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囲碁は、陣地を囲むゲームです。
RPGゲームやアクションゲームとは異なる思考で次の一手を考える、面白いゲームです。
将棋、チェスと並ぶ、究極の思考ゲームとも言われます。
ブラウザーのみで動作するケースを特に囲碁ブラウザゲームと称することもあります。
専用ソフト使用の囲碁ゲームも多々あります。
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当サイトに、お越しいただいて有難うございます。
一局の碁をお楽しみください。
当サイトで、御覧頂いているブラウザを使用して囲碁対局ができます。HTML5を使用するので、ソフトのインストールは不要です。
初心者の方も、対局できるようになっております。
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囲碁のルールは単純なのでずか、ゲームは難しいです。
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「ネット碁を打ちたいけどどこで打ったらいいのかわからない」という方は、参考にしてください。
オススメするネット囲碁対局場3選
ここによると、
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推薦者のブログ
幽玄の間の口コミ
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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
伊予鉄道城北線
Iyotetsu logo.svg 城北線
春の城北線(清水町付近)
春の城北線(清水町付近)
概要
起終点 起点:古町駅
終点:平和通一丁目停留場
駅数 9停留場
運営
開業 1895年8月22日
所有者 道後鉄道→
Iyotetsu logo.svg 伊予鉄道
使用車両 伊予鉄道を参照
路線諸元
路線総延長 2.7 km (1.7 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
過去の軌間 762 mm (2 ft 6 in)
電化 直流600 V 架空電車線方式
テンプレートを表示
[隠す]停留場・施設・接続路線
凡例
STR
高浜線↑
STRrg KRZ
大手町線→
STR ABZlf STRlg
古町車庫(郊外線)・工場
BHF BHF KDSTe
0.0 古町駅
KDSTl ABZrf STR2
古町車庫(市内線)/高浜線→
BHF
0.5 萱町六丁目停留場
uKBHFr BHF
0.9 本町六丁目停留場 ←本町線
BHF
1.1 木屋町停留場
BHF
1.4 高砂町停留場
BHF
1.8 清水町停留場
BHF
2.2 鉄砲町停留場
BHF
2.5 赤十字病院前停留場
BHF
2.7 平和通一丁目停留場
WECHSEL
城南線支線↓
城北線(じょうほくせん)は、愛媛県松山市の古町駅から平和通一丁目停留場までを結ぶ伊予鉄道の鉄道路線。
前身は道後鉄道の路線で、松山市内線の他の路線が軌道法による軌道となっている中で、唯一の鉄道事業法による鉄道となっており、鉄道の閉塞信号機による自動閉塞式で運転されている。
目次 [非表示]
1 路線データ
2 運行形態
3 歴史
4 停留場一覧
5 脚注
6 関連項目
路線データ[編集]
路線距離(営業キロ):2.7km
軌間:1067mm
停留場数:9(起終点含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線電化(直流600V)
閉塞方式:自動閉塞式
交換可能停留場:3(鉄砲町、木屋町、古町)
運行形態[編集]
系統 運行区間 乗り入れる区間
■1号線 環状線 松山市駅→JR松山駅前→木屋町→鉄砲町→大街道→松山市駅 城北線全区間を通る。
■2号線 環状線 松山市駅→大街道→鉄砲町→木屋町→JR松山駅前→松山市駅
伊予鉄道では、環状線でも上り・下りで区別を行っている。(1号線が下り、2号線が上り)
昼間は1号線・2号線とも10分間隔で運転。ダイヤ上では1周46分であり、4分は市駅での待機時間となっている。
車いす対応の2100形は、運用ダイヤが決まっていないため、運用の半数が同車であることもあれば全く運用されていない場合もある。
平日の朝に、古町発JR松山駅前行き臨時電車が運行される(古町→木屋町→鉄砲町→上一万→大街道→JR松山駅前)。この臨時便は全線に渡り■5号線表示で運行。毎日運転の環状線下り車両(■1号線)は続行運転となる。
休日を除く毎週金曜日は環状線上りの終電が延長される。市駅22時07分発の古町→松山市駅が延長運転され、市駅23時00分発の古町行きが増発される。
単線のため増発が難しく、大学入試センター試験などの時には2両続行(連結ではない)で運転されることがある。
毎年8月第1(または第2)日曜日に行われる松山港まつり・三津浜花火大会開催時は環状線下りの終電が延長される(環状は市駅23時00分発、古町止は市駅23時50分発)。
市内線の系統図
遅延時は古町駅のCTCセンターから無線で現在位置の問い合わせを行い、必要に応じて行き違い変更を行っているものの酷い遅延には効果がない。離合停留場はすべてスプリングポイントのため、CTCセンターは信号の操作のみである。また、ひどい遅延時の運転整理は、交換停留所で先行列車に抑止を掛け、2列車での交換を基本とする。
歴史[編集]
道後鉄道により1895年に開業した。軌間762mmの軽便鉄道で、当初は木屋町 - 道後間は現在の城北線とは異なり、現在の樋又通りを東進し、現在の愛媛大学(当時は城北練兵場があった)の北側を通るルートだった。伊予鉄道に合併後、電化・1067mm軌間への改軌が行われ、1927年に市街地に近い現在のルートに切り替えられた。木屋町 - 道後間の廃線跡は樋又通りとなっている[1]。
なお、以前は木屋町方面から道後温泉方面へ直通する形になっていたが、1969年に城北線・城南線の環状運転を開始する際、新設の平和通一丁目から勝山町方面に向かう形に変更された。このとき、平和通一丁目 - 上一万間は新たに城南線として線路を敷設し、城北線の平和通一丁目 - 上一万間は廃止という手続きが取られた。
1895年(明治28年)8月22日 道後鉄道により古町 - 道後 - 松山(その後「一番町」と改称、現在の大街道)間が開業。※
1900年(明治33年)5月1日 道後鉄道が伊予鉄道に合併。道後線となる。
1911年(明治44年)8月8日 道後線全線の軌間を762mmから1067mmに改軌、電化。
1926年(大正15年)5月2日 道後線 道後 - 一番町間廃止。
1927年(昭和2年)4月3日 城北線 木屋町 - 一万(現在の上一万)間が開業。道後線の古町 - 木屋町間を城北線に編入、木屋町 - 道後間は廃止。
1969年(昭和44年)12月1日 上一万での城南線への合流を道後方面への合流から、警察署方面への合流に変更。これに伴い、城北線の平和通一丁目 - 上一万間は廃止され、城南線として新たに敷設される。
※開業区間を三津口 - 道後 - 松山間とする説がある。なお、高浜線の古町駅は道後鉄道開業前の1889年7月20日に三津口から古町に改称している。また、萱町六丁目駅は1911年に開業した当初、三津口を名乗っていた(1967年改称)。
停留場一覧[編集]
BSicon lDAMPF.svg:坊っちゃん列車
すべての停留場が愛媛県松山市に所在
駅番号 停留場名 営業キロ 系統 接続路線
07・IY08 古町駅 0.0 1号線 2号線 坊っちゃん列車 伊予鉄道:■高浜線・大手町線
08 萱町六丁目停留場 0.5 1号線 2号線
09・29 本町六丁目停留場 0.9 1号線 2号線 伊予鉄道:本町線
10 木屋町停留場 1.1 1号線 2号線
11 高砂町停留場 1.4 1号線 2号線
12 清水町停留場 1.8 1号線 2号線
13 鉄砲町停留場 2.2 1号線 2号線
14 赤十字病院前停留場 2.5 1号線 2号線
15 平和通一丁目停留場 2.7 1号線 2号線 伊予鉄道:城南線
脚注[編集]
^ “廃止鉄道ノート「松山電気軌道」”. 減速進行. 2014年11月2日閲覧。 1920年の 「伊予鉄道電気」 を参照。
関連項目[編集]
日本の鉄道路線一覧
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表 話 編 歴
伊予鉄道ロゴ 伊予鉄道の路線
カテゴリ: 四国地方の鉄道路線伊予鉄道日本の路面電車路線愛媛県の交通
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近鉄奈良線
近畿日本鉄道 奈良線
枚岡を通過中の近鉄奈良行き快速急行、8000系
枚岡を通過中の近鉄奈良行き快速急行、8000系
基本情報
国 日本の旗 日本
所在地 大阪府の旗 大阪府東大阪市・奈良県の旗 奈良県生駒市、奈良市
起点 布施駅
終点 近鉄奈良駅
駅数 19駅
路線記号 A
開業 1914年4月30日
所有者 KintetsuLogo.svg 近畿日本鉄道
運営者 KintetsuLogo.svg 近畿日本鉄道
車両基地 東花園検車区、西大寺検車区
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線距離 26.7 km
軌間 1,435 mm (標準軌)
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V 架空電車線方式
最大勾配 35.7 ‰
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 近鉄型ATS
最高速度 105 km/h
テンプレートを表示
奈良線(ならせん)は、大阪府東大阪市の布施駅と奈良県奈良市の近鉄奈良駅とを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線である。
一般的には難波線と大阪線大阪上本町駅 - 布施駅間を含めた大阪難波駅から近鉄奈良駅を結ぶ運転系統の呼称として使われている。以下、特記のない限り運転系統としての奈良線(大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間)について記述する。
駅ナンバリング等で使われる路線記号はA[1]。色は赤であり、2015年9月から順次案内などに導入された。
目次 [非表示]
1 概要
1.1 路線データ
2 沿線風景
2.1 朱雀門踏切道
3 運行形態
3.1 列車種別
3.1.1 快速急行
3.1.2 急行
3.1.3 準急
3.1.4 区間準急
3.1.5 普通(各駅停車)
3.2 運転本数
3.3 備考
3.4 乗務員
4 旅客案内
4.1 車内自動放送
5 車両
5.1 現用車両
5.2 事業用車両
5.3 過去の車両
5.4 乗り入れ車両
5.4.1 京都市営地下鉄
5.4.2 阪神電気鉄道
6 歴史
6.1 輸送力増強の方策
6.2 年表
7 駅一覧
7.1 新駅設置計画
7.2 経路変更区間
8 乗降客数
9 脚注
10 参考文献
11 関連項目
概要
直通運転記念ステッカーをまとい、阪神尼崎へ向かう9820系(鶴橋駅)
1914年に開業した近鉄の直系母体である大阪電気軌道の創業路線である。
生駒山地を新生駒トンネル (3,494m) で貫き、大阪市と奈良市を最短ルートで結んでいる。開業以来、大阪上本町駅(旧上本町駅)を始発駅としてきたが、難波線が1970年に開業してからは、奈良線の実質的な起点は大阪難波駅(旧近鉄難波駅)に移った。大阪線の大阪上本町駅 - 布施駅間は方向別複々線となっており、奈良線・大阪線の列車が並走する。
阪神電気鉄道の西大阪線が大阪難波駅まで延伸され、阪神なんば線として開業した2009年3月20日から、大阪難波駅を介して神戸三宮駅 - 近鉄奈良駅間で相互直通運転を行っており、両駅間を最短70分台で結んでいる[2]。
1977年に大阪難波駅から八戸ノ里駅東方の府道大阪中央環状線付近までの立体交差化が完成しているが、2003年から八戸ノ里駅 - 瓢箪山駅間の連続立体交差事業が着手され、2010年5月30日に下り線が完成し[3][4]、2014年9月21日に上り線も完成した[3][5]。これにより新たに若江岩田駅・河内花園駅・東花園駅が高架駅となった。
また、国土交通省による平城宮跡の整備事業計画には宮内を横断している奈良県道104号谷田奈良線および近鉄奈良線の移設が盛り込まれており、将来的には大和西大寺駅周辺を含め、地下化もしくは移設される可能性がある。
全線で、スルッとKANSAI対応カードおよびPiTaPa・ICOCA・SuicaなどのICカードが全国相互利用サービスにより利用可能である。またJスルーカードが各駅の自動券売機で乗車券に引き換えることで利用できる。
路線データ
路線名称上の奈良線
路線距離(営業キロ):布施 - 近鉄奈良間26.7 km
軌間:1435mm
駅数:19駅(起終点駅含む)
複線区間:全線
電化区間:全線電化(直流1500V)
閉塞方式:自動閉塞式
最急勾配:35.7‰(枚岡駅 - 石切駅、東生駒駅 - 富雄駅)
最高速度:105 km/h(八戸ノ里駅 - 河内花園駅、(上り特急のみ)大和西大寺駅 - 新大宮駅)
全線が大阪統括部の管轄である。
旅客案内および運転系統上の奈良線は、大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間32.8 km、24駅(起終点駅含む)である。
沿線風景
[表示]停車場・施設・接続路線
難波線・大阪線区間も含めて全長30km少しという近鉄の幹線の中では短い方の路線にあたるが、車窓はバラエティに富んでいる。本節では大阪難波駅から奈良方面に向かって記述する。
大阪難波駅を発車すると千日前通(大阪府道702号大阪枚岡奈良線)の地下を東へ走り、近鉄日本橋駅・大阪上本町駅を地下で進み、その後一気に高架に上がり、大阪環状線のガードを潜ると鶴橋駅に着く。鶴橋駅周辺は焼肉店やコリアタウンなどが立ち並ぶ繁華街となっており、昼や夜ともなれば電車の中にまで焼肉の香ばしい香りがたち込める。なお、この駅の焼肉の香りは環境省選定のかおり風景100選にも選ばれている。[6]
その後は住宅・工場・ビル群が混在する地域を高架で進むと3面4線を有する今里駅。国道479号(大阪内環状線)を跨ぎ、高度を上げて進むと奈良線の起点である布施駅で大阪線と別れる。そして次第に辺りは東大阪市の古くからの住宅や工場が多くなってくる。おおさか東線との乗換駅の河内永和駅、ハウス食品の本社所在地で準急停車駅の河内小阪駅、2面4線を有する八戸ノ里駅と進み、大阪中央環状線の中央を高架で走る近畿自動車道の下をくぐると左手にニトリモール東大阪が見える。この場所は近鉄の玉川工場の跡地で、近鉄ハーツが2010年3月まで営業していた。
この辺りからは次第に進行方向に生駒山が迫ってくる。若江岩田駅・河内花園駅を過ぎ、ラグビーの聖地である東大阪市花園ラグビー場の最寄駅で準急停車駅の東花園駅を通り過ぎると高架区間が終了し、恩智川と国道170号(大阪外環状線)を渡り、2面4線で中央に通過線を持つ新幹線型の待避駅である瓢箪山駅。瓢箪山を出ると、いよいよ30‰超の連続急勾配が続く生駒山越えの区間に入る。列車は左に大きくカーブし枚岡駅・額田駅を通り過ぎると今度は右にカーブする。両駅間の勾配は35.7‰で、普通鉄道構造規則(2002年廃止)第十七条の2が定める上限35‰を超えていた。
なお、この間にも列車は大きく標高を上げていっており、その間左手には大阪のオフィス街や阪神高速13号東大阪線、けいはんな線を見下ろすことができ、遠くにはあべのハルカスなどの大阪市内の高層ビルや淡路島も望める日がある。この区間は全国でも珍しく列車から夜景を見下ろすことができ、その美しさゆえ夜景の専門サイトでも紹介されている程である。この区間は阪奈道路や、日本の道100選である暗越奈良街道(くらがりとうげならかいどう、国道308号)など鉄道・道路問わず急勾配路線が多いことでも知られている。逆にあまり知られていないが、この辺りは昭和初期に開発された当時の新興住宅地であるので、阪神間同様歴史のある高級住宅地となっている。
石切神社への参道が続く石切駅を過ぎるとすぐに新生駒トンネルに入り、3分ほどひた走って抜けると、奈良県生駒市に入り3面6線の生駒駅である。この駅ではけいはんな線や生駒線の電車と顔を合わせる。駅南西側からは生駒鋼索線も発着している。この先の東生駒駅で国道168号を渡り、けいはんな線が左手にわかれると新向谷トンネルを抜けて新興住宅街の中を進む。奈良市に入ると富雄川と奈良県道7号枚方大和郡山線を渡り、近畿大学(農学部)の最寄り駅である富雄駅を出てから高級邸宅街に差し掛かると学園前駅である。駅前には駅名・地域名の由来となった帝塚山学園がある。朝や夕方、晩は帝塚山学園を含めた付近の学校に通う通学客や一般の通勤客でホームが溢れかえる。
そして、菖蒲池駅前の近鉄あやめ池遊園地の跡地を左手に眺め、少し行くと左から京都線が合流し、大和西大寺駅に到着する。大和西大寺駅は京都線と橿原線の列車が交錯するジャンクションで、橿原線沿いに西大寺検車区がある。ホームは3面5線の構造で、4番線と5番線はホームに挟まれており、橿原線から大阪難波方面への連絡がホーム上でできるようになっている。近鉄奈良方には引き上げ線がある。駅周辺は近鉄百貨店やショッピングセンターなどの商業施設が立ち並ぶ。
大和西大寺駅を出るとすぐに平城宮跡に入り、右手には朱雀門、左手奥には復原された大極殿があり、正面には若草山と東大寺を眺めることができる。国道24号奈良バイパスをくぐると、奈良市役所をはじめとするオフィス街などが立ち並ぶ新大宮駅で、新大宮駅を出るとすぐに、国道369号の地下区間に入り、4面4線の近鉄奈良駅に到着する。近鉄奈良駅はJR奈良駅に並ぶ奈良市の一大ターミナル駅であり、ここから奈良交通バスが多数発着している。奈良県庁にも近く、また駅から東には東大寺大仏殿や春日大社がある奈良公園がある。
後方に大阪平野が見える(2009年5月 額田駅 - 石切駅間)。
大和西大寺駅 - 新大宮駅間は平城宮跡を横断する。後方に東大寺がある(2009年5月)。
朱雀門踏切道
奈良県では2010年が平城京に遷都されてから1300年目にあたり、これを記念した平城遷都1300年祭のメイン会場として平城宮跡が選ばれたが、平城宮跡は奈良線が横断しており、利便性向上のために会場中心付近に歩行者専用の踏切が新設された[7]。原則として踏切の新設は認められておらず[8]、例外として踏切が新設された。近鉄の踏切名は「駅名+踏切の数を示す番号+道」であるが、この踏切は「朱雀門踏切道」の名称が付けられている。
当初、平城宮跡会場でのイベント開催中のみ設置される予定であったが、引き続き存続することが決まった[9]。
「朱雀門踏切道」により、南北に分断された平城宮跡会場を結んでいた。(2010年4月)
運行形態
特急列車・快速急行・急行・準急・区間準急・普通が運転されている。布施駅を始発・終着駅とする列車はなく、同駅を経由するすべての列車が同駅から大阪線・難波線に直通し大阪難波方面に発着する。特急および急行以外は、さらに大阪難波駅から阪神なんば線に直通し尼崎駅まで、快速急行はさらに阪神本線の神戸三宮駅まで乗り入れる列車もある。大和西大寺駅 - 近鉄奈良駅間には京都線の列車のほか、京都線を介して直通運転する京都市営地下鉄烏丸線の車両も乗り入れる。
1980年3月に関西私鉄では初めて10両編成で運転を開始した路線で、朝夕ラッシュ時に8、10両編成が多数運転される。土休日ダイヤにも10両編成列車が設定されている。昼間時間帯も快速急行・急行で8両編成での運用がある。
ただし日中や夜間の上りは6両編成での運転も多く、曜日や時間帯により輸送力の落差が激しい。沿線地域の特性上、平日は奈良県内から大阪へ勤める通勤客、大阪や反対に奈良方面へ通う学生が、土曜・休日は奈良や反対に大阪方面へ向かう行楽客が多い。日中に走る急行は平日よりも土・休日の方が増結運転が行われるため編成が長くなっているのも特徴で、平日は6両編成であるが、休日は8両編成で運転される運用がある。
列車種別
以下に種別ごとの詳細を示す。尼崎・三宮方面と相互直通運転を行う阪神なんば線とダイヤがほぼ一体化しているために阪神線との直通運転に関してもここで記述する。ただし特急については「近鉄特急」の項を参照のこと。現行の停車駅は「#駅一覧」を参照のこと。
快速急行
1972年11月のダイヤ変更で、それまで走っていた奈良線無料特急の停車駅に生駒駅と学園前駅を追加する形で設定され、無料特急は廃止された。ただし、1976年まで朝ラッシュ時の大和西大寺発近鉄難波行きは学園前駅・生駒駅は通過し、特急よりも少ない停車駅であった。
奈良線の主力速達種別で終日運転されている。一部の駅にあるLED発車標では「快急」と略して表示している。大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間での運転が主体だったが、阪神なんば線の開業後は尼崎駅・神戸三宮駅までの直通が主体となり、日中はほぼ全列車が神戸三宮駅 - 近鉄奈良駅間で1時間あたり3本運転されている。時間帯によっては大阪難波駅で折り返す列車も存在する。また朝ラッシュ時の上り列車では大和西大寺発の列車も設定されている。また2016年3月19日のダイヤ変更より大和西大寺着の列車が平日に1本のみ設定された。
2010年3月19日のダイヤ変更から、近畿大学附属小学校・幼稚園に通う児童のために平日下り1本が菖蒲池に臨時停車している(ただし休校日は通過する)。停車する日は主要な駅に掲示されている。2004年6月以前は、菖蒲池駅前にあった近鉄あやめ池遊園地への行楽客への利便を図って、土休日には菖蒲池駅に快速急行・急行が臨時停車していた。
近鉄線内の停車駅は、特急の停車駅に近鉄日本橋駅(ただし前身の奈良線の無料特急は停車していた)と新大宮駅(2000年より)が追加されたのみで、大阪上本町駅 - 大和西大寺駅間では特急と同等の停車駅で運転されることになる。朝夕の時間帯には特急と平行するダイヤで運転される列車があり、このうち下りの神戸三宮・尼崎発の一部には大阪難波駅で大阪難波発の特急と接続し特急を先行させる列車や、大和西大寺駅で近鉄京都発の近鉄奈良行き特急の待避を行う列車もある。阪神線内は、曜日および時間帯により停車駅が異なっている。
編成両数は近鉄奈良駅 - 尼崎駅間で最大10両編成、尼崎駅 - 神戸三宮駅間では6両編成で運転されている。平日の日中は6両編成、ラッシュ時は10両編成(深夜に一部8両あり)である。平日上りの午前9時30分までに大阪難波駅に到着するすべての快速急行は最後尾(前から10両目)が大阪難波駅まで女性専用車両となっている。土休日は阪神なんば線開業前はすべて8両編成(土曜の朝の一部10両編成)であったが、現在は日中を中心に6両編成で運転される列車がある。一方、午前中や夕方以降は8・10両編成で運転され、土休日ダイヤで10両編成が増えている。基本的には乗り入れ先の阪神車や近鉄の阪神乗り入れ対応車が使われるが、大阪難波駅発着の列車については乗り入れ非対応車も運用に就くことがある。なお、一部の10両編成の列車は大和西大寺駅にて増解結を行う列車があるほか、神戸三宮駅発着の8・10両編成の列車については尼崎駅と大和西大寺駅の2駅で増解結する列車もある。
現在の最短所要時間は、大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間が35分、近鉄奈良駅 - 神戸三宮駅間が76分であるが、数分程度の遅延が発生しやすい。
2012年3月19日以前には、平日の日中には阪神なんば線内で各駅停車となっていたが、翌20日のダイヤ変更以降はすべての快速急行が尼崎駅 - 西九条駅間でノンストップとなったほか、土休日の朝には阪神神戸高速線内の新開地発となる快速急行が設定された[10][11]。
なお、快速急行の前身の無料特急は、上本町駅 - 布施駅間複々線化工事完成に伴う1956年12月のダイヤ変更で運転を開始したが、難波線開通前の停車駅は鶴橋・大和西大寺の2駅だけだった。
急行
布施駅3層化改造工事完成に伴う1978年3月のダイヤ変更で設定。日中以降に設定されており、全列車大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間で運転されている。日中は快速急行と交互の運用であり、1時間あたり3本運転されている。定期列車は原則として快速急行に抜かれることがないため、大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間で先着するが、一部の列車は布施駅で特急に追い抜かれる。また石切駅では大和西大寺駅発着の各駅停車もしくは準急と緩急接続を行う。2004年3月のダイヤ変更までは日中のみの設定であったが、以後は利用客の減少などによる減便で夕ラッシュ以降にも快速急行の運行本数の半数を置き換え、準急と統合する形で設定が追加された。編成両数は平日の日中は6両編成、平日の夕方以降は8両編成(上りの一部6両あり)。土休日は終日8両編成で運行されている。阪神なんば線開通後も8両での運転が継続されていて、運用上の大きな変化はない。急行の10両運転がないのは布施駅の信号機の都合と石切駅のホーム有効長が8両分しかないためである。
また、天理教祭典時(おおむね毎月26日やその前後と1月4 - 6日)には大阪難波駅 - 天理線天理駅間の急行が運転されている。2011年4月18日には初めて三宮発天理行き臨時列車(阪神線内は快速急行で、大阪難波駅から急行)が運行され、2012年1月26日にも運行された後、同年3月26日以降も平日の祭典日に運行している[12]。
なお現在の急行は2代目で、初代の急行は1946年3月15日のダイヤ変更で設定され、1976年の白紙ダイヤ変更まで運転されていた。初代急行の停車駅は鶴橋駅 - 石切駅間ノンストップで、これ以外の区間は各駅に停車していた。当時東花園駅を通過していた準急とは布施駅(当時は奈良線・大阪線ともに準急・普通しか停車しなかった)と河内小阪駅を通過するだけの違いで、現在の急行よりもむしろ準急に近い停車駅パターンであった。しかし、1972年のダイヤ変更で前述の学園前・生駒通過の快速急行を補完する形で平日朝の難波行きのみの設定となり、1976年のダイヤ変更で準急と統合された。
奈良線の料金不要種別では唯一、定期列車で阪神なんば線への直通は設定されていない。ただし、阪神車両との走行距離調整のため一部は阪神車両で運転されている。なお、阪神車両に掲示されている停車駅案内には当初、近鉄奈良線急行の停車駅表示がなかったが、2012年3月20日のダイヤ変更での更新を機に表示されている。
近鉄車両での英字表示は「EXP.」で、阪神車両での英字表示は「EXPRESS(車内案内表示機ではExpress)」である。
京都線(地下鉄烏丸線直通を含む)からは、近鉄奈良駅 - 大和西大寺駅間に6両編成で乗り入れている。
準急
大阪難波駅 - 大和西大寺駅間での運転が基本で、一部列車は近鉄奈良駅まで運転している。また2009年3月20日の阪神なんば線の開業後は一部列車が尼崎駅まで直通する。大阪近郊の中距離速達種別という位置づけで、編成両数は6両編成が基本でラッシュ時を中心に一部の列車は8両編成、阪神なんば線直通列車は6両編成。ほとんどの列車が石切駅・布施駅(一部は東花園駅)で快速急行を、夕方以降の一部列車には石切駅で特急・急行を待避する。早朝・深夜帯や夜間の大阪難波行きを中心に全区間先着となるものも存在する。一方奈良県内・阪神なんば線での各駅停車としての役割を担う。
かつては大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間での運転が大半で大和西大寺駅発着のものは1日数本走る程度だったが、2000年3月15日のダイヤ変更で新大宮駅の快速急行停車により大半が大和西大寺駅発着に変更された。
2006年3月21日実施のダイヤ変更では、従来ラグビー開催日に一部列車が臨時停車していた東花園駅に終日停車となった。それと同時に日中の列車が区間準急に立て替えられた。東花園駅に停車開始後は、準急は東大阪市内における速達種別、石切以東での普通の補完という役割が強くなっているほか、難波方面と瓢箪山駅・枚岡駅・額田駅間、奈良方面と河内花園駅・若江岩田駅・八戸ノ里駅間のアクセスが大きく向上する結果となった。
なお、1972年までは天理線天理駅まで直通する準急が定期列車として運行されていた。
2016年3月19日実施のダイヤ変更では、平日の朝から夕方まで、阪神尼崎駅に乗り入れず、大阪難波駅折り返し運転をしており、その時間帯は、尼崎駅に乗り入れる列車は普通と快速急行だけになっている。
区間準急
2006年3月21日のダイヤ変更で新たに追加された列車種別で、日中と夜間のみに運転される種別。大阪難波駅 - 大和西大寺駅間での運転が基本で、一部奈良駅発着も設定される。この種別の登場により日中の東生駒駅折り返しの普通の運転区間が短縮されて東花園駅折り返しとなり、東花園駅 - 東生駒駅間の列車本数は1時間あたり3本に実質減便されることとなった(大和西大寺駅発着の普通はそのまま残っており、また運用の都合で日中にも一部ではあるが近鉄奈良駅発着もある)。また阪神なんば線の開業後は一部列車(2012年3月20日改正以降は日中のほとんどの列車)が尼崎駅まで直通し、6両編成で運転されている。6両編成より8両編成での運転が適している朝ラッシュ時や夕方から深夜にかけては従来どおり準急を運転している。
平日の日中は、下りは基本的に石切駅で奈良行き急行と連絡し(一部は快速急行の通過待ち)、上りは基本的に石切駅で快速急行を待避する。土休日の日中は、下りは基本的に瓢箪山駅で快速急行を待避し(一部は石切駅で奈良行き急行と連絡)、上りは基本的に石切駅で大阪難波行きの急行と連絡し布施駅でさらに神戸三宮行き快速急行を待避する。ただし、一部の列車は、布施駅・東花園駅・瓢箪山駅で待避するものもある。また、平日・土休日ともに上りはすべての列車が東花園駅で普通と緩急接続を行う。土休日日中は大阪難波行き急行が東花園発の尼崎行き普通を追い抜かないため、この時間帯での近鉄奈良線奈良県内各駅から阪神なんば線千鳥橋駅 - 大物駅間へは区間準急が最速達列車ということになる(神戸三宮行き快速急行利用の場合には鶴橋駅 - 西九条駅間のいずれかで尼崎行き区間準急に乗り換え)。
なお、1992年まで日中に運転されていた当時の普通の半数は瓢箪山駅で折り返し運転しており、当時のダイヤは枚岡駅・額田駅では1時間あたり3本しか乗車機会がなかった。これは、当時の両駅のホーム有効長が4両分しかなく、6両編成の普通が瓢箪山駅までしか乗り入れられなかったからで、当時は両駅に停車する列車は東花園駅で増解結を行っていた。枚岡駅・額田駅のホーム6両化延長工事の完成と同時に、これらの駅の利便性向上のために東生駒駅まで延長運転とされたものを、区間準急に置き換えることにより、各駅の停車列車本数を維持したまま運転本数を当時の水準に戻したものと言えるが、ダイヤ設定など中身は同じとは言えない。
2007年3月のダイヤ変更では新たに夜間(主に22時以降)、午前8時台や夕方16時台の準急数本が区間準急に置き換えられた。
2012年3月20日のダイヤ変更以前は平日の日中、大阪難波駅折り返しで運行されていたが、前述のように快速急行が平日日中も阪神なんば線内で通過運転を行うことになったことに伴い、千鳥橋・伝法・福・出来島・大物の各駅におけるその代替として大阪難波駅発着の区間準急が尼崎駅発着に変更された[10][11]。なお、2012年3月20日のダイヤ変更では大阪線にも区間準急が新設されている[10]。
2016年3月19日のダイヤ変更では準急と同じく、平日日中の上り列車が阪神尼崎駅に乗り入れず、大阪難波駅で折り返し運転をしている。
近鉄の駅設置の時刻表では、南大阪線の区間急行やかつて大阪線で運行されていた区間快速急行と急行・快速急行を区別するのと同様に、時刻の数字が斜字で表記され、区間準急は区間急行と同様に時刻の上に「(区)」マークをつけて表記されている。ただし、駅配布の紙製の時刻表では区間準急をオリーブ色で表記して区別している。スタフは紫色が使用されている。
英文表記は Suburban Semi-Express[13] であり、車両の英字表示は阪神車両を含めて「SUB.SEMI-EXP」である。
普通(各駅停車)
大阪難波駅 - 東花園駅・東生駒駅・大和西大寺駅間の運転が基本で、一部列車は近鉄奈良駅まで運転している。また阪神なんば線の開業後は一部列車(日中は約半数の列車)が尼崎駅まで直通する。日中は近鉄側では東花園駅折り返しと大和西大寺駅(一部列車は近鉄奈良駅)折り返しの系統が交互に1時間あたりそれぞれ3本運転されており、大阪難波駅 - 東花園駅間では6本運転されている。ラッシュ時間帯には東生駒駅・瓢箪山駅を、早朝・深夜には石切駅を始発・終着とする列車もある。編成両数は6両(ただし早朝の東花園発奈良行きに4両、早朝の石切発奈良行きに8両、深夜の生駒発大和西大寺行きに4両がそれぞれ1本だけあり)。1992年までは枚岡駅・額田駅のホーム有効長や東生駒駅での折り返し線が短かったため6両編成が入らず、東花園駅で2両を増解結する列車もあった。さらにその当時は最終列車の設定で、奈良方面からの生駒止まりの6両または8両編成での列車運用が数本存在した。さらに逆方面では石切発奈良方面行きの6両編成での列車運用が少ないながらも存在した。
早朝、深夜時間帯を中心に大和西大寺駅 - 近鉄奈良駅間の運用があるが、これは西大寺車庫からの入出庫を兼ねたものである。ほかの普通が6両編成以下であるのに対し、この列車のみ8両または10両編成で運用されることがある。また阪神車両での運用もある。
運用上、大和西大寺行きの準急・普通が大和西大寺駅到着後に天理または橿原神宮前行きの急行に変わったり、またその逆のパターンもある。これらの場合、到着前にその旨がアナウンスされている。しかしその後は大和西大寺駅 - 天理駅・橿原神宮前駅間の急行列車自体が減便されているため、このパターンは大幅に減少している。
現在、日中に運転されている東花園駅折り返し系統は、かつて東生駒駅まで直通していたが、2006年3月21日のダイヤ変更で区間準急の運転が開始されるのに伴い、現在のように改められた。
2008年3月17日のダイヤ変更では、このダイヤ変更で新設された近鉄難波発近鉄奈良行き最終特急の接続を受ける形で生駒発大和西大寺行き普通1本が新たに設けられた。生駒線運用に就いていた車両を大和西大寺の車庫へ回送させていた列車を有効活用する形で設定されている関係上、同線ワンマン運転対応の1020系または1026系4連固定車で運行される。奈良線の列車で生駒駅を始発とする列車が設けられるのは十数年ぶりとなった。
京都線からは、近鉄奈良駅 - 大和西大寺駅間に4両編成が平日に数本、乗り入れている。
運転本数
日中の1時間あたりの運転本数をまとめると、以下の通りになる(ただし阪奈特急は除く)。奈良線は線内全駅で日中でも1時間最低6本の乗車チャンスが確保されている。線区内全駅で1時間6本以上の列車が停車するのは近鉄では奈良線系統のみである。休日はこのほか大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間の特急が1時間に1本運転される。それ以外は同じ本数である。
駅名
\
種別 … 阪神なんば線 大阪難波 … 東花園 … 大和西大寺 … 近鉄奈良
運行本数 特急 ←近鉄京都線 2本
快速急行 ←神戸三宮駅 3本
急行 3本
←近鉄京都線 2本
区間準急 3本
普通 ←尼崎駅 3本
←尼崎駅 3本
2本
なお、2009年3月20日ダイヤ変更時点における阪神なんば線直通列車の本数は以下のとおり。
平日 土休日
阪神線内発 近鉄線内発 阪神線内発 近鉄線内発
快速急行
( ) は尼崎駅発着 31 (8) 28 (7) 41 (5) 41 (5)
快速急行
(西九条駅 - 尼崎駅間各駅停車) 20 21 0 0
準急 5 1 9 3
区間準急 2 3 25 23
普通 79 81[# 1] 74 81
^ 1本は、尼崎駅まで普通、尼崎駅から神戸三宮行快速急行
※2012年3月20日のダイヤ変更にて、西九条駅 - 尼崎駅間各駅停車の快速急行は廃止され、その代替として大阪難波駅発着の区間準急が尼崎駅発着に変更となったため、上表は現況と異なる[10][11]。
備考
この路線においても毎年大晦日 - 元旦の終夜運転が行われる。2006年度までは1時間あたり近鉄奈良駅 - 大阪難波駅間運転の準急・普通が2本ずつ、東生駒駅 - 大阪難波駅間の普通が1本の運転で、基本的に東花園駅以西では普通がおよそ20分間隔・準急が30分間隔、石切駅以東では普通・準急を合わせて15分間隔(石切駅 - 東生駒駅間はさらに普通が1本追加)で運転されていた。
2007・2008年度は、これまでの準急が区間準急に格下げされた上これまでの毎時2本が1本に減便し、代わりに近鉄奈良駅 - 大阪難波駅間普通が1時間あたり1本増やされ毎時3本となり、近鉄奈良駅 - 東花園駅間では区間準急と普通を合わせて15分間隔とするダイヤとなった。また東生駒駅 - 大阪難波駅間普通は区間準急の接続を受ける形で東花園駅始発に改められた。これらの結果速達性がやや減少したものの、額田駅以西の多くの駅で毎時3本から4本に増便となった。
2009年度は、24時以降は区間準急がなくなりすべて普通になり20 - 30分間隔で運転され、一部を除き阪神なんば線尼崎駅まで直通運転を行った。
奈良線沿線には春日大社や東大寺を始め枚岡神社や石切神社、生駒ケーブル乗り換えで宝山寺などの大規模・著名な寺社が多いことなどから終夜運転の本数も多く設定されている。この終夜運転の本数は全国的にも多い方である。また、例年近鉄の主要路線の終夜運転では特急が数多く設定される中、総距離が短い奈良線系統には全く設定されないのも特徴である。ただし1997年(の大晦日)までは毎時1本の特急が設定されていた。
優先座席の設定位置は運転区間に関係なく阪神車両が各車両の神戸三宮側、近鉄車両が各車両の奈良側に設定されており現在のところ統一は図られていない。ただし、主要駅を中心に一部の駅では優先座席の案内板が設置されている。
乗務員
乗務員は、東花園列車区と西大寺列車区、新田辺列車区(大和西大寺駅 - 近鉄奈良駅間)が担当しており、おおむね東花園駅ないし大和西大寺駅で乗務員交代が行われる。また、阪神電気鉄道との相互直通列車では、阪神乗務員との交代は境界駅の大阪難波駅ではなく阪神なんば線の桜川駅で行われることになっている。
旅客案内
近鉄1026系の快速急行の側面方向幕。上が阪神仕様、下が近鉄仕様。
奈良線は4扉の近鉄車と3扉の阪神車が混在して運用されているため、ホームに設置されている発車標のうち、LCD式とLED式のものには乗車位置が表示されている。近鉄線内では、近鉄車および京都市交車で運転される列車は○印、阪神車で運転される列車は△印であるが、阪神線内では近鉄車は△印、阪神車は○印(同じく阪神線に乗り入れる山陽車も含む)となっている(つまり両社とも、自社車両=○印、他社車両=△印)。なお大和西大寺駅の大阪難波方面行きホームでは、快速急行とそれ以外の種別の列車との乗車位置を分けるために、快速急行の乗車位置を赤色と「快」で案内している。
快速急行の列車種別の色は、近鉄線内では赤(快速 急行 、急行の字は縦書き。本節の写真参照)、阪神線内では水色(前面は 快速急行 。側面は 快急 )としている。またシリーズ21以外の車両の方向幕に使用されている阪神線内用快速急行幕は阪神に合わせた丸ゴシックが使用されている。また、阪神1000系・9000系のLED式の行先表示器は近鉄線内では前面が赤地に白文字の「快速急行」で、横は赤地に白文字の「快急」となっている。いずれも大阪難波駅 - 桜川駅間を走行中に表示を切り替える。
停車駅の案内では、鶴橋駅以西は阪神線内の西九条駅まで各駅に停車するが、大阪上本町駅以東での阪神線直通列車の自動放送では、大阪難波駅 - 鶴橋駅間の停車駅は略されることなく放送され、西九条駅(尼崎駅) - 大阪難波駅間の途中駅のみ省略されている。これは布施駅以東における準急、区間準急も同様である。
車内自動放送
2016年3月27日から車掌のタブレット端末(パナソニック製TOUGHPAD FZ-B2[14])の操作による車内自動放送が開始された[1]。
車両
特急車両については「近鉄特急」を参照
現用車両
1021系・1026系・1031系:1021系・1031系は生駒線ワンマン対応。6連は阪神線乗り入れ対応。
1233系・1249系・1252系:1271F - 1277Fは阪神線乗り入れ対応
3200系:地下鉄烏丸線乗り入れ対応
3220系(シリーズ21):地下鉄烏丸線乗り入れ対応。
5800系:阪神線乗り入れ対応、L/Cカー。
5820系(シリーズ21):阪神線乗り入れ対応、L/Cカー。
8000系
8400系:3両編成は田原本線ワンマン対応。
8600系:8619Fのみ6両編成
8800系
8810系:8814F - 8826Fが在籍
9020系(シリーズ21):阪神線乗り入れ対応。
9200系:9208Fが在籍
9820系(シリーズ21):阪神線乗り入れ対応。
奈良・京都線系統の通勤車両は東花園・西大寺の各車庫に所属している。
近鉄では阪神電気鉄道との相互直通運転に備えて2000年代後半には新製車両を奈良・京都線系統に集中的に投入させ、8000系など経年車両の廃車がすすめられているほか、1980年代前半に製造された8810系・9000系・9200系の一部が大阪線および名古屋線へ転属となっている。なお、阪神乗り入れに対応していない車両も折り返しの関係で回送列車として阪神なんば線の桜川駅まで乗り入れる。
阪神乗り入れ対応車両には、先頭車両の車体前面および車体側面に直通対応車両であることを示すステッカーが貼りつけられている。
一部車両を除いて、新旧関係なく2両編成・4両編成・6両編成を組合わせて運用されているが、阪神乗入対応車両は2両編成と6両編成の組合せのみである。地下鉄烏丸線乗入対応車両は6両編成固定となっている。3両編成は2本を連結して6両編成として運用する場合もある。なお、2両編成を5本連結した10両編成も運転されることがある。
瓢箪山駅 - 生駒駅間などの連続急勾配区間に備え、奈良・京都線系統の通勤車両各形式(および後述の阪神1000系・阪神9000系)にも勾配抑速ブレーキが装備されている。抑速ブレーキの設定は72km/h、60 km/h、53 km/hの3段階あり、車両数や乗客数、天候を考慮して切り替えて、速度を一定に保っている[15]。
前述したように他の線区よりも運転本数が非常に多く、過密ダイヤとなっているだけではなく、同様に過密ダイヤとなっている阪神線や京都市営地下鉄烏丸線との直通運転も行っていることから、起動加速度も大阪線などに所属する車両と比較し、高めに設定されているものが多い。
事業用車両
電動貨車モト75形(モト77・78):集電方式が異なるけいはんな線の車両(7000系・7020系)を要部検査・全般検査で五位堂検修車庫へ回送する際の牽引車両として使用
過去の車両
200系(初代、旧デボ1形):開業時の車両
400系
600系(初代):戦後の奈良線区用小型車両
800系:座席指定料金不要特急車
820系:田原本線などで運行後、狭軌化され伊賀鉄道伊賀線(2007年9月30日までは近鉄伊賀線)にて860系として2012年まで運行
900系:奈良線区初の20m級・広幅大型車両
920系:600系(初代)の機器流用車で、奈良駅 - 西大寺駅で使用された。現在は改造の上1010系として名古屋線所属
1000系(初代):大阪線所属だが昭和20年代まで上本町駅 - 小阪駅での運用があった
1600系:モ1650形・奈良駅 - 西大寺駅で使用された
3000系:ステンレス車。大和西大寺駅 - 近鉄奈良駅のみで使用。大和西大寺駅以西には滅多に乗り入れなかった
9000系:現在はすべて名古屋線所属
電動貨車モワ10形(モワ11・12):大阪線特急車2250系を改造。東大阪線(現在のけいはんな線)車両を要部検査・全般検査で五位堂検修車庫へ回送する際の牽引車両として使用していたが、1998年に廃車。西大寺車庫に常駐していたが、書類上は大阪線の所属となっていた
乗り入れ車両
京都市営地下鉄
10系:奈良線内においては、大和西大寺駅 - 奈良駅間の地下鉄烏丸線直通の急行運用のみ。
阪神電気鉄道
近鉄線以外にも梅田駅や山陽姫路駅方面にも運用しているため、3扉19m車を用いている。近鉄用の電鈴も整備されており、切り替えて使用している。なお、車両走行距離調整のため阪神なんば線へ直通しない列車にも使用されることがある。また、阪神車両の夜間滞泊も西大寺車庫と近鉄奈良駅構内で行われている。
9000系
1000系
歴史
前述したように、近畿日本鉄道の直系母体会社である大阪電気軌道(大軌)初の路線として建設された。
本線の開通前には生駒山系の北側を迂回するルートで片町線が、南側を迂回するルートで関西本線が既に開通していた。いずれも生駒山系を避け長大トンネルの建設から逃れる形であり、所要時間の点で不利であった。これらルート沿いの集落は当時まだ発展しておらず、競合路線を敷設しても十分な収益が上がる目処も立たなかった。そこで、大軌は生駒山を一直線に貫き、大阪と奈良を最短で直結するルートに賭けることとなった。当初はトンネル掘削の技術的困難さからケーブルカーの使用まで検討されたとされるが、同社の設立に尽力した岩下清周の主張と大林組の技術によって、長さ3,338mの生駒トンネルを開削し、生駒山の登坂区間にできる急勾配を高出力の電車(デボ1形)で越えるという案が採択された。
生駒トンネル開削には多額の資金を使い、最後は社長の岩下が私財を投げ打って建設を続行させたという逸話も残っている。大阪と奈良の間をできるだけ直線ルートで結ぶことにしたため、開業当初は沿線人口が少なく、生駒山の宝山寺や奈良へ向かう観光客が主要な乗客であった。よって収入は天候に左右され、同社の社員は常に天気に気を使っていたといわれる。そのため、「大阪電気軌道」でなく「大阪天気軌道」だと揶揄されたこともあった。
輸送力増強の方策
旅客は1961年(昭和36年)当時、年間1億人を突破し、1日約30万人を輸送していた。沿線の開発や将来の難波延長によりますます旅客が増加することは明らかであった。当時奈良線では、朝夕のラッシュ時において、毎時特急、急行、準急列車各4本のほか、普通列車を合わせ計30本を運転していたが、各列車とも超満員で、最多客区間の乗車率は定員の230%に達していた。
輸送力増強の方策としては、15m級小型車両や18m級中型車両の編成長増強と、21m級大型車両の運行の2つの方法が検討された。1968年(昭和43年)度における輸送量を前提として、あらゆる経費を計算した結果、総建設費が大型車両案の方が増加するが、金利および償却費を含めた経費は大型車両案の方が有利であり、また生駒トンネルの補修費を考慮すると大型車両の方がはるかに有利であることが判明した。また、小・中型車両では輸送量の限度が1970年(昭和45年)頃と早く到来すると予測されたのに対して、大型車両では1976 - 1977年(昭和51 - 52年)頃と予測され、大阪近郊における複々線(現けいはんな線)の建設時期を将来に繰り延べできる利点も有することが明らかとなった。そのほか、難波延長線(現難波線)の建設時までに既設路線を改良しておけば、延長線の停車場の有効長を短縮でき余剰建設費の支出を避け得ること、将来電車線の電圧を600Vから1,500Vに昇圧すれば、大阪線や名古屋線の車両との流用が可能となり、車両検修設備の統合ができることなど、合理化の面においても有利であった。
このため、開業時から使用していた小・中型車から車体規格を大きくすることにした。それに際して建築限界を拡大する必要から、新生駒トンネル(長さ3,494m)を新たに開削している。
当節の参考文献:『新生駒トンネル建設工事記録 付 奈良線改良工事概要』 近畿日本鉄道、1966年9月。
年表
1914年(大正3年)
4月30日:大阪電気軌道により上本町駅 - 奈良駅(高天町の仮駅)間が開業[16]。
7月8日:終点を高天町から東向中町の奈良駅まで延伸。奈良駅前駅開業[16]。
7月17日:日下駅開業。
1915年(大正4年)6月15日:花園駅開業。
1920年(大正9年)7月13日:額田駅開業。
1921年(大正10年)10月-1922年3月頃:日下駅を鷲尾駅に改称。
1922年(大正11年)
片江駅を今里片江駅に、奈良駅前駅を油阪駅に改称。
3月:深江駅を足代駅に改称。
5月5日:奈良駅 - 上本町駅間をイギリスのエドワード王太子が乗車。
1923年(大正12年)9月9日:菖蒲池駅開業。
1925年(大正14年)
若江駅を若江岩田駅に改称。
9月:足代駅を布施駅に改称。
1928年(昭和3年)8月:小阪駅を大軌小阪駅、生駒駅を大軌生駒駅、奈良駅を大軌奈良駅に改称[17]。
1929年(昭和4年)
今里片江駅を今里駅に改称。
11月22日:(臨)ラグビー運動場前駅開業。
1932年(昭和7年)12月:花園駅を大軌花園駅に、西大寺駅を大軌西大寺駅に改称[17]。
1936年(昭和11年)
8月1日:(臨)人ノ道駅開業。
11月19日:八戸ノ里駅開業。
1937年(昭和12年)4月22日:(臨)人ノ道駅休止。
1938年(昭和13年)2月1日:人ノ道駅を大軌永和駅として営業再開。通年営業化。
1940年(昭和15年)6月1日:鷲尾駅を孔舎衛坂駅に改称。
1941年(昭和16年)
3月15日:大軌永和駅を河内永和駅に、大軌小阪駅を河内小阪駅に、大軌花園駅を河内花園駅に、大軌生駒駅を関急生駒駅に、大軌西大寺駅を大和西大寺駅に、大軌奈良駅を関急奈良駅に改称。
9月:富雄駅を鵄邑駅に改称。
1942年(昭和17年)
3月6日:学園前駅開業。
10月1日:全線を軌道法に基づく軌道から地方鉄道法に基づく鉄道に変更。
1944年(昭和19年)
(臨)ラグビー運動場前駅休止。
6月1日:関急生駒駅を近畿日本生駒駅に、関急奈良駅を近畿日本奈良駅に改称。
1947年(昭和22年)3月27日:大和西大寺駅 - 油阪駅間に(臨)キャンプ・カー駅開業。
1948年(昭和23年)3月31日:生駒トンネル内下り坂でブレーキ故障のため列車が暴走。河内花園駅で先行列車に追突。死者49人の大惨事となる(近鉄奈良線列車暴走追突事故を参照)。
1950年(昭和25年)12月10日:(臨)ラグビー運動場前駅をラグビー場前駅として営業再開。
1951年(昭和26年)7月1日:(臨)キャンプ・カー駅廃止。
1953年(昭和28年)4月1日:鵄邑駅を富雄駅に改称。
1956年(昭和31年)
12月8日:上本町駅 - 布施駅間が複々線化され、大阪線と分離される。
12月21日:特急(料金無料)運転開始、所要時間30分。停車駅:上本町・鶴橋・大和西大寺・近畿日本奈良
1961年(昭和36年)9月21日:上本町駅 - 瓢箪山駅間で大型車両運転開始。
1964年(昭和39年)
7月23日:生駒トンネルが新トンネルに切り替えられ、上本町駅 - 近畿日本生駒駅間で大型車両運転開始。石切駅 - 近畿日本生駒駅間の孔舎衛坂駅廃止。
10月1日:新向谷トンネル完成により全線で大型車両運転開始。信貴生駒電鉄の近畿日本鉄道への合併により、近畿日本生駒駅を生駒駅に改称。
1967年(昭和42年)
7月10日:ラグビー場前駅東方 - 瓢箪山駅西方間が高架化[18]。
9月1日:ラグビー場前駅を東花園駅に改称。
9月29日:八戸ノ里車庫が東花園車庫へ移転。
12月4日:自動列車停止装置 (ATS)使用開始。
12月20日:東花園駅を常設駅に変更[19]。
1968年(昭和43年)3月20日:東生駒駅開業。
1969年(昭和44年)
9月21日:架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。
9月26日:八戸ノ里駅東方 - 若江岩田駅西方間の高架化完成[18]。
12月9日:併用軌道であった油阪駅 - 近畿日本奈良駅間が地下化。新大宮駅開業。油阪駅廃止。
1970年(昭和45年)
3月1日: 近畿日本奈良駅を近鉄奈良駅に改称。
3月15日:難波線開通により近鉄難波駅乗り入れ開始。
1972年(昭和47年)
8月2日:菖蒲池駅付近で難波行き普通電車の車内に置かれた時限式の爆破装置が爆発し、21人が重軽傷を負う事件が発生(近鉄奈良線爆破事件)。
11月7日:料金無料の特急を廃止し快速急行運転開始。
1973年(昭和48年)9月21日:近鉄難波駅 - 近鉄奈良駅間に有料特急運転開始。
1977年(昭和52年)6月26日:布施駅西方 - 八戸ノ里駅東方間の高架化完成。これにより、近鉄難波駅から八戸ノ里駅東方(大阪中央環状線)まで完全立体交差となる。
1980年(昭和55年)3月17日:大和西大寺駅 - 近鉄難波駅間で快速急行の一部と特急1本で関西私鉄初の10両編成運転を開始。
1982年(昭和57年)3月18日:近鉄奈良駅発の快速急行で10両運転を開始。ただし同駅ではホーム延長未実施のため、2両分ドアカットしていた。
1986年(昭和61年)3月18日:急行の停車駅に石切駅を追加。
1988年(昭和63年)3月18日:近鉄奈良駅のホーム延長工事完成により、10両編成運転を本格実施。
1992年(平成4年)12月20日:列車運行管理システム (KOSMOS) 稼動開始。
1997年(平成9年)
3月18日:同日のダイヤ変更にて、平日深夜に近鉄難波発近鉄奈良行き特急2本(近鉄難波発22:20・23:20)を増発。その増発列車には阪奈特急としては初めて21000系(アーバンライナー)を充当(名阪甲特急の折り返しを充当)。阪奈特急に限りデラックスシートはレギュラーシートと同じ取り扱い(特別車両料金は不要)とする。
8月1日:L/Cカー(5800系)の営業運転開始。
1998年(平成10年)4月1日:ご乗降確認システム「フェアシステムK」稼働開始。
1999年(平成11年)3月16日:同日のダイヤ変更にて、平日日中の阪奈特急(上下12本)を廃止。
2000年(平成12年)3月15日:シリーズ21(3220系)営業運転開始。新大宮駅のホーム延伸工事(8両分→10両分)が完成し快速急行の停車駅に新大宮駅を追加。同時に準急の大半を大和西大寺駅発着に変更。
2001年(平成13年)
2月1日:各駅でスルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始。これに伴い、上本町駅・布施駅・生駒駅・大和西大寺駅における「途中下車指定駅」の制度が廃止。
10月14日:各駅でJスルーカードの取り扱い開始。
2002年(平成14年)3月20日:同日のダイヤ変更にて、平日夕方に近鉄難波発近鉄奈良行き特急2本(近鉄難波発17:35・18:35)を増発。
2003年(平成15年)
2月23日:八戸ノ里駅 - 瓢箪山駅間連続立体交差化事業起工。
3月6日:ダイヤ変更により、23000系(伊勢志摩ライナー)を阪奈特急にも運用開始。
3月19日:平日朝方の近鉄難波駅行き快速急行に「女性専用車」を設定。
2004年(平成16年)
3月18日:夕方以降の運行体系の見直し(快速急行の約半数を急行に格下げ、準急の一部を削減、近鉄難波駅 - 東生駒駅間普通の一部を大和西大寺駅・近鉄奈良駅へ延長)。
6月6日:あやめ池遊園地が同日限りで営業終了。これに伴って土曜・休日ダイヤ施行日(冬季を除く)の日中に行われていた快速急行・急行の菖蒲池駅臨時停車も同日限りで(一旦)終了。
2006年(平成18年)3月21日:ダイヤ変更で、準急停車駅に東花園駅を追加。また、日中に区間準急を新設。
2007年(平成19年)4月1日:各駅でPiTaPa・ICOCAの取り扱い開始。
2008年(平成20年)
3月17日:ダイヤ変更で、阪奈特急を夜間に増発(平日:下り1本・上り3本、土休日:上り2本)。平日下りの増発列車は近鉄難波発23:35→近鉄奈良着0:10で、大晦日終夜運転を除いての「日またぎ運転の特急列車」が登場する。
5月20日:阪神なんば線開業を前に阪神電鉄の電車(1000系)が東花園駅 - 大和西大寺駅間を試験走行。
6月14日:近鉄難波駅 - 布施駅間で車上速度パターン照査式ATS(ATS-SP)の運用開始。
10月30・31日:天皇・皇后の奈良視察に伴い、近鉄としては2002年5月以来となるお召し列車を京都駅 - 近鉄奈良駅間に運転(往路は30日、復路は31日)。往復共に21020系(アーバンライナーnext)が2003年3月の営業運転開始以来、お召し列車として初めて充当される。
2009年(平成21年)
3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了[20]。
3月20日:阪神なんば線が開業し同線と直通運転開始。近鉄難波駅を大阪難波駅、上本町駅を大阪上本町駅に改称。ダイヤ改正を実施し、平日夜間に近鉄奈良発大阪難波行特急1本を増発[21][22]。23000系(伊勢志摩ライナー)の阪奈特急運用を取りやめ一般特急車両に変更。
2010年(平成22年)
4月6日:あやめ池遊園地跡地に移設した近畿大学の付属幼稚園・小学校への通園・通学を目的として、平日朝時間帯の下り快速急行1本が菖蒲池駅への臨時停車を開始(再開)する(ただし休校日は通過となる)。
5月30日:八戸ノ里駅 - 瓢箪山駅間下り線が高架化[4]。
2011年(平成23年)3月16日:ダイヤ変更で、平日夜間に大阪難波発近鉄奈良行特急1本を増発。その増発列車には阪奈特急としては初めて21020系(アーバンライナーnext)を充当(名阪甲特急の折り返しを充当)。また、この日よりデラックスシート料金(200円)の徴収を開始。
2012年(平成24年)3月21日:ダイヤ変更で、平日朝に大和西大寺発大阪難波行特急1本を増発。
2013年(平成25年)3月17日:ダイヤ変更で、23000系(伊勢志摩ライナー)の阪奈特急運用を再開。
2014年(平成26年)
4月30日:前身の大阪電気軌道の上本町 - 奈良間から開業100周年を迎える。これを記念して前日4月29日より5800系によるデボ1型復刻電車の運行など各種記念行事を実施[23]
9月21日:八戸ノ里駅 - 瓢箪山駅間上り線の高架化が完成[5]。これに伴い東花園駅の営業キロが瓢箪山方に0.2km移動[24]。
11月17日:天皇・皇后の奈良訪問(全国豊かな海づくり大会臨席など)に伴うお召し列車を、近鉄奈良駅から京都駅へ運転(片道のみ。11月15日には京都駅から橿原神宮前駅へも運転)[25]。
2016年(平成28年)3月19日:ダイヤ変更で、平日夜間帯に上り快速急行を1本増発。下り最終区間準急列車を大阪難波23:55発に繰り下げて行き先を近鉄奈良行きに変更し、大阪難波駅 - 鶴橋駅間から枚岡駅以東の終電を6分延長。
2029年(平成41年):大阪高速鉄道大阪モノレール線の延伸に合わせ、八戸ノ里駅 - 若江岩田駅間に瓜生堂駅(仮称)を設置予定[26]。
駅一覧
凡例
●:停車、|:通過、▲:高校ラグビー開催時臨時停車、※:近畿大学附属小学校・幼稚園平日の開校日に下りのみ臨時停車
普通列車は各駅に停車するため省略。
特急列車については特急列車記事を参照のこと。
#印の駅は列車待避可能駅
路線名 駅番号 駅名 駅間
キロ 布施
からの
営業
キロ 区間準急 準急 急行 快速急行 接続路線 所在地
直通運転区間 大阪難波駅から
○普通・区間準急・準急…阪神なんば線尼崎駅まで
○快速急行…基本的には阪神本線神戸三宮駅まで
難波線 A01 大阪難波駅 - 6.1 ● ● ● ● 阪神電気鉄道:HS 阪神なんば線(HS41・直通運転あり)
大阪市営地下鉄:M 御堂筋線 (M20)・Y 四つ橋線 (Y15)・S 千日前線 (S16)…難波駅
南海電気鉄道:■ 南海本線・■ 高野線 (NK01)…難波駅
西日本旅客鉄道:Q 関西本線(大和路線)…JR難波駅 大阪府 大阪市
中央区
A02 近鉄日本橋駅 0.8 5.3 ● ● ● ● 大阪市営地下鉄:K 堺筋線 (K17)・S 千日前線 (S17)…日本橋駅
A03 大阪上本町駅
(近鉄百貨店前) 1.2 4.1 ● ● ● ● 大阪市営地下鉄:T 谷町線 (T25)・S 千日前線 (S18)…谷町九丁目駅 大阪市
天王寺区
大阪線
A04 鶴橋駅 1.1 3.0 ● ● ● ● 西日本旅客鉄道:O 大阪環状線
大阪市営地下鉄:S 千日前線 (S19) 大阪市
生野区
A05 今里駅 1.7 1.3 | | | |
A06 布施駅# 1.3 0.0 ● ● ● | 近畿日本鉄道:D 大阪線 (D06) 東大阪市
奈良線
A07 河内永和駅 0.8 0.8 | | | | 西日本旅客鉄道:F おおさか東線…JR河内永和駅
A08 河内小阪駅
(大阪商業大学前・
大阪樟蔭女子大学前) 0.8 1.6 ● ● | |
A09 八戸ノ里駅# 0.8 2.4 | | | |
A10 若江岩田駅 1.7 4.1 | | | |
A11 河内花園駅 0.9 5.0 | | | |
A12 東花園駅#
(花園ラグビー場前) 0.8 5.8 ● ● ▲ ▲
A13 瓢箪山駅# 1.4 7.0 ● | | |
A14 枚岡駅 1.3 8.3 ● | | |
A15 額田駅 0.7 9.0 ● | | |
A16 石切駅# 1.1 10.1 ● ● ● |
A17 生駒駅 4.1 14.2 ● ● ● ● 近畿日本鉄道:C けいはんな線 (C27)・G 生駒線 (G17)・Y 生駒鋼索線 (Y17)…鳥居前駅 奈良県 生駒市
A18 東生駒駅#
(帝塚山大学前) 1.2 15.4 ● ● | |
A19 富雄駅 2.3 17.7 ● ● | | 奈良市
A20 学園前駅
(帝塚山学園前) 1.4 19.1 ● ● ● ●
A21 菖蒲池駅 1.0 20.1 ● ● | ※
A26 大和西大寺駅# 2.2 22.3 ● ● ● ● 近畿日本鉄道:B 京都線・B 橿原線 (B26)(一部直通運転:下記参照)
A27 新大宮駅 2.7 25.0 ● ● ● ●
A28 近鉄奈良駅 1.7 26.7 ● ● ● ●
直通運転区間 大和西大寺駅から
○普通…京都線京都駅まで(一部のみ近鉄奈良方面と直通)
○急行…京都線京都駅・京都市営地下鉄烏丸線国際会館駅まで(近鉄奈良方面と直通)
○臨時急行…天理線天理駅まで(天理教祭事時に大阪難波方面と直通)
新駅設置計画
2029年に予定されている大阪高速鉄道大阪モノレール線の門真市駅以南から近鉄奈良線交差地点までの延伸に合わせ、近鉄奈良線にも「瓜生堂駅」(仮称)が設置される予定である[26]。
2010年に平城宮跡で開催される平城遷都1300年記念事業のイベント期間中に大和西大寺駅 - 新大宮駅間に臨時駅を設置することが検討されていたが、イベント規模縮小化への方針などにより臨時駅設置は行なわれなかった。
経路変更区間
生駒トンネル前後区間
石切駅 - 孔舎衛坂駅 - 近畿日本生駒駅(1964年7月23日に新生駒トンネル開削で廃線)
近鉄奈良線の車両大型化工事の一環として実施されたもの。孔舎衛坂駅は(旧)生駒トンネルの大阪側坑口に隣接して存在し、現在もホームが残されている。また、同線の石切駅はもともと200m大阪よりにあったが、新トンネル開削に伴い孔舎衛坂駅の代替も兼ね、現在地へ移転した。
向谷トンネル前後区間
近畿日本生駒駅 - 富雄駅(1964年10月1日、新向谷トンネル開削で廃線)
同上。なお現在同区間に存在する東生駒駅は、車両大型化に伴い生駒駅での区間列車折り返しが容量不足で不可能になってきたため、代わりの駅として1968年に開設されたものである。
奈良市内併用軌道区間
大和西大寺駅 - キャンプ・カー駅(終戦直後の一時期に設置された臨時駅) - (新大宮駅) - 油阪駅 - 近畿日本奈良駅(1969年12月9日に地下化)
新大宮駅は近畿日本奈良駅地下化時に新設。大和西大寺駅 - 新大宮駅間は現存。
乗降客数
出典:[27][28][29]
路線名 駅名 乗降客数(人) 備考
2012年
11月13日 2010年
11月9日 2008年
11月18日
難波線 大阪難波駅 133,858 140,328 152,937
近鉄日本橋駅 45,920 48,843 50,900
大阪上本町駅 76,230 80,613 78,267 大阪線含む
大阪線
鶴橋駅 153,580 155,242 173,523 大阪線含む
今里駅 10,047 10,405 大阪線含む
布施駅 38,072 39,448 41,876 大阪線含む
奈良線
河内永和駅 10,667 10,468
河内小阪駅 27,357 28,693 30,584
八戸ノ里駅 24,708 23,837
若江岩田駅 15,084 15,089
河内花園駅 11,553 12,088
東花園駅 16,588 16,057 16,084
瓢箪山駅 22,725 24,137
枚岡駅 5,071 5,029
額田駅 3,612 3,701
石切駅 9,066 9,385 10,942
生駒駅 47,700 48,220 49,856 生駒線・けいはんな線含む
東生駒駅 18,135 18,948
富雄駅 28,456 29,120
学園前駅 56,257 57,064 58,424
菖蒲池駅 12,150 11,860
大和西大寺駅 46,345 48,660 49,450 京都線・橿原線含む
新大宮駅 28,670 29,322 28,866
近鉄奈良駅 51,147 67,761 57,549
脚注
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^ a b 駅ナンバリングを全線で実施します (PDF) - 近畿日本鉄道、2015年8月19日
^ 阪神なんば線の運賃認可と実施運賃について (PDF) - 阪神電気鉄道プレスリリース 2008年8月29日
^ a b 近鉄奈良線連続立体交差事業 - 東大阪市、2014年5月17日閲覧
^ a b 近鉄奈良線連続立体交差事業(八戸ノ里〜瓢箪山間)奈良行き(下り線)が、いよいよ5月30日初列車より高架に切り替え (PDF) - 近畿日本鉄道プレスリリース 2010年4月22日
^ a b 近鉄奈良線連続立体交差事業(八戸ノ里〜瓢箪山間)9月21日(日)、大阪難波方面(上り線)を高架化します。 (PDF) - 近畿日本鉄道、2014年5月16日
^ 「鶴橋駅周辺のにぎわい」
^ 平城宮跡の近鉄線、踏切新設決定 遷都1300年祭に向け - 産経新聞 2008年8月18日
^ 踏切すいすい大作戦|踏切の基礎知識| - 踏切すいすい大作戦
^ 平城遷都1300年祭平城宮跡会場 会期終了後の諸施設について - 平城遷都1300年記念事業協会事務局 2010年11月4日
^ a b c d 平成24年のダイヤ変更について (PDF) - 近畿日本鉄道プレスリリース 2012年1月20日
^ a b c 3月20日(火・祝)全線のダイヤ改正を実施! (PDF) - 阪神電気鉄道プレスリリース 2012年1月20日
^ “阪神三宮駅から近鉄天理駅への臨時直通列車の運転について (PDF)”. 天理教公式サイト (2012年3月6日). 2012年3月27日閲覧。
^ 同じ列車種別が設定されている東武鉄道と小田急電鉄は共に「 Section Semi-Express 」となっている。
^ 近畿日本鉄道株式会社様 | 導入事例 | パソコン(法人向け) - パナソニック、2016年12月19日閲覧
^ “その道 千金の輝き 近鉄奈良線”. 朝日新聞 (2009年9月5日). 2012年6月19日閲覧。
^ a b 『近畿日本鉄道100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年、pp.60-61
^ a b 『近畿日本鉄道100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年、pp.680-681
^ a b 『近畿日本鉄道100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年、p.307
^ 『近畿日本鉄道100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年、p.308, p.681
^ Jスルーカードの利用終了について (PDF) - 近畿日本鉄道プレスリリース 2008年12月2日
^ ダイヤ改正についてのお知らせ (PDF) - 近畿日本鉄道プレスリリース 2009年1月16日
^ 3月20日(金・祝)、阪神なんば線の開通に伴い、阪神線と近鉄線との間で、相互直通運転を開始します (PDF) - 近畿日本鉄道・阪神電気鉄道プレスリリース 2009年1月16日
^ 平成26年4月30日、近鉄奈良線は開業100周年を迎えます (PDF) - 近畿日本鉄道、2014年3月17日
^ 近鉄奈良線連続立体交差事業(八戸ノ里〜瓢箪山間)の高架化に伴い9月21日(日)から一部区間で旅客運賃を変更します。 (PDF) - 近畿日本鉄道、2014年5月16日
^ 行幸啓について (PDF) - 奈良県ホームページ(2014年11月22日閲覧)。
^ a b 大阪モノレールの延伸について (PDF) - 大阪府ホームページ、2016年1月、2016年10月3日閲覧
^ 駅別乗降人員 難波線 大阪線 - 近畿日本鉄道
^ 駅別乗降人員 奈良線 - 近畿日本鉄道
^ “近畿日本鉄道|駅別乗降人員”. 2013年11月17日閲覧。
参考文献
徳田耕一(編著) 『まるごと近鉄ぶらり沿線の旅』 河出書房新社、2005年。ISBN 4309224393。
諸河久・杉谷広規(編著) 『日本の私鉄 近鉄1』 保育社〈カラーブックス〉、1998年。ISBN 458650904X。
諸河久・山辺誠(編著) 『日本の私鉄 近鉄2』 保育社〈カラーブックス〉、1998年。ISBN 4586509058。
近畿日本鉄道(編著)『近鉄時刻表』各号、近畿日本鉄道。
電気車研究会, 編纂.「特集:近畿日本鉄道」、『鉄道ピクトリアル』増刊、2003年1月。
『鉄道ダイヤ情報』2009年4月。
今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』8 関西1、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790026-5。
関連項目
近畿日本鉄道
日本の鉄道路線一覧
近鉄特急史
東大阪電気鉄道(森ノ宮 - 逢坂 - 奈良間の未成線)
大阪電気軌道四条畷線(桜ノ宮 - 蒲生 - 住道 - 額田間の未成線)
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表 話 編 歴
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