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ネット碁会所

19路盤、13路盤の 囲碁対局ができる、 ネット碁会所 です。
対局専門の対局場サイトです。
一部制約がある無料対局と、無制限の有料サービスがあります。
不愛想なページですが、一度、対局してみてください。
面倒な各種のプラグインやアプリのダウンロードは不要です。HTML5のみで動作します。
縁台囲碁が見れななくなって久しいです。碁会所も初心者は敬遠されがち。 囲碁対局を間近で見る機会が少なくなりました。なんとか復活させたいものです。 ネット碁会所が一般に知られるようになって、随分経ちます。  その間に端末が進化し、対局(専用)ソフトをインストールしなくても、サクサクと快適に動作する時代になりました。 19路盤と13路盤があります。囲碁を打ってみたいが、機会がない。場所がない。相手がいない。 それが重なり競技人口が減るばかりです。 ネット囲碁は、場所、時間を選ばないので最適なネット碁です。 適切な組み合わせが重要です。適切な組み合わせをします。 相手がいないときはロボットが相手します。 無料と有料があります。食わず嫌いになっている碁の普及の一助になればと思っています。

ネット碁

ネット碁とは、インターネットを利用したネットワーク上に展開する対局型の囲碁で、ネット囲碁とも言われます。 リアルタイムの対局は、ネット将棋とも共通する仕組みに立脚するシステムです。 対局専用ソフトを使用するネット囲碁対局場や、JAVAを使用するネット碁対局場、対局専用ソフトを使用しない、ネット碁対局場など、多岐に渡ります。 対局ルールは、持ち時間制、考慮時間制など各対局場で固有の運用ルールがあるので、好みで選ぶとよいでしょう。 ネット碁会所は、インターネット上で実現させた碁会所です。 リアルな対人対局と違い、相手の顔が見えません。顔色や三味線、所作などの心理戦が取れません。 現在は、実在の碁会所に入るのに躊躇する人が多く、敬遠されがちのようです。ネット碁会所なら気楽に入れます。 デメリットもあります。マナーに欠ける利用者が一定数存在します。ネット碁会所の運営者は、不愉快な対局にならないように努めていますが、排除するのが困難な面があります。 心のサモシイ人は何処の業界にもいますね。 将棋では、用語が異なり、ネット将棋道場、ネット将棋センター等と称しています。 当サイトのような、インターネット上で対局する対局場を指します。 ・専用ソフトを用いる対局場: ブラウザー以外に碁盤を表示するプログラムを用います。 ・ブラウザーで動作する対局場 ・JAVAやFlashなどプラグインの元で動作する対局場 ・HTML/CSSだけで動作する対局場 の3つの形態があります。 運用形態や会員の棋力など、構成要素も多々あり、選択に迷いますが、いずれも長短があります。 ご自分に適した使い勝手のよい対局場の形態が見つかるはずです。

ネット囲碁


ネット囲碁対局

インターネット回線を用いて対局する囲碁のこと。 オンラインゲームだと、双方同時通話が重要な要素になるので、 高速インターネット網が確立するまでは、普及しませんでしたが、 囲碁や将棋は、一時点に片方だけのアクションなので、インターネット以前のパソコン通信の時代から、実現されていました。 20数年以前から始まり、歴史を刻んでいます。ネット囲碁対局に特有の、文化やマナーが発達しました。 良いマナーよりも悪いマナーが目につきますが、何時ても何処でも打てるのが最大のメリットです。 自動判定する対局場も増えています。便利になりましたが、実際の碁石で打った経験のない人も増え、整地できない人もいるようです。 これも、時代の流れなんでしょうね。 ネット対局は、最近のものと思われますが、原理は、郵便碁(メール碁)と同じです。 郵便処理がネット処理に変わっただけとも言えます。いつから始まったかは、不確かですが、郵便制度が始まった直後まで遡れそうです。100年以上の歴史がありそうです。
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ハダシで入れぬ
ハネ殺し、死はハネにあり
ハネもフトコロのうち
ハネにはノビよ
ハネを忘るな三手ヌキ
走りたい方の反対を這え
斜いにノゾクは急所なり
ハスカイにノゾクは急所なり
早逃げは三文の得
広いほうから
ボウシにケイマ
星打ちは勢力重視戦法
星打ちは勢力重視戦法
ポンヌキ30目
封鎖許すべからず
勝ち碁を勝ちきるむずかしさ
カケツギにも向きがある
カケツギはノゾキ注意
亀の甲羅60目
亀の甲60目
亀の甲の尻尾抜け
かなめ石捨てるべからず
歓迎三三入り
カラミ攻めは凌ぎにくい
カラんで攻めよ
カス石逃げるべからず
カス石は捨てよ
ケイマにコスミ
ケイマのツケコシ
ケイマの急所
ケイマのツケコシ切るべからず
ケイマの突き出し
形勢不利なら勝負手探せ
消しは肩から
利かしと悪手は紙一重
利き筋は後まで残せ
利き筋は後まで残せ
切れるところを覗くな
キリチガイ一方をノビよ
キリ一本が勝負のカギ
切った方を取れ
兄弟喧嘩は身の破滅
五目中手は八手なり
呉清源名言集
後手の先手
碁に勝って勝負に負ける
碁の力は局面評価能力と読みの力
碁は封鎖にあり
碁は封鎖にあり
碁は攻めにあり
コスミに妙手あり
コウダテは小さいものから使え
攻撃は最大の防御なり
コウ付き攻め合いは最後にコウを取る
コウは最後に取れ
コウを征するものが勝負を征する
グズミの巧手
車の後押し
車の後押し悪手の見本
車の後押しヘボ碁の見本
クシ形は生き形
くし型はイキなり
惑わされるなハザマトビ
マグサバで力むな
まずコウダテを数えよ
まずコウを取れ
眼あり眼なしも時によりけり
眼あり眼なしは唐の攻めあい
名人の定石知らず
目作りより中央志向
味方の多いところでは妥協するな
耳赤の一手
もたれて攻めよ
模様の接点を探す
模様の削しはカタツキから
模様の接点を見つける
模様の接点逃がすべからず
六目形は生き
力自慢のデギリかな六つに割れたらひとつは死ぬ
中手の形は全部で6型
中手は内外の攻め合い
中手の九九
中地を囲うな
根もとをついで石の下
二段バネ覚えて初段間近なり
二間ビラキは一家をなす
二子にして捨てよ
二目の頭タタかすべからず
二目の頭は見ずハネよ
二線三線余計にはうな
二線ハウべからず
二線は敗線
二線をハウは敗線
二手ヨセはコウにあらず
2の一に手あり
逃げは一間
ノゾキにツガぬ馬鹿はなし
ノゾキにツグバカ、ツガぬバカ
ノゾキに悪手あり
ノゾキにツガぬバカはなし
ノゾキにツグバカ、ツガぬバカ
両バネ利いて一手ノビ
両バネ一手ノビ
両キリのまえにキカセ
両ノゾキはダメヅマリに注意
両先手、逃すべからず
両コウ三年の患い
両ケイ、逃すべからず
HH1
三間に打ち込みあり
三目の真ん中が急所
三目の真ん中は急所
三方カラミにシノギなし
三立四析ヒラキの原則
三手ヨセコウ、コウに非ず
サバキは軽く
サバキはツケ
サバキを許さぬブラサガリ
左右同型中央に手あり
せかして打つ
攻めながら地を取れ
攻めたい石にツケるな
攻めはボウシ_ケイマ
攻めは分断にあり
先手は媚薬
四線勝線
陣笠の悪形
陣笠作って馬脚を出す
地はヨセになってから考えろ
定石の手抜き、許すべからず
定石覚えて二目弱くなり
定石は手筋と形の宝庫
定石おぼえて弱くなる
定石を知って定石を忘れよ
定石は覚えて忘れろ
シチョウを知らずに碁を打つな
シマリの両翼理想なり
シマって打つ
死んだら動くな
シンを止める
死はハネにあり
死活はまず広さ次に急所
初コウにコウなし
損コウたてるべからず
外ダメから詰めよ
外から攻めるは死活の基本
隅の急所は二の一
スソアキ囲うべからず
裾空き囲うべからず
捨てると死ぬとは大違い
ダメ場を地にするな
ダメ場を見極める
ダメのつまりが身のつまり
断点ノゾクべからず
大石死なず
種石とカス石を見極めろ
たたみ込む
手かずをつめるホウリコミ
敵の急所は我が急所
手戻りは避けよ
着手順序決定基準は石の強弱と大きさ
中央の一目は隅の十目に値する
中央を地にするな
力自慢のデギリかな
どちらにもヒラけるワリウチの手段
同線ではツケるな、異線でツケよ
同形は先着に利あり
トックリ形はコリ形
トリ番に回れ
取ろう取ろうは取られの元
ツギは堅ツギが基本
ツケギリ一方をノビよ
ツケコシ切るべからず
ツケにはハネよ
ツケにはノビよ
ツケたらハネよ、ハネたらノビよ
ツキアタリは悪手
包むように攻める
強い方にツケよ
強い石、厚い石に近づくな
強く打つ 囲碁
分からない時は手を抜け
四本鼻叩かすとも三本鼻叩かすな
ヨセのサガリは使用注意
寄せは両先手、片先手、後手の順
四隅取られて碁を打つな
様子を聞くのは高級手段
弱石にツケるべからず
HH1
相手の石を自己の厚みに誘い込め
相手の急所は味方の急所
相手の進出ボウシで止めよ
アキ三角は愚形の見本
浅く消すには、カタツキ・ボウシ
アタリ、アタリのへぼ碁かな
アタリは最後まで打つな
厚いだけでは碁に勝てぬ
厚み囲うべからず
厚味から追うな、厚味へ追え
厚みに近づくな
厚みに追いやれ
厚み地にするべからず
一合マスわかれば五段格
1から始める梅沢由香里の碁
一間トビに悪手なし
1モク這えば10目の損
一にアキスミ二にシマリ
一方地に勝ちなし
一方碁は危険なり
一方地を囲うな
一方石に死になし
一路隣が筋違い
一石に負けなし
一線トンで綱渡り
HH1
一隅二シマリ三ヒラキ
一手ばったり 囲碁
生きている石から動くな
生きている石の近くは小さい
今もすたらぬ一、三、五
石の効率「手割り」で考えよ
石の余力を忘れるな
石取って碁に勝たず
岩見重太郎の牢破り
岩より硬い梅鉢型
大場より急場
追うはケイマ、逃げるは一間
うっかりするなシッポ抜け
梅鉢に負けなし
上手一間、下手コスミ
上手まっすぐ、下手コスム
馬場滋
梅主長江
河燦錫
半田道玄
羽根直樹
羽根泰正
原田実(棋士)
原幸子(棋士)
長谷川章
長谷川知仙
長谷川広
橋本昌二
橋本宇太郎
橋本誼
服部因淑
服部正徹
服部雄節
林朴入門入
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林柏栄門入
林家(囲碁)
林門悦
林門入
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林利玄
林佐野
林転入門入
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林有美
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林有太郎
ハンス・ピーチ
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『秒読み/考慮時間制』の対局場です。勝敗でスコアが増減します。 専用対局ソフトやJAVAを使いません。ブラウザーのみで動作します。インストール不要なので不安がありません。

人と対面して打てる街角の碁会所や縁台碁などが、あるべき姿ですが、そういう時代ではなくなりました。 ネット囲碁対局は、顔が見えない反面、地域、時間の制約を受けません。 各地の愛好者との囲碁対局が可能です。手談と言われるように対局に現実の言語は用いません。理論的には、全世界の人と対局が可能です。 ネット囲碁対局は理想的なネット碁会所といえます。

以前は、個人宅や公園で、縁台囲碁や縁台将棋が開放的で、道行く人が眺めたり、チラ見をして、碁や将棋に馴染む環境がありました。門前の小僧と同様に馴染むと親しみが沸き、興味が生まれます。 今は、個々の垣根が高くなり、なんとなく接する機会が少ないので、自発的に興味を持たないと、馴染む機会がありません。時代の流れでしょうが、残念なことです。
Webの特性を引き出するネット囲碁対局を実現したネット碁会所です。是非試してみて下さい。

碁会所と異なり、相手と対面しないので、初心者は親しみやすいので、気兼ねなく対局できます。
 ネット囲碁対局 

ネット碁

ネット碁 入口

世界の囲碁愛好家

将棋は世界各国で異なる形で存在します。文字の関係もあるのでしょうか。 囲碁は文字と無縁なので、ほぼ同じルールで世界各国で行われています。 世界での競技国Top10は、中国、韓国、日本、アメリカ、ロシアドイツ、イギリス、オランダ、 ブラジル、フランス で合計3800万人とされています。 日本は500万人とされています。一説では、200万人と言われています。宗教の信者数と 類似したところがあり、数字は割り引いて評価したほうがよいようです。 ネット囲碁の参加者は、最大規模のパンダネットや東洋囲碁でも数万人とされていますので、 ネット囲碁の普及度は、思ったほど認知されていないのかも知れませんね。 日本の囲碁界はトップレベルだと、漠然と思っていました。 テニスや卓球界では世界ランクが話題になりますが、囲碁で話題になることは、あまりありませんね。 囲碁世界ランキングを検索してみると、ありました。 ここ う! 日本人が少ない。最上位が井山さんで7位。....がっかり。トップは日本が占めていると 漠然と思っていたのに。 日本のトッププロでも、世界からみると色あせてしまうのでしょうか。

囲碁対局

碁会所ばかりでなく、ネットでも可能になり、出会いの場は増えましたが。逆に場に節する機会が減るという皮肉な状態です。   ネット囲碁は気楽に打てるのが、最大の魅力でずか、対局相手が見つからないことが起こり勝ちです。 ネット碁のサイトは多々あります。いずれも楽しめる優良サイトばかりです。 もっと気楽に打ちたいと考え、次のような特色を出しました。 相手が見つからないときは、ロボットと対局し、相手が見つかり次第、切り替えるという仕組みにしました。 対局しながら、相手を待っていただくことができます。 一手毎の秒読+考慮時間制です。氏名も実名もしくは、準拠する名称をお願いしています。 これにより、対局マナーの維持を図っています。 利用者の良くないマナー行為で、不愉快な対局にならないよう、碁会所維持に努めて参ります。 19路と13路の二種類を設けています、13路盤で親しんで頂けたら嬉しいです。 会員登録で入力するのは、名前とE-Mail等だけです。 無料会員は、一定期間内に一定数(現在は、7日間で7局の権利)としていますが、一定期間を過ぎたら対局可能になります。(現在は、7局の権利が復活します) 考慮時間はなく、一手20秒(現在)になります。 有料会員は、対局制約はありません。一手 30秒+考慮時間3回(現在) 棋譜再現、検討機能が使えます。 プリペイド式です。個人情報の通知は不要です。Emailと氏名のみです。 入門、詰碁、指導碁は他の優れたサイトのご利用を願います。

碁会所

碁を打つ場所は碁会所と呼ばれています。、碁の会所という意味ですね。将棋の場合は、将棋センターというようです。併設している場合が多いようです。 最近は、実物の碁盤を置かず、パソコンを置いて、ネット囲碁を通じて対局する碁会所も散見されます。時代ですね。 繁華街や住宅地の一角に構えていることが多いです。 来客者の棋力、性格を考慮して、対局相手をマッチングさせることも、大事な要素です。 インターネット碁が普及した現在では、常連客が固定化し、新規参入する人が減少しているとも言われます。 席料を支払い、対局するスタイルは不変と見られるが、裾野を広げるための努力が課題となっています。 将棋では、将棋センター/将棋道場と称することがあり併設している店も多い。 麻雀の雀荘は、面子が揃ってから入店しますが、碁会所は、入ってから相手を決めて貰えるので、形態が異なります。 常連客の中には、初心者や初顔との対局を敬遠する人がいます。その結果、入店しても相手が見つからず、失望して撤退する人もいます。 残念なことです。 最近は、囲碁カフェ/囲碁喫茶 という店が登場しました。 普通の喫茶店としての利用もできるので、碁会所より入りやすいと思います。 これをきっかけに、囲碁人口が増えればいいですね。
碁会所は、名前を変えて増加中です。囲碁カフェ、囲碁喫茶、囲碁サロン、囲碁ラウンジ、囲碁倶楽部、囲碁クラブなどがあります。

碁か囲碁か

最近は「碁」と言うケースか多い感じがします。 碁石を使うゲームは乱碁、弾碁、格碁、連珠というものが過去にありました。 近年、王銘エンさんが純碁を考案され、普及に努められています。 「碁」と表記すると、どれを指すか不明なので、「囲」という字をつけて囲碁にしたとのことです。「本碁」とも言います。 本来は「碁」だってのでしょうね。諺などの通語で、囲碁を打つ人のことを「碁打ち(ごうち)」と言いいます。 「囲碁打ち」とは言いませんね。

囲碁対局

「対局」は、囲碁や将棋の対戦に限定された言い方です。 囲碁の対戦のことを「囲碁対局」と称します。 オセロやチェスも対局でよさそうです。 転じて、二人で競うボードゲームの対戦を対局と称するようになったようです。

囲碁ゲーム

囲碁をゲームとみなすか否かは、賛否が分かれるところですね。 総論的な分類で言えば、ボードゲームの一種なので、ゲームに分類されます。 しかし、競技者文化として、ゲームと同一視されるのを不快に思う人もいるようです。プロが存在するからでしょうか。 でも、麻雀にもプロがいますし違うようです。 家元制度が存在した影響がありそうです。 華道、茶道は興味のない人からみると、ゲーム類と同格ですし、歌舞伎も芝居の一つに過ぎないし芸人に分類されます。 でも、そういうと不快に感じるファンもいます。..家元制度元凶論は、当たらずとも遠からずでしょうか

囲碁無料ゲーム

無料の囲碁対局場のことを指します。ゲーム感覚で対局できるのが多いようです。 ハンドルネームやニックネームで対局することが多いので、マナー維持が難しいようで、悪いマナーの人が散見されます。 有料の対局場では、本名対局のケースになるせいか、総じてマナーが良いようです。

ネット碁会所の未来

ネット囲碁の未来はどうだろう、ネット環境の進化は、動画配信の更なるニーズでスピードは早くなるでしょう。 既に、ネット囲碁対局で必要な速度に達したとみていいでしょう。 将来のネット囲碁は、チャット機能がもっと充実して、岡目八目的な外野の声援が可能になるでしょう。でもチャット機能ってひつようでしょうか。 囲碁は手談というくらいで、無言で打つのが自然だと思います。とはいうものの、軽い会話は交わしたいし、相手の顔も見てみたい。それは自然だと思います。 それも未来のネット囲碁に期待です。 ネット囲碁への望みは、悪いマナーの人をいかに退場頂くかが大きいですね。 ネット囲碁の理想は 同程度の棋力の人と、短時間で組合わさることです。しかし実現は難しい。 一局終わるのに40分以上要するし、棋力の幅は大きいので、利用者がある程度多い対局場でも、待たされがちです。 日本の囲碁人口は、200万人とも400万人ともいわれていますが、ネット囲碁に参加している総数は、一説によると 10万人です。まだまだ参加していない人が多いですね。参加者が増えてくれることが、理想であり、希望であります。

囲碁対局の未来

ネット囲碁が普及したとはいえ、リアル対局がベースになります。 整地ができない人がふえています。ネット対局している分には支障はありませんが、リアル対局するとき、少し恰好が付かないですね。 整地できることは基本だと思います。 昔ながらの碁会所が理想的な場所だと思います。料金も安価で一日中打てます。 しかし、初心者を敬遠したり、飛び入りだと相手を見つけて貰えず、失望することも多々あります。 席亭の運営姿勢に左右されるので、当たり外れが大きくなるのは仕方ないのかもしれません。 碁会所は、囲碁サロンと名前を変えたところもありますが、本質は同じようです。 最近は、囲碁ガールも増加しているせいか、違った形式の店が増えているともききます。 囲碁喫茶、囲碁カフェ、囲碁ラウンジが存在します。 「囲碁喫茶開業について」なるページも存在します。ここ

ネット碁会所の利用者数

囲碁の競技人口は  ここ  ここ  ここ によると、300万人弱になっています。 しかし毎年100万人単位で増減しているので、信憑性はどうなんでしょうね。有意差をどう見たらいいのかわかりませんが、少なくとも250万人程度は居るということでしょうか。 将棋人口の1/3といった感じですね。将棋のほうが親しみやすいのでしょうか。 麻雀と将棋は同じ感じ。 麻雀と将棋は、対局前に習得するルールは、囲碁に比べて圧倒的に多いのにね。ルールの数ではないようです。 囲碁もそうですが、2009年、2010年に急増しているのは、インターネットを考慮したとのことですが、一時的な増加の説明がつきません。不思議です。 ネット碁会所の利用者数は、公表されていませんので実数が判りませんが、最大を自負している処は、8万人とあります。 二位以下の大手は、1~2万人でしょうか。合計しても20万人です。全体の1割でしょうか。 日本の宗教の信者数は、総計すると2億人になるらしい。重複が多いのでしょうね。実数は1/3程度でしょうか。 それを踏まえると、ネット碁会所の利用者は 10万人程度とも思えます。 想像していたより少ないです。(2016.11.27)

ネット碁会所の検討機能

対局後の棋譜再現は、標準機能として備わっているところも多いです。 対局双方が指摘しあったり、指導してもらえる検討機能を有するところもあります。パンダネットやネット棋院 ネット碁サロン「石音」などで可能のようです(2016.11.27)

ネット囲碁対局の検討機能


ネット碁会所の棋譜管理

ネット囲碁の最大のメリットは棋譜が残せることですね。  対局の進行管理は、SGF(Smart Game Format)といわれる形式で保持します。  (*)初期のネット碁では、独自書式でした。 そのお陰で否応なしに棋譜が残ることになります。 再現や、検討に活用されています。 棋力が高い人は、自分の対局進行は記憶していますが、多くの愛好者は、覚えることは困難です。 一般のリアル対局では、棋譜を残すことはありません。局後の検討がなされないのは、手順の記憶の問題もありそうです。 ネット囲碁では、棋譜が残るので、局後の検討が楽に行えます。このメリットは大きいです。

ネット囲碁対局の棋譜管理


ネット碁会所の死活判定

多くのネット碁会所では、自動判定してくれます。 死活の判定の完全自動化はまだ実現していません。 ダメや欠け目が残った状態で終局したとき、誤審するケースがあります。 「隅の曲がり4目」は判定してくれますが、セキ含みで周囲にダメがあいていると間違えるケースがあります。 誤審したときの救済の有無は、ネット碁会所の運営方針に依存します。自動判定で終了する処もあります。補正できる処もあります。 碁の性格上、補正は対局者の善意に基づきます。でも残念なことに、不正をする人が散見されます。  補正機能は、死石を指定できたり、手入れの石を打てたりして、双方納得すれば、終了となります。 しかし、死石を生き返らせたりして、確認のキャッチボールが永遠に続く事態になることがあります。 数回のキャッチボールで合意しないときは、なんらかの勝敗で終了することが多いようです。

ネット囲碁対局の死活判定


ネット囲碁のクリックミス

利用端末が パソコンだと、マウスのクリックが着手になります。 パソコン初心者だとマウスのクリック操作が不慣れな人がクリックミスして、意図しない箇所に着手することがあります。 二度押しモードを設けているサイトもありますが、ワンクリックで実行している人が多いように思います。 最近は、タブレットやスマホでの利用者が増えています。マウスという概念がないので、タッチが着手になります。 パソコンよりもクリックミスを誘発しやすいので、注意が必要です。 馴染みやすい二度押しモードがあればいいのですが。

ネット囲碁対局のクリックミス


ネット碁会所の棋力

棋力の判定は難しく、相対的なものになります。リアル碁の認定会でも原理は相対的です。 初段でも サイトによってかなり実力差がでることがあります。 「xxxサイトの初段」という表現になっいます。 有段者が多いサイトと、級位者が多いサイトでも異なってきます。 最初は、自己申告でスタートして、スコア管理しているサイトが多いようです。そうではなく、スタート時点に同じスコアで開始するサイトもあります。 最初に自己申請で設定する方式と、最初は、10級とか20級とかでスタートして、対局結果で昇級する方式 が代表的です。 対局結果で昇級する方式でも、直接の勝敗をスコア化して、単純に棋力に反映する方式と、レーディングといわれる、 相手の棋力を鑑みて、連勝具合で多く加算するなど調整する方式。など多々あります。 リアル碁会所では、日本棋院/関西棋院の公式判定/認定の目が入るので、棋力のブレは比較的少ないです。 ネット囲碁では、会員全体の中での勝敗になるので、相対的評価にならざるを得ないので、ネット碁会所ごとに棋力がことなることになります。

ネット囲碁対局の棋力


ネット碁会所のレーティング

勝敗でスコアを増減し棋力判定するのは、直観的にわかりやすいです。  回線切れで負けることがあります。  その時の体調に左右されることもあります。急用や電話で止む無く投了しても減点になります。その面で単純なスコア管理では厳しすぎると言われています。  もっと長期的にみて棋力を判定しようということで、登場したのが レーティングシステムです。採用しているサイトもあります。

ネット囲碁対局のレーティング


ネット碁会所の棋力詐称

 棋力は自己申告なので、確認する術がありません。 わざと実力より低い棋力で申告する人が散見されます。 その人の真意は解りませんが、黒番で相手を負かすことで、自己満足し、快感に浸るようです。 サモシさが見え隠れして嫌な印象を与えます。悪マナーの一つとされます。

ネット囲碁対局の棋力詐称


ネット碁会所の年齢詐称

年齢を入力するサイトがあります。実際と違う年齢を入力される人が散見されます。確かめる術がないのですが、高い年齢で登録して、上から目線でチャットする人がいます。 真意は図りかねますが、悪マナーの一つです。

ネット囲碁対局の年齢詐称


ネット碁会所の性別詐称

性別を入力するサイトがあります。実際と違う性別を入力される人が散見されます。確かめる術がないのですが、女性で登録される人がいます。 女性のほうが組み合わせに有利なのでしょうか。悪マナーの一つです。

ネット囲碁対局の性別詐称


ネット碁会所の職業詐称

職業を入力するサイトがあります。実際と違う職業を入力される人が散見されます。確かめる術がないのですが、高尚な職業で登録し上から目線でチャットする人がいます。 悪マナーの一つです。

ネット囲碁対局の職業詐称


ネット碁会所の住まい詐称

住まいを入力するサイトがあります。実際と違う住まいを入力される人が散見されます。確かめる術がないのですが、大都市で登録される人がいます。 大都市 ほうが組み合わせに有利なのでしょうか。悪マナーの一つです。

ネット囲碁対局の住まい詐称


コウ

コウ..劫と書きます。入門者にとって、難しいようです。 ・本コウ、一手ヨセコウ、二手ヨセコウ、三手以上、万年コウ、二段コウ、三段コウ、両コウ、ソバコウ、損コウ ・花見コウ、天下コウ、半コウ、無コウ、コウ移し、コウ自慢、コウ含み、超コウ(スーパーコウ)ルール ・コウの解消 関連用語は、これだけあります。この他にもあるかもしれません。コウを理解すれば、用語の意味は自然と理解できます。 「三コウ無勝負」もあります。本能寺の変の直前に現れたといいますね。 関連格言は、 ・両コウ三年のわずらい ・初コウにコウなし ・三手ヨセコウはコウにあらず - ヨセコウでも、三手ヨセコウとなるとコウに勝つために払わねばならない犠牲が大きすぎ、ほとんどの場合争う価値がないことを指した格言。 ・まずコウを取れ ・損コウたてるべからず 等があります。 「両劫に仮生一つ」は「如仏の判決」とも関連され、興味深い例です。 三コウは不吉の前兆とされます。ほかに四コウ、五コウというものもあるそうです。 ここ
五コウは、落語の寿限無に出てきます「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ~」....思わず納得。

ナカデ

「中手」と書いて「ナカデ」と読みます。濁ります。 本因坊秀策全集 によれば「點」と書くそうです。 一言でいえば、一連の空間を一眼に導く手です。 ・三目ナカデ ・四目ナカデ ・五目ナカデ ・六目ナカデ(花六) 定石やルールではないですが、知って置かないといけない事項です。コウと違い、初心者にもわかりやすいと思います。

セキ

漢字表記は、「関」「關」と書きます。 初心者でなくても、セキに気づかず、勝っている碁を落とすこともあります。ある程度棋力がないと理解しにくい事象です。 対局者双方が気づかないと、セキが崩れて、勝敗が逆転することもママあります。「知らない」とは怖いモノです。 セキ関連では、「隅のマガリ四目」は規約により死。があったり「長生」「取らず三目」があります。 「囲碁のルールは単純だ」と言われます。そうなのでずか、セキ、コウなどの知って置かないと互角に打てない用語/概念があります。 これが、初心者にとって高いハードルになるのですよね。

シチョウ

漢字表記は、「征」ですが、通じにくいですね。「四丁」とも書きますが、こちらも通じない。 「シチョウ知らずに碁を打つな」という格言もありますが、シチョウアタリが読めないと、シチョウか否かは解りません。 初心者には習得しにくい概念です。知らずに逃げだして、大きく取られてしまうことがあります。 「ぐるぐる回し」などもシチョウの一種だとも言えますね。

アゲハマ

ハマともいいます。漢字表記がみつかりません。 アゲハマは取った側の碁笥にいれ、終局時に相手の地を埋めていきます。これは日本ルールです。 中国ルールでは、アゲハマは相手に返します。...アゲハマを自側に置いておくことはありません。なのでアゲハマに該当する漢字がないのかなぁ。 将棋は、取り上げた駒を自分の駒として使えます。このルールは日本で生まれたようです。その発想で、取り上げた石を相手の地を埋める駒として使うようになったのかも。 なんか、通じるものを感じますね。

ゲタ

石を取る手筋の一つ。単純な形は理解も容易ですが、隙間が多く、ゲタになっていないように見えて、実はゲタ。ということもあります。 型を多く見て、慣れていくしかないようです。

日本ルールと中国ルール

地を数えるか、盤面上の石を数えるかの違いです。 大ざっぱに言えば、アゲハマで相手の地を埋めるのが日本ルール。アゲハマを相手に返すのが中国ルールです。 細部でいうと、半目の違いがでることがありますが、プロや上級者以外は、同じ結果とみていいでしょう。コミの半目扱いが勝敗を決します。 中国ルール マージャンにフリテンがあるのは、日本ルールです。中国ルールでは川に誰が捨てた牌か不問です。 取った石や手からはなれた石に意味付けするのは、日本人の特質かもしれませんね。

碁の漢字

「棋」「棊」とも書きます。 碁を指す漢字は、 黒白、烏鷺、方円、手談、座隠、坐隠、忘憂、欄柯、腐斧、橘中、河洛、敲玉、清遊、聖技、小宇宙、棊・奕・棋、等があります。  歴史や文学性を感じます。

囲碁雑誌

囲碁関西、月刊囲碁未来、月刊碁ワールド、週刊碁、囲碁、NHK囲碁講座が発刊されているようですが、常備している本屋は少ないです。 定期購読しないと、読み損ないそうです。

囲碁マンガ

「ヒカルの碁」が大ヒットしましたが、中途半端に終わった感がして残念です。再開して欲しいものです。 『星空のカラス』 というのもあります。でも数冊ですね。 将棋のマンガは、「父ちゃんの王将」「365歩のユウキ」「オレたち将棋ん族」など数十冊あります。 愛好者の人口比率では説明できない比です。 将棋のほうが、ストーリー説明が楽なんでしょうか。 囲碁はルールは簡単ですが、局面の説明が直接的にできないのでしょうね。 厚みや勢力を言葉や絵で説明するのは困難だと想像します。それがマンガに成り難いのでしょう。

囲碁入門者

囲碁のルールは極めて簡単....と言う人は、碁を打てる人です。 ルールが判っても、どこに打てばよいのかわからない。 陣地を囲むといっても、地になるか厚みになるかは、経験して体得するしかない。 体得するには、実践を積むしかないですが、その機会は自分で作るしかないです。 将棋だと、王様を攻めるという直接的に目的が見えます。しかし碁は、一手の価値は見えにくい。 それ故に、どこに打てばいいのか、判らない。 終局の判断も難しい。どこにも打つ処がない....この見極めが初心者には難物のようです。 入門者の最初のハードルは、相当高いと思います。指導する側の根気が重要になりますね。

囲碁-初心者-碁会所

初心者に敬遠されているのは事実です。初めてだと猶更入りにくい。碁会所側の意識は、気楽に入ってきて欲しいとねがっていますが、 入ってきた初心者を、無意識のうちに蔑ろにするケースもあるようです。その結果、相手にされず不愉快になって去っていく。 初心者にとっては、最初のほんの些細なハードルが、とてつもなく高いハードルに感じます。 そこを克服するのは、初心者の努力よりも、碁会所側の努力が必要だと思います。 囲碁喫茶がもっと活性化して欲しいものです。

囲碁タイトル

7大タイトル達成した人がいます。井山裕太氏です。 7大タイトルは、[棋聖 十段 本因坊 碁聖 名人 王座 天元] のことを言います。 タイトルと言えば、7大タイトルのことを言いますね。 いずれも新聞社系ですね。 他に NKK杯,NECカップ など多々ありますが、こちらは、メイン・タイトルとは称しません。 阿含・桐山杯、新人王戦、竜星戦、フマキラー囲碁マスターズカップ、広島アルミ杯・若鯉戦などあります。 NECカップ杯は終了したようです。なんかマスコミ系が多いですね。  何か事情があるのでしょうか。

囲碁大三冠

「棋聖」「名人」「本因坊」を同時に保持することを「大三冠」と言います。 趙治勲、井山裕太の2人だけが達成。すごいですね。

囲碁殺人事件

鉄道や御当地殺人事件の本は多々あり、異なる作者が同名の作品があったりします。 囲碁殺人事件は、竹本 健治氏の作品があります。 局面の描画は少ないです。人の存在感のやりとりや碁の蘊蓄が面白いです。 この作者には、 『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』の〈ゲーム三部作〉があります。 こちらも面白そうです。 金田一少年の事件簿「血溜之間殺人事件」にも囲碁が登場するようですが、こちらは読む機会がありませんでした。

囲碁公園

アルプス囲碁村会館:囲碁で町おこしをしています。 ここ

囲碁ボール

囲碁ボールというスポーツがあります。 ゲートボール用と同形状のスティックを用いて五目並べを行うスポーツ。 日本囲碁ボール普及会というのがあり、普及に尽くしています。 でも、五目並べなのに「囲碁」と称するのは引っかかります。

囲碁はスポーツか

2010年アジア大会では、囲碁が競技種目に入っています。 スポーツの定義を •勝負がつく •ルールが明確 •時間/空間に規定がある。 とするならば、該当するのでしょうね。 百人一首カルタもスポーツに分類されます。こちらは、競技カルタと言われるように体を張って、怪我もしそうです。 でも、囲碁は怪我を誘発するようには見えません。 なぜ、スポーツなんでしょうか。 囲碁、チェス、ブリッジ、チェッカーの4競技で「頭脳スポーツ」の国際合同競技大会を目指しているそうです。 オリンピックへの参加もめざしているとか。 将棋がはいっていないのは謎です。

ネット碁会所の初期

インターネットが開花する以前に、ニフティサーブなどのパソコン通信という文化がありました。 一言で言えば、今のプロバイダーに相当するサーバー傘下の端末の、クローズされた社会です。 互いの会話は、サーバーの会議室に書き込むスタイルで進行していきました。 300bpsなど今の通信速度とはかけ離れた遅さですが、当時は、テキスト文のみの送受信なので、 不満は少なかったです。 そうした環境の元で、1989年にNTT公衆パケット網を使ったネット囲碁が(ネット碁が)開始されました。 パソコン環境も Windowsの前のDOSが全盛の時代で、キャラクターで画面を構成していました。 基本の構図は確立されていたようです。

ネット囲碁対局の初期


ネット碁会所の特性

ネット碁会所はネットという広大な世界に存在しますが、運営者のサーバーの世界でクローズする傾向があります。 各碁会所は独立しているので「棋力の判定がその対局場のローカル棋力になってしまう。」のは避けられません。 対局制度も持ち時間制や秒読み制など、各所で異なります。同レベルの参加者がいないときは、 待たされるか、対局しているのを観戦する、もしくは、ロボットと対局しながら待つか。等の特色があります。 会員数や棋力毎の参加者の数も各所で特有の傾向がありますので、自分に適した碁会所を見つけにくい面もあります。 概して、無料より有料の碁会所のほうがマナーがよい傾向があります。有料は、初心者育成が得意、 プロの指導が受けれます。 対局のみ。など機能の差で料金も異なるようです。 

ネット囲碁対局の特性


ネット碁会所のメリット

パソコン通信の普及期の1990年前後に、多くのネット碁会所が開設され、切磋琢磨され現在に至っています。 メリットは、ネット環境さえあれば、いつでもどこでも打てることです。簡単で手軽です。 以前と異なり、パソコンだけでなく、タブレットなどでも動作しますので、機種も選ばなくなっています。 道具の準備が不要ですし、棋譜が残るのが大きいてす。  中級者や初心者の多くは、棋譜を記憶することは難があります。局後の見当も儘ならないケースも多い。 対局棋譜が残り、局後検討が容易にできるメリットは大きいです。実際は、局後再現する人が少ないで勿体ないなぁ と思っています。 いいことずくめのようですが、デメリットもあります。

ネット囲碁対局のメリット


ネット碁会所のデメリット

顔が見えない対局になるので、「マナーに反する行為をする心無い人が散見される」という面があります。 ・負けそうになると一方的に回線を切る。 ・時間切れに持ち込もうとして無駄な手を打つ。 ・終局後の整地確認の際、死んでいる石を生き返らせる。 ・暴言を発する。 ・棋力を低く申請して、初心者虐めをする。 等リアル対局では、恥ずかしくてできない行為をする人が見られます。 各対局場では対応を試みていますが、皆無にできない現実があります。

ネット囲碁対局のデメリット


ネット碁会所の整地

リアル対局では、局後に整地して、地合いを算出しますが、ネット囲碁では(ネット碁では)、死活判定後、自動で行われます。 確実なので便利なのですが、リアル対局での経験がない人が増えているようで、 局後、整地で戸惑っている人がいるようです。 一概に是非は言えませんが、これも時代ですね。 リアルの碁だと、自然と整地はできるようになります。 麻雀の符の数え方は努力しないと習得できませんが、碁の整地は自然とできるようになります。 しかし、最近は、ネット碁が普及した影響で、整地した経験のない人が増えいているようです。 麻雀も自動配牌、自動符計算になっています。 最近の人は、パチンコも指で玉を入れることを知りません。 これも時代なんでしょうが、寂しい感じもします。

ネット囲碁対局の整地


ネット碁会所の常時接続

最近のインターネットは、非常時接続のサイトが幾つかありますが、多くは常時接続型です。(2016.11.29現在) 当初のパソコン通信時代から常時接続でした。サーバーを介して接続します。回線の環境事情で、回線切断が高い頻度で発生します。 リカバリーの仕組みが必要になりプログラムが複雑になります。 インターネット以前は、ISDN,INS64など幾つか方式がありました。インターネット時代になり IP接続が標準になりました。 パソコン通信時代以前は、非同期やBSDなど種々の方式がありました。ハンドリングが煩雑でした。IP接続になり格段にプログラムはシンブルになりました。 専用ソフトを使うサイトは主にこの方式です。 ブラウザーで稼働するサイトで、プラグインを使うサイトは、この方式が多いようです。 でも切断は如何ともしがたいです。そこで注目されるのは、非常時接続です。

ネット囲碁対局の常時接続


ネット碁会所の非常時接続

常時接続だと切断したときの回復が重要になります、そこで非常時接続で動作する仕組みが注目されたりします。 純粋のブラウザーの動作は、非常時接続です。純粋のブラウザーで動作するサイトはこれに該当します。

ネット囲碁対局の非常時接続


ネット碁会所の専用ソフト

専用ソフトを用いるサイトは、多いです。(2016.11.29現在) 常時接続を維持し、画面の細かい操作を実現するには、専用ソフトが有利です。 しかし、Windows系、Mac系など OSが異なるとプログラムは全く別物になります。両機種で動作するサイトが限られるのはそういう背景があります。

ネット囲碁対局の専用ソフト


ネット碁会所のプラグイン

ブラウザーで稼働するサイトは、プラグインを用いて専用プログラムのように稼働する形式を取ります。 プラグインには、JavaAppletやSilverLight 、Flashなどがあります。 Windows系とMac系で同じように動作します。 タブレットやIpadが出現しましたが、共通プラグインが動作しない事態になりました。 PC系とタブレット系で共用できなくなりました。 全機種で動作するソフトは限定的になります。

ネット囲碁対局のプラグイン


ネット碁会所の共通動作するソフト

PC系やタブレット系で共通して動作するには、純粋なHTMLで動作させる必要があります。 そのHTMLはバージョン5と言われるHTML5になります。 このHTML5には、WebSocketと言われるIP通信機能もあり、常時接続形態も可能になります。

ネット囲碁対局の共通動作するソフト


ネット碁会所の形態

専用対局ソフトを用いる方式 : Windowsパソコン、マック、タブレット等の機種に応じた専用ソフトになります。 利用者が複数の端末を持っている場合、対局結果が引き継げるか否かは、ネット碁会所の扱いに依存します。 タブレットやIpadでのアプリも該当します ブラウザー+ブラグインで実行する方式 : Java Applet, シルバーライト、Flash などを用いる方式です。 タブレットやipadでは、利用できないなど利用端末に応じたプラグインが必要になります。 ブラウザーのみで実行する方式: HTML+AJAXで非常時接続で実行する方式 HTML+AJAX+WebSocketで実行する方式。

ネット囲碁対局の形態


ネット碁会所のサイト

サイト補足
みんなの碁当サイト。 無料/有料。 HTML5版のネット碁会所。
COSUMI13/19以外の路数が可能。 無料。 Flash版/HTML版のネット碁会所。
幽玄の間日本棋院のネット対局。有料。 専用ソフト。入門指導等が充実。
パンダネット有料。専用ソフトのネット碁会所。専用ソフト。入門指導等が充実。ここを基準にしたネット碁会所が多数あります。
WWGOパンダ系列のネット囲碁対局場。
ねっと de 碁朝日新聞のネット碁会所。パンダ系列。
産経ネット碁会所産経新聞のネット碁会所。パンダ系列。
毎日が囲碁道場毎日新聞のネット碁会所。パンダ系列。
IGSパンダネット経由で入れる世界レベルのネット碁会所。
まいど関西棋院ネット対局 まいど!有料 専用ソフトのネット碁会所。パンダネット系
関西棋院ネット対局場パンダネット系のネット碁会所。「まいど」と関係は不詳。
東洋囲碁(タイゼム)有料。 専用ソフト。入門指導等が充実。
サンサン有料、 専用ソフト、のネット碁会所。
KGS無料、専用ソフトのネット碁会所。
YahooYahooモバゲーの囲碁対局。無料。Webプラグインのネット碁会所。
ハンゲーム無料、専用ソフトのネット碁会所。
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日曜囲碁対局

日曜囲碁対局(にちよう・いご・たいきょく)は1968年-2002年に、テレビ東京(1981年9月30日まで東京12チャンネル)などで放送された囲碁のテレビ棋戦番組である。 概要 1968年10月、民放初となるテレビ棋戦「早碁選手権戦」の第1回大会開催とともに開始されたもので、日本棋院・関西棋院所属の棋士による早差し囲碁の熱戦を展開した。翌1969年からは若手棋士による大会「新鋭トーナメント戦」も開催され、これを半年間交互に開催してきた。 2002年に日本航空協賛の鶴聖戦・女流鶴聖戦と大会を統合した際、「スーパー早碁」として発展解消された。テレビ東京の将棋棋戦「テレビ将棋対局・早指し将棋選手権」やNHK教育テレビジョンの「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」・「NHK杯テレビ将棋トーナメント」と並ぶテレビ棋戦として視聴者に親しまれた。

ネット碁

出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2015年2月) ネット碁(ネットご)は、インターネットや専用線などのコンピュータネットワークを介して行われる囲碁の対局である。インターネット囲碁、ネット囲碁ともいう。オンラインゲームの一つ。 目次 1 概要 1.1 歴史 1.2 ネット棋戦 2 利用・特徴 3 利点 4 問題点 5 脚注 6 関連項目 7 外部リンク 概要 歴史 日本ではパソコン通信(ニフティサーブ)の時代から、電子メールを利用した「メール碁」、掲示板を利用した「ボード碁」「ポスト碁」、チャットを利用した「RT(リアルタイム)碁」などのオンライン対局が楽しまれていた[1]。 現在のネット碁(オンライン)の草分けは、株式会社アイシステムがソニーと協力し1989年にパソコン通信(NTTの公衆パケット網を利用)による世界で最初のネット碁(GO-NET)としてサービス開始。専用パソコンソフト「碁熱闘」を利用した。1988年に通信機能を持ったセガのメガドライブが発売されたため、1992年からメガドライブにメガモデム(DDX-TP)またはメガターミナル[2](ターミナルアダプタ)を付けてゲーム機通信によるオンラインのネット碁を提供した。その後、NTTの公衆パケット網を利用したネット碁(オンライン)は隆祥産業(1993年?)サンサン(1994年)[3]等が挙げられる。1995年にリリースされたWindows95からインターネットが主流となり、GO-NET、サンサン等のネット碁サーバーはインターネットとNTT公衆パケット網を併用した。インターネット利用のネット碁は、1992年2月、アメリカのニューメキシコ大学に設置された無料サーバー「IGS(Internet Go Server)」によるオンライン対局である[4]。その後、IGSの売却や有料化の検討といった表明を受けて、有志により各国に無料サーバーが設立された(「NNGS(No Name Go Server)」等。多くは閉鎖されている)。IGSは1995年、韓国企業INetに売却され、日本では株式会社NKBが運営権を取得し、パンダネット事業として運営を開始した[5]。パンダネットは後にIGS本体を買収した。 1997年2月、パンダネットは日本人(jpドメイン)ユーザーによるIGSへの接続を有料化した[6]。これに反撥した有志により、1997年6月8日、無料サーバー「WING(World-wide InterNet Gokaisho)」が設立された[7]。その他、1996年に東芝情報システム株式会社が設立した「WWGo(World Web Go)」[8]、1998年7月27日にリリースされた「Yahoo!ゲーム囲碁」、2000年に株式会社棋聖堂がスポンサーとなった「棋聖堂囲碁サーバ(Kiseido Go Server, KGS)」[9]なども、無料利用を希望するユーザーの受け皿となった。 現在、大手有料サイトとしては日本棋院幽玄の間[10]、パンダネット、サンサン[11]、韓国の東洋囲碁などがある。大手無料サイトとしてはKGS、Yahoo!モバゲー囲碁などがある。 漫画ヒカルの碁(1999-2003年)では、主人公に憑依している天才棋士・藤原佐為がその正体を隠したまま自在に対局できるネット碁の世界で活躍する描写がある。ここでは様々な条件下にある世界中の人々がインターネットを通じて囲碁を打ち、観戦し、情報を共有するというネット碁の利点とともに、中にはマナーに欠ける打ち手もいるという問題点も描かれている。 囲碁棋士の井山裕太は、師匠石井邦生からネット碁(アイシステムのGO-NET)を通じて指導を受けた。 ネット棋戦[編集] ネット碁の普及とともに、1998年からネット棋戦が開催されるようになった。それまでにも、GO-NETが会員を対象にリーグ戦等を開催していた。 1998年、アマを対象する第1回パケット名人戦[12](主催:サンサン、協賛:NTT、後援:日本棋院)が優勝賞金50万円で開催された。第3回(2000年)からはプロアマオープンの棋戦となり、日本棋院の要望で[第1期パケット名人戦][13]と名称を改め、主催:サンサン、後援:日本棋院、関西棋院で開催された。パケット名人戦[14]は2006年まで都合9回開催された。第2期パケット名人戦(2001年)からは優勝賞金が100万円に増額された。 その後、2006年にはプロ棋士を対象とするネット早碁棋戦として、大和証券杯ネット囲碁オープンが開催された。翌年、女流棋戦とアマチュア棋戦が併設され、2012年に公式戦となるまでに発展したが、2013年に終了した[15]。 アマチュア棋戦としては、パケット名人戦(1998年-1999年)[16]、ジュニア名人戦(2002年-)[17]、全日本学生囲碁名人戦(2007年-2009年)、学生棋聖戦(2011-2015)[18]、全日本学生囲碁最強位戦(2013年-)、ネット棋聖戦(2014年-)等が開催されている。韓国のOllehKT杯オープン選手権(2010年-)では、アマチュア予選にネット碁が使われている。 利用・特徴[編集] ネット碁のサイトには有料と無料とがあり、双方を併用しサービスに差を設けている所もある。 概ね会員制であるが、非会員をゲストとして機能制限付きで迎え入れているサイトもある。通常は会員となる旨を運営者に申し込むことでアカウント(ID)を作成する。 ログインして申告棋力を設定し、対局を待っている相手に申し込んだり、自分が申し込みを待ったりして、合意が成立すると対局開始となる。こうした手続きを省き、対局希望者同士を自動的にマッチングするサービスを備えたサイトもある。 棋力の目安となるランクは囲碁の段級位制に準じたもの(英語では級をk、段をdと表記する)が大半で、対局成績によって自動的に変動する。レーティングの手法はサイトによってまちまちである。なお、海外のレーティングは、日本の碁会所に比べて厳しめといわれている。 他の会員の対局を観戦したり、他の会員とのチャットによる会話を楽しむことも可能なケースが多い。 ネット碁で対戦した際の棋譜はSGFなどのファイルフォーマットで記録される事が多く、後で見直すことができる場合も多い。 プロ棋士の公式戦を中継するサービスも同時に行われる場合がある。 利点[編集] ネット碁の利点は、時と場所を選ばず、安全に、棋力に応じた相手と対局できることである[19]。 時を選ばない。ネット碁は24時間運営されており、世界中の人々が接続していることから、ほぼいつでも対局が成立する。深夜営業している碁会所は少ないため、仕事で忙しい人も対局機会を確保できる。 場所を選ばない。近くに対局相手がいなくても対局ができる。このことは、囲碁人口が比較的多いアメリカ、ヨーロッパ、南米など[20]でのレベルと人気の向上に大きく貢献している。囲碁が盛んな日本を含む東アジアにおいても、普段打てないような遠隔地(外国在住の相手と打てることもある)の相手や見ず知らずの多くの愛好者と対局できるという利点から人気が高く、ネット碁を通じた遠隔地の囲碁愛好家とのコミュニケーションもしばしば見られる。 安全性が高い。ネット碁には特有の問題点もあるが、実害がないという点では安全である。例えば、碁会所の不健康な側面(賭け碁、ローカルマナー等)、直接の対局に特有な問題点(喫煙、威圧感を与える言動、碁石や扇子による騒音等)、あるいはそれらに起因するトラブル等を気にする必要がない。また、同一の対局条件が適用され、かつ現に対局者であるという以上の属性(年齢、性別、国籍、社会的地位等)が強調されないため、より競技囲碁に近い対等性・公平性を確保できる。 棋力に応じた相手と対局できる。適正なレーティングが施されている場合、母数が多い範囲から外れた棋力の持ち主(まったくの初心者や級位者、あるいはアマチュア高段者)であっても、常時多人数を抱える大型のネット碁サイトであれば、棋力に見合った相手を見つけやすい。ネット碁の参加者には匿名のプロ棋士が入っていることもある。 安価である。碁会所の席料は1日辺り1000円程度かかることが多いが、ネット碁は有料であっても月々2000円程度であり、利用形態によるが安価に多数回対局することが可能である。碁会所への交通費などもかからない。 問題点[編集] マナーに欠ける打ち手がいることはネット碁に限らないが、ネット碁特有の問題点として相手の顔が見えないことから本人の自制が働きにくく、コミュニティーによる教育や是正の機会に乏しいこともあり、対局の前提自体を破壊するような悪質な行為が目立つ傾向にある。 荒らし : 対局または観戦中に暴言を吐いたり、相手を挑発したりする。 エスケーパー : 負けそうになると投了せずに接続を切って逃げる。あるいは自分が時間切れになるまで対局を放棄する。ただしインターネットの回線品質の問題で、意図せず接続が切れたり、遅延によって時間切れ負けになるケースがあるため、劣勢時に接続が切れたからといって直ちにエスケーパーということは難しい。 切れ負け狙い : 完全に負けている局面であっても相手が持ち時間が少ないときに相手の時間切れ負けや所用で席を離れなければならなくなること等を狙って意味のない手を打ち続ける。 サンドバッガー : 故意に棋力を過少申告したり、意図的に負けてランクを下げたりして、自分より弱い相手をいたぶるように打つ。ただし高段の場合初期登録段位に制限があるケースが多く、また他サイトや碁会所での段位を参考に登録した結果、意図せず棋力を過少申告してしまう場合もあるため、ランクに見合わない棋力であることをもってマナー違反とは限らない。 ソフト打ち : コンピュータープログラムに代打ちさせる。パソコンのスペックにもよるが、2017年現在の市販される囲碁プログラムは、プロ棋士に対して互先で中押し勝ちするほどの棋力がある[21]ため、代打ちによって(本来の棋力に見合わない)上位のランクを得ることも十分可能となっている。 なりすまし : (不正目的で)他人に対局してもらう。あるいは他人を詐称する。特に大会においては大会そのものを成り立たなくさせる深刻な問題である。 このうち、悪質性が明らかな違反行為[22]に対しては、大半のサイトが会員資格停止等を含めた対策を講じている。ただし悪質性が明らかでない、または証明不可能な事例も多く、実質的に参加者の良心に任されている部分が少なくない。 同様のことはチェス、将棋、オセロ、麻雀のオンライン対局でも問題になっている。 脚注[編集] ^ ふぃご村囲碁道場:ポスト碁とRT碁。2015年7月30日閲覧。 ^ MEGAターミナル ^ サンサン ^ GOBASE.org。2015年7月30日閲覧。 ^ 2002年、株式会社パンダネットとして分社化された。 ^ IGS有料化問題を語ろう (1997年8月15日)。2015年7月30日閲覧。 ^ WING:WINGヒストリー(1997年6月17日)。2015年7月30日閲覧。 ^ ISP事業「InfoPepper」の一部として提供されていた(東芝情報システム株式会社:技術情報誌「Wave」バックナンバー:Vol. 3(2003年7月)。2015年7月30日閲覧)。その後、2006年4月に株式会社イージェーワークスに「InfoPepper」の営業権が移管され、2008年にパンダネットとの運営提携及び有料化が行われた。さらに2013年にパンダネットに事業譲渡された。 ^ 棋聖堂:会社概要。2015年7月30日閲覧。 ^ 2003年、韓国棋院の株式会社世界サイバー棋院(現サイバーオロ)との提携により設立された。提携企業の選定を巡る日本棋院内の紛争が話題となった(朝日新聞:提携先の再選定勧告日本棋院のネット対局計画で監査委(2004年4月22日)。2015年7月30日閲覧)。 ^ サンサン ^ 第1回パケット名人戦 ^ 第1期パケット名人戦 ^ パケット名人戦 ^ 日本棋院:囲碁ネット棋戦大和証券杯。2015年7月30日閲覧。大和証券杯としてはネット将棋棋戦も開催されていた。 ^ パケット名人戦 ^ ジュニア名人戦(2002年-) ^ 学生棋聖戦 ^ 岩橋培樹「東アジアに展開される碁ビジネス-現代的な創造産業としての現状と可能性-」。公益財団法人アジア成長研究所「東アジアへの視点」第20巻3号、pp. 30-32。2015年7月30日閲覧。 ^ 日本棋院:世界の囲碁人口分布図(2003年)。2015年7月30日閲覧。 ^ 電聖戦の項目を参照。 ^ 一例としてKGSヘルプ:初心者向けFAQにエスケーパー、荒らし、サンドバッガーの定義が記載されている。また、KGSヘルプ:対局のマナーには日本の慣習を強調し過ぎない、最大公約数的なマナーが記載されている。 関連項目[編集] KGS Go Server GO-NET 囲碁 サンサン タイゼム 東洋囲碁 Smart Game Format GNU Go

囲碁

囲碁(いご)とは、2人で行うボードゲームの一種。交互に盤上に石を置いていき、自分の石で囲んだ領域の広さを争う。単に碁(ご)とも呼ばれる。 目次 [非表示] 1 概要 2 歴史 3 用具・用具に関係する囲碁用語 4 ルール 4.1 着手に関するルール 4.2 置碁 4.3 死活に関するルール 4.4 勝敗に関するルール 5 対局の進行 5.1 序盤 5.2 中盤 5.3 終盤 6 基本戦略 6.1 布石 6.2 石の形 6.3 厚み 6.4 石の働き 7 競技としての囲碁 7.1 段級位制度 7.2 囲碁の大会 7.3 プロ組織 8 競技人口の概要 9 囲碁と数学 10 文化における囲碁 10.1 囲碁の別称とその意味 10.2 囲碁に由来する慣用表現 10.3 囲碁を扱った作品 10.3.1 文芸 10.3.2 映画 10.3.3 文楽・歌舞伎 10.3.4 漫画 10.3.5 落語 10.3.6 その他 11 参考文献 12 脚注 13 関連項目 14 外部リンク 14.1 囲碁入門 概要[編集] 2人のプレイヤーが、碁石と呼ばれる白黒の石を、通常19×19の格子が描かれた碁盤と呼ばれる板へ交互に配置する。一度置かれた石は、相手の石に全周を取り囲まれない限り、取り除いたり移動することはできない。ゲームの目的は、自分の色の石によって盤面のより広い領域(地)を確保する(囲う)ことである。 アブストラクトゲーム、ボードゲームの一種で、ゲーム理論の言葉で言えば二人零和有限確定完全情報ゲームである[1]。勝敗は、より大きな地を確保することで決定される(#勝敗に関するルール)。ゲームの終了は、将棋やチェスと同じように、一方が負けを認めること(投了という)もしくは双方の「もう打つべきところがない」という合意によって行われる。他のボードゲームと比較した場合の特異な特徴は、ルール上の制約が極めて少ないこと、パスが認められていることが挙げられる。 発祥は中国と考えられ、少なくとも2000年以上前から東アジアを中心に親しまれてきた。そうした文化・歴史の中で爛柯(らんか)をはじめとしたさまざまな別称を持つ(#囲碁の別称とその意味)。日本でも平安時代から広く親しまれ、枕草子や源氏物語といった古典作品にも数多く登場する。戦国期には武将のたしなみでもあり、庶民にも広く普及した。江戸時代には家元四家を中心としたプロ組織もでき、興隆の時期を迎えた。明治以降も引き続き広く親しまれ、近年ではインターネットを経由して対戦するネット碁も盛んである。 西洋的な価値観からはチェスなどと同様マインドスポーツ(つまり競技)でもあり、国際囲碁連盟は国際オリンピック委員会が承認する国際スポーツ団体総連合に加盟し、五輪競技としての採用を目指している。中国・広州で開催される2010年アジア競技大会では競技種目として採用された。 日本では古くから親しまれ、駄目、布石、捨て石、定石など、数多くの囲碁用語は、そのまま日本語の慣用句としても定着している(#囲碁に由来する慣用表現)。 歴史[編集] 詳細は「囲碁の歴史」を参照 「碁」という字は本来は「棋・棊」の異体字で、意味も発音も同じだった。現在も中国では「围棋(圍棋)」と書く。日本漢字音での「ゴ」と「キ」の音の違いは呉音と漢音の違いに由来する。 囲碁の実際の起源ははっきりとはわかっていない。少なくとも春秋時代には成立していたようで、『論語』・『孟子』の中には碁の話題が出てくる。中国碁は前漢時代17路盤であったと考えられている。 伝統的な中国碁は、盤上に多くの石を載せたほうが勝ちというルールであった。 初期の碁石は、唐宋期のものが残っている。 その後5世紀には朝鮮へ、7世紀頃に日本に伝わったとされる。そのころから日本の貴族を中心に広く遊ばれ、正倉院には碁盤と碁石が収められている。清少納言や紫式部も碁をよく打ったとされ、枕草子や源氏物語中にも囲碁と思われるものが登場する。 室町時代末期からは碁打ちが公家や武将に招かれるなどの専業化も進むとともに、それまでの事前置石制から自由布石への移行も起こった。戦国時代には戦国武将たちに大いに好まれ、織田信長に日海(本因坊算砂)が名人の称号を許されたと言われる[2]。江戸時代には幕府から家禄を受ける家元制度が成立し、囲碁の技術が飛躍的に向上するとともに、将軍御目見えによる御城碁が行われたり、碁会所が生まれるなど庶民の娯楽としても定着した。 1999年ごろには漫画『ヒカルの碁』の影響で若年層にも囲碁ブームが生まれた。 囲碁は日本のみならず韓国、北朝鮮、中華人民共和国、台湾などでも盛んに行われ、その他にも北アメリカ・南アメリカ、ヨーロッパなどでも行われている。今日、囲碁は世界80ヶ国以上で打たれており、世界選手権も行われている。 レジャー白書によると、日本の囲碁人口は2015年で推計250万人である。2013年の年齢別構成は男+女合計で10歳代11.8%、60歳以上8.1%であった。 用具・用具に関係する囲碁用語[編集] 碁盤 碁石 碁盤 板の上に、直交する縦横それぞれ同じ本数の線分を引いたもの。碁石を置くのは縦線と横線の交点である。一般に、縦横19本ずつの19路盤が使われる。初心者向け、お好み対局向けに13路盤や9路盤、7路盤や6路盤もある。古来使用されたものには17路盤も存在した。 線は最も外側にあるものから順に第1線、第2線、第3線……のように呼ぶ。また第4線の交点や辺の中間、碁盤の中心にある黒点を星と呼び、19路盤の場合、9つある(右図参照)。碁盤の中央にある星を特に天元という。 碁盤の交点座標は、先手の黒から見て、横の座標を左から右に1~19の算用数字で、縦の座標を上から下に一~十九の漢数字で表すことが多く、これは数学の直交座標系における第四象限と考えるとわかりやすい。この場合、右上隅の星は「16の四」、天元は「10の十」と表現する。 座標については、上述の表記が最も伝統的なものであり新聞や雑誌でももっぱらこの表記法が用いられるが、海外の囲碁ファンの増加などもあり算用数字とアルファベットで座標を表現することもある。ただし、その表現方法は統一されていない。横の座標はアルファベット、縦の座標は算用数字を用いるが、「数字の1とアルファベットのIの混合を避けるために、Iを用いないかどうか」、「数字の0とアルファベットのOの混合も避けるために、Oも用いないかどうか」、「縦の座標を上から下にとる(直交座標系における第四象限)か、下から上にとるか(同じく第一象限)」は場合によってまちまちである。 碁石 単に石ともいう。黒・白の二色あり、合わせて碁盤を埋め尽くせる数(黒181、白180)だけ用意される(グリーン碁石と呼ばれる、濃い緑と薄い緑の二色のものもある)。碁石を入れる器を碁笥(ごけ)と言う。盤上の碁石を数える時の単位は「子(もく)」であり、一つを一子(いちもく)、二つを二子(にもく)などと表す[3]。しかしながら、囲碁特有の読み方であるため、「子」が「し」と読まれることもある。「子(もく)」ではなく「目(もく)」の字を当てることもある。 ルール[編集] 詳細は「囲碁のルール」を参照 囲碁のルールには、いわゆる日本ルールと中国ルール、中国ルールを元に台湾で考案された計点制ルールなどがある。いずれもゲームの進め方や勝敗の判定に大きな違いはないが、細かい違いはある。以下は日本ルール(日本棋院と関西棋院による日本囲碁規約)を元に説明する。 主なルールは5つ。 碁盤の線の交差部分に黒と白が交互に打つ。 地(自分の領域)の多いほうが勝利。 相手の石は上下左右を囲うと取れる。 着手禁止点(自殺手) コウ 着手に関するルール[編集] 黒、白の対局者が交互に自分の石を盤上の交互に着手する。着手した石は、取られない限りそこから動かしてはならない。 相手の石を縦横に隙間なく取り囲むと、ハマとして取ることができる。取ることができるようになった石は、着手の後に盤面から取り除かなければならない。下図の場合、黒がそれぞれ1と打った場合、△の白が取り上げられる。取られる1手前の状態を「アタリ」と言い、下図の白石はそれぞれアタリの状態である。 自殺手は禁止(自ら取り囲まれた状態にする手の禁止)。たとえば下図で白が左上aや右上bに打つのは反則となる(黒からは打ってよい)。ただし、その石を打った時点で相手の石を取ることができる場合は例外である。左下cや右下dに打てば▲の黒が取れるため、ここに白が打つのは反則にならない。 石を取るルールと自殺手の禁止のルールによって、囲碁では下図のような石の配置には決してなり得ない。 自分が打つことによって、相手が打った直前の局面に戻してはならない。下図の形で、黒がaに打てば△の白石を取り上げることができる。 しかしその直後、今度は下図のように黒1子がアタリとなっている。白がbに打って黒石を取り返すと、上図の形に戻ってしまう。この形をコウ(劫)と呼ぶ。 これを繰り返すと永遠に対局が終わらないため、同一局面の反復は禁止とされている[4]。つまり上図で黒がaと取った直後に、白がbと取り返すのは反則となる。詳しくはコウの項目を参照。 置碁[編集] 囲碁におけるハンディキャップ戦として置碁がある。これは実力が下位のものが黒を持ち、あらかじめ盤上に黒石を置いた状態でスタートするものである。あらかじめ置かれた石を「置石」という。実力差によって、置石は普通2子から9子の範囲で調節される。なお、置碁においては白が先に着手するため、1子の置石は置碁ではなく定先にあたる。詳しくは置碁の項目を参照。 死活に関するルール[編集] 「死活」も参照 先に述べた着手禁止点のルールから、二ヶ所の離れた空間(眼と称する)を持った石は、決して取り上げることができないことになる。たとえば下図左上の黒は周辺をびっしりと白に囲まれているが、白からはaにもbにも打てないのでこの黒の一団を取り上げることができない。この場合、「黒は生きている」という言い方をする。すなわち、眼を2つ(二眼)作ることができればその石は生きになる。 なお、下図右下の黒は独立した2ヶ所の眼を持っているわけではないため、白からcとdに打って取ることができる。これは二眼ではなく、黒は「死に」ということになる。 自分がどう打っても相手が正しく対応すれば二眼を作ることができない石の一団は「死に」である。終局後に、死んでいる石はハマに加えられる。 特殊なケースとして、両方ともに二眼がないが、互いに手出しできない形がある。これは「セキ」と呼ばれ、双方とも生きとして扱われる。詳細はセキの項目を参照。 勝敗に関するルール[編集] 相手の石が中に入り込んで生きることのできない、自分の石の一団に囲まれた領域のことを地と呼ぶ。 地の面積とハマの数の和の大小によって勝敗を争う。形勢判断などでは、この和の数値のことを地というため、たとえば、黒地○○目、白地○○目などというときは、この和のことを言う。下図は9路盤での終局図の一例。▲の黒石は生きられないため、「ハマ」として取り上げられ、黒地に埋められる。左上から左下に広がった黒地はこれを埋めて29目、右上から右下を占拠した白地は23目で、この場合「黒の盤面6目勝ち」となる。 ただし囲碁では先番の黒が有利であり、その分のハンディとして「コミ」が設定されている。多くの場合コミは6目半とされており、この分を白地に足して計算する。つまり上図では白が29目半になるので、コミを入れて計算した場合「白の半目勝ち」ということになる。 以前のルールでは、これ以上は打っても得をする場所がないと双方が認めて合意すると「終局」となり、その後でダメ(打っても得をしない箇所)を埋めて互いの地を数えることとされていた。しかしトラブルがあったために2006年にルールが改変され、ダメしか残っていなくても、全てダメを埋めてからでないと終局することができないとされた(インターネット対局では、双方がパスをすることによって終局とするケースが多い)。 対局中に三コウ以上の多元コウ、長生、循環コウが発生し、双方譲らず同型反復となった場合、対局は無勝負扱いとなる。詳しくは「コウ」の項目を参照。 対局の進行[編集] 序盤[編集] 通常、対局が始まるとしばらくは布石が行われる。大体の場合は碁盤の四隅に打つことから始まる。なお、初手を四隅に打つ場合は、白番(上手)が右手で打ちやすい隅を残すため、慣例的に右上隅に打つ。 三々(さんさん) 碁盤の隅から3・3の位置のこと。地に対して最も堅い手であるが中央への働きが弱い。 小目(こもく) 碁盤の隅から3・4あるいは4・3の位置のこと。古来から布石の基本とされる。 星(ほし) 碁盤の隅から4・4の位置のこと。現在の布石の花形。また置碁ではこの位置に石を置いて打ち始める。 目外し(もくはずし) 碁盤の隅から3・5あるいは5・3の位置のこと。相手の作戦をくじくための物として打たれることが多い。 高目(たかもく) 碁盤の隅から4・5あるいは5・4の位置のこと。目外しと同じように使われるが、目外しより多少地に甘く(意識が低い)、中央重視の場合に打たれる。 五ノ五(ごのご) 碁盤の隅から5・5のこと。打たれる頻度はかなり低い。 大高目(おおたかもく) 碁盤の隅から4・6、あるいは6・4の位置のこと。 天元(てんげん) 碁盤の中心。中心に打つため四方全ての向きからのシチョウに有利とされるが、五の五・大高目とともに未だあまり研究がなされていない。五の五同様、打たれる頻度はかなり低い。 近年では隅の着点は小目と星が全体の8割以上を占め、高目や目外しなどの位の高い着点はやや特殊な打ち方とされる。これはその他の隅の占め方(打ち方)が、地に甘いとされているからであり、現代は実利が重視されているということを表しているともいえる。しかし、実利が重視されているといっても、最も地に辛い(重視する)三々は目外しよりも打たれる頻度は低い。これは碁が、単に地を奪い合えば良いというだけのゲームではないことの表れであろう。 以下は19路の布石の例である。 二連星(にれんせい) 隣接する二つの隅の星を占める布石のことを指す。黒白問わずよく打たれ、特に白番での使用例が増えている。 三連星(さんれんせい) 二連星の間の辺の星をさらに占めた布石。基本的に実利にとらわれず、中央を目指す碁になる。武宮正樹九段が愛用する布石。 中国流(ちゅうごくりゅう) 隅の星と内側向きの小目に、さらにその間にある星脇(右上を星、右下を小目とすると、辺の星の一つずつ右・下に位置するところ)(小目から見て五間ジマリ)に並べられた布石。打ち出したのは日本人だが、大会で中国の若手が一様に使用しこの名前がついた。お互いの応手により実利・厚みのどちらにも転換することが可能。ただし、戦いになると一本調子になるところがある。加藤正夫などが愛用した。 高中国流 話し言葉の上では「たかいちゅうごくりゅう」と呼ばれ、書き言葉では普通「高中国流」。中国流との違いは辺の石が第三線ではなく、第四線にあることである。そのため実利より戦いを求める布石になる。地に甘いため2000年以降は打たれることが少なくなっている。 ミニ中国流(みにちゅうごくりゅう) 原型は本因坊道策の時代から打たれている。自分の小目の先にある相手の隅の星に小ゲイマガカリして受けさせた後、星脇にヒラく。この星脇の石と小目の位置関係からこの名前が付いた。1990年代から日本・中国・韓国で主に研究され、流行している布石である。 中盤[編集] 中盤は死活の絡んだ戦いになる。互いに死活がはっきりしていない弱い石を意識しながら打ち進める。攻め、サバキ、シノギの技量が問われる。 中盤は、もっとも作戦が富んだところである。基本的な構想をいくつか挙げると、 自分の模様を広げる。模様に手を入れて地模様にする。 相手の模様を制限する(模様を「値切る」という)。 相手の模様に打ち込んで生きる。 自分の弱い石を守る。 相手の弱い石を攻撃することで利益を得る(相手の石を取る、相手の石をイジメながら別の石を取ったり、厚みを築いたり、確定地を作ったりする)。 自分の石を捨てて(相手に取らせて)別のところで利益を得る(捨て石あるいはフリカワリ)。 などがある。高等戦術の例として、自分の模様に隙を残しておいてあえて打ち込ませ、イジメながら各所で得を図ったり、序盤は地で先攻し(必然的に相手は厚みで対抗する)、相手の模様が完成する直前に打ち込みで荒らす手法などがある。 終盤[編集] ヨセは双方共に死活の心配がなくなり、互いの地の境界線を確定させる段階を指す。ただしヨセは必ずしも終盤に起こるものではなく、局面によっては序盤・中盤のように手数が少ない場合でも大ヨセが打たれることがある。互いの地に、およそ20目以下10目以上の差がつくヨセを大ヨセ、およそ10目以下を小ヨセと呼ぶ。 序盤・中盤・終盤には明確な区別はなく、ほとんど序盤のないまま戦いに突入したり、ヨセに入ってからの駆け引きで中盤に逆戻りすることもある。 基本戦略[編集] 大まかに囲っている地域(これを模様という)と最終的な地との間には大きな違いがあり、ゲームの進行と共に、景色が大きく入れ替わる。相手が囲おうとしているところに石を突入させて(打ち込み)生きてしまえば、そこは自分の地となる。相手が地だと思って囲っている壁の一部を、国境を侵害するように切り取ってしまえば、地はそれだけ減ってしまう。逆に、相手が生きると思っている石を殺してしまえば、そこは自分の地となる。戦いの中で相手の地や石と自分の地や石を奪い合う、フリカワリという戦略もある。最終的に相手の石が生きることができず、かつ境界が破られないような領域が地となる。つまるところ、囲碁は石の効率を競い合うゲームといえる。 一般に、両者が最善を尽くしている状況では、相手の石の生きにくさ(地になりやすさ)と模様の広さ(大きな地になる可能性の大きさ)との間にはトレードオフの関係がある。相手の生きがほぼ見込めない領域のことを確定地と呼び、これを優先する考え方を実利重視という。これに対して、将来の利得を重視する考え方が、厚みである。経営における短期と長期のバランスに似て、この実利と厚みの絶妙なバランスが囲碁の戦略できわめて困難なポイントである。とりわけ、厚みの形式的表現が極めて困難なことが、コンピュータ囲碁ソフトの最大の壁であるとも言われる。 布石[編集] 基本的に序盤は隅から打ち進めるのが効率がよいといわれる。これはある一定の地を得るために必要な石数が、中央より辺、辺より隅の方が少なくて済むためであり、その分効率がよいとされるためである。近年のプロの対局では、第一手のほぼ全てが隅から始まっている。第一手を中央に打った対局も存在するが、多くの場合趣向と評される。 石の形[編集] 囲碁のルールは非常に単純であるが、そこから派生する効率の良いほぼ必然的な着手の仕方、つまり石の形を理解することである程度の棋力を得ることができる。効率のよい形を「好形」、悪い形を「愚形」「凝り形」などと呼ぶ。「空き三角は愚形」「二目の頭見ずハネよ」など、格言になっている石の形は多く存在する。 厚み[編集] 碁を打つ上で重要な要素として厚みがある。言い換えれば勢力のようなものである。例として三間ヒラキの真ん中に打ち込もうとする場合、ただの三間ヒラキに打ち込むより、ヒラキを成す一方の石が2石の連続した形(中央方向に立っている)である場合のほうが、より打ち込みは無謀と感じるだろう。これは打ち込まれた石を勢力に追い詰めることで、取ることができないにしても相当いじめられることが予想されるからである。これ以外にも有効に石を連続させておくことで大模様を形成できたり、盤上で不意に発生したシチョウに対しシチョウあたりの効果を発揮するなど、あらゆる可能性をもっている。 石の働き[編集] 囲碁はお互いに着手する回数はほぼ同じなため、その中でいかに効率よく局面を進め、最終的により多くの地を獲得するかが重要になる。この石の効率のことを「石の働き」とも言い、効率が良い状態を「石の働きが良い」、効率が悪い状態を「石の働きが悪い」と言う。石の効率は石の形とも密接な関係にあり、愚形や凝り形と呼ばれる形は総じて石の働きが悪い形でもある。 また、石の働きの評価方法に「手割り計算」がある。局所において白黒双方の形が定まった時点で互いの働きのない石(不要な石)を除外していき、どちらの方が除外した数が多いか、または白黒同じ数だけ取り除き、その時に残った石の働きにより形勢を判断する方法である。手割り計算の概念を最初に編み出したのは本因坊道策とされており、これによって局所戦に終始する旧来の碁の時代が終わり、石の効率を追求するという近代碁の概念が確立された。 競技としての囲碁[編集] 段級位制度[編集] 詳細は「囲碁の段級位制」を参照 囲碁の力量を数値で表すための段級位制度が存在している。アマチュアとプロで認定の仕組みが異なっており、アマチュアでは日本棋院・関西棋院が認定をしている。 アマチュアは、初心者は30~50級から始まり、最高位は八段である.。段級位の認定を受ければ、免状を発行してもらうことができる。 プロは初段から始まり、最高位は九段である。プロ棋士同士の対局の成績によって昇段が行われる。 [icon] この節の加筆が望まれています。 囲碁の大会[編集] 詳細は「棋戦 (囲碁)」を参照 日本では室町時代末期から棋士による大会が行われていた。20世紀に入り日本棋院が設立されると、新聞社の協賛により多くの大会が開催されるようになった。また、戦後からは韓国・中国を中心として世界規模の大会も開催されるようになった。 プロ組織[編集] 「棋士 (囲碁)」および「日本棋院」も参照 室町時代末期に囲碁を専業とする者が現れたが組織化までは至らなかった。江戸時代に家元が幕府より俸禄を受けるようになり公認の職業として職業棋士が成立し、家元を中心とする組織化が行われた。明治になると俸禄が停止され家元制度が弱体、愛好者や新聞社と契約を結ぶものも現れ、職業棋士組織も乱立したが、これらが連合し日本棋院が生まれた。 競技人口の概要[編集] 『レジャー白書』(財団法人社会経済生産性本部)によると、1年に1回以上囲碁の対局をおこなう、いわゆる「囲碁人口」は、1982年の1130万人から、2004年450万人、2006年360万人、2015年250万人と漸減傾向が続いている[5]。 囲碁と数学[編集] 「コンピュータ囲碁」も参照 囲碁は、そのルールの単純性と複雑なゲーム性から、コンピュータの研究者たちの格好の研究材料となってきた。 他のゲームと比較した囲碁の特徴としては、盤面が広く、また着手可能な手が非常に多いため、盤面状態の種類およびゲーム木がきわめて複雑になることが挙げられる。盤面状態の種類は、チェスで1050、シャンチー(象棋)で1048、将棋で1071と見積もられるのに対し、囲碁では10160と見積もられる[6]。また、ゲーム木の複雑性は、チェスで10123、シャンチーで10150、将棋で10226と見積もられるのに対し、囲碁では10400と見積もられており、チェス、シャンチー、将棋と比較して囲碁の方がゲームとして複雑であるとされてきた[6]。 チェスの世界では、1996年のガルリ・カスパロフとの対局で、初めて単一のゲームで世界チャンピオンにコンピュータが勝利した。また、1997年にはオセロの世界チャンピオンであった村上健がコンピュータとの6番勝負で6戦全敗し、2006年にはシャンチーのプログラムが大師との対局に勝利、2012年には将棋棋士(引退)の米長邦雄がコンピュータに敗れた。 その一方でコンピュータ囲碁の棋力は伸び悩み、2000年代初頭においてもアマチュアの有段者に及ばない程度の棋力であったが、2000年代後半に入るとモンテカルロ法を採用したコンピュータの登場により棋力が上昇し、2012年ごろにはアマ六・七段程度の棋力に達した。その後、2016年にディープラーニングの技術を用いたGoogle DeepMind社の開発したAlphaGoが、ヨーロッパのプロ棋士樊麾二段に2015年10月に勝利していたことが公表され、2016年3月に行われた韓国のトップ棋士である李世乭との5番勝負も4勝1敗で制した。Google DeepMind社の発表前は、他のコンピュータプログラムの棋力はまだアマ六・七段程度であり、トップ選手が公の舞台で敗れるかなり前からコンピュータの高い実力が広く知られていた他のゲームとは異なる展開を見せた。 文化における囲碁[編集] 囲碁の別称とその意味[編集] 囲碁にはさまざまな別称・雅称があるが、それらの中には中国の故事に由来するものも多い。 そのような故事由来の異称の代表である爛柯(らんか)は中国の神話・伝説を記した『述異記』の次のような話に由来する。晋の時代、木こりの王質が信安郡の石室山に入ったところ童子たちが碁を打っているのを見つけた。碁を眺めていた王質は童子からナツメをもらい、飢えを感じることはなかった。しばらくして童子から言われて斧を見ると、その柄(柯)が朽(爛)ちていることに気付いた。王質が山を下り村に帰ると知っている人は誰一人いなくなっていた。 この爛柯の故事は、囲碁に没入したときの時間感覚の喪失を、斧の柄が腐るという非日常な事象で象徴的に表している。また山中の童子などの神仙に通じる存在から、こうした時間を忘れての没入を神秘的なものとしてとらえていることもうかがえる。この例と同様に、碁を打つことを神秘的にとらえた異称として坐隠(ざいん)がある。これは碁にのめりこむさまを座る隠者に通じるとしたもので、手談(しゅだん)と同じく『世説新語』の「巧芸」に囲碁の別称として記されている。手談は字の通り、互いに碁を打つことを話をすることと結び付けたものである。 囲碁の用具に着目した異称として烏鷺(うろ)がある。碁石の黒白をカラス(烏)とサギ(鷺)にたとえている。方円(ほうえん)は碁石と碁盤の形からつけられたもので、本来は天円地方で古代中国の世界観を示していた。のちに円形の碁石と正方形の碁盤から囲碁の別称となった。「烏鷺の争い」とも言う。 『太平広記』巻四十「巴邛人」の話も別称の由来となっている。巴邛に住むある男が橘の庭園を持っていたが、あるとき霜がおりた後で橘の実を収穫した。しかし3、4斗も入りそうな甕のように大きな実が二つ残り、それらを摘んで割ってみると、中には老人が二人ずつ入っていた。この老人たちは橘の実の中で碁を打っていた。この話から囲碁は橘中の楽(きっちゅうのらく、―たのしみ)とも呼ばれる。ただし、原文では老人が遊んでいたのは碁ではなく「象戯」(シャンチー)である。 碁盤には、「天元→北極星」、「星→星」、「19路×19路=361 → 1年365日」、「四隅→春夏秋冬」など、自然界・宇宙を抽象的に意味づけているとの主張もあるが、361日と365日は10年で40日(一ヶ月以上)も差があり、こじつけという見方もある。 囲碁に由来する慣用表現[編集] 傍目八目・岡目八目(おかめ はちもく) そばで見ていると冷静だから対局者の見落としている手も見え、八目ぐらい強く見える[7]意から、当事者よりも第三者の方がかえって物事の真実や得失がよく分かる例え[8]。 一目置く(いちもく おく) 棋力に明らかに差のある者どうしが対局する場合、弱い方が先に石を置いてから始めることから、相手を自分より優れていると見なして敬意を表すること。その強調形の『一目も二目も置く』が使われることもある。 なお、ハンデ付で対局する「置き碁」については、2目以上を置く場合をそのように呼ぶことが多く、1目を置く(黒で先手し、コミを出さずに対局する)場合については、一般に「先(せん)」という呼び方が用いられる。 駄目(だめ) 自分の地にも相手の地にもならない目の意から、転じて、役に立たないこと、また、そのさま。 駄目押し(だめおし) 終局後、計算しやすいように駄目に石を置いてふさぐこと。転じて、念を入れて確かめること。また、既に勝利を得るだけの点を取っていながら、更に追加点を入れることにもいう。 八百長(やおちょう) 江戸時代末期、八百屋の長兵衛、通称八百長なる人物が、よく相撲の親方と碁を打ち、相手に勝てる腕前がありながら、常に一勝一敗になるように細工してご機嫌を取ったところから、相撲その他の競技において、あらかじめ対戦者と示し合わせておき、表面上真剣に勝負しているかのように見せかけることをいう。 布石(ふせき) 序盤、戦いが起こるまでの石の配置。転じて、将来のためにあらかじめ用意しておくこと。また、その用意。 定石(じょうせき) 布石の段階で双方が最善手を打つことでできる決まった石の配置。転じて、物事に対するお決まりのやり方。 捨て石、捨石(すていし) 対局の中で、不要になった石や助けることの難しい石をあえて相手に取らせること。転じて、一部分をあえて犠牲にすることで全体としての利益を得ること。 死活(しかつ)、死活問題(しかつもんだい) 石の生き死にのこと。また、それを詰碁の問題にしたもの。転じて、商売などで、生きるか死ぬかという問題ごとにも用いられる。 大局観(たいきょくかん) 的確な形勢判断を行う能力・感覚のこと。転じて、物事の全体像(俯瞰像)をつかむ能力のこと。 目算(もくさん) 自分と相手の地を数えて形勢判断すること。転じて、目論見や見込み、計画(を立てること)を指す。 囲碁を扱った作品[編集] 文芸[編集] 『源氏物語』「空蝉」「竹河」「手習」「宿木」 『枕草子』「心ゆかしきもの」「遊びわざは…」「碁をやむごとなき人の打つとて…」 川端康成『名人』 斎藤栄『黒水晶物語』『黒白の奇蹟』 竹本健治『囲碁殺人事件』他 内田康夫『本因坊殺人事件』 水原秀策『黒と白の殺意』 遠田潤子『月桃夜』 トレヴェニアン『シブミ』 シャン・サ『碁を打つ女』 ノ・スンイル『オールイン』 映画[編集] 『未完の対局』佐藤純彌監督(南里征典による同名ノベライゼーションもある) 『π』ダーレン・アロノフスキー監督 『ビューティフル・マインド』ロン・ハワード監督 『呉清源〜極みの棋譜〜』田壮壮監督 文楽・歌舞伎[編集] 祇園祭礼信仰記、金閣寺の段 - “国崩し”松永大膳と此下東吉との対局から碁笥を利用した決定的な場面につながる。この話は囲碁用語を解さないとストーリーが理解できない。 漫画[編集] 山松ゆうきち『天元坊』 島本和彦『逆襲棋士瞳』 倉多江美『お父さんは急がない』『続・お父さんは急がない』 ほったゆみ(原作)・小畑健(画)『ヒカルの碁』 岡野玲子『陰陽師』 諸星大二郎『碁娘伝』 川原泉『かぼちゃ計画』 竹本健治『入神』 赤塚不二夫『ニャロメのおかしなおかしな囲碁格言』 モリエサトシ『星空のカラス』 落語[編集] 笠碁 碁泥 その他[編集] アタリ - アメリカ合衆国のゲーム会社。創業者のノーラン・ブッシュネルが囲碁好きで、囲碁用語から社名を取ったというエピソードは有名。詳細はアタリを参照。この後に子会社として「テンゲン」、ノーランが次に作った会社に「センテ」(ノーラン・ブッシュネル参照)があった。 1988年より、市名が囲碁を想起させる青森県黒石市(白石黒石囲碁交流を促進する会)と宮城県白石市(白石黒石囲碁親交会)との間で親善囲碁将棋交流大会が毎年開催されている。 1968年にイギリス・トランスアトランティック・レコードから発売されたジョン・レンボーンとバート・ヤンシュのLP『ジョン・アンド・バート』のカバーには、両人が囲碁にうち興じる写真が使われている。 参考文献[編集] 中山典之『囲碁の世界』岩波新書 1986年 『囲碁・将棋文化史展-その伝来から近代まで』国立国会図書館 1988年 『江戸時代の囲碁の本―文化遺産詳解』日本棋院 1996年 水口藤雄『囲碁の文化誌―起源伝説からヒカルの碁まで (碁スーパーブックス) 』日本棋院 2001年 脚注[編集] [ヘルプ] ^ 日本の公式戦で使用される囲碁のルールである「日本囲碁規約」の規定上は対局者が合意しないと、無限に続く可能性もあるため、有限なゲームとは分類されないが、事実上有限なゲームで、広くプレイされているゲームであるため、適切な停止条件を考慮した上で、二人零和有限確定完全情報ゲームとして研究されている。 ^ 実際に「信長から名人の称号を受けた」かには異論もある。詳細は本因坊算砂を参照。 ^ ふりがな付きの使用例:日本棋院発行の月刊碁ワールド2012年10月号38ページ、週刊碁2012年11月19日号18面1段最終行。 ^ 「直前」のみならず、対局中のすべての同一局面の再現の禁止はスーパーコウルールと呼ばれる。日本ルールでは採用されていない。 ^ 「レジャー白書に見るわが国の余暇の現状」 ^ a b Yen, Chen, Yang, Hsu (2004) "Computer Chinese Chess" Archived 2015年7月9日, at the Wayback Machine. ^ 日本棋院「別冊囲碁クラブNo.37囲碁雑学ものしり百科304ページ「岡目」の項 昭和56年12月」 ^ “おかめはちもく”. yahoo辞書. 2012年3月10日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年1月14日閲覧。 ただし「八目」が「八手先」を指すと解釈するのは無理がある。 関連項目[編集] ウィキメディア・コモンズには、囲碁に関連するメディアおよびカテゴリがあります。 ウィキブックスに囲碁関連の解説書・教科書があります。 ウィキニュースには囲碁に関連するニュースのカテゴリがあります。 10 sided die.svg ポータル ゲーム 囲碁用語一覧 囲碁の形勢判断 囲碁の手合割 囲碁界 日本囲碁大系 現代囲碁大系 詰碁 NHK杯テレビ囲碁トーナメント 囲碁の時間(NHK囲碁講座) キツネとガチョウ 外部リンク[編集] 日本棋院 囲碁公式ホームページ 公式サイト 関西棋院 公式サイト 日本ペア碁協会 公式サイト 世界ペア碁協会 公式サイト 中国围棋协会 台湾棋院 韓国棋院 囲碁パンダネット 囲碁入門[編集] 楽しい囲碁入門(日本棋院) 囲碁入門(関西棋院)