14日:木古内駅 - 新函館北斗駅間で一般向け試乗会を実施[JR北 31][産経 6]。
3月22日 - 25日:北海道新幹線の開業に向けた「地上設備最終切替」が実施されるため、海峡線を通過する在来線の旅客列車が終日運休[JR北 32]。
3月25日:新青森 - 新函館北斗間の年間貸付料が1.14億円に決定[国交省 42]。
新函館北斗開業後[編集]
2016年(平成28年)
3月26日:北海道新幹線の新青森 - 新函館北斗間が開業[1][JR北 1][道新 1][道新 2]。
4月26日:鉄道建設・運輸施設整備支援機構が同年3月30日付で申請した新青森 - 新函館北斗間の工事実施計画の変更について、国土交通省が認可。同工事の予算を「5,508億円(平成23年4月価格)」から「5,783億円(平成26年4月価格)」に変更[国交省 1]。
7月21日:余市郡赤井川村で、倶知安 - 新小樽(仮称)間の後志トンネル(北上沢工区)他工事の安全祈願祭を挙行[JRTT 31][日建工 2]。
7月22日:鉄道・運輸機構が新函館北斗 - 札幌間の工事計画の一部を変更すると発表。村山トンネルが渡島トンネルと一体化され、羊蹄トンネルの勾配を変更。地上駅として計画されていた倶知安駅が地元の要望を受けて高架駅に変更[JRTT 32][道新 32][日建工 3][日建工 4]。
11月7日:北斗市内で渡島トンネル(天狗)他工事の安全祈願を執行[JRTT 33]。
2017年(平成29年)
1月4日:「日経優秀製品・サービス賞 2016」の日経産業新聞賞 優秀賞を受賞[日経 4]。
4月1日:小樽市のウィングベイ小樽内に北海道新幹線建設局の小樽鉄道建設所を開設[JRTT 34]。
4月22日:団体臨時列車「北海道新幹線開業1周年記念号」を東北新幹線新白河駅 - 新函館北斗駅間直通で1往復運行(復路新函館北斗発は23日運行)[JR東 仙台 1][注釈 13]。
5月15日:倶知安町内で二ツ森トンネル(鹿子)他工事の安全祈願を執行[JRTT 35]。
6月1日:長万部町内に北海道新幹線建設局の長万部鉄道建設所を開設[JRTT 36]。
6月19日:長万部町内で立岩トンネル(ルコツ)工事の安全祈願を執行[JRTT 37]。
6月30日:鉄道・運輸機構が新函館北斗 - 札幌間の工事計画の一部を変更すると発表。手稲トンネル(延長18,750m)を延長する形で札幌市街地区間の構造を高架橋から地下トンネルに変更し、手稲トンネルを札樽トンネル(延長26,230m)に名称変更。また、長万部駅の駅構造を地平駅から高架駅へ変更[JRTT 38]。
今後の予定[編集]
2017年(平成29年)度以降:内浦・羊蹄・朝里3トンネル工事着工。
2017年(平成29年)9月23日:団体臨時列車を東北新幹線新白河駅 - 新函館北斗駅間直通で1往復運行(復路新函館北斗発は24日運行)[JR東 仙台 2][注釈 13]。
2031年春:北海道新幹線 新函館北斗 - 札幌間開業予定[報道 1]。
過去に検討されたルート[編集]
Question book-4.svg この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2013年3月)
札幌までのルートは現行の北回りルート以外にも複数のルートが候補に上がった。
最も有力と考えられていたのは長万部から室蘭本線・千歳線に並行する南回りルートである。こちらの方が沿線人口は大きく、冬季の降雪量も少ない。国鉄時代の1986年(昭和61年)11月1日のダイヤ改正以降、長万部以南と札幌方面を結ぶ定期優等列車は、有珠山噴火時に不通となったときをのぞき、すべてこのルートに設定されている。
しかし、路線長や所要時間は北回りルートの方が短くなること、また南回りルートをとった場合、ルート選定当時に前提とされていた旭川方面への延伸の際には札幌駅でスイッチバックするか、または当時ほとんど開発されていなかった札幌市東部にターミナルを作らざるを得なくなること[21]、および北海道の中でも活発な活火山の有珠山あるいは樽前山が噴火した場合には大きな被害が予想されることなどから、最終的に北回りルートが採用された。事実、有珠山の噴火では胆振線が2度に渡って被災した経緯がある。1943年(昭和18年) - 1945年(昭和20年)の噴火では昭和新山の隆起で路盤が崩壊して経路変更を余儀なくされ、1977年(昭和52年)の噴火でも長期運休に追い込まれた。また、室蘭本線も2000年(平成12年)の噴火で長期運休に追い込まれている。
なお、南回りルートは、北海道新幹線とは別路線の北海道南回り新幹線として基本計画線となっている。
その他にも以下のようなルートが提案された。
旧・砂原町(現・森町)から沈埋トンネルで内浦湾をショートカットし、室蘭市から室蘭本線・千歳線に並行するルート[要出典]
駒ヶ岳の噴火対策が難しいことと建設費が高くつくことにより不採用。[要出典]なお、現在の予定ルートでは駒ヶ岳を西に大きく迂回するため、新函館北斗駅付近が規格外の急カーブになっている。
中山峠・定山渓を経由するルート[21]
最短距離ではあるが、地質上の問題で難工事が予測されるため、不採用。
木古内から現・函館駅へ直行[要出典]、または新函館北斗駅でスイッチバックして現・函館駅へ乗り入れるルート[22]。
前者は札幌延伸する場合に回り道となるため不採用。[要出典] 後者は過去に検討されたことがあり、実際函館市は2003年の函館駅改修の際に「新幹線対応のため」として50億円を支出しているが[東洋経済 2]、建設費(約1,000億円)が全額地元負担となることがネックとなり、最終的に建設困難と判断されている[22]。その代わり現在は、函館 - 新函館北斗間の交通アクセスが検討され[道新 33]、実際にアクセス列車「はこだてライナー」が運行開始された(本記事「函館本線」の節で後述)。
新函館北斗 - 札幌間の建設[編集]
「北の大地に新幹線」と書かれた看板が掲げられている札幌駅北口(2004年)
新函館北斗 - 札幌間の駅予定地や一部のトンネルについては、2006年度(平成18年度)の時点で着工を前提としない地質調査が開始されている。2007年(平成19年)5月より開かれた政府・与党プロジェクトチームでは同区間および北陸新幹線の金沢 - 敦賀間、九州新幹線の諫早 - 長崎間の3区間について着工が検討されたが、3区間合計で2兆5千億円(2008年12月時点)と見積もられている建設費を全額確保する見通しが立たず、元々10年とされていた工期を5年程度延長して既に着工済みの整備新幹線区間の完成を待つ、もしくは一部のみ着工するといった案が浮上した。主たる財源として有力視されているのが、東北新幹線八戸 - 新青森間と九州新幹線新八代 - 博多間、そして北陸新幹線長野 - 金沢間の線路使用料である。この線路使用料のうち、2008年(平成20年)12月の時点で最大6千億円が充当できるとされている[道新 34][要文献特定詳細情報]。また、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の剰余金や既設新幹線譲渡収入なども財源の候補に挙がっている。
さらに北海道新幹線についてはスーパー特急方式で建設することも提案されたが、これには地元議員らが反対した。2008年(平成20年)12月の合意では長万部 - 札幌間の着工と新八雲駅(仮称)の設計、北陸新幹線金沢 - 福井間の着工と敦賀駅の整備および南越駅の設計、九州新幹線長崎駅の整備が認可される見通しになったが、2009年の民主党への政権交代により頓挫した。
2012年(平成24年)6月29日に、北陸新幹線の金沢 - 敦賀間、九州新幹線の諫早 - 長崎間とともにフル規格での整備が認可になった。同年8月25日に中間駅の長万部で起工式が行われた。
開業後の見通し[編集]
新幹線の開業により、航空機から新幹線への転移と潜在的旅客需要の掘り起こしが期待されている。北海道経済連合会の試算では、2003年(平成15年)には1,410万人(その内鉄道輸送のシェアは2.9%。以下同じ)であった関東 - 北海道間の年間交流量が、新幹線が札幌まで延伸されれば1,609万人(48%)に、東北 - 北海道間については234万人(42.4%)から364万人(88.4%)に、北海道内は159万人(86.9%)から326万人(93%)になるなどとしている[4]。このほか、新幹線は航空機に比べて消費エネルギー単価が4分の1、乗客一人あたりのCO2排出量が6分の1であり、気象条件などによる運休(欠航)の可能性も低く[4]、環境政策や安定した輸送力の確保という点でも有益だと言える[要出典]。
経済効果[編集]
国土交通省の試算では、新青森 - 新函館北斗間の開業30年後の年平均収益は北陸新幹線に次いで約45億円で、経済効果は開業50年後には約1兆2970億円となっている。また、北海道経済連合会では新青森 - 札幌間の総建設費のうち北海道の負担額2,438億円に対して、札幌延伸から30年後までの地方税収入は3,848億円で、建設費に充てられる北海道債の金利620億円を差し引いても事業収支としては790億円の黒字[23]、経済波及効果は北海道新幹線建設によるものが2兆9287億円、運営によるものが8,233億円としている[4]。
また、日本政策投資銀行の試算では、北海道新幹線の新函館北斗 - 新青森間の開業による道内経済への波及効果として関東1都3県と宮城県から道南への来訪者が年間約13万人増の約62万人となり約136億円の経済波及効果が出るとしている[道新 35]。内訳は宿泊・飲食・土産物などの直接的効果が約73億円、土産物生産や飲食提供に伴う原材料生産増加など1次波及効果が約41億円、これらの生産増に伴って生じる雇用者の所得増を通じての2次波及効果が約23億円となっている[道新 35]。
北海道新幹線の新函館北斗 - 札幌間については、2013年(平成25年)6月に北海道の試算によると実事業費が約1兆5000億円の約1.7倍に当たる約2兆5000億円の経済波及効果が見込まれ、雇用創生効果は約19万7000人に相当する効果が見込まれるとされている[24]。
函館地区と南東北・北関東との経済効果・交流[編集]
函館市と栃木県宇都宮市では、2016年3月に予定の北海道新幹線:新函館北斗駅 - 新青森駅間開業により、「はやぶさ」の宇都宮駅停車・乗り換えなしの交通手段を設定し「北関東からの観光客誘致を見据える」函館側と「北海道との交流強化につなげたい」宇都宮側との思惑が一致。両市幹部クラスでの交流会を行なっている[函館 2][25]。また、福島県郡山市市議会においても宇都宮市同様、従来からJR東日本に要望していた『はやぶさ』停車[26][27]を、北海道新幹線開業を機に改めてJRに要望しては。と、市議会で質疑がなされた事がある[28]。
函館・宇都宮両市長、市議会、商工会などはJR北海道・JR東日本に新函館北斗開業を機に「はやぶさ」の宇都宮駅停車を要望していたが[函館 3]、JR北海道は「速達性を重視する客を無視してよいものではない」として否定的であり[日経 5][29]、2015年(平成28年)12月18日に発表された東北・北海道新幹線を初めとした全国JRダイヤ改正発表において、従来通り東京駅・大宮駅 - 仙台駅間はノンストップで運行されることになった。特に熱心な動きを見せている函館・宇都宮両市は、今後もJR北海道・JR東日本に要望などを行う予定である[新聞 4]。新聞報道によると、2013年に見込んでいた550万人の観光客想定を既に2016年度の集計で超えている事もあり、2020年度には600万人と上方修正している[道新 36]。
並行在来線の扱い[編集]
2016年(平成28年)3月26日で新幹線が開業および事業化された区間の並行在来線については、それぞれ以下のような措置が執られている。
江差線[編集]
江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間は、東北新幹線開業前の東北本線盛岡駅 - 八戸駅間(現・いわて銀河鉄道線、青い森鉄道線)と同程度の本数の普通列車が運行されており、特に五稜郭駅 - 上磯駅間は混雑する。同区間については、経営分離後の財政負担割合を北海道が8割とすることで存続が決定した。これを受けて2014年(平成26年)8月1日に第三セクター鉄道「北海道道南地域並行在来線準備」が設立され[いさりび 1][いさりび 2]、翌2015年(平成27年)1月1日付で「道南いさりび鉄道」に改称された[いさりび 1][いさりび 2]。一方JR北海道は2015年(平成27年)3月2日、北海道運輸局に北海道新幹線(新青森駅 - 新函館北斗間)の開業日を廃止予定日とする廃止届を提出し[JR北 26][報道 3]、2016年(平成28年)3月26日の新青森 - 新函館北斗間開業時に道南いさりび鉄道線として移管された[いさりび 2][JR北 33]。経営分離後は、JR北海道とは別運賃となる。道南いさりび鉄道移管後の主要運行車両はディーゼルカーであるが、電化設備は海峡線の貨物列車の運行のために残されている。
江差線の木古内駅 - 江差駅間については並行在来線ではないが、こちらは非電化区間である上に利用者が五稜郭駅 - 木古内駅間よりも少なく、北海道新幹線開業後、木古内以東が第三セクター化されると孤立するため、2012年(平成24年)9月3日、JR北海道は北海道新幹線新函館開業に際して、特に利用客が少ない木古内駅 - 江差駅間を廃止としたいという意向を示した[JR北 13]。翌2013年(平成25年)3月28日、木古内駅 - 江差駅間の廃止とバス転換に沿線3町が同意[函館 4]。同年4月26日、JR北海道が国土交通省北海道運輸局に2014年(平成26年)5月12日を廃止予定日とする廃止届を提出し[JR北 16]、予定通りに廃止された[JR北 16]。
海峡線[編集]
海峡線は経営分離されず、全線がJR北海道の路線として存続している。前述の通り、線路などの施設を新幹線と共用し、架線電圧が交流25,000Vに昇圧され、保安装置も新幹線で使用されているDS-ATCに変更されたため、従来の電車・電気機関車は自走できない。そのため、新幹線開業後は在来線としての海峡線の定期旅客列車は運行されていない。同線には、北海道と本州を結ぶ貨物列車が1日20往復以上運行されているが、共用区間の大半がトンネルとなっており、最高速度の異なる新幹線と貨物列車がすれ違うと、風圧で貨物列車が荷崩れを起こすなどの懸念材料があるため、開業時点では安全性の重視のため、新幹線の最高速度も在来線特急並みの140km/hに制限されている。
新幹線工事の進行に伴い途中駅は順次廃止されており、2014年(平成26年)3月15日に竜飛海底駅・吉岡海底駅・知内駅が廃止され、定点や信号場に変更された。津軽今別駅も2015年(平成27年)8月9日を最後に旅客扱いを終了し、その時点では廃止されずに全列車通過駅として存続していたが、新幹線開業前日の2016年(平成28年)3月25日で正式に廃止となり、翌3月26日に奥津軽いまべつ駅として再開業した。
新幹線開業後に海峡線(三線軌条部分)を通る電気機関車については、貨物列車牽引用に交流20,000V・25,000V両対応の複電圧車であり、新幹線の保安装置であるDS-ATCに対応したEH800形電気機関車が運用されている[30][報道 4]。また、JR北海道では在来線の貨物列車をまるごと収容して新幹線軌道を走ることができる列車[31](トレイン・オン・トレイン)について研究していると報じられたものの、2016年の新函館北斗開業時点では実用化に至っていない。
津軽線[編集]
津軽線については、「津軽線の経営はJR東日本で、北海道新幹線の経営はJR北海道が行うため、並行在来線ではない」という見解を出しており、JR東日本も2004年(平成16年)に経営分離しないことを明らかにしている。
函館本線[編集]
札幌延伸時には、函館本線の函館駅 - 小樽駅間が経営分離される予定である[道新 37]。一方、小樽駅 - 札幌駅間は札幌都市圏輸送の使命を担っているため普通列車(快速含む)の本数・利用客共に多く、また、新千歳空港駅方面や岩見沢駅方面と一体的な運用を行っているなどの理由から、新幹線開業後もJR北海道が経営を継続する予定である[32]。
函館駅 - 新函館北斗駅(旧・渡島大野駅)間は北海道新幹線に並行していないため、函館市では当該区間の経営分離に反対する声が強かったが、2010年(平成22年)3月、JR北海道は函館本線の小樽以南全区間を経営分離する方針を打ち出した。2011年(平成23年)4月に初当選した工藤寿樹市長は、同年11月24日、バス転換しない事などを条件に経営分離容認を表明[道建 2]。函館商工会議所を始めとする諸団体が依然として反対していたため正式決定が遅れたものの、12月21日には経営分離に同意した。JR北海道は、新幹線新函館北斗開業に合わせて五稜郭駅 - 新函館北斗駅間を交流電化し[注釈 14][新聞 5]、733系電車(1000番台、3両編成)を使用した函館 - 新函館北斗間のアクセス列車「はこだてライナー」を16往復(その内、下り6本・上り7本は快速列車)運行する[JR北 1]。
広域輸送[編集]
昼行列車[編集]
江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間は、海峡線、津軽線と共に津軽海峡線を形成し、寝台列車を含む多数の特急・急行列車が運行されていた。この津軽海峡線で運行されていた特急「白鳥」・「スーパー白鳥」は、2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線開業に伴い廃止するとJR北海道が発表し[JR北 8]、同年3月22日 - 3月25日に新幹線の開業に向けた「地上設備最終切替」が津軽海峡線で実施されたため、同年3月21日で運行を終了し[JR北 32]、新幹線開業日の3月26日付で廃止された[JR北 1]。これに伴い、青函トンネル開業以来本州 - 北海道間を運行していた定期旅客列車は28年の歴史に幕を閉じ、北海道新幹線にその役目を引き継いだ。使用された車両のうち「スーパー白鳥」に使用された789系については特急「ライラック」用として道央圏へ転用された[マイナビ 2]。
函館駅 - 札幌駅間には、函館本線・室蘭本線・千歳線経由の特急「北斗」・「スーパー北斗」が運行されており、新函館北斗開業以降は同列車が新函館北斗駅に停車し、新幹線と接続するダイヤが組まれている[JR北 1]。
夜行列車[編集]
寝台特急などの夜行列車に関しては、車両の老朽化に加え、海峡線で旅客列車を牽引するための新型電気機関車は1両あたり2 - 3億円する新幹線より高いという理由から、JR北海道の島田修社長は開業前の時点で「新しい機関車を製造するつもりはない」と発言しており[毎日 4]、新青森 - 新函館北斗間開業までに順次廃止された[毎日 5][朝日 6]。また、北海道新幹線開業に向けた総合的な検査・試験の実施期間中は、海峡線を通過する寝台特急・急行列車に運休や時刻変更が行われていた[JR北 23]。
まず、2006年(平成18年)3月18日に寝台特急「日本海」(大阪駅 - 青森駅・函館駅間)が函館駅への乗り入れを終了した[JR北 11]。2008年(平成20年)3月15日には北海道新幹線建設工事による海峡線区間での夜間工事時間帯確保のため、寝台特急「北斗星」(上野駅 - 札幌駅間)が2往復から1往復に減便された[JR北 34]。
2015年(平成27年)3月12日に大阪駅 - 札幌駅間の臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」も運行を終了し[JR西 1]、翌13日には寝台特急「北斗星」も定期運行を終了し[JR北 35]、同年8月21日の上野発・22日の札幌発を最後に臨時運行も終了した[JR北 36][マイナビ 3]。
2016年(平成28年)には、臨時寝台特急「カシオペア」(上野駅 - 札幌駅間)が3月19日の上野発・20日の札幌発、急行「はまなす」(青森駅 - 札幌駅間)が3月20日の札幌発・21日の青森発を最後にそれぞれ運行を終了し[JR北 32]、新幹線開業日の3月26日付で廃止された[JR北 1]。これに伴い、青函トンネルを通過する定期夜行列車は全廃された。
ただし、「カシオペア」に関してはJR北海道とJR東日本の両社で運行の是非が検討されていたが[産経 7]、2016年(平成28年)6月からその車両を使用した団体専用列車を運行している[JR東 4](2017年2月26日の札幌発を最後に北海道内への運行を終了している)。また、2017年5月1日に運行開始したJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」に関して、2015年6月9日にJR東日本・冨田哲郎社長は「北海道など他社の管内もクルージングすることを考えたい」と述べ[産経 7]、「カシオペア」については「四季島に切り替えていくのが基本になるのではないか」と指摘している[産経 7]。そうして同年12月2日に発表された運行ルートのうち、3泊4日コースは上野駅を出発し北海道内の登別駅まで乗り入れてから新潟地区を周回して上野駅に戻るコースに決定している[JR東 5]。
乗車券の特例制度[編集]
「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」といった普通列車専用の特別企画乗車券において、北海道新幹線開業までは特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の普通車自由席に限り、蟹田 - 木古内間を追加料金無しで乗車できる特例が設けられていたほか、「北海道&東日本パス」では急行「はまなす」を急行券別途購入で、「白鳥」・「スーパー白鳥」の新青森 - 函館間を普通車自由席に限り、自由席特急券別途購入で利用可能であったが、新幹線開業後はこれらの列車が廃止されたため、新たな特例制度が設けられた。
「青春18きっぷ」では「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の購入により[JR北 37][JR北 38]、また類似の「秋の乗り放題パス」では「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」の購入により[JR東 6]、北海道新幹線 奥津軽いまべつ駅 - 木古内駅間で普通車の空席、および道南いさりび鉄道線木古内駅 - 五稜郭駅間の普通列車がオプション券1枚につき片道1回利用可能になった。また「北海道&東日本パス」では、特定特急券を購入すれば北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間で普通車の空席が利用可能になった。
札幌 - 旭川間[編集]
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中立的な観点に基づく疑問が提出されています。(2013年2月)
独自研究が含まれているおそれがあります。(2008年5月)
札幌 - 旭川間(約130km)については1973年(昭和48年)11月15日運輸省告示第465号により基本計画が決定された高速鉄道路線となっている。
現状[編集]
道央(石狩川流域)を走る函館本線の札幌 - 旭川間では、特急列車が1日35往復(毎時2-3本ずつ)、所要時間1時間20分(最速)で運転されている。沿線人口は3,127,369人、人口密度は205.034人/平方kmである。また、札幌 - 旭川間の特急利用者数は年間約450万人(2007年)[33]に達している。その他、札幌からこの区間を通り道北・稚内や道東・網走への所要時間はそれぞれ約5時間から5時間半を要している。
函館本線(札幌 - 旭川)に接続する路線
※札幌での接続路線は「#設置予定駅と接続路線」の節を参照
岩見沢駅:室蘭本線が接続しており、追分・苫小牧方面への列車が発着。
滝川駅:根室本線の起点で、富良野・新得・帯広方面への快速列車及び普通列車が発着。
深川駅:留萌本線が接続。留萌振興局所在地の留萌方面へ連絡。
旭川駅:美瑛・富良野方面への富良野線、名寄・美深・稚内方面への宗谷本線、北見・網走方面への石北本線の列車が発着。
これまでの動き[編集]
基本計画決定後、いまのところ大きな動きはない。旭川市によれば[34]、北海道新幹線(新青森 - 札幌間)の早期建設と札幌 - 旭川間の整備計画への組入れの促進を図るとしているものの、着工の時期までは議論はされておらず、設置駅なども未定である。
ただし、旭川市議会では園田洋司市議[35]や佐藤さだお市議らによって度々質疑応答されており、平成24年第2回定例会6月22日本会議(一般質問)の際、佐藤さだお市議は発言の中で、「所要時間は走行速度275km/hで、札幌 - 旭川30分、旭川 - 函館1時間20分、旭川 - 青森2時間、旭川 - 仙台4時間、旭川 - 東京5時間30分」[36]と述べている。このほか、旭川市、深川市、富良野市、芦別市、留萌市、士別市、名寄市、稚内市、紋別市の9市で構成される道北市長会でも、北海道新幹線・旭川延伸について話題に上っている。
著名人のこの区間に関連する発言
北海道出身の衆議院議員・武部勤は自民党幹事長だった2005年4月当時、道内で行った講演で北海道新幹線を旭川まで全線開通させることに言及している。また、同時に基本計画区間外である稚内、網走、釧路へも延ばすと発言している[要出典]。
JR北海道の坂本眞一会長(当時)は、2006年(平成18年)4月25日に帯広市で行われた講演会でフリーゲージトレインによって旭川や道東方面の帯広等へ直通運転する構想を示した[新聞 6]。
高橋はるみ北海道知事は、2016年(平成28年)3月26日における北海道新幹線開業前に、札幌 - 旭川のフル規格は「現実的ではない」としながらも、技術が確立されればフリーゲージトレインによって旭川まで延伸させたい旨のコメントを発表している[道新 38]。
その他道内で過去に検討された路線[編集]
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新全国総合開発計画決定から全国新幹線鉄道整備法制定までの間に、北海道新幹線の終点旭川から延長または札幌から分岐する形で以下の路線も検討された。これら道内での新幹線路線については、田中角栄の日本列島改造論でも触れられているものもある。
北海道縦貫新幹線
道北新幹線(旭川 - 名寄 - 稚内)
道南新幹線(旭川 - 富良野 - 帯広 - 釧路)
北海道横断新幹線
道東新幹線(旭川 - 北見 - 網走)
石勝新幹線(札幌 - 帯広)
しかし、これらの区間の沿線(道東・道北)は国内有数の人口希薄地帯で、平均して岩手県の1/3以下、道央・石狩地方の1/20以下と人口密度が極端に低く、起点の旭川市や札幌市をのぞき沿線都市も規模が小さく、当時20万人程度であったのは釧路市のみ、10万人以上も帯広市のみだった。旭川を起点とした道北方面や道東方面・道南方面および札幌から道南方面(帯広・釧路)への輸送密度は低く採算割れ必至で基本計画制定は見送られた。
21世紀となった現在でも宗谷本線(通過都市は道北新幹線とほぼ同じ)および10万人以上人口を擁する北見市がある石北本線(通過都市は道東新幹線とほぼ同じ)では輸送密度が1日500人以上2000人未満と低い。道南新幹線・石勝新幹線の沿線都市である15万人以上の帯広・釧路の2市がある石勝線および根室本線の輸送密度は1日2000人以上8000人未満(1999年の札幌 - 帯広が1日5700人[33]、帯広 - 釧路が1日2400人)となっている[注釈 15]。ただし、2003年頃の札幌 - 帯広の年間特急利用者数(約200万人)は道内第3位であった。
また、先述の2016年11月の「当社単独では維持することが困難な線区」で自社単独存続が出来ない対象区間と発表されているために、これらの計画凍結についても同様といえる[JR北 39]。
路線形態詳細[編集]
[表示]停車場・主要構造物・接続路線
脚注[編集]
注釈[編集]
^ 三線軌条はミニ新幹線である秋田新幹線(奥羽本線)の神宮寺 - 峰吉川間(営業キロ:12.4km)などで採用例があるものの、完全な新幹線規格の路線で採用されるのは北海道新幹線が初めてとなる。
^ 青函トンネル入り口。
^ なお、在来線との共用区間はJR北海道へ委託[6]。
^ 大平トンネル坑内で新幹線と在来線が合流し、木古内駅付近で分離する。
^ 保守用車両を側線に収容することも可能である。
^ 新青森 - 奥津軽いまべつ間で並行する津軽線はJR東日本が運営している。
^ a b 北海道新幹線では全車指定席となるため、特定特急券・立席特急券に適用される。
^ 特定特急券区間を参照。
^ 新函館北斗駅開業時点で、北海道新幹線で100キロ以下かつ隣接駅間ではない区間は存在しないため、この料金が適用される区間は存在しない。
^ 普通の貯雪式高架橋と防音壁にひさしを設けて高架橋への降雪量を低減させる、半雪覆いの貯雪式高架橋の2つがある
^ ポイント下部にコンクリートによる箱型の空間を設けて、そこに雪を落とし込む構造
^ a b 当初、木古内駅の駅舎は2015年(平成27年)5月26日、新函館北斗駅の駅舎は同年6月3日にそれぞれ完成する予定だった[朝日 4]が、駅舎内の案内板の取り付け位置などについて、JR北海道と鉄道建設・運輸施設整備支援機構の協議が長引いたため、工期が遅れた[産経 5]。
^ a b 2017年現在、東北新幹線と北海道新幹線を直通する営業列車が停車しない、新白河駅、郡山駅、福島駅、白石蔵王駅が停車駅に加わっている。
^ 函館本線の函館駅 - 五稜郭駅間は1988年(昭和63年)3月13日の海峡線(津軽海峡線)開業時に交流電化された。
^ 輸送密度は朝日新聞2005年5月 および鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル 各号(1999年他)』参照。
出典[編集]
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^ Web東奥(ニュース) (2007-11-07). "盛岡以北「260キロ」のまま/東北新幹線". 東奥日報. 東奥日報社. Archived from the original on 2007-11-09. 2007-11-07閲覧.
^ a b Web東奥(ニュース) (2013-10-03). "津軽今別駅、中旬から仮設ホーム". 東奥日報. 東奥日報社. Archived from the original on 2013-10-10. 2013-10-07閲覧.
北海道建設新聞[編集]
^ e-kensinニュース(公共工事) (2016-03-26). "《特集》北海道新幹線が待望の開業 (4)工事費1兆円超の札幌延伸はトンネル7本に着工 ①76%がトンネル". 北海道建設新聞. 北海道建設新聞社. Archived from the original on 2016-08-10. 2016-08-10閲覧.
^ e-kensinニュース(公共工事) (2011-12-21). "道新幹線札幌延伸、12年度着工が確実に-長大トンネル先行か". 北海道建設新聞. 北海道建設新聞社. Archived from the original on 2013-07-15. 2013-07-15閲覧.
^ a b c d e f g h i j k l m n o p e-kensinニュース(公共工事) (2016-03-26). "《特集》北海道新幹線が待望の開業 (4)工事費1兆円超の札幌延伸はトンネル7本に着工 ②用地取得本格化". 北海道建設新聞. 北海道建設新聞社. Archived from the original on 2016-08-10. 2016-08-10閲覧.
参考文献[編集]
「北海道新幹線建設工事の現状:2013年10月(特集:北海道の鉄道)」、『鉄道ジャーナル』第48巻第1号(通巻567号)、成美堂出版、2014年1月1日、 pp.78-85、 ISSN 0288-2337。
梅原淳「新青森~新函館北斗間2015年度末開業 北海道新幹線工事の現状(特集:新幹線2014、東海道新幹線開業50周年)」、『鉄道ジャーナル』第48巻第10号(通巻576号)、成美堂出版、2014年10月1日、 pp.58-67、 ISSN 0288-2337。
井口裕雄「東北新幹線の計画について」、『鉄道ピクトリアル』第261号、電気車研究会、1972年2月、 ISSN 0040-4047。
高津俊司・土井充「日本の高速鉄道 その軌跡と今後の展望」、『鉄道ピクトリアル』第800号、電気車研究会、2008年2月、 145頁、 ISSN 0040-4047。
関連項目[編集]
日本の鉄道路線一覧
全国新幹線鉄道整備法
建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画
整備新幹線
三線軌条
青函トンネル
海峡線
延長別日本の交通用トンネルの一覧
道南いさりび鉄道
外部リンク[編集]
北海道新幹線スペシャルサイト - 北海道旅客鉄道
北海道新幹線 - 青森県
北海道新幹線のページ - 北海道
整備新幹線の建設|北海道新幹線 - 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
道南いさりび鉄道株式会社
典拠管理
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